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2005.10.31

ヒトサマの手帳をたくさんのぞきこめる本。

みんなの手帳―選ぶ・使う・極める!そろそろ、(さほど文具マニアでなくとも)来年のカレンダーや手帳が気になりだした時期ですね。
私は毎年同じ、能率の壁かけタイプを買ってます。
月曜はじまり自体がなかなか売ってないし、コレがぴったりはまる場所に吊しているので、とにかく売り切れたら大変。
いつも早めに探すようにしてるのですが、ようやく本日入荷したてをゲット。

これは、ふらっと書店を訪れたときに、手帳・日記のコーナーに平積みしてあった本です。
みんなの手帳―選ぶ・使う・極める!
総勢38人、と帯に書いてあるとおり、いろんな業界や生活の人々の、さまざまな(実際使用している)手帳が公開されてるんですね。
実に気持ちよく使い込まれ、書き込まれた手帳って、ヒトサマのものでも(いやむしろ見せてもらう方が!)楽しいんだなあ。

ちょこちょこと商品情報や書き方・選び方の万人向けHowToのページもあるけれど、やはり興味深いのは、「自分はこう使っている」「この手帳のここがコダワリだから使い続けている」という生の声が手帳の中身の写真と一緒に載っていること。
最近も「夢をつかむ○○」という感じでいろんな本を出しているような、そんな感じで手帳を片腕とするいわゆるキャリアウーマンなひとだけでなく、作家やイラストレーターといったクリエイター系の職業のひとたちの手帳も個性があふれていてとても面白いのです。
こういう場所からも発想が生まれくるんだろうなという、個性的なページ作りは個人的にかなり勉強になる。

売り場で、新しいものをぺらぺらとめくったり、いわゆる総合的な「手帳選び方本」を眺めてもいまひとつ頭に浮かばなかったのは、方法論ばかりで、たぶんこういう実際例が紹介されてないから。
「自分だったらこう使う」「コレは自分には向いてないだろうな」という思いがいままでのどの手帳情報より明確に掴めた本でした。
値段以上の価値はあると思うんで、来年の手帳選びに考えがまとまらない人にはぜひおすすめしたいです。

私はといえば、A6デルフォニクスウィークリー+ほぼ日手帳カバー(革)の名コンビが、1ヶ月の使用を過ぎて、もうこわいくらいしっくりと気に入ってしまい。
この本に載ってる優良使用例に負けないくらいにきっちりと(そしてぎっしりと..)日常で機能し始めています。
今からこんなに使い込んじゃってる状況だと、本当はB6とかA5とか大判にシフトしたくなるのではないかという思いがかすかにあるのですが、まあこのカバーあってこそなので、揺らがず頑張って使っていきたい。
予定をみるものというよりは、1週間を見渡した上での行動記録としてあとから振り返る役目も大きく兼ねているので、大判にすると空間が増えてかえって(暇なのか..と)不安になりそうな気がするし..(笑)
まあ、手帳のレイアウトや判型は、生活とか仕事のリズムの状況で、必要とされるものがホントにガラリとかわってくるので、そのあたりは様子をみながら。
あまり頑なに、コレしかない!と拘らずにやっていきたいと思います。

今週もいろいろてんこもりなので、手帳と(ペンと)一緒にがんばらにゃ。

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そういえば、モールスキンやクオバディスや超整理手帳といったアイテムたちのカバーがスリップ・オンのセミ・カスタム・オーダー企画ではじまってますよ。(11/20まで。)
カラフルなブッテーロ革のカバーが好きな色の組み合わせで作れてしまいます。
しかもそんなに高くない(と思う)。

私が頼むとしたらモールスキンだろうけれど、(キャメルやブラウン革の内側に空色のポケットとか、青革の内側に赤のポケットなんかが絶対可愛い...という妄想も一応している...)現状、持ち歩きのメモ用途ではモールスキンは使っていないので、こういうのを装着するのは明らかにオーバースペックであろうという思いが微妙に足を止めています。
ああどうしよう??
あと20日ほど悩むか。

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2005.10.29

Pixadex2.0アップグレードとか、雑誌掲載とか。

Pixadex2先日2.0へメジャーバージョンアップされた、OSX用デスクトップアイコン管理ソフトのPxadex
いままでこつこつと収集してきて、このなかに既に8000個近くを格納してきたし、他人様の作品を鑑賞・学習するのにかかせないツールとなっているので。
それだけの新機能が入ってるといいなあと思いつつ10ドル弱を支払い、アップグレードしてみました。
(はじめから購入する場合18.95ドルです。格納できるアイコン数などの機能制限あると思いますが試用版有り。
操作は日本語表示なのでご安心を。)

Pixadexは、アイコン収集趣味な世界のなかでは近年急速に普及してきているような気がします。
画像等のほかにも他形式アイコンへの書き出しの機能も優秀だし、空フォルダに好きなアイコンを貼り付けるのも一瞬なので、そろそろ手持ちのコレクションが溜まってきてわかりやすく整理したい人には必須道具として最大にオススメ。

