2023.03.19
ゲルボールペン「ユニボールワン P」 を買ってきました。
先月くらいに発売されて話題になっていたボールペンです。
久々の外出と重なったので早速1本買ってきました。(税込み定価 550円)
ゲルボールペンのユニボールワンから、短め・太軸になった新製品です。
店頭で手に乗せてみると、コロコロな雰囲気がネットの画像で見るより遙かに上をいく可愛さ!
※上写真の手帳バインダーはミニ6サイズです。
くすみパステル系が中心な軸色も素敵。
私が購入したのは0.38の芯が入ったうすみどり色の「はっか」です。
線幅0.38と0.5の2種類がありまして、軸色は下記リンク先のように分かれています。
(インクの色は全て黒です)
○ユニボール ワン P|日常の中で癒やしを感じられる、ぽてっと愛おしい軸形状
短寸ながらも持ちやすく書きやすい、最適形状を目指しました。
もともと、ユニボールワンは
主に普及型の白軸タイプ
○ユニボール ワン 三菱鉛筆株式会社
と、
ユニボールワン F というオシャレな軸色+ラバーグリップの無いデザインの
○ユニボール ワン F|ボールペン|三菱鉛筆株式会社
に分かれています。
私は既に「F」の0.38 消炭 と、0.5 茜空 を使用してます。
今回の「P」は、このFタイプの流れをくんだものですね。
ツヤ無し表面のサラッとした触り心地も一緒です。
新しい「P」の何に感動したかというと、レギュラー軸(長いほうの軸)と同じ芯が使えるということ!
ミニ軸用の芯を別途用意しなくても済むのがとても親切。
ひねると、軸の中央付近で分離して芯の出し入れが出来ます。
(締まっている時の継ぎ目のわからなさ、けっこう驚きます。)
先端からノックボタンまでの、軸の中をみっちり活用して芯が入ってるのでした。
ついでに言ってしまうと
レギュラー軸のユニボールワン芯が入るということは、他のゲルボールペンの芯(単機能ノックタイプの軸)もたいてい換装出来てしまう
ということも見逃せません。
私が試したところだと、何年も前から愛用で芯を箱買い済みのシグノRT-1、それ以外にジェットストリームやエナージェルも入っちゃった。
他にもいろいろいけると思いますので、近いかたちの芯に心当たりがあればやってみて下さい。
(ジュースアップは駄目でした)
ユニボールワンそれ自体も、限定含めてかなりの多色展開です。
それらの芯をP軸に入れて楽しむのも新鮮かと思います。
M5手帳にもピッタリ合うコンパクトさが評判のP軸ではありますが、太い直径のおかげで手の中でもしっかりと安定する書き心地。
持ち歩き用や小型手帳用 など、ミニペンにありがちな使いみちに絞ってしまうのは勿体ないです。
レギュラー軸(F)を使い始めた時も質感や書き心地に感心しましたが、Pもなかなかすごい。
これは1本じゃ済まないであろう予感。
ユニボールワンは、ゲルボールペン界隈で群を抜く「まっくろけな黒インクの濃さ」に定評があります。
いい意味で目と記憶にささる濃さなので、勉強用にも推奨されているゲルボールペンなのです。
今回購入のP「はっか」軸は0.38ですが、試しに上記F軸の茜空に入っていた0.5芯に付け替えてみたところ、細字ぐらいの万年筆でカーボンインクをフロー良く使ってるような...
みずみずしいまっ黒けな筆記になりました。
0.38だともうちょっとキリッとした真っ黒けなのですが(?)、私は0.5のたぷっとした筆記感がすっかり気に入っちゃった。
というわけなので、
まずは純正の芯でくっきりな黒を味わい、2本目以降で中身を遊んでみるというのも良いですよね〜
(パステル系の軸色同士で上下を組み替えたりしたら...きっと可愛いですよね〜)
と、次の買いものを楽しみにしているところです。
※能率手帳ゴールドとの大きさ比較は下のような感じです。
(唐突に写されたアガベは、室内でも良い感じに育っている笹の雪です)
○ユニボールワン ← Amazonでユニボールワン(のいろんな種類)はこちらです。
限定軸色・限定インク色・多色セットなど。
Pは本日現在 発売したてなので品薄かも。
○ユニボールワンP ← 楽天では取扱がぼちぼち始まっています。
[文房具--その他筆記具] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2023.03.17
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を観てきました。
なかなかユニークな作品であることはコミミにはさんでいましたが、アカデミー賞を7冠獲ったと聞いて(それ以外の予備知識はほぼ無しで...)早速出掛けたのでした。
○映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』公式サイト
いやーもう全然、こういう感じだとは予想してませんでした。
話の大筋はそんなに変じゃないし、パラレルワールドものは日本のアニメなどでも浸透してますよね。
しかしこのエブエブ ←略称、ひたすらものすごいエネルギーで投げ飛ばすが如く物語をバシバシ進めていくのです。
まあ上品とは言い難い表現も多いし、人によっては気絶するかもしれないくらい絵がチカチカ入れ替わっていくところもあるので要注意だし(私は薄目で見たよ)、人を選ぶというか、賛否両論はありそう。
私も正直言って「なんでこれがアカデミー賞?」と引き気味で見てました。
ただ帰宅後、時間が経つにつれて頭の中でおさらいすると、景色が混沌過ぎたゆえにすぐには受けとれなかった件に気付いて。
実はけっこうメッセージ性はあるよな...という感想です。
でも、ホント変わってるし、嫌いな人は嫌いだろうから。無理して見なくてもいいよ!とは言っておきたい)
アジア系移民としての境遇の厳しさだとか、世代によってはまだまだ受け入れられないので家族間でも衝突が起こるジェンダー関連の問題など。
あの選択肢をとらなければあり得たかもしれない(幸せになっていたかもしれない・夢が叶っていたかもしれないetc. それに比べて今は?)という考えに捕らわれてしまうことのラクさと弱さについても、ずいぶん考えさせられました。
マルチバースに生きる自分に夢を預けたいというのは人間みんな思うことなのかな。
こんな時代だしね。
などなど。
ミシェル・ヨーは、強く賢く美しい!という方向のリーダー的な役柄でしか見たことがなかったので、今作のキャラクターはとても新鮮でした。
あと、あんなおっかない感じ+ダルダルなおばさん的見かけに徹してるのに、ジェイミー・リー・カーティスは素敵。
私、ファンなのです
あと、石!
