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2005.11.29

Lamy2000万年筆再評価。

Lamy2000FP ラミーのすべて―デザインプロダクトとしての筆記具

文具好きなブロガーさんで持ってない人はいないと思われるラミーのすべての表紙をバーンと飾っているのがこの、ラミー2000万年筆です。
私がこのペンを購入したのは実はずいぶん前で、7月の頭くらい。
サファリ万年筆やスクリブルシャープペン(←これは現在まあまあの愛用度。私には重すぎて手首がだるくなる....)などが集まりはじまって、もう次に手を出すのはコレだろう..という興味がまず、先行しまくってました。
というわけで勢いに相応しく、はじめての通販購入。
LAMY ラミー 万年筆 ペン先EF(極細字) 2000 L01-EF 吸入式 正規輸入品←Amazon

「ラミーを代表するこのモデルは、'66年にゲルト・ハルト・ミュラーがデザインした名作。」
という説明書きももういろんな媒体で見かけるのでホント暗記しちゃってるくらいなんですが(笑)、そんなわけで、これはやはりラミーの中では長年のボス的製品なのでしょう。
40年前につくりだされた「2000年」というイメージはとてもモダンです。
(1968年完成のキューブリック監督「2001年宇宙の旅」もちょうどこんな感じの距離感ですね。)
こういうふうに表現される近未来への憧れって、(想定年代が通り過ぎても)やっぱり新鮮でカッコイイのです。

このペンの黒い部分ですが、みた感じ・さわり心地共に、まるで木軸にしか思えないんですが実は樹脂であるという、表面加工の上質さに感動します。
一部分、半透明になっていてここからインク残量がわかるのも樹脂ならでは。
しかもホントの木で使うよりずいぶん軽量なのだと思うし。
さらにすごいのが、軸パーツの継ぎ目がほとんど全く判らないということ。
普通の吸入式万年筆と同じように、おしりの部分をネジ的にひねってインクを吸い上げるんですけれど当初、「不良品?」と焦りまくったほどに境界線が見えない。
この精巧さは、「攻殻」の義体パーツのようですよ!

表面のヘアライン加工が滑り止めになっているし、ペン全体がほどよい太さの紡錘型なので、持ち心地はとてもよいです。

写真の通り、この金属パーツに隠れたかっこいいデザインのペン先は14Kです。
インクフローは噂にきいていたとおり、びっくりするほどにタップリ豊潤。
ほとんど筆圧をかけずとも、インクが紙の上に盛り上がっているのがわかる..ほどにペン先が柔らかく開くようです。
インクの浮力?もあってこんなにソフトな書き心地なのかしらと思うほど!
(EFペン先で買ったのに、筆跡はペリカンのMといい勝負。)

書いた感じを例えて言うなら「筆ペン」とか「ちょっといい具合に先端が軟化したフェルトペン」。
筆記角を選ばずスルスル書けるし、紙に当たるシャカシャカ音は皆無。
手元にも紙のテクスチャ感がほとんど伝わってこないので、ここらへんの浮遊感で、万年筆としての好みが分かれるところかもしれません。
でもこのせいで長文筆記の疲労感がほとんどないですし、漢字などもカッコよく書けます。
まさに大量の宛名書きなんかにも適しているタイプかも。


購入当初は正直、あまりにユニークな筆記感で、私の好みである硬質な感触とは対極なために「なんか変..」という感じが拭い去れず、若干放置気味で夏を過ごしました。
しかし、Mニブのコンコルド購入以来の、個人的太字ブームにのって、最近急激にヘビーローテーションの輪に入ってきたのがブログ化(笑)した理由。
慣れれば、これほどラクなペンはないのです。
メモ書きレベルから使える、万年筆と言うよりは万能筆?のような扱いで。

あくまでも私が感じるものではありますが、欠点があるとすれば、キャップをしめてしまうとフっと灯が消えたように地味~な外観になってしまうことでしょうか。
遠目だと特に、万年筆という感じにはちょっと見えない。
ぽつんと(蓋をして)置いてあるときの高級感のようなものはあまり期待できないかな。
まあそのぶん、気軽に持ち歩けるという利点もありますが。

この、2000シリーズの4色ボールペンも使いやすいことでとても有名ですね。
リフィルを日本産のものに付け替えたりする情報も楽しげに飛び交っているようだし。
(今のところボールペンはホントに安物しか持ってないので)かなり欲しい気持ちが盛り上がり中。