制作する側でも、通常のフォルダ形式に加えてPixadex用の独自パッケージ形式(.iContainer形式)でもアイコンを配布するところが増えてきていまして、ウチもそろそろやろうかなと思ってます。
iDiskが最近1GB容量になったことで、置き場所は確保できたことだし。
この形式の最大の利点は、ファイルの中にサイトURLや作者名などの著作権表示や、内容を示すキーワード等々の埋め込みができることですね。
表示画面内でアイコンをマークするときちんとそれらがプロパティ表示されるようになっているのです。
アイコンを制作する方にとってもある程度の自己主張と防犯になる。
(...は言い過ぎかもしれないけれど、普通のフォルダ形式で配布するよりは名無しで散逸しにくいし、デスクトップから飛び出て妙なことに使われにくいのは確か。
ちょっと前の話だけど、商用ソフトに黙って組み込まれて激怒した某有名アイコンサイトが閉鎖したっけ。
ユーザーさんたちもその企業に突撃したりしてドロドロになって結局企業は使用を諦めたバージョンを出した。
復旧したそのサイトも、iContainer形式以外で配らなくなってしまってます。)

埋め込まれた要素を検索ワードにしてたくさんのアイコンのなかから目的のものを探せるので、ユーザーにとってももちろん便利。
制作側で著作権表示等はロックをかけることも出来るけれど、管理側のほうでも自由にキーワード等の管理要素の書き込みが可能。
(ふつうのアイコンを取り込んだときはもちろん埋め込み情報は入ってないし。)
たとえばおおざっぱに「システム系」「キラキラ系」「キャラクター系」「お気に入り」などといった独自キーワードをつけて管理するのも楽しいかも。
あとあと欲しいモノを取り出すとき便利だし。


…というようなことは当初からのPixadexの基本機能なので、ver2でどんなことになったのかなーと。
まず、検索機能がSpotlightと統合することでずいぶん強化されました。
(最近はあまり深くMacをいじりこんでいないので、これでやっと10.4のSpotlightがどんな感じなのか学習したくらいに感心。)

新たに今verから加わった、SmartCollectionという分類パーツも面白い。
簡単に言えば、「検索結果」そのものをひとつの単位にしてアイコンをまとめる機能をもちます。
(例えば、著作権欄にIconfactoryというキーワードを入れたSmartCollectionを作っておくと、自動的に今までのコレクションから、Iconfactory製のアイコンが集まります。
この機能は、この時点で完結するものでなく、今後もpixadexにIconfactoryからダウンロードしたアイコンを放り込む度に動的に働いてくれるってところが画期的。)

とは言いつつも、作る側で情報を埋め込んでくれるiContainer形式で配布しているところは限られてます。
そうなると集めながら自分でマメに埋め込んで整理する作業が必要。
そういう作業を経た、キーワード管理されたアイコンデータをどれだけ持ってるかでこれらからの恩恵は違ってきますけどね…

もちろん、pixadex上でも、WEBブラウザの「お気に入り」をまとめるのと同じ要領で、自分でフォルダを作って、セットごとや作者ごとにまとめたりもするでしょう。
または用途別(ゴミ箱用とか、青いアイコン、等々の自分なりの分け方で)とかね。

ver2から、フォルダの入れ子が可能になったので、多階層にわたってそういう管理ができるようになったのも助かってます。
キーワードをつけるのが面倒という人には、そういう基本的な整理法のほうが楽しいかもです。

Pixadexでアイコンを管理するような人は特に、膨大な数のコレクションが既にあるんじゃないかと。
(8000個あると最初の「一気に一覧」操作で虹色ホイールがぐるんぐるん回るわけで...ガンバレ大福iMac。
そうそう、ダブって管理しているアイコンも抽出して捨ててくれる機能がすっごい便利。)

このソフトの中にどんどん放り込んでいくと、収集がラク過ぎるだけに、もうどこからダウンロードしたアイコンなのかも気にならなくなってくるわけで、それはそれで作る側としては寂しいものなのです。
だから、そのへんはきっちり自己主張できてもちろん使う人にも便利さを提供できるように、やっぱりiContainer形式での配布は必須だなあ、と、進化しまくったPixadexをいじりながら実感したのでした。
次あたりから実施して、あとは徐々に遡って配布していくことにしようか...。

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HPのほうからもリンクしてありますが、MacOSXやWinXP用のアイコン系カスタマイズでおすすめなのを集めたリンク集はBlogPeople Tagsの機能を利用してここに作ってあります
この方面が好きで詳しいひとびとからもおすすめサイトを寄せてもらって作成しました。
厳選かつ高レベルなサイトが集まってますのでよかったらご活用を。
HP等からのこのページへのリンクはご自由にどうぞですよ。

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ひさびさに同系統のネタが集まっているのでこれもついでに。

11月29日発売のMacPeopleにアイコンが掲載されることになりました。
早くも先日リリースの新作をご紹介いただくことに。
これってもう、来年の1月号なんだって。
年末年始な気分。どーしましょ。

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2005.10.26

モンブランの暗緑色インクを買いました。

MONTBLANC : racing greenMONTBLANC : racing green
これは、レーシング・グリーンという、今年でた新色のインクです。
入手したのは夏。
成田空港で購入していっしょにLA旅をして帰ってきたモンブラン146ですが、その後に銀座のカスタマーセンターへ名入れやニブ交換で1ヶ月くらい預けてました。
ようやく引き取りに行ったときに「モスグリーンのインクが入荷したばかりなんですよ」とオススメをうけまして。