脳内で(?)hahaha! などと語り合う石の場面は心安らぎました。
動眼シール買ってきてそのへんの小石ですぐに作れそうですけれど、制作会社のA24で公式販売されてます。
○Everything Everywhere Pet Rock™ – A24 Shop
人の世の儚さについて考える時にじっと見つめたい。
[映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2023.02.24
「週間ブロック」の手帳を使ってみることにしました。(NOLTY エクリB6)
買っておいた4月始まりの手帳、いよいよ来週から使用開始が可能!:水曜日に3月になるから:と知りました。
時間の速さに驚くと共に、年度末のあれこれがまだまだ終わっていないことに焦る本日です。
今回の手帳、「週間ブロック」という、今まで一度も使ったことがない罫線のものです。
だいぶ以前から、デルフォニクスやハイタイドといった(Loftの手帳売場でよく見かけるような)オシャレ可愛い表紙デザインの手帳群でこういうのを目撃していたので、どうなんだろうと気になっていました。
それが近年、NOLTYや高橋書店といったお馴染みのビジネス系手帳にも進出しているとわかりました。
世相的にリモートワークなどの日常も増えて、時間軸でガチガチに縛るようなレイアウトでなくとも仕事向けに支持されると判断されたのかな?
(歓迎...!)
○能率 NOLTY 手帳 2023年 4月始まり B6 ウィークリー エクリ 8 ダークグレー 9895 ← Amazonで買いました
システム手帳バイブルサイズとの親和性があるからなのか?
最近の自分は、手帳もノートもA5よりB6を選ぶ傾向にあります。
大判過ぎずコンパクト過ぎずというサイズ感に絶妙な使いやすさを感じます。
つまり、B6のノートカバーが増えるフラグです!
中身はホワイト系の紙で構成されています。
NOLTYのノベルティで貰った無地ノートで使用経験があるので、さほど厚みがあるわけでもないのに万年筆でもばっちり書きやすい手帳用紙であることは認識済みです。
週間ブロックは、こんな感じ。
1ページが田の字に4分割されたレイアウトになっています。
1マス目は週間の総合的なメモに使え、2マス目から横向きに見開きで日付が進んでいく流れとなっています。
日付毎に、1行1件のToDoをザーッと重ねて書いていくのに適した、縦長なデザイン。
カードっぽく使えそうな気がします。
チェックボックス付の行が5段あり、その下は薄いドット罫になっているので、貼りものやイラスト用にしても。
巻頭の月間プランや月間ブロックも使いやすそうです。
B6エクリのシリーズは、もうひとつ、エクリplusという値段がほんのちょっと高い豪華版なグループがあります。
主要な中身ページは普通のエクリと全く同じなのですが、巻末にログなどの付録ページが充実しており(16ページ多いとのこと)、カバーもくすみパステルに金具を組みあわせたエレガントなデザインになっていて店頭で実際手に取りましたがとにかく素敵なんですよ!
○能率 NOLTY 手帳 2023年 4月始まり B6 マンスリー エクリPlus 8 ベージュ 9857 ← Amazonではこちら
それでもなお普通バージョンのエクリを選んだ理由は、巻末のメモページがいつも使い切れない罪悪感に悩まされる...
という個人的な事情によります。
徹底的に1冊を使い込むのなら良いのですが、複数併用しているのでどうしても余るんだよなあ。
こちらのエクリのカバーは深めの細かい凹凸が型押しされた、丈夫な合皮です。
濃いめグレーの色といい、太めの軸も入るペン差し付といい、仕事用として文句無しなデザイン。
以前から、週間を8分割したオーソドックスなメモタイプのレイアウトのシステム手帳リフィルを当日ToDo用として使っていまして、
(今回の週間ブロックと違い、1ページを4段に分割して週間見開きにしたデザイン。
どのメーカーからも出してる超基本タイプかと思います)
これがストレスなく便利に使えているので。
同じように運用できそうな新しいレイアウトも試したくなったのでした。
私にとって「当日ToDo帳」というのは...