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2005.11.27

モンブランの一本用ペンケース。

MONTBLANC PenCase MONTBLANC PenCase
モンブランのペンケースです。
8月に、146を銀座に預けに行ったときに、コレ用のケースで何かよいものはないですかね?というような話をしてみたら、おすすめされたもの。
深みのある赤色の革が実に好みだったので、こりゃ買っちゃうな~、となかば諦めつつ(笑)ショーケースから出して触らせてもらいました。
ツヤがある薄い革が張ってあるのですが、これがまた上品でふわふわな手触り。
内張りの煉瓦オレンジ色の革もこれまた柔らかくて、いかにも高級ペン用という感じ。
1本用なので、内部はしっかりした筒状のホルダーになっています。

この革製品のシリーズは、モンブランの筆記具のなかのボエムというライン(クリップに宝石(っぽい)装飾がついたどちらかといえばミニペンと言われるサイズの商品群)のためのものだと思っていたのですが。
見た感じもずいぶん華奢なケースだし。
モンブランのお兄さんが言うには、「これ、146にはジャストサイズなんですよ」とのことで。
入れてみたらほんとに(これ以上ほんの少しでも長いペンだと中から出っ張ってしまうから変。というほどに)ピッタリなのでした。

ケースの長さは約15センチ。
ということは、よほどの大型ペンでない限りなんでも収納できます。アウロラのオプティマ・バーガンディなんかもかっこよく入りました。
でも、考えてみればあんまりこういう高額な万年筆って頻繁には外に持ち出さないんですよね~。
出番があったのはまだ1,2回。
革がいかにも柔らかそうだし、ファスナーもそれほど頑丈なサイズのものではないので、カバンに放り込んで毎日ガンガン使う材質とは違うように思いますし。
でもなんとなく、持ってるだけで嬉しいアイテムです。バッグのようなものか。
モンブランはどちらかといえば男性向けブランドというイメージが強いのですが、こういうペンケースなど含めてかわいいものを出してくるようになった戦略は、個人的には嬉しいです。

一応、仕様の確認のために検索していたら、MONTBLANC愛用家のブログという、すごいページを発見してしまったので早速これからも更新を楽しみにすることにしました。
もんのすごくたくさんのモンブランをお持ちです。びっくり。
ちなみに、参考にさせていただいたのは、同型のペンケースについて解説されているボエム レザー ペンケース1本挿し(黒 / 赤)という記事。

このブログに出会ったおかげで、「クッキーの香りがするチョコレート色のインク」がクリスマス期間限定で発売されることを知ってしまった...ああ..行くしか。

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2005.11.25

「ぺたぺた日記帖」が作れるステキな本。

スクラップ帖のつくりかた書店で平積みにしてあったのと「目が合って」、速攻で買った本。
表紙があまりにも可愛らしかったし、タイトルにも惚れたので。
スクラップ帖のつくりかた
「帳」じゃなくて「帖」だと、途端にアナログな手作り感が強調されてよいと思いませんか。

スクラップブッキングがどうやら流行しているらしいというのは以前、シール好きなことを書いたときにもふれましたが。
この本は、そういうとっておきな気合いを入れて作るためのものではなく、毎日の「ぺたぺた日記」を楽しく作りましょう!というコンセプトのもの。
なんといっても、杉浦さやかさんのカラフルでかわいい挿絵がお気に入り。
ほとんど絵本のような楽しさでどんどん読み進められます。

手帳やノートの片隅にレシートやショップカードや映画の半券を貼っておく、程度の貼りもの記録ならばやったことがある方は多いんじゃないかと思います。
そこからさらにひろげた作り方のヒントがたくさん記されている本なのですよ。

そういえば私も、今年の夏のLA滞在では毎日寝る前に、無印良品で買ったA5版の薄い綴じノート(40ページ厚の「システムノート」。組み合わせて2穴バインダーでまとめられるので便利。70円だし。)に、テープ糊(コクヨのドットライナー)で食事のレシートやレストランのカードや美術館の入場券などをぺたぺたやってました。
「"思い出ノート"に貼るといいよ」とご主人も協力してなにかそこらで手に入れた紙切れを提供してくれるようになった(笑)
ちょうど1冊使い切って、それでひと旅終わるボリュームに仕上げられました。
余白にメモやラクガキなどがちょっとづつあるけれど、基本的に「貼りもの帖」として旅を思い出す資料価値は抜群です。
これ、今までの数々の旅でもやっておけばよかった。
あとから詳細な旅日記をHPにアップする際にも、記憶の掘り起こしにとても役に立つような気がするし。

