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2004.03.11

IllustratorCSの3D機能解説:その5

前回までで、基本的な3D作成機能は勉強できました。
実際のところIllustratorにAdobeDimensionsが統合されたようなものなので、第1回で説明したとおり、これをとことんやってみたい時に参考になる書籍やサイトが既に存在しているのは嬉しい限りです。
今日は、いままでの解説の補足とかオマケとか。

まずは前回のマッピング機能解説のときに入れそこなったネタ。
「ロードオブザリング」の例の指輪を作ってみたよ。
オブジェクトを環状になるように回転体化するには、回転の中心点をオブジェクトに隣接しない、離れた距離に置く必要があります。
「3D回転体オプション」パネルの(「回転体」内の)「オフセット」で中心点の位置を決められます。
あくまでもプレビューで加減をみながら、が基本ですが、今回は80ptくらいにすると指輪らしいバランスになりました。
いとしいしとの名前を入れるのだ!

今回は内側に文字を入れてみました。
マッピング面の選び方に関しては、前回の解説記事でおさらいしてくださいね。
質感を「艶あり」にしたところでどうしても積み木のような光沢(笑)なので、ちょっと工夫したのは、ハイライトのきついライトを、3つほど違う方向から当ててみたことです。
これで、金属がキラっとしている感じをかろうじて出せた?かも.......
ちなみに、指輪の作例はIllustratorのヘルプにも挿絵で載っているけれど、リング断面図の形状は、元宝石屋勤務の私のほうがホンモノっぽいな。ふふん。


既に作ったオブジェクトの色や形を微調整したいときは、そのままマウスで選択すると元オブジェクト(作例の指輪なら、断面図のパス)を選択することになり、それの色や形状を直接変えることで、リアルタイムで立体の様子がかわっていきます。
3D関連のパネルを開くまでもありません。
これはかなり便利だし、みていて感心します。
青柿?
図は、前回までに作ったリンゴの立体(本体部分)をマウスで選択し、ハイライトされた元オブジェクトのパスを、赤から青に変更。
そしてそのままパスのハンドルをドラッグして、むにゅっと形をつぶしてみました。
青柿?
これも、そのまま立体の形状がついてきます。

作るモノによってはこの追随の動作が遅くなることがあります。
もともとこの3D効果を使ったIllustratorファイルは、ファイル的にもかなり重くなることは覚悟しましょう。
マシンスペックが低い場合はプレビューの時間にいちいち「待ち」が入るとか、そのへんもつらいところです。

そしてこれは、CSではじめて搭載された機能なので、それより下のバージョンのIllustratorへ渡せるようにするには、立体をパスに分解するという作業が必要になります。
(こうなったらもちろん、アングルを変えたり等のアピアランスパレットからの再編集呼び出しは無理です)
「オブジェクト」メニューの「アピアランスを分割」で、立体のグラデーションがもんっのっすごく細かいパスに分割されます!
これでふつうのIllustratorデータになってしまいました。見るからに重そうですが。

それでは最後に。
最近ホンモノを見かけるたびに「これは作れちゃうなあ」と思っていたあのマークと、かなり本腰を入れてにょきにょきと作成した木馬を、ご鑑賞ください。

全5回のこれらの特集が、誰かの何かの役にたってくれますように!
押し出しだけで作れます鼻先だけマッピングしました

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コメント

おつかれさまです。毎回楽しみに読まさせていただきました。「もくば」はすごいです! 3D 機能でここまでできるのですね。とても参考になりました。ありがとうございます。

投稿: Pirosy | 2004.03.11 22:08

ありがとうござひます.....。(;´д⊂)
こういう続き物を毎日書くのってけっこう体力要りますね。

私、3Dソフトをなんとか触れる程度まで覚えるとまず木馬を作る癖がありまして....
ShadeとかLightWaveでもそうだったなあ。
(それ以降がなかなか進化しない。)

投稿: ほしの | 2004.03.11 23:35

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