その日にやるべきことや やり終わったこと、明日以降に忘れてはいけない用事を毎日書いていく、別に手帳じゃなくてチラシの裏でもやっていけそうなざっくりしたメモ張です。
今までの手帳人生で、この目的ではほぼ日手帳を使うことが多かったです。
しかし、ToDo書くだけだったらA6でも広すぎることが判ってきました。
結果、B6くらいを4分割したこれくらいの紙片的な面積が、どんな日になろうとも程々の埋まり具合となり、ちょうどいいなと。
見開きで1週間のやること
(出来るかは別として、やろうと思って書き込んだこと含)
が見渡せるので、1日1ページ手帳よりも行動や自分の頭の中の流れがよく見えてくるのも利点かな。
そんな経緯があり、見開き8分割の愛用者としてはニューフェイスの週間ブロックも試してみます。
このレイアウト、バイブルサイズなどで作ると1日毎が縦長過ぎてしまうかもしれないんですが、システム手帳用でも広まって欲しいです。
わくわくしますよね、来週から新しい手帳。
使用感は追って書きたいと思います。楽しみ!
[文房具--手帳・ノート] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2023.02.02
「くまのさかだちまくら」を使い始めました。
今年最初の「まぁまぁ深めに悩んで決意した」買いものです。
それは文具でもApple製品でもなく、枕...
これまでのがしっくりきていない理由は、年齢的な件で頭から熱気が立ちのぼるようになったとか、病気が大変だったのときの諸々が原因で体型が微妙に変わってしまったとか?
いろいろと考えられるのですが、とにかく起床時の感覚が近年はスッキリしません。
(ニ○リで数百円の安いのから有名なメーカーの2万円ぐらいのまで、ずいぶん試したのでした。
これがいわゆる、枕ジプシー?)
・・・というわけで今回、藁にもすがる思いでポチってみたのが『くまのさかだちまくら』です。
○くまのさかだちまくら | おきがる寝グルメマガジン ねむれないくまのために
買うと決めた時、家族からはさんざん「可愛い名前に騙されてるのでは?」的な心配をされましたし、自分でもちょっと「そうかもしれない」と感じましたけれど....
発売当時から(枕ジプシーとしてはアンテナが反応し)、かなり試してみたかったのです。
横向き寝に適している枕は他社のも含めていろいろ調べましたが、身体の側面に向かって下がっている(逆U字型)とか、両脇が高くなっている などの要素はそんなに珍しくはないんです。
しかし、そこを「くまのさかだち(クマの頭が逆になったやつ)」とうたうところが、もうね!ほぼ日っぽいよね...
○Vol.6 オリジナルまくらデビュー!くまが逆立ちしたらまくらになった。 | おきがる寝グルメマガジン ねむれないくまのために
長さ85㎝×幅44㎝
高さはいちばん低いところが3㎝(くまの顔中央)、高いところが5㎝(くまの耳)
中身は柔らかめのパイプで、重さは約1300gです。
枕の各所が仕切られてパイプの出し入れ調節口があちこちに有ります。
開封直後はずいぶん立体的(凹凸高低差がある形状)ゆえに厚みを感じたので、低い枕信仰が根強い私としては「やっちまったか」と感じました。
しかし実際使ってみると、だいぶ低めの標高3㎝という位置で頭が落ち着くようになっているのです。
なので当初の数日は、肩〜首あたりから上が枕にしっかりフィットするよう、頭の置き場所を慎重に位置決めしました。
横向き習慣がある場合、クマの耳の「山」の麓にある凹みに頭を預ける感じだと安定することも発見。
本体表面はふわふわした柔らかい層が乗っており、パイプ素材特有のザクッとした輪郭はほとんどわかりません。
(別売の補充用パイプを更に詰めると硬さは出てくると思います。
私はどの位置も増減せずデフォルトの封入量で使用。)
最初の起床後は正直、首がだるかったです。
今まで、首元にいったん厚みがあってから後頭部が少し低くなる、凹凸が仕込まれた枕を使ったことがないからかもしれません。
しかし、2日目・3日目と経つにつれてその感じは消えました。
横向き寝は、耳に頭が寄りかかる感じになるのでだいぶラク。
仰向け寝時の凹みよりは高さも上がるので肩も苦しくない。
寝返りもしやすいです。
頭が暑くなるのは体内からの症状なのでどうにもならないのですが、パイプ素材であるせいか埋まるほど柔らかいわけでもなく、枕に籠もった自分の体温がつらいと思うこともなくなりました。
無意識のうちに、涼しい場所を(寝返りで)探しあてて対処出来ている感じもあり...
1万円以上したので値段ゆえの思い込みがないかどうか、無理して褒めるつもりでいないか、慎重に脳内で検証したんですこの2週間ほど。
結果、「全く試さず買ったわりには当たりでは?」というじわじわした嬉しさがあります!
今までの枕と違うのは、横になってから睡眠に入る時間がかなり短くなったのです。
これって、けっこう私に合ってる枕なのでは?
私は、茶色のパイル地のカバーが付属しているものにしました。
当然ながら、クマ型な形状にピッタリと被せられる作りなので満足ですが、それなりの値段はするので洗い替えにもうひとつ買うべきか(次は白?)ちょっと悩んでいるところです。
大きめのタオルを上に敷いたりすれば代用は効くと思うのですが。
きめ細かいマイクロファイバーのような肌触りのパイルなので、これの通気性など込みで枕の機能なんだろうな...と思うとね。
薄めで繊細な感じの生地なので、度々の洗濯を含めた耐久性はちょっと心配。
あと、爪先が荒れていたりすると、ピッと引っかかってそのままツツーと糸が飛び出します。
いきなり初日にやってしまったので「うわあああ」となりました。
(負けない)
寝具系は本当に、ある人には良くても別の人には全くダメ!と評価が割れまくる分野。
身体のかたちも好みも人それぞれだから仕方ない。
だからこれも、文具などと違い「これ良いから!買って損ないから!」と大きい声でおすすめはしにくいです。
あくまでも
「私は買ってよかったです。私の肩と首と頭には当たりでした」
というレビューになりますので、参考にして頂ければと思います。
参考までに
・平均的な人よりは首が細長い
・標準サイズの帽子では苦しいくらいには頭が大きい:後頭部もまぁまぁ出ている
・肩幅は狭く痩せ気味
というのが私の体型です。(E.T.みたいな感じを想像して...)
