« デスクトップに雪が降るのだ。 | トップページ | 「流せるトイレブラシ」を試してみました。 »

2004.12.17

ラミーの万年筆を買いました。

Lamy Safari最近、歯医者に通ってるんですが(いずれ後述)なんとなく時間つぶしでその近所の本屋で買ってしまった「机上空間―文具品とデスクトップ小物の本」
この本、面白いよ~。
特にこの時期、ペン・手帳ハンティングにいそしむ文具マニアの皆さんには、手ごろなカタログとしておススメ。
「センスのよい机・椅子・文房具が欲しい!」という特集に惹かれて買ってしまったんですが、特に「ラミーにくびったけ!」という項目にくびったけに。

最近、書き物世界のなかで、なかなかイイ!という評判をコミミに挟んで気になっていた、ドイツのメーカー、ラミー(LAMY)の「サファリ」という万年筆。
もう、上記の本を眺めていたら物欲メーターがドーンと上がって、我慢できなくなっちまいまして。
歯医者の帰りにデパート寄って買ってきちゃった~。
田舎のミニサイズデパートながら、わりとまともな万年筆売り場があるんです。
SAFARIも各種揃ってました。(これは結構オドロキ。流行ってるのかな?)
ブルーブラックのカートリッジも1箱いっしょに。

定価3500円ですから、万年筆としては安いです。
本体もプラスチックだし。
(カラフルな品揃えなんですが、最初、青軸が欲しくて売り場に行ったんです。
でも、プラスチック特有の、レゴみたいなパキっとした発色をみていると、黄色か赤が欲しくなってきた...。
もちろん、黒や灰色などのオトナ色も揃ってますよ。)

ペン先もスチール製。
いやー、でもすごく書きやすいよ。
とにかく欲しかったので(笑)試し書きなんてしないで買ってきちゃったんだけど、インクを差し込んではじめての一筆目で、わあ買ってよかった!と。
細字ペン先(F)で買ったのですけれど、これ、もうこれから手帳書き用にはずっと使い続けることに決定。

デザインも、キャップなんかがシンプルでよいでしょう?
インク残量がわかる小さな窓もついてるんです。
いかにも贈答品的じゃなく、自分用ですから!って感じがよいです。
箱も無印良品みたいなイメージの、飾り気のないボール紙。

ちなみに、ほぼ日手帳の紙は、薄くするために工夫を重ねた独自仕様なので、ペンを選ぶと言われていますが。
このほぼ日の紙の上でも、すすーっときもちのいい書き味。

心配される裏うつりは、今まで使っていた耐水性インクのボールペンよりむしろ目立たないといってよいです。
しかも、万年筆だから心配してたんですけれど、思ったよりインクの乾きも速いんですね。
ページの隅にちっちゃなイラスト描いたりするのも楽しい。
手帳を使い始めてから、安いボールペンを何度も迷いながらとっかえひっかえ買ってきていいかげん疲れました。
そんなときにほぼ日手帳を万年筆で愛用する人の記事を読んで、そうだコレを忘れてたよ。と勢いづいたのは確かです。
今も続いている、愛用者をインタビューする連載をひそかに楽しみに読んでいる私。

上記の本にも載っていて知ったのですが、伊東屋限定モデルのアルミ製青軸もとってもいい感じ。
さらに帰宅後検索したら、25周年記念カラーのオレンジ軸も人気だそうで。
ああどうしようどうしよう。(゚Д゚;)
赤もすごく気に入ってるんだけどね!


ということで、万年筆特有の、ペン先の摩擦感を久々思い出しました。
もの書き好きな私は学生時代はずっと、手帳から講義のノートとりまで書き物はすべて一本の万年筆で過ごしてきました。
そこそこ高額だった金ペンのものだったのですけれど、すっかり手に馴染んだ卒業間近の頃に、酔った勢いで電車の座席に忘れてきてしまい、私の万年筆歴も、それっきりです(泣)。

その後パソコンを覚えて、それなりの訓練も受けたので、かなりの速さで文章も打てるんですけど逆に、なんの手ごたえもなしに文字を繰り出せることが、うまく言えないけどなんだか「浅い」んだよなあと思う時があります。
アナログの手帳をこまごまと書き込んだりすると、脳のふだん使っていないところに血がとおるような気がするわけなので、やっぱりアナログ書きも大事にしたいよね。