まだテスト用のペンにも入れてないとのことなので、ボトルの蓋についたインクをティッシュで拭いてそれを試し書き用の紙に転写、というまわりくどい方法で(笑)色を見せてもらったのでした。
そのときの印象は「すごーく濃くて渋そうな抹茶シロップ」という感じ。
黒に近いほどの暗さなのですが、インク乗りの薄い場所ではとても落ち着いた緑に発色していました。
そういうときはグリーントルマリンの色に近いかも。これはこれで綺麗なんですよ。
金属的なイメージもあるし。
ペリカンのブリリアントグリーンをカートリッジで持っていてペリカノジュニアにさして(ラインマーカー的に便利に)使っているのですが、この、明るいクッキリした色とはまったく対極なタイプの緑なんですよね。

レーシンググリーンは、ペリカンのスーベレーンM405に入れて使ってます。
(私のは青い縞なんだけど、代表的デザインである緑縞軸のだったらもっとぴったりだったかも。)
フローは良いペンなのですがニブがEFで細いせいか、ほとんど黒っぽく書けます。
だから、黒やブルーブラックインクの替わりにすらなりそうなほどに、文章用としも使いやすいんです。
太字のペンだともう少し綺麗にミドリが出てきそうな予感。

今のところ、手帳のほうでは仕事関連の事項をこの色で書いてます。
(昔から、ぎっしり書くと満足感を覚える性格なので、色分けしないと読み取りに疲れるため。
その他、基本記述はラミーの青で、物欲・買い物系はペリカンのターコイスブルーと分けてます。
これら2色はSafariに入れてます。
10年以上、手帳は「集中1ペン主義」だったので、色分けして記入すると目にも便利なんだなあと最近になって初めて知ってしまった。)

というわけで、爽やかさとか明るさには欠けるので、カラーインクとしてはそれほど人気がでないかもしれませんが、意外に万能に使えるオトナ色のインクとして、ぜひおすすめしたいと思います。
モンブランのインクボトルはかっこいいしなあ。

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2005.10.24

「趣味の文具箱」新刊とか、サラされたこととか。

趣味の文具箱 Vol.4こんなことやってる場合じゃないとわかっていつつ、食料品(←これはいのちにかかわるので必要)といっしょに大量に本屋で買い出し。
こうして積ん読の雑誌類が溜まっていく...気がつけば翌月の発売日が近いなんてことがしょっちゅう。
とにかくまずは、発売したてのうちに読みたかったので買うしか!と決意していた趣味の文具箱 Vol.4をゲット。
ステキな表紙…

ミニサイズのペン特集でもやもやと物欲がかきたてたいへんなんだがここはぐっとこらえる。
あーきっといつか買ってしまいそうだドルチェヴィータのちっちゃいやつ。いまのところ、ミニペンジャンルではこれ以外欲しくないし...。
国内外各社のインク色見本表も綴じ込み特典で。
(切り取って壁に貼れといわんばかりのちょっと豪華仕様。)
今回はシステム手帳の記事も多く、ひさびさにファイロファックス(しかもどうせならA5くらいで)が欲しくなってきたけれど、こういうのってゼロからいろいろ揃えるとなると投資が大変そうだなあ。
.....とか、いろいろ妄想する。
妄想だけは無料。

この「趣味の文具箱」シリーズは、毎号微妙に似通っていつつもそのときどきの最新商品を丁寧に紹介しているし、その反面ビンテージものへの蘊蓄もまた深いです。
万年筆だけでなく、インクや芯ホルダーなどの特集もマニアックだし。
あんまりふざけたところのない誌面づくりをしている分、カタログ資料的な価値も高いので、筆記具好きなひとならバックナンバーもすごくおすすめなので、最新号が気に入ったらさかのぼって買ってもよいかと。
なにしろファッションとかと違うから、流行なんてものがほとんど動かない世界だし、古いものを知ってるほうが威張れる趣味なんじゃないかと思うので。
趣味の文具箱―文房具を愛し、人生を楽しむ本。 (Vol.1)
趣味の文具箱 (Vol.2)
趣味の文具箱 (Vol.3)
机上空間―特集センスのよい「机・椅子・文房具」が欲しい!

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週末、HPのアクセス解析をみていたら、妙なところから膨大な訪問者があったので追跡。
台湾の、IT系(インプレスがさらに庶民ぽくなったみたいな?)総合サイトの、とあるフォーラムのとあるスレッドでウチのアイコンが紹介されていたわけで。
つながる書き込みの字面から判断する限り、まあたぶん「キラキラだ」「かわいい」「どうもどうも」的な感想でわいわい騒いでいるようで、悪口ではなさげ。

しかし、イヤなのはそのスレッドの先頭に、まるごと私のアイコン配布のページが器用にインラインフレーム(っていうのか)でデカデカと埋め込まれいたこと。
その下にウチへのリンクテキストも入っていた(ここからの訪問者でこちらもたどり着いたわけだし)ので、なりすまし的悪意はなさそうなんだけれど、こういうのを普通にやられちゃ困るんだよなあ。
あっちではこういうのが流行ってるのかなあ。と、どんより。