枕は解決した気がするので。
さて次は、だいぶ硬めのマットレスが何とか出来るかな?
と、相変わらず寝具ジプシーは歩き続けるのでした。
[物欲&オススメ品 その3] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2023.01.30
システム手帳の貼り込みリフィル 半年分20コまとめ
何年か前から、バイブルサイズのシステム手帳に延々と作っている買い物記録のような絵日記のような、ゆるーい感じのスクラップブックです。
頻度は月によりばらばらなんですが、意外と途切れずにページが増えてきてます。
貼りもので分厚くなったリフィルをパリパリさせながらめくるのも楽しいです。
ここに載せるのを忘れちゃっていた期間中のうち、約半年分(昨年6〜今年1月前半くらいまで)の画像を並べておこうと思います。
体調的に、わりと「底」だったところから暑い夏を抜けてじりじり這い上がって頑張ったなあという思い出深い期間になります。
わくわくと買いものに出掛けるような機会もほとんどなかったので、おやつ包装のスクラップが多め。
すき間に埋めてある文章も全く関係無い話だったりして...いわゆる「映える(ばえる)」デコレーションも皆無であります。
基本、オーセンのほうに綴じて管理(や撮影記録を)していますが、いっぱいになってきたら植物観察メモと合わせてブレイリオ コードバンの19ミリ、もっといっぱいになってきたらセリアの紙製バインダーのほうに入れて本棚に格納しています。
適当なタイミングで綴じ替えが出来るのもシステム手帳のいいところ!
●過去記事
・ブレイリオのシステム手帳が増えました(チョコ色のコードバン)
・「システム手帳 STYLE vol.2」を読みました。(ノックスブレイン オーセンのバインダーも使ってます。)
・・・というわけで例によって
Instagramのほうには調子がよければ週1くらいの出来次第ペースで、
もうちょっと解像度高め かつ 使用筆記具などいろんなタグをつけてアップしていますので覗きに来て頂ければ幸いです。
(ブログでは備忘録的な小さめ画像ですみません。)
今までの、同じテーマのページは下記にまとめてあります。
●カテゴリー:手帖絵日記 バックナンバー
[手帖絵日記] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2023.01.23
ベランダ園芸休業中...(アガベなどLED栽培はじめました)
ここ何年かで楽しく取り組んでいたベランダ園芸ですが、残念ながら現在は屋外植物は完全撤去状態。
個人的な理由でなく、建物全体が大規模修繕(マンションの築後15年目くらいで必ず行われることになっている改修メンテナンス工事)に入りまして、期間中はベランダの使用が禁止に!
床材や外壁塗装のリニューアルもあるので、私物は一切置けません。
網戸すら室内保管。物干し竿とエアコンの室外機のみOK。
外も足場が組まれて工事幕が張られているので毎日うっすらと暗く、天気もよく分からない...。
もちろん、工事の予定は以前からわかっていたことなのでおおよそ1年前くらいから
「来年の今ごろはベランダをすっかり片付けなくちゃダメなんだ(こんなにジャングルだけど大丈夫か?)...」
という心配が発生しはじめ、対策ノートなんて作っていたなあ。
しかし昨年の夏は、今まで以上の過酷な暑さと日照の強さでびっくりするほどたくさんの草花が枯れました。
もうそれだけで半分以下の鉢数になってしまった程で衝撃でした。
ベランダは、天気予報より数段温度が上がる環境なので本当に夏が大敵です。
秋にかけて鉢も植物も並べていた棚もかなりの数を処分し結局、最後に残した植物はアガベやマンガベと、小鉢の多肉植物(←群生していたものは株分けして超縮小化)となりました。
というわけで、現在どうやって植物を維持しているか?
という本題になりますが、室内育成用のLEDライトを用意したのでした。
植物棚として、メタルラックも購入です。
(いずれベランダで使用するつもりなので、雨に強い塗装になっている屋外用のもの。)
LEDライトについては、事前にかなり情報を集めました。
昨今のアガベや塊根植物育成の流行もあり本格的な良いものが次々に発売されていまして、多くのYouTube動画やブログで予習することが出来ました。感謝!
