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2004.03.08

IllustratorCSの3D機能解説:その2

IllustratorCSの3D機能は、オブジェクトを選択して、「効果」メニューから「3D」を選んで適用できます。
その先の、「押し出し・ベベル」「回転体」「回転」と分かれた3項目が主な立体作成方法になります。

今回は、いちばん結果の分かりやすい「回転体」を主に使ってリンゴを作ってみようぅぅ。


まず、ペンツールを使って適当に図のような曲線(線の色は赤)を描きます。(図参照)
これをクルっと回転させたいので、不自然な穴が開かないように始点と終点の縦位置を揃えたほうがよいです。
ペンツールでリンゴの輪郭を。
この曲線を選択したまま、効果→3D→回転体を選ぶと「3D回転体オプション」パネルが開きます。(図参照)
3D回転体オプションパネル
「プレビュー」にチェックを入れてみましょう。
あっというまに、ろくろのように曲線が1回転してリンゴ型の物体が生成されます!

パネルのなかの、黒い円で囲まれた立方体をそのままマウスでぐりぐりと動かしてみてください。
自在にリンゴの向きが変えられます。3Dソフトのようで面白いですねー。
きっちりやりたい方は右側の角度欄への入力をおすすめしますが。
今回は、リンゴっぽさを出すために、上から、-28 -13 6 遠近感を122度にしてみました。
(適当にぐりぐりやっててそういうふうに落ち着きました。
こんな感じになればいいので皆さんも適当にやってみてください。
最初はチーズかダルマみたいだったリンゴが、遠近感で迫力?を出したことで下側がいくらか細くなってそれらしくなりました。
リンゴができた!

※ちなみに、「回転体」の囲み内の「角度」は回転の度合いの角度なわけですが、これを360度未満にすることで、こんな立体を作ることも。(図参照)
切り取りリンゴ
(赤い曲線に、黄色の塗りを入れています。(左側)この状態を回転体にし、角度に240度を入力すると、一部切り取ったリンゴに!(右側))
「フタ」の左側ボタンが押してあることを確認しましょう。
右側の「フタなし」状態だと、おわんのように中身がくりぬかれた状態になります。やってみて下さい。
これはこれで面白い......。

質感4種
「表面」メニューからは、回転体表面の4種類の質感を選択することができます。
それなりに使い分ければカッコイイなにかが作れそうな気がしないでもない。
今回のリンゴは、「陰影(艶あり)」に設定してあります。(図参照)

オプションパネル「詳細オプション」
(「3D回転体オプション」パネル右下の「詳細オプション」ボタンを押すと、表面の質感設定をさらに詳細に設定できる部分が現れます。(図参照)
左側では光源の位置や数、右側では光源の範囲やグラデーション密度など。
まあ、いろいろやってみてください。←ってこればっかりだな
影にあたる色味も(デフォルトは無難な黒ですが)、「陰影のカラー」で自由に決められます。

※一度効果を確定したあとの再編集ですが、これは「アピアランスパレット」から行います。
リンゴの「線」や「塗り」の下に「3D回転体」の項目ができていますので、ここをダブルクリック。
すると、先程までの「3D回転体オプション」パネルが開きます。
(これはさすがにDimensionsにはなかった切り替え法なのでほほぅと思いました。)

そんなわけで、今回はリンゴの本体まで作りました。
次回は「押し出し・ベベル」を使って残りのパーツを作っていこうと思います。

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コメント

医療用キャビネットのメーカー設計者ですが、この3Dソフトを使って病院内の「ナースステーション」に配備する当社製品をフロアー上にある程度の材質感をもって表現したいのですが・・・尚、後で病院名やボディーコピーを総合レイアウトしたいと考えています。特に「3D」や製品表面の「質感表現」に実感をもたせる為に「イラストレーター」以外に必要なソフト(その他)があれば教えて下さい。よろしくお願いします。

投稿者: 吉田裕紀 (2005/06/09 9:26:22)

こんにちは。
残念ながらこれは「3Dソフト」ではありません。
2Dを描画するためのIllustratorの簡易的な立体作成機能に過ぎず、形状も「向きを変える」「回転体を作る」「押し出して厚みを付ける」以外のことができませんので、それ以上の要素を持つ何かを作ろうとするときは非常に工夫が要ります。
ましてや、ある程度の質感をつけるとなると、(模様を簡単に貼り付ける以外の機能がないので)全くお勧めできません。
Illustratorと同じような感覚で立体を作りたいということならばShadeをおすすめします。
1万円程度のラインナップから選択できますし、おっしゃるような用途に使うには最適です。
習得する時間・他への応用・購入のための金銭的なこと等どれを考えても、まずはきちんと「3Dソフト」を習得されることをおすすめします。

もし、すでにIllustratorCSをお持ちの上でのことで、ここに載っている程度のシンプルな物体を作りたいということだけでしたら、質感はPhotoshop等を使って合成していくのもアリかなとは思いますが...。

投稿者: ほしの (2005/06/09 13:54:27)

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