というわけで、埋め込みリンクだけはやめてもらおうと思って書き込もうとしたら、そのサイトの会員じゃないのでダメでした。
じゃあサイト管理者のメールアドレス..と思ったけれど、どうやらそれらしきリンクを押して入ったら、これもログインしないとメールできない怪しい仕組みで。
仕方ないから、漢字の字面でなんとなくしかわからないので言ったり来たりしつつ、とうとう、そのフォーラムの入会登録に成功。
(もちろんDMとか来たら困るのでそのへんの詳細登録も慎重に...。)
ログインできたので、スレッドの「1」の人に直メッセージで訴えたのでした。これは英語で。
通じてるか非常に心配していたのですが、ちゃんと「スンマセン作者さんから削除要請がありましたシクシク(意訳だけど多分そんな感じ。)」的書き込みとともにフレームだけひっこめてくれました。
すごく恐縮したメッセージも届いたので、女の子なのかも。
結局、リンクだけになった今もかなりの訪問者が続いているので有り難いといえば有り難いけれど...。

台湾のフォーラムの絵文字に「orz」があるのにも感動したけれど。(今回はそんなもんもちろん使う場面ではない。)
すぐ退会しようかとおもったけれど、また何かあると困るので在籍しておくことに。

わりといつもこんな感じで(再配布とか直リンクとか無断の画像使用を把握できた限りでは)直で抗議に出かけてしまう方かも。
こういうときの自分の執念はすごいな。うむ。

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2005.10.21

アイコンセット新作。(ゾウをたくさん)

New Desktop-Icon Set と、いうわけで今月つくったのはシンガポールのお土産セットの続編です。
パート1を作ってから1年以上経ってますがもちろん2回現地へ行ったわけでなく、前回のブタたちと一緒に買ってきたゾウをアイコン化。
ダウンロードはHPからどうぞ。
MacOSXとWindowsXP用のデスクトップ用です。

はじめ、ゾウの下に敷く丸いカーペットと、ゾウ本体を別々に作ってました。
デスクトップ上でアイコン同士ちょっとずらして置けば組み合わせて遊べるかなと思ったのです。
以前バリのお土産セットでソファとバリ猫のアイコンを出したときのように。
しかし、当時よりOSもだいぶ進化した今、こういうことがなかなか出来なくなってしまいました。
Tigerは(Pantherのときからそうだったかな)カーソルで押さえるとアイコンのまわりに四角く枠が出来てしまうし、アイコン同士をあまり近づけると、スポっと近づいた相手のフォルダの中にもぐり込んでしまう...という運動神経の良さ。
これを防ぐために、128×128の範囲の中のはじっこのほうに画像を追いやったアイコンを作ってみると、こんどは文字部分と遠く離れてしまってかっこわるい。
ということで、もう「重ね合わせアイコン」は作れなくなっちゃったなあ。
(このタイプの遊びをやりたい場合は、横や縦につなげる方面で考えてみようかしらね..。)

そんな試行錯誤の末、結局、ゾウ本体と敷きものを重ねたそのままやってみたら、それほどサイズを変えずにアイコン化できました。
以前この構図(象+丸カーペット)で同じようなものを作ったような気がしたけれど、まあいいや。
「敷物無し」バージョンも意外と気に入っているので(体の下の影とか苦労したから。)無理矢理同梱。
地味な変化ながら敷物の有り無しの組み合わせてゴミ箱の「からっぽ」と「いっぱい」にも割り当てられるんじゃないかと自分に言い聞かせてみる。

青い花は、前回のおみやげセットで黄・ピンク・紫の3個を配布したので、さらに色違いで全く同じもの。
花はLightWaveでぐるぐると作りましたが、象たちはIllustratorでほとんど描いてPhotoshopで陰影などを味付け。
楽しい作業でした。

CS2でずいぶん便利になったなあと感心してます。
複数レイヤー選択が出来るのがいちばんのお気に入り。
Photoshopなんかでは特に、大量のレイヤーを素早くレイヤーセットにできるので気分がよろしい。
あとは、ワープとかバニシングポイントなどの派手な新機能より、アニメーションパネルがImageReadyから引っ越してきてくれたことが、業務上たいへんラクになって有り難いです。
実際、アニメーション(や、そのもとのコマ絵)を作る用件が多いのですが、それ以外にも、レイヤー間をいったりきたりして見較べたいときなんかは思い切っていったんそれらを1秒/1コマくらいのアニメにして、パタパタと簡易スライドショー化してじーっと見てたほうが検証に便利だったりします。

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ぜんぜん話は違うけど、最近CMで盛んに流れているベイリーズ、すっごく美味しいです。
先日、銀座プランタンの前を通りかかったら、おちょこサイズのプラスチックカップに入れて試飲会やってたんですよ、ロックで!
感動して、地元のスーパーに寄ってひとびん買って帰った私。

バニラ味のかなりコクがあるクリーム+アイリッシュウィスキーが入ってるリキュール(アルコール度強め)なんだけど、まさに「お酒をかけた高級アイスクリームを飲んだ!」感じ。
濃いめのウィスキーのせいでそんなに甘くない(ような気がする)し。
ロックだとすぐなくなりそうなので(笑)、牛乳を注いで飲んでます。
カルーアミルクなんかよりはぜんぜんオトナ味です。
甘めのお酒が大丈夫な人にはぜひお試しいただきたい。