とりあえず現在のところ「これを買っておけば間違いないだろう」の代表格であるのがbarrelから出ている「Amateras」や「Tsukuyomi」です。
○【TSUKUYOMI LED 20W】植物育成LED 太陽光LED アクアリウムLED テラリウム 室内太陽光LED ホワイトボディ | TSUKUYOMI SERIES | BARREL 公式サイト
○barrel TSUKUYOMI (ツクヨミ) LED 20W ←Amazonではこちらで買えます。
なんとなくブランド的な憧れもあり、今回はツクヨミのほうを選んでみました。
周囲の暗さにも映える、ほんのりと温かみを感じるとても美しい光色。
アクアリウムなどに使っても雰囲気が出そう。
そして、YouTubeで普段からよく見ている植物店のチャンネルで、観葉植物の育成や売場での設置にお勧めされていた「プランツネクスライト」も買ってみたのでした。
2メートルくらいの距離から1灯で照らすだけでもかなり効果があるとのこと。
それにしても、ちゃんとした育成用ライトはそれなりに高額で。
ちょっと名が知れているものだと、1個1万円前後はかかってしまうかなあ。
しかも普通の電球と違ってとても重い(tsukuyomiだと350gある)ので、スタンド類は頭が下がらないようしっかりしたものを使わねばなりません。
○【フレキシブルアームライトスタンド】ブラック 高さ調節機能付き 植物育成ライト | 照明器具製品,PLANT STAND | BARREL 公式サイト ←床置きでこれを使っています。分解すると薄い箱に収まります。
○【E26 PLANT CLIP-A】 ←クリップ式はこちら。メタルラックの端っこを挟んでアガベたちに使ってます。首が強いのでおすすめ。
↑ これはスタンドをまだ買ったばかりの頃。組み立てて試運転してみました。
照射位置は3段階に変更出来、かなり高い場所から照らすことも出来ます。
アガベ愛好家な方々の部屋の映像を見ると、ダクトレールから電球をたくさんぶら下げて、銀座伊東屋11階の野菜工場のように輝く植物棚の見事さよ...
(合計金額や電気代などをつい考えてしまう)
↓ こんな感じで首をいろんな角度に曲げられます。
スイッチは、コードの途中でカチカチとON/Offするシンプルなスイッチ式なので、コンセントタイマーなどで自動化できます。
しかし正直、(我が家の場合は)まずは今回のひと冬を乗り越えるだけの装備としてどのへんがコストパフォーマンス的に正しいのか、けっこう悩みました。
ちなみに、1日12時間照射で電気代はLED1個あたり 月200円くらいとのこと。
値上げ前の時期からの記述なので、今冬はまた違うことでしょうし...
幸い、うちの多肉群のなかで特に強い光を必要とするアガベなどは、去年買ったばかりの直径10センチ未満の鉢に植わった小苗がほとんど。
1灯の照射範囲内にぎゅっと固めて置くことで電球数を節約する!
という涙ぐましい作戦で日々を乗り切っています。
室内観葉のモンステラやいくつかのフィカス(ゴムの木)、多肉植物のハオルチアなどは少なめのLEDでも健全に反応してスクスク育っている感じがあります。
いっぽうで多肉植物のエケベリアは室温が高すぎて、紅葉しないどころか野菜のようにモサモサ茂り中。
本当は寒めの外気とお日さまに当ててこそ、色づいたりふっくらしたりでお花のように可愛くなる品種ばかりなんですが。
室内での現在はだいぶ違う植物のように顔つきが変わっちゃった(笑)近いうちにぱちぱちと切って仕立て直ししないとなあ。
室内で小さめの観葉植物などを並べて使っているメタルラック(ルミナスのガーデンラック)は、粉体塗装仕様になっていて雨にも強いとのこと。
落ち着いたブロンズ色でカッコいいです。
70センチ巾のと、30センチスクエア巾の それぞれ4段仕様を買いました。
工事明けには外に出してベランダの鉢棚にする予定です。
今までの安価なプラスチック棚は、鉢の重さでどんどん歪んで下がってきていたので、メタル棚ならしばらく大丈夫でしょう。
○鉢・プランタースタンドにおすすめのスチールラック|ルミナス公式通販サイト
○[ドウシシャ]ルミナス ガーデンラック ポール径19mm 屋外使用可 ガーデニング専用ラック 4段 幅69.5×奥行29.5(上部奥行24.5)×高さ121.5cm GR7012BD-4
↑ Amazonではこちらです。
というわけで、LED環境についてはまた続きを書けたらと思いますが。
太陽光(無料かつ万能さにおいてはどんなLEDライトをぶら下げても敵わない!)の素晴らしさが身に染みる冬です。
姿かたちよりはまずとりあえず、5月くらいまでの室内期間をなるべく犠牲少なく乗り越えてもらい...
いずれまた新しいベランダで、日差しの元で育ててやることが、初心者なりの目標なのです。
[ベランダ園芸のこまごま] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2022.12.31
新年の能率手帳ゴールドへ引っ越し準備をしました。
年末ギリギリまで使用中の能率手帳ゴールドですが、2023年版へ引っ越し目前となりました。
表紙の革もふわふわに成長(熟成?)して手に馴染んみ、楽しくなっていたタイミングで、ちょっと勿体ないんですけれどね。
●過去記事:能率手帳ゴールド、16年目が届きました。
ここ数年繰り返している作業ではありますが、2023年版も「6時のところ」に薄く縦線を引きました。
0.3ミリ芯のシャーペンを使ってみました。
この6時以降の四角いエリアは、行ったお店や通販で届く予定などを簡単にメモしておく習慣が定着です。
その他は、至って普通に真面目なスケジュール帳となっています。
仕事の進行や経理的な金額メモも多め。
将来「あの件どうだったっけ」「今と同じ時期の○年前は何やってたっけ」となったときにパッと開いてなるべく困らないよう、大事なことを置いとけたらいいな〜という方針で。
今年はなんとなくフカフカと厚みがあるんですが、右ページにちょこちょこと貼りものしてるからですね。
いわゆる手帳デコではなく、圧倒的に多いのは植物の苗や鉢についてた値札シール。
「サンスベリア 498円」とか書いてある...