と、そんな感じの旅行スクラップノートの作り方のほかにも、引っ越しの作戦ノート,ラベルやストローの袋を淡々と収集するためのノートetc...目からウロコなテクニックがいっぱいです。
本の終わりのほうには、ご自分や周囲の人々の「手帖」の使い込み方や、おすすめな文具ショップガイドなどが、これまたかわいらしいイラストでこまかく紹介されていて、ページを飾っておきたいほどに素敵!

明日から、なにかお気に入りのノートを用意してさっそく「ぺたぺた日記」を作りたくなります。
文具好きな男性の方々にもぜひ手にとって欲しい本だと思います。

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2005.11.24

ラミー新色インクとか、穴あきペリカノjrとか。

Lamy green & turquoiseラミーの新色カートリッジ(グリーンとターコイス)を買ってきました。
「新色」といっても日本国内で入手できなかっただけなんですが。
ようやくカートリッジでの発売になったわけです。
特にラミーのターコイスは今までもかなり欲しいと思っていて、思い切って海外通販か、アメリカ行ったときの土産品等々で入手の計画をしていたんですが、うやむやに..。

その憧れのターコイスブルーを早速サファリに取り付けて使ってみたところの感想ですが。
色味・滲みやすさともに、既にボトルで持っているペリカンのターコイスとほとんど区別がつかないことに若干拍子抜けというか.....。
書きたての頃は青みが強い、マリンブルー的な感じがしてホホーと思うのですけれど、乾くとペリカンと同じ色に落ち着くんですね~。
私が現在愛用中のラミーの青インク(等、既に発売されている黒や青黒の兄弟たちと同じような)滲みにくい、裏に抜けにくい性質を多大に期待していたのですが、少々違うようで...。
そんなわけなので、例えこの先ボトルが発売になったとしても、ペリカンのほうを使い終わってからの(それっていつだ?)購入になりそうです。
ターコイスはけっこう使ってますよ。
手帳のうえでもブルーインクと明暗のアクセントを効かせた良いコンビになってます。
(主に物欲ネタ筆記は最近ターコイスに決めつつあるで、ページ上が妙に明るくなってきた(笑))

グリーンは、ペリカンのブリリアント・グリーンのカートリッジで既に(ペリカーノジュニアに入れて)持っています。
今回のラミー・グリーンはくっきりしたペリカン緑と較べるとほんの少々青みがあり、ずいぶんシャバシャバと薄い感じもします。
でも、そうだからダメというわけでもなく、サファリEFのカリっと細いペン先でも味のある濃淡がついた文字が書けるんで、お気に入りです。
こういう感覚こそ、昨今の高機能極細ボールペンでも出せない雰囲気なのではないでしょうか。

滲み具合もターコイスといい勝負といったところ。
両方とも、モールスキンでは、滲みは気になるほどには無いものの、裏面へぷちぷちと染みてしまうほうが問題かも。これはペリカンのインクもそうなんですが。
しかしこれでもじゅうぶん実用レベルのうちだと思う人は多いはずです。まあその程度。

同じく新色のパープルを買わなかったのは、既に透明軸サファリのほうに、ボトル購入したウォーターマンのパープルを入れて使っているため。
ウォーターマンは紙の裏に色が抜けやすい(少なくともパープルは強力...)のですが、発色が濃くて好き。
そのうち青系も使ってみたいです。
frickr内の万年筆仲間が、いつもフロリダブルーでモールスキンに日記をつけているんだそうで、おすすめだとのこと。
カナダの方なんですが、クリーム色の紙に映える、とても美しい碧色の筆跡の写真が印象的でした。
(それで思わずインクは何ですかと訊いてしまった...)