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2005.10.17

キラキラのハートを買いました。

FURLA KeyRingこれは、FURLA(フルラ)のブティックでみつけたキーリング。
色の綺麗なかわいらしいデザインのバッグやお財布で有名なイタリアのブランドなのですが、地元のデパートにも春の改装でこの店が入ったのでときどき覗いてました。
最初に見かけたのは、ハートを取り囲む石が鮮やかなターコイスブルーのもの。グリーンもあったかな?
あと、薄いピンクのもあって、なかなかかわいい。
瞬時に「買うしか。」と心に決めたのですが、何しろこれで1万円弱の値段がついてるんですわ。
どれにしようか今ひとつピンと来なかったのですけれど、まあそのうち買っちゃうだろうなトホホと思って数日検討することに。

その後、銀座に行く用事があった折、アップルストアの隣にこのブランドの路面店を発見。
あのキラキラハートはあるかなと思ってまたもや勇気を出して入っていったら、囲み石が暗めのガーネット色のものをここで初めて見ました。
うわー好みだ。というわけでお買い上げです。
店員さんによると、このキーリングは「自分へのご褒美に買う」人が圧倒的に多いんだとか。
うーむ、わかる気がするなあ。

飾りだけで縦幅で4センチ弱くらいあるので、かなり大きいのです。石の高さもずいぶんあります。
ジルコニアみたいな模造宝石というよりは、これは裏に金属を貼ったクリスタルです。
スワロフスキーぽい感じの。
中で赤や緑の反射を繰り返して、万華鏡のようにキラキラが深くまで続いてじっと見てると吸い込まれそう!

キーリングながら、文字通り鍵をじゃらっとつけて持ち歩くなんてことは全くする気が起きず、ふだんはディスプレーの脇に吊り下げて鑑賞している(笑..こんなんばっかり増えてきたなあ)のですが、お気に入りのバッグの持ち手のところにつけて出かけることも多いです。
リングが硬くて開き難いので、バッグの取っ手にはつけられないのですが、リング部分に細い革ひもを何重にも巻き付けてカバンに絡めて結ぶとかっこいいですよ、というのを店員さんに(わざわざ実演付で)教わったのです。
とにかくよく光るのですっごくかわいいんですよ。

それにしても、写真でこの色味を表現するのは、私の拙い技術では非常に難しかったです。
確かこれはクローズアップレンズで撮ったと思うのですが、ピントをどこにあわせていいのかカメラも困っているようでした。
大量に撮ったなかで、これがいちばんマシかなあという感じ。

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2005.10.13

万年筆本新刊、そして革カバーの秋。

万年筆スタイル 2先日の新刊、「万年筆スタイル 2」を買ってきました。
「趣味の文具箱」は全部持っているけど、こっちのシリーズは読むのが初めて。
「趣味~」が現行モデルの一覧やインク色見本などで、カタログ情報的整然さが強いのに対して、「万年筆スタイル」は、ペンを中心に蘊蓄話を拡げつつの読み物・企画もので楽しめるタイプかな。
なかなか面白かったです。この値段でこの内容の濃さは買いでしょう。
性懲りもなく、また書斎館にぶらりと買い物に出かけたくなってきた~。

私くらいの年代で子供時代に親しんだ文具達の特集ページも興味深し。
PLUSの、チームデミのミニ文具セットとか、あまりにも懐かしくて写真に見入ってしまった!
ちょっと調べてみたら、今は復刻されてこんな豪華な製品になっちゃってました。
これは、オトナが手に入れてふつうに嬉しいかもなあ。

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先日購入した、A6サイズのデルフォニクスの手帳は調子よく使用継続中。
レイアウトもサイズも、今のところ私の毎日にはぴったりと合っていて、ほどよく混み合った書き込みで一日が終わる。
(まあだいたい物欲ネタのメモに支えられている..)

せっかくかわいい装丁のものだからと気に入り、色味もたくさんある中から相当迷って決めたのに、結局現在、ほぼ日手帳の赤革カバーをレギュラーで装着しちゃってるんですよー。
ほぼ日手帳ヘビーユーザー時代からの、そこそこ使い込んだ革の触感が、もともとデルフォニクスのほうについていた透明ビニールカバーより数段良い!のと、太軸も入るペンホルダーが何かと便利。
もちろん(あまり太らせたくないのでほとんど入れてないけれど)ポケット類も機能的だから。

文庫サイズより若干小さめのA6サイズなわけですが、厚みのあるしっかりした装丁の手帳であるぶん、文庫カバーの中でもダブつくことなく固定されてます。
ウィークリー手帳なので、ほぼ日手帳本体を入れてるときより全体の厚みもすっきりスリム。
これなら持ち歩きが億劫じゃないなあ。

来年用のカバーも11月2日より発送開始しますというメールもついさっき来たばかり。
海青色の革にすぐつけかえてしまおう、とわくわく。(赤革は赤革で使い道ありますんで。)

日本人的な特性なのかどうか判らないけれど、気に入ってるものにカバーつけるのってわくわくしませんか。
モールスキンにカバーは邪道、と信じているのにもかかわらず、最近スリップオンで新発売されたブッテーロのカバーをちらちらで横目でみている私であることよ...

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2005.10.10

LA旅を今頃やっとまとめてみる。

あーそんなときもありましたね、なほどに過ぎ去ってしまったわたしのLA旅。
2ヶ月も経過すればもう誰も気にしていないとはわかっているのですが、とりあえず旅行記的に何らかのまとめ作業をしなければいけない、というのはずっと私のToDoリストのかなり上位にありました。
帰国後の体調不良だのなんだので、当時なんとか最初の2日分くらいは書いてあった日記(ここのブログ)もばっさりと放置して、そのままだったし。

2000年の訪問初回から今までずっと続けていて、今後参照するためにもなんとか作り終える必要があったので、本日全行程分の日記を補完しました。
ああすっきりした!