あのときこれ買ったなあ とか、このとき買ったあのコは暑さで枯れちゃったなあ等々、記憶が値札とともに蘇るので。
(ボールペンなどの筆記具についてる小さなバーコードシールも入手した日の横に貼ったりしてます。)
今年も見返しの部分に貼り付けているのは、竹尾の通販で購入したイタリアの美しい紙、ベルチーニです。
入手は10年近く前ですが、厳重保管中なので特に劣化はしてない感じ。
色違いや絵柄違いでたくさん持ってますので、これからも活用し続けます。
●過去記事:イタリアのデコレーションペーパーを注文しました。
というわけで、来年もまたお世話になります。
その他の手帳やリフィル類は、気が向くままに しかし可能な限りミニマム構成で(なるべく手持ちのノート在庫を消化したいので...)運用していく計画です。
さてどうなるかなー
[文房具--手帳・ノート] | 固定リンク | コメント (2) | ↑top
2022.12.21
伊東屋コラボの「safari×itoya copper 01」が届きました(漢字ニブ)
ラミーの新しいペン先(漢字ニブ)、噂にきいてましたがレア過ぎてなかなか入手出来ませんでした。
今回、伊東屋コラボの「safari×itoya copper 01」という名前のサファリが発売されると知り、漢ニブ付きの軸も出るとのこと。
これは良い機会だ! と、オンラインストアでの発売日をしっかり手帳に書いて待機していたのでした。
○【新製品】漢字ニブも登場!伊東屋限定の大人のためのサファリ LAMY safari×itoya copper 01万年筆|お知らせ一覧|伊東屋オンラインストア【ギフト包装無料】
○【伊東屋限定】サファリ x itoya カッパー01 万年筆 | 伊東屋オンラインストア
↑ 漢字ニブだけは度々品切れになるのですが、その後に補充もされているようです。
今までの限定軸でも何度かありましたが、軸の表面はザラザラ加工です。
すこし黄味がかって暖かい感じの灰色(グレージュ)です。
クリップが、今回のテーマであるcopper:銅の色になっていて、サファリとしてはとても新しめな印象を受けます。
ピンクゴールドほどは可愛いめの赤みではなく、ブラス(真鍮)ほどは黄色くないという感じでしょうか。
軸色との組み合わせからも、スチームパンク風味というかアンティークぽさが出ていて...このクリップはなかなか素敵だと思いました。
実際の銅のように経年で雰囲気が変わっていくのか?ちょっと楽しみだったりします。
当初、黒いペン先というのはこのデザインに合うのかしら...という疑問がありました。
しかし実物を見てみると、主張強めに刻印されている「漢 LAMY」の文字が銅色なんです。
ここでクリップの銅色や軸のグレージュ色と上手くリンクしているから、ペン先の黒もよく馴染んでるんですよねー(感心...)
ちなみにキャップ天冠と軸のリングパーツ、伊東屋のロゴは黒色です。
漢字ニブですが、
普通のサファリペン先と比べると、頂上に向かって突然シュッと細くなる面白い形状になっています。
この細身のおかげで、筆圧を掛けるとしなる(沈む)ようになっているのだと思います。
紙への当たりが柔らかいというか、ペン先がしっかりと紙にくっつく感じが心地よいのが特徴でしょうか。
滑らかでとても書きやすいです!
ただし、おそらくこのペン先を購入する方の多くが期待するほどには柔らかくないと思います。
「普通にガチガチだけどちょっとだけボヨンとした弾力がある」程度だと思ったほうがよいです。
ましてや、フォルカンやエラボーのような「スリットが開く(のでインク出の強弱が大きく出る)」ような軟ペン加工とまでは言い難い。
しかしこうして両側の面積を削るだけで、ずいぶん疲れにくくなり書き心地が変わることには驚きなのですが。
ノートにザーッと大量に書いたりするにも心地よいのでした。
新しいサファリ!という感動は大きいですよ。
線幅は、同梱されていた青インクカートリッジで使ってみた場合、サファリで言うとFぐらい、国産メーカーだと中細相当かと思います。
(レギュラー形状のペン先と比べると、使っていくうちに太くなるのが早い可能性もあります。)
もちろん、ツマミの赤いサファリ用コンバーターを使用可能です。
このペン先の軸のみ7700円というのは、サファリに出す金額としては最高額だなと思いましたが。
伊東屋デザインの大人っぽさがとても気に入りましたので、今後も続編(02 とか?)が出るなら漢字ニブ版でいきたい。
ラミーはいつも「次」を期待させてくれて飽きないなあ。
というわけで、漢字以外にもEF / F / Mがありますので、機会がありましたらぜひ使ってみてください。
そうそう、伊東屋オンラインストア、AmazonPayで手持ちのギフトカードや住所情報を使ってラクに購入することができました。
(ただし、使用の際はメルシーポイントはつきません)
最近、AmazonPay対応の文具通販サイトが増えて来ているので嬉しいです。
●「しなるペン先」ならこちらもおすすめの関連過去記事:
・パイロットのフォルカンペン先、楽しいです。
[文房具--万年筆] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2022.11.28
テンキーを新しく買いました。(iClever KP10)
購入してから10年くらいは経っているであろう外付けのテンキーがとうとう動かなくなりました。
デスクトップでフルキーボード派の私は、テンキーレスのレイアウトの中で数字を打つのがけっこう苦手なのです。
数字キーの行は、じっと見ないと打てない...