万年筆じゃないんだけど、ステッドラーの芯ホルダー780Cも最近よく使ってます。
芯径が2ミリなので、筆圧が強い私でもさすがに、ふつうのシャープペンシルのようにボキボキ折れたりしない(芯の消費スピードが速いわ他の人より一段階字が濃く書けちゃうわで子供の頃から悩みだった)し、重めな感触がしっくりしてとても書き(描きなぐり用途にも。)やすいです。
2ミリ芯用のバケツ型芯削りとセットで使ってるんですが、これ、ちょうど専用ペン立てになって、いつも目の前に置けるから便利。

気に入った文具が常に傍らにあるのって、楽しいよね。
今日は本当によい買い物をしました。
値切ったわけじゃないんだけど、2割引にしてくれター。
いまどき万年筆なんか買う客がいないからか?とても親切だったのでした。

|

« デスクトップに雪が降るのだ。 | トップページ | 「流せるトイレブラシ」を試してみました。 »

コメント

おー!
ちょうど芯ホルダーについて書いてるとこ。
僕はステッドラーのは長くて重い感じで、UNIのがピッタリ。
いちおう5〜6本買って試しました。
芯は、ステッドラーの青芯(細い円筒に入ってるやつ)がメイン。
摩擦の具合が非常にイイ!
芯削りはバケツ型とミニ型両方持ってるけど、ミニ型のほうが
アバウトで使いやすい。もうちょっと重さがあるといいんだけど。
で、リンクのところでバケツ型の使い方の説明書PDFがあって読んだら、
あの真ん中の穴に詰まってた白いスポンジって粉の掃除用!!!だったとは!!
箱といっしょに真っ先に捨てちゃいましたよ〜〜〜。

投稿: yoshii | 2004.12.19 23:57

こんばんわ!
私もUNIのホルダーは(良いという意見を結構きくので)気になってたところなんです。
ぜひ試してみたいです。
ここのところ急に物欲が文房具に放出されるようになりまして、自分でも不思議です...。

芯削りの説明書、私の場合は、あれを読むまでは、小さいほうの穴に突っ込んでぐるぐる回してました。
(もちろん何も変わらないので本気で悩んでました。)

投稿: ほしの | 2004.12.20 00:51

バケツ型のは、テレビか映画で設計技師みたいな人がグルグル回してたのを
覚えてたんで、たぶんこの大きな穴に突っ込んで回すんだろうと。
真ん中の穴は気が付かなかったけど、左右の小さい穴はしばらく意味が
わからなかったなあ。

投稿: yoshii | 2004.12.20 11:29

ちょっと削ったくらいでは全然溜まりそうにないですが、このバケツが一杯になるくらい(いつだろう)精進します。
先日、コレとは別でステッドラーの製図用2ミリ芯シャープペンを買ったら(すっかり2ミリ芯マニアに..。)おまけで超ミニサイズの簡易削り器もついてきまして、こちらの削り粉収納用ゴミ箱としても活躍?しています。

投稿: ほしの | 2004.12.20 15:33

こんにちは、最近流行ってるLAMYを買おうと思ってお店に行ったら
限定オレンジ!!!が思いっきり目立っていて買っちゃいました
後で調べたら1000本限定だったんですね
これは買った方がいいかもしれないデス

私も大変気に入りました~♪

投稿: さっちん | 2005.01.28 12:08

こんにちは!
私は赤を買ってコレを書いた後、結局さらに黄色サファリとアルスター(サファリの金属素材版)の青を買い足してしまいました。

ペン先の太さとよく使うインクを振り分けてまんべんなくまわすとなると、あと一本くらいはほしいなあと(笑)。

オレンジ、ペン先がEFが無いみたいなのでちょっと考えちゃうんですよね~。
次はスケルトンEFを綺麗な色のインクといっしょに買って、コンバーター付で使おうかと画策中。

投稿: ほしの | 2005.01.28 13:22

コメントを書く

コメントは一度保留され、管理者による承認の後に掲載されます。
書き込みから閲覧可能な状態になるまではお時間を頂きますことをご了承下さい。



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ラミーの万年筆を買いました。:

» ●芯ホルダー [Hiroshi Yoshii _The Daily Work]
鉛筆で描くことが非常に苦手だった僕が、2Hとかの硬い鉛筆だとけっこう快適に描けることを発見し、さらに色鉛筆の快適さに気がついてほぼ一年。最近発見したのが「芯ホル... [続きを読む]

受信: 2004.12.20 20:16

« デスクトップに雪が降るのだ。 | トップページ | 「流せるトイレブラシ」を試してみました。 »