Pelikano juniorインクつながりの話ですが、私はペリカーノジュニアは旧モデルの白キャップで2本、現モデルで2本、で一応4軸色で揃えちゃってます。
子供用なので多少の粗い筆圧にも全く動じない超頑丈なペン先だし、ちょっと太めの線なのでカラーペン的に使えて非常に都合がよいひとびとなのですが、困ったのは白キャップモデルのほう。
キャップの横っ腹に直径1ミリくらいの丸穴がぽっかりあけられてるんですよ。
(なんだろ、子供用万年筆だから「キャップ飲んじゃったとき」の息抜き穴?)
だから、使わなくてもインクが乾く乾く!
書けなくなるほどのスピードじゃないのですが、あまり頻繁には使用しないのに、カートリッジの水位が加速度的に減っていくのがわかります(笑)
しかも、どんどん色が濃く、滲みにくくなっていく!
今現在、恐ろしいことに赤いカートリッジのなかに、団子状の固形物らしきものがコロコロと転がる音すらしています。
(このせいで、カラーインクというのは、「粉と水」で出来ているんだなあというのを再認識?してます。)
でもとりあえず、普通に便利に使えてるところがこれまたすごいんですが。
(同じ白キャップでも、穴がないモデルというのも存在するらしい。)

現行モデルのほうは、穴がないせいなのか、キャップを開けるのにかなり力がいるほど気密性が高いんですね。
窒息防止のせいなのか、開けるのに小さな力で済むように、なのか?
..とにかくインクの水分がどんどん出て行く原因となっている、このキャップの穴は謎。

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2005.11.21

15番バッジをゲット。

15 !オマケショップ店長のおっちゃんことサワダケイさんの個展に出かけてきました。
シリアルナンバー15番のバッジに間に合いました。わあい。
お宝なので飾っておきます。
そしてご本人はこの人なのだろうかと見当をつけるまでもなく、自画像イラストにそっくりだったのでした!
ちっちゃなスペースにぎっしりとキャラ絵が敷き詰められていてすごい世界になってました。
壁と同じ、キャラ凝縮模様のタオル(というより、ぶあついメガネ拭きのようなふわふわの高機能ハンカチ的な布)を購入してきたので、帰宅後さっそく高額万年筆保管スペースの下に設置。
ふかふかでたいへん都合がよいけど、ドハデ!
なんか、はじめて地味に見えたよ。イタリア製のペンが。
ほぼ日手帳ナイロンカバーをお持ちの方は、オリジナル高精細印刷のカバーオンカバー用紙が記念グッズとしておすすめかと。
本体付で展示してありましたが、なんかもう、ぜんぜん違う手帳に変身してました。

と、いうわけで個展関東進出おめでとうございます。
才能のきらきらしたヒトってステキです。
彼の「スーパー絵ぢから」を1滴くらいはわけてもらえたような気がしたので、蒸発しないうちに夜なべして頑張ります。

いやはやひさびさの新宿は、相変わらず人口多すぎ。酸素が足りないです。ぱくぱく。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

帰りに丸の内のOAZO丸善に寄ってきました。
外のイルミネーション綺麗ですよ!
小腹すいてたので丸善名物の早矢仕(ハヤシ)ライス食べました。
(あまりの美味しさに写真撮影しようとか1秒も考えなかったことに今、気がついた。)

仕事いちだんらくしたら一気読みする用に雑誌の買い溜めと、もうすぐ使い切ってしまうので新しいモールスキン方眼ポケットと、万年筆専用と名高い「萬年筆物語」というメモ用紙を購入。
(レビューはいずれ。)
サファリ万年筆は廃番予定のグレーも普通にたくさんあって、Mニブあたりも追加買っとこうかと悩んだけれどペン先ごとに集めてたら無限ループに陥るので必死で我慢。
それより、safariシャープペンがものすごく書きやすくて、これは地元にも売ってるから買っちゃうかもしれないなあ。
赤軸のレゴっぽさがやっぱり一番好きなので、こんど買いに行こう!