そんなわけでテンキーは、ノートのほうでExcelや帳簿ソフトを動かすときは必ずつなげていた(古いものなのでもちろん有線...)付き合いの長いガジェットだったのでした。
年末〜年度末にかけては数字入力系の用事も増えてくるので、ここらで最新次世代をお迎えすることに。
前代は巻き取り式USBケーブルがついてましたが、今度はさすがにBluetoothにしました。
iCleverは、モバイル用の折りたたみキーボードなどを探していた数年前からよく聞くメーカーで、どれも比較的レビューが良いというイメージがあります。
テンキーにしてはキー多めなデザインのを選びましたけれど、矢印など含めてカーソル移動がラクになりそうな機能が集まっていて、今のところとても使いやすいです。
仕様は、下記Amazonリンクの商品名に全て表現されているようなのであえて省略しません。
どうぞ参考にしてください...。
○iClever テンキー Bluetooth5.1 テンキー マルチペアリング 数字キーボード 金属構造 numlock連動 2台まで接続可能 Type-C充電式 ブルートゥーステンキー 超薄型 ナンバーパッド 数字キーボード パンタグラフ 34キー 左手デバイス iOS iPadOS Android Mac Windows 8/8.1/10/11 ChromeOS対応 KP10
ノートとデスクトップ(orタブレット)など2台の接続先を登録出来るマルチペアリング機能は、テンキーに必要なのか謎だったのですが、サクサクとボタンで切替が出来てとれもラク。
思っていた以上に便利だったのでおすすめポイントです。
通販の画像では判断がつかなかったので、レビューを読み込んでこれにした理由がもう一つ、押し心地の良さです。
安いテンキーにありがちな、1つ押すと周りのキーや土台までいっしょに凹む感じ...というのはなく。
1つ1つしっかり入力出来る、軽いながらも堅牢なキータッチです。
(浅いけど、コクっと確かな押しごこち)
銀色のベースもそこそこ重みが有り、どれくらいのパーツに対してかわからないですが「ちゃんと金属使ってる」感じはあります。
フチの部分の鏡面加工もカッコいいですよ。
しかし実際のスペースグレイ色のMac本体と並べると、青みがかっていて暗めですね。
銀色み はちょっと違う...と感じるので、そこだけはご注意を。
充電は、USBのtypeCなのも今どきのキーボードらしいと言えましょう。
未使用だと30分でスリープに入るので、想像以上に節電できてますよ。
スリープからは、何らかのキーを押すことで復活するのですが、この時にややタイムラグを感じるときはあります。
ここで一瞬「入力されたのか?」と不安になって、せっかちに何回も同じキーをポチポチやってしまうと、そのぶん画面に数字が連打されることとなるのは注意点かもしれません。
ここは、覚醒まで半呼吸分くらいの時差があっても「最初は1打に留める(と成功しやすい)」と心得ておくのがおすすめです。
というのを理解した後は、けっこう快適に使えるようになりました!
このキーパッドだけでブラウザのdマガジンを読んだりKindleで読書したりのキーが揃っているので、これも机上の省スペース化に貢献しています。
前述したとおり数字を打つのが苦手なので、可能な限りフルキーボード一択だったのですが。
この新しいテンキーを導入してから、メインもテンキーレス使っても良いかな? と思い始めました。
フルキーボードを使うより右側(マウス)までの距離が近いので、腕が開き過ぎないというのはけっこうラクに感じるのです。
それに、無線のテンキーならどこに配置しても(メインキーボードの、上でも下でも左側でも)問題なく操作できるのでは!
という気づきを得たのでした。
というわけでこれを探している期間、興味の赴くままにいろんなキーボードを検索していたので。
SNSの広告やらおすすめリール動画がキーボード系ばかりに変貌しています。
世の中には、カラフルで趣味性の高いオシャレキーボードがたくさんあることがわかりました。
イルミネーションが光りまくるのや、キーが左右に離れているのなんかも、一度使ってみたいんですけど!
(でも私は、地味配色な有線Realforceから離れられない)
キーボードもアナログの筆記具といっしょで、ハマると沼なんだろうなあ。
ペンなどよりずっと大きいから収納管理も大変でしょう...←余計な心配
●机上環境の関連過去記事:
・ディスプレイに乗せるライトがなかなか良いです。(BenQ ScreenBar Plus)
↑ この記事を読んで「取り付けてみたらなかなか良かったです」と言って頂くことが多い逸品。
とても気に入ったので、この後まもなくMacのUSBでなくコンセントに直接つなげて、アナログ作業時も独立で使えるようにしました。
・親指トラックボールマウスが疲れなくておすすめです。(ロジクールMX ERGO)
↑ 3年ほど愛用しているけれど、そろそろラバー面の質感がくたびれてきたので溶けるのかもしれない...怖い。
・机上環境を改装してみるこまごま(2000円デスクマットがなかなか良い!)