なんてことはない、ミクシィ内に(この期間だけ)リアルタイムで現地から書いていた日記をほぼコピーしただけです。
やはり、日記をふたつつけるのは無理だったなあ。
ブログと別にするつもりでいたし、毎日気楽に短文を書ける場所だったので、滞在中も写真付きで朝晩いつもアップロードしてたのです。
大勢の人に見てもらってコメントもつけてもらったのがなんとなく励みになったし。
そのぶん微妙にくだけた文体なのがアレですが、まあいいや。
結局こうなるんだったら、当時からブログにも同じ文章コピーしておけば良かったのかも。
来年はそうしようっと。

ネタ元がネタもとなので、例年以上に飲み食いの話ばっかりですが(笑)、それなりに真面目に過ごしてきましたよ。

今年の「旅行記」はあっさりと、日記とfrickrのフォトセットへのみにしました。
例年より手抜きなのはわかってるんですが、実際3回も同じ場所で開催されるともう特設してまとめるほどの旅行記ネタは今年は見つからないのですよトホホ。

左サイドバーのリンクから行けるのはこちらですが、ここにもリンクを再掲しておきます。

LA到着しましたの記録。
LA到着翌日の記録。
シーグラフ1日目の記録。
シーグラフ2日目の記録。
シーグラフ3日目の記録。
シーグラフ4日目の記録。
シーグラフ5日目の記録。
帰国しました!

★★滞在中撮影の写真:全170枚はこちら。★★(flickr)

SIGGRAPH2005 LosAngels - a photoset on Flickr

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2005.10.09

「店員さんのオススメ」ってところがよいのね。

店員さんがすすめる良品ステーショナリーこれ、ちょっと前になりますが、伊東屋の4階(改装されてすぐの、モールスキンなどのオシャレ文具?が売ってるフロア)レジ前に積んであったのを買ってきました。
店員さんがすすめる良品ステーショナリー

開通後の電車にはじめて乗って東京に出た日だったので、せっかくだから本を読みながら帰ろうと思ってうきうきとレジに持って行ったのを覚えてます。
(だいたい乗車時間内で読み切れたし。手頃な厚みの本なのです。)

伊東屋の各フロア専任の担当スタッフをはじめとして、代表的な文具店(通販で有名なところも含む)の店員さんたちのイチオシしたものがカタログ的に写真でずらりと番号付で並べてあり、次のページではそれぞれについての何故オススメなのかが簡潔に力説してあるんです。
やっぱなにごとも、店頭とか、営業とかの最前線にいる人がいちばん勉強になるし、後々何やらせても強いんだ。
ってことを私も社会に出て学びましたよ。今じゃこんなに引っ込んでますが。

書く(筆記具)・綴る(ノート・紙類)・整理する(ファイル・収納類)・使う(ハサミなどの必須道具)・癒される(目で楽しむ机上モノ)
といった感じに分野がわけられているので、ちょっとした図鑑のような雰囲気も。

良いものは良い、ということでスタンダードなものもちゃんと載ってますが、ネット通販でしかちらりと見たことがないような輸入モノやショップオリジナル開発品など、結構珍しいモノもあり、決してどこの文具店でも手にはいるようなラインナップではないですけれど。
(自分の店のイチオシ、的な書き方でもあるので、少なくともそれを紹介したスタッフのいるお店に行けば買えるのだろうと思われます。
コレは、書斎館の人がオススメしているんだから書斎館にあるんだろうな、的読み方も出来るので便利かも。)

この本に載ってるモノたちが、ひとつのサイトで全品通販可能なら最強なんだけどなあ。
と思うのは私だけではないはず!

都会の大型文具店へはりきって買い物にいくときの心強いガイドブックになりそうですよ。
贈り物を選ぶにもハズレなくセンス良いものが選べると思うし。
文具マニアの方は、ふとしたときに手にとって眺めるだけで脳内にちょっとしたお店が展開するので(笑)、目の保養にも最適。


..と、いう具合に、文具本に限らず、未レビューおすすめ本がけっこうたまっている(一応リストにはしてある..)ので、商売っ気で見苦しくならない程度に今後もご紹介していきたいと思います。

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2005.10.08

10月の壁紙タイルとか、文具屋視察とか。

10月のタイル今月の壁紙タイルです。
ダウンロードはダウンロードはHPからどうぞ。
WEB使用・デスクトップ使用にいかがでしょう。

このページではこういう画像ですが、配布しているのはそれぞれの色ごとの小さいサイズのものです。
全5色。
敷き詰めた感じはこのページをご参考頂けたらと。
この青は、今年のトレンドですよ(笑)。
秋冬の服でもちょっと色味を深くして出回っているのがいくつか気になっているので、そのうちなにか購入予定..。


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近所のショッピングモールに10月からオープンした雑貨屋や文具屋を視察。
想像以上によい。
(文具屋は、くまざわ書店の文具部門という位置づけらしいです)

対抗している(と思われる)駅ビルの小型LOFT等にない品揃えをちゃんと研究している感じ。
5000円、と値札が間違っていたのが少々気になったが万年筆売り場にもsafariなど買いやすいモノたちが充実。

