「キャシャーン」を観てきました。
こんな雨の夜なので、日曜でも人出はしょぼしょぼでした。
というわけで、早速観てきましたよキャシャーン。
“こういう映像”への耐性、がどれだけあるかが、その人のこの映画に対する評価の分かれ目かなあ、と思ったり。
あ、耐性とか言っても、理解するセンスとかいう高尚な次元じゃなくて。
こういうCGとか色彩感覚も在りなのだ、と、目撃経験の積み重ねとか知識とかでわかってる人はちゃんとついていけそう。
そうじゃないと、「気持ちが悪い」「うなされそう」「脳が疲労..」と、不快方面へ紙一重にギリギリ。と思いました。いやホントに。
こんなに前衛的な映像世界だとは思いませんでした。
コントラスト高め。もんのすごくアクの強い「火の七日間戦争(ナウシカの。)」+「ブレードランナー」ってところだよ。
スゴイなあ。とにかくものすごい思い入れがあるんだろうというのはびんびん伝わってきたよ。
お金と技術と才能が揃ったので子供の頃からの夢を実現してみました!という感じ?
えーっと、財前教授(仮名)←主役としか思えないね)と、宮迫サン。
がいちばんお気に入りです。
アニメでやっていた時分、世代的には重なってない..わけでもないんだけど(「人造人間」キカイダー、のほうがたぶん見たことがある。)、キャシャーンは青いロボット犬が出てたことしか記憶にない。
映画では普通の犬だったよ(´・_・`)
あまり書くとネタバレてしまうのでこのへんにしておくけれど。
宇多田ヒカルの主題歌は、この映画の脚本を読んで作ったという話だけれど、さすがですね。
キャシャーンを観て、ああこういう世界観をうたっているわけか、と理解。
映画(しかも全映像終了後に流れる)主題歌として存在しているけれど、映画全体が歌のPVになっていると考えても(むしろそう考えたほうが!)全く違和感ないですよ。
このへんのチームワーク(夫婦相互扶助)はすごい。
見習いたいところだ。←というのが一番の感想かもしれない。
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コメント
ほえ~。
なるほどなるほど。
キャシャーンの感想、そこらへんの掲示板
ではものすごく賛否が分かれてまして、
見る価値ないだの、退屈だの好き放題
書かれてましたが、ほしのさんの感想は
なんとなく信頼できるのでタメなりました。
CM見たときはファイナルファンタジーかと
思いましたが(笑)
投稿: 鼓太郎 | 2004.05.10 20:47
こんばんわ。
この映画はぜんぜん大衆向けじゃないです。
こういう映像、ダメな人は生理的にダメじゃないかなあ。言いすぎかなあ?
小さい子供が観てもいけない、ような気がする。
暗い場所で見せられたらひきつけ起こしちゃう(笑)類の色彩効果だと思いました。
でも、基本的には、哀しくて綺麗な映画、ではあります。
全国公開して大勢がいっせいに観にいくようなものじゃないだけで。
投稿: ほしの | 2004.05.10 21:01
個人的にはAfter Effectsかけすぎだよー、というのが感想です。AE使ったかどうかは知らないですが。(^^; でも、ここまでかけるか?って言わせるほど、やっちゃうのも、ある意味勇気がいりますよね。
正直僕はダメ派の人間ですが、観てから1週間以上経って、少しは冷静に考えられるようになりました。(笑) ストーリーに関しては少し語り過ぎかな? もう少しセリフで言わせないようにもっていっても良いかなと思いました。せっかく観る人が共有しているものがあるのですから、その部分を小ネタでしか出せなかったのは勿体なかったですね。あ、語ってしまった。すみません…。(^^;
投稿: yuk | 2004.05.14 23:22
キリヤ氏はたいへんなフォトショッパー(?)だというのは聞いているので、やはりAEをゴリゴリ使ってそうなのは想像に難くないですね。
TravelingなどのPVをDVDで持っているのですが、ホントにこの人はこういう色域とか効果が好きなんだなあと感心。
あとになってから妙に思い返してしまう映像であるのは同感です。
DVDとかの、あまり集中力を必要としない個人所蔵の場で珍重される映画であるような気がしますね。
投稿: ほしの | 2004.05.14 23:40