↑ この上に紙を置いて万年筆やボールペンで書くのがとても好きです。掃除もしやすいし、「ソフト下敷き」としてのコスパも最強です。
・無線キーボードも使いはじめました(HHKB BT)
↑ これ、使いたいと思うタイミングで必ず電池が切れているのが(私にとっては)唯一の欠点です。現行モデルは有線もいけるハイブリッドなので、買うならそういうのが良かったなあ。
私に使いこなせるかは別としてHHKBの無刻印モデルは昔から憧れてます。真っ白の雪色キー可愛いですよね。
[物欲&オススメ品 その3] | 固定リンク | コメント (0) | ↑top
2022.11.03
コーチャンフォーでJelly Bean Blueというインクを買ってきました。(Ferris Wheel Press)
先日、家からそう遠くない場所に「コーチャンフォー」というお店が出来ました。
文具と本の店らしい...と、うっすらな情報しか知らなかったので
(SNSの北海道方面にお住まいの方の投稿で、店名は聞き覚えが。
4頭立て馬車を意味する「coach and four」のカタカナ表記であると...調べて初めてわかった驚きの豆知識!)
実際に行ってみたら、売場のあまりの広大さに興奮です。
ワンフロアなので、歩いても歩いても端に行き着かない!
店内のドトールコーヒーの席数が見たこともないほど多く、グランドピアノまで置いてありました。
○全国最大規模の複合店コーチャンフォー公式サイト【書店、CD・DVDショップ、文具店、食品、カフェ&レストランが1つになった超大型店】
周辺環境に合わせているのか、文具も書籍もけっこう学童〜大学生というか 若い人向きな品揃え中心だなという印象です。
でも、ネット上でしか知らなかった商品の実物を大量に見ることが出来まして、大満足です。
万年筆は、あんまり無いのね...と思いつつ歩いていたら、なんと壁の棚にFerris Wheel Pressのインクがずらりと並んでいました。
いつか東京の文具店に行くことがあったら実物を見たい!
と思っていたカナダのブランドです。
○Fountain Pen Inks — Ferris Wheel Press
それぞれの色に可愛い名前がつけられ、ストーリー性のあるテーマに合わせた華やかなレトロデザインのパッケージ。
いろいろと上手いなあ、と感心します。
SNSの広告によく出てきたので海外通販しようかと思っていた時期もあったのですが、日本でも買えるようになって嬉しいです。
(いつかペンも欲しい)
そんなわけで今回のコーチャンフォーで発見したFerris Wheel Pressのインク。
見たところレギュラー的なセットの他にも、最近の限定の色、ラメや遊色入りなどがガラスペン(これは他社製)と一緒にずらりと並んでキラキラと遊園地のような壁面スペースになってました。
これはもう、開店記念の土産がわりに(?)ひとつ買って帰ろう...と決意した次第。
開店当日で選び放題だったにもかかわらず、とても堅実な色をお迎えしてしまいました。
「確実に使い切れそうか?」を念頭に置くとこうなる...
○Jelly Bean Blue — Ferris Wheel Press ←公式サイトではこちら。38mlボトルです。
ジェリービーンブルー。可愛い名前ですね。
日本産インク基準で見るなら「やや明るめのブルーブラック」と言っても良いほど濃く発色する青です。
サイト内のボトル画像は、撮影用にわかりやすくインクを薄めたか、そのように加工しているのだと思います。
実際はもっとずっと黒っぽいんですよ。
色はくっきりしていますが、白紙の上で"目に刺さらない"青なのは、ごく僅かに色温度が高い(パイロットの色彩雫でいう「月夜」のようなあたたかみ要素が入っている)ような気がします。
それでいて書いた後に眺めてみると、インクの溜まりには、強すぎず弱すぎずの絶妙な赤フラッシュが浮き出てくるという・・・
なかなか面白いなあ。
他の色はわかりませんが このJelly Bean Blueに限って言えば、わりとシャバシャバに水っぽい書き心地です。
紙によっては太めに出たり裏抜けしやすいかもしれないタイプ。
インク出が渋いペン先には特に向いているかも。
私はカスタム845の中字に入れてみたのですが、書いてみるとパイロット純正のインクより紙の繊維が手に伝わります。
ヌルりとした要素が少なそうな感じを受けました。
フローはとても良く、紙の中にシューッと入っていく感じ。
濃いめの色なのに、中字程度でも予想以上に濃淡が楽しめます。
綿棒のような太いものでサーッと紙に塗ってみると、ボトルのラベルの青色がかなり再現性高いことがわかりました。
万年筆では普通に(先述したように「明るめのブルーブラック」的に)常用的に使える青インクとして活躍すると思います。
MD用紙程度の薄クリーム紙の上だと、暗い青にしっとりさが出て好きなんだよな〜!
ボトルは、38mlという使いやすい小容量ではありますが、3300円です...。
私がこのブランドを知った当初は85mlという大容量のものしかありませんでした。
ボトルは電球みたいな球形で。
正直なところ、よほど気に入った色ではないと無駄にしてしまいそうで買いにくかったです。
比較的最近になって、この38mlや、お試しサイズのミニ瓶3本セットなども出て来ました。
外箱のデザイン含めてとても素敵で、いわゆるSNS映えも狙えることでしょう。
しかし!
この38ml瓶は大きい割に奥行きが薄いので、ちょっと指がぶつかっただけで倒れそうなんですよ。
ボトルを立てフタを外した状態でインク補充をするのは、とてもとても緊張します。
(惨事を防ぐために、前後を何かで挟むことをおすすめします!)
上記の件以外は、とても気に入りました。
さまざまな特徴をもつインク色が出ているので、たまーに買い足すことがあるかもしれません。
今度こそ、ギラギラに変わった色を狙ってみたいと思います。