あと、(これは私が既にA5パッドホルダーで持っているもので)伊東屋オリジナルだとおもっていたんだけど、カラーチャートというブランドの革製品(メモカバーなどの女性向けに綺麗な色出しの)も取り扱っていた。ほほぅ。
(革のフリスクケースなんて、こんな田舎で誰が使うんだ!)
ロディアやモールスキンも幅広く揃っているのはお約束だし。
その隣のインテリア雑貨の店も、輸入文具やらデルフォニクス系デザイン文具やら限りなく玩具っぽいものまでにぎやかに揃っていて、見ていてすごく楽しいのでした。

駅ビルが出来て以来半年くらいすっかり行かなくなっていたモールだったんですが、今回建物ひとつつなげる感じで大増床。
2階のフロア全部ユニクロプラスが入ってるし。

ということで、こりゃあ平日昼間の閑散時(笑)を狙ってひとりで入り浸りに行こうと決意。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
もう文具系ブログ・掲示板、の各所で話題になっているけれど、今月のLapitaにオマケでついているという、黄色いちっちゃい万年筆。

リポートによれば、「ノートに数行書いてインクが出なくなる」「振らないと書けない」(゚Д゚;)から「しっかり太くスラスラ書ける」までアタリハズレの差が相当あるようで恐ろしくて手が出ない。
1000円しないからいいじゃないかと思うけれど、1000円も出してただの棒(になるかもしれないいもの)を買うわけにはいかないのであるよ。
ほぼ同じお金で買ったペリカーノジュニアやセーラーのハイエースなんかを、けっこうたくさん持ってるしなあ。
ざっと表紙を眺めたところ、他の記事には全く興味が沸かなかったので、結局、さんざん迷ったけれど、買わなかった…

そんなに高くないけど(決して安くもない...)今ちょっと気になっているペンがあるので...えーまたですか...、いずれ購入するであろうそれで「万全のアタリ」に行き着くためにも、なんとなく雑誌の付録ペンなどに運を使いたくない。というのもある。

食玩みたいなもんだから別腹。と思い切れたら買うわ...。

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2005.10.07

水晶箱と24を交互に眺める夜。

quartz boxディスプレイ下の真正面に置いてある、水晶の詰め合わせ。
ちっちゃな箱ですが、常に目の下の方になんとなく見える特等席の位置。
写真ではぜんぜん判らないんだけれど(笑)、角度や光の加減によってはとても綺麗な虹色の光を反射してきます。
手前中央のぎざぎざした感じのものが「レインボークリスタル」という名前で売っていたものだけれど、他の水晶も反射光がうっすら虹色だと気付いた最近。

そもそも「石は原材料」的な意識でこういうものを扱いつつ仕事してた時期もあったし、パワーストーンというものにはあまり詳しくなろうと思ったこともなく。
○○には△の効能がある!というようなことに縛られはじめると、もう体中に石をくっつけてないと気が済まない人になりそう。
...と思っていたけれど、占い挿絵系のお仕事でパワーストーンのCGをたくさん作ったときに渡された資料がかなり深ーく解説してあるもの。
面白いので今も時々読んでいる内にだんだん楽しく「パワーストーン屋さん」に通えるようになってきました。
というわけで、まとめてある水晶の他にも色つきのものをたくさんガラスの器に盛ってある。
売り場で眺めて欲しい(綺麗)!と思ったものがきっと自分を呼んでいるんだろうと勝手に解釈して購入しています。
(まあ「宝石屋」じゃないから出来ることです。)

でも、この虹色を見ていてすごく癒される(注意を惹かれるというか...)時と、特に何も思わないときもあり。
前者のときに何か力を貰っているのかもしれないなあと思います。

デジタルに引き寄せられすぎているときは、こういうものたちにも助けてもらっている今日この頃。

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とかなんとか書きつつ、「24」の深夜放映から目が離せない。
ピコッ・ドン!ピコッ・ドン!

なんつうストーリーなんだこりゃ怖ぇぇえ。あああああ撃っちゃったよ信じられない。
悲しいからもう寝る!

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2005.10.05

雲いろのインクを買いました。

GRIS NUAGE (Cloud Grey)この夏に入手したいくつかのインクの中で気に入っているもののひとつ。
伊東屋の、ガラスペンやシーリングワックスなどが売っている階(万年筆フロアの上)に並べられている、フランスのエルバンというブランドです。
・公式サイトはこちら。J. Herbin 綺麗だなあ。
・通販でおすすめなのはこのあたり。品揃え多彩。 香水入りとか、あぶり出しインクなんかもあるんだね。

植物や自然関連のことばをつかって名付けられた様々な色味がラインナップされてます。
万年筆なのにこんなカワイイ色もありなんだね!と感心の、パステルカラーなど薄めなカラーも綺麗に揃っているのが特徴。(日本的情緒としても共感。)

この、「GrisNuage」という色は、灰色のインク。
もくもくした灰色なものの絵がラベルに書いてあるのですが、最初はケムリ色(?)かなあとか考えてましたが。
帰宅後、ちゃんと翻訳して調べたわけで、雲です。灰雲色。
(大学の語学でフランス語を選択していた時期もあったのは秘密だ。)

薄墨っぽい効果を期待していたのですが、わずかにブルーが入っている。
なるほど雲ですね。
この青みのせいで、鉛筆で書いたときのような光沢すら感じることもあり、予想外レベルでとても気に入っています。
書いていると、ペン先からほんのりと水彩絵の具の香りがたちのぼるのも面白い。

ペンのインクは、紙の上に映える、パキっとした色味のものが好まれるし実用的なのだとは思いますが。
書くということに慣れてくると(例えばいずれ書くつもりのブログの草稿とか)、なにも紙の上でそんなに自己主張することもないじゃないかというようなことでも、とりあえず書いておきたくなります。日記的な記述なんかもそのうちに入るかもしれない。
この色くらいのちょっと「控えめ」な存在感のほうが、目にも脳にもおだやかに作用して、ペンを動かすことのみに集中できるんだな。

だから、穏やかに目に入るインクがひとつくらいあってもいいかなと思って、まずは入門的にグレーを選んでみましたわけです。
ああでも、「わすれな草ブルー」とか「ムーンシャドウ」なんていう魅力的なかわいい色も気になりますよ…

ボトルのデザインが、手前に細身のペンを横置き出来る溝がついているのもオシャレ。
20年くらい家庭内デッドストック品だったのを目覚めさせたパーカー75に入れてます。
ぐいぐい書ける、硬めのしなりを持つペン先には、ちょっと太めのFであることも含めて、すごくよく合う色です。
このインク入れてから使用度が相当上がりました。

インクコレクターな皆さんには、ぜひ。

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↑...というような下書きを1ヶ月前の日付でロルバーンのノートに記してあったのを発見。
なんともったいない。と慌てて打ち込みました。

今日は既に金曜日か?と思ってしまうほどの密度と加速度で多種多様に業務をこなしました。
なんだろう。新月効果?
Photoshopが火を噴くほど(明日もかなあ)ちくちくとやりこんだし、エクセルも加熱したし、次シーズン用オマケ箱も作ったですよヤッホイ。
残念だったのは、半年ぶりに近くの某料理屋に行ったら、すっさまじく味が落ちていたことだ。
職人さんも、パパイヤ鈴木みたいな人になっていた。
店の中も、妙に居酒屋っぽい貼りものが増えてたし。
長年ひいきにしてきたけれど...もう行けない。しくしく。

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2005.10.02

「シン・シティ」を観てきました。

Sin City [Original Motion Picture Soundtrack]というわけで、さっそく行ってきました。(本日(1日)公開初日)
 SIN CITY公式サイト

ファンタスティック4に続いて、ジェシカ・アルバが出るし!ということでうきうきと観に行ったら、と、とんでもない映画でした…
出てる人もなかなかスゴイし、あの独特な劇画調を醸し出すメタルモノクロ+ポイントカラーで展開するカッコイイ色彩も独特で興味深し。
でも、最初から最後まで、ぼうりょくとさつりくが繰り返されるものすごいシーンの連続で、頭の中は((゚Д゚;))と(・A・)で一杯に…
見ようによっては「オシャレなバイオレンス映画」なのかもしれないけれど、これ、総天然色じゃないのをいいことに、ちょっとやりすぎだよ~。
もっとも、これがフルカラーでそのまんまだったら、ホラー映画になるわけですが。

エピソードが3つほどあって、それらのつながりを頭に入れておきたかったら(みんながみんな、ボコボコにされ過ぎて、上映中はあまりそういうことに集中できない。)公式サイト内の人物相関図を軽くみておいた方がイイのかも。
私は帰宅後眺めて、ああそういうことだったのねとずいぶん納得しました。

そんな映画ながら、ジェシカ・アルバは良い役どころでした。
(でも、良い人とか、ちょっとくらい色っぽいところであまり印象に残らない困った筋書き(笑)なのです、この映画は。)
予想外に、おおっステキと思ったのは、デヴォン青木演じる、女剣士なヒト。
日系の俳優さんてすぐこういう、手裏剣飛ばしたり日本刀振り回したりする役ばっかりやらされてご本人的にイヤじゃないかなあと思ったんですが、とにかくすっごい強いし、わりとかわいいので気持ちよかった。
ルパン三世の五右衛門みたいなお手柄な働きをしてました。

ま、シーンのなかを1枚づつ切り取れば綺麗な場面も多いので、予告編をみて観に行きたいと思っている人もいるかもしれないけれど。
ぼうりょくとさつりくがほっとんどな映画なので、デートでみてはいけません。(終了後、無言になります。)
よい子もみてはいけません。(まねしてはいけません。)
あと、疲れてる人も。(ますますスサみます。)
痛みに弱い人も。(みててとにかく骨身に響いて痛い。男の人はもっと大変だ。)

キル・ビル1とかバトル・ロワイヤル系を普通に娯楽作品として観れる人ならまあ、なんとか大丈夫かなあ。
個人的には、こういうのを全国公開しちゃいかんのじゃないかなあ、とちょっと思いました。
単館でひっそりとカルト的に楽しまれればいいのにー。
もー。

---翌日追記-----
しっかし、映画のレビューネタってあっというまにトラックバックが集まるんですねえ。
ほめてる人と私のようにガックリきている人の差があって読んでいて楽しいかも....w
私は、「タランティーノ系」に対しては、絵づらに惹きつけられはするものの、この人の描くバイオレンスに対して拒絶反応もまた大きい体質のようだ。と自己分析できました。うむ。

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