というわけで、ホクホクと煙を吐きながら、また山奥のパソコン部屋に籠もるために帰ってきたのでした。

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2005.11.18

駅前メリーゴーランド。

Xmas merry-go-round Xmas merry-go-round
これ、遊園地じゃないですよ。
いつもの買い出しに利用しているジャスコ(とかが集まったいわゆる駅前ショッピングゾーン)の広場に突然出現してたのです。ああびっくり。
19日から無料で稼働するみたい。(゚∀゚)
といってもさんじゅうhoge歳の大人がひとりで嬉しげに乗るわけにいかんなあ
今日はライトアップだけみたい。
人通りも少なくなってきた寒空の夕方、こういうのがシーンと動かないのも趣があってよいです。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
StarbucksXmasで、家に帰る前にスターバックスの「クレームブリュレラテ 」を飲んでみました。
(キラキラした厚紙のオーナメントをもらえます。)
ぉわー、ケーキ飲んでるみたいだ。
あったかさと甘味で、体がホカホカしますよ。
ジンジャーブレット・ラテも好きです。

ところで、グレーのサファリって廃番になるそうですね。
ちょっと前に万年筆買っておいてよかったです。
通販で安かったけれどけっこう「アタリ」な滑らかペン先で、ブルーブラックのカートリッジ入れて愛用中。
ラミーのインクのこの色は、最初から、ぱっと見ではブラックと見分けがつかないほどくろぐろとしてます。
個人的には、もう少し紺っぽい、青寄りなブルーブラックが好きなのだけど。
このペン+茶革のほぼ日カバーに入れたマルマンの文庫サイズノートを必ず外出時は持ち歩くのだ。

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2005.11.17

「文房具を楽しく使う」最新刊。

文房具を楽しく使う (筆記具篇)軽く風邪気味です。けほけほ。
というわけでいつも以上に外に出ていないのですが、文具好き系ブログではもうあちこちで感想が掲載されている文房具を楽しく使う (筆記具篇)がやっと届きましたー。

これより前の「ノート・手帳篇」も今年に入って購入して現在非常に役立ってます。
(この記事でレビューしてます。)
ノートなどの紙系をついつい物欲に負けて買ったは良いけれど、さてどうやって使おうと思ったときに必ずこの本で参照してみると、結構使い道が思い浮かぶんですよねー。
よい指針なのです。
今ではすっかり本書が提唱するところの「多ノート派」になりつつありますよ。
(来年用手帳の選び方なんかにもあらわれているんですけれど...まだまだジプシーは続いてるし…)結果的に浅いおつきあいで終わってしまうかもしれないことを恐れずに(笑)いろんなものに果敢にチャレンジ出来るようになったのだ!ガンバレ!

..というわけで話を戻しますが、続編は筆記具篇。
ボールペン・シャープペン・万年筆etcといった筆記具類を分類し、非常にわかりやすく(そして使いたくなるように)解説してあります。
ボールペン系のラインナップやこまかな違いの解説を眺めるにあたっては、あらためて、日本は技術力のある筆記具天国なんだなあと感心。

このシリーズは、とにかく文体が丁寧で「読者の主義をあくまでも尊重しますけれどちょっと聞いてくれませんか?」という優しい物腰が私のお気に入りなんですよ。
何かを評論するほどの専門力のある人が書く文章は(ブログでも著書でもそうだけれど)、知識量そのものよりも、ものの言い方がいかにきちんとしてるかで評価されるものなんじゃないでしょうか。
...という、わりと当たり前のことがこの著者の本ではきちんと実感できます。

例えば最近になってようやく、モールスキンなどは正直言って万年筆より、鉛筆芯やボールペン類のほうがよっぽど相性がよいものが多いんじゃないかと思いつつあります。
「何がなんでも万年筆!」と決意していた時代もあった私にはたいした進歩かもですよ。
手帳ならこれ、このノートならこれ、というように選んで使い分けるのも楽しい。
と、いうより、この本がきっかけでとうとう、壮大な「多ペン派」への幕開けなのかもしれないです。困った困った。
ラミー2000の4色ボールペンはもちろん、ファーバーカステルのUFOパーフェクトペンシルあたりにもキョロキョロしはじまっているけれど..。

そんな感じに物欲をこまかくゆさぶってくれる今回の「筆記具篇」もオススメです。
先日芯ホルダーの記事でご紹介した、コヒノールのマークが焼き印で入っている、仕切り付マス型ペンスタンド、著者のお気に入りなのか冒頭やその他のページにも写真で載ってます。
これもいつかSCOSで買わなくちゃなあ。

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2005.11.15

コヒノールの芯ホルダーを買いました。

KOH-I-NOOR Lead Holderとおりがかりの雑貨屋さんで見つけたKOH-I-NOOR(コヒノール)の2ミリ芯ホルダー。
チェコのブランドだそうです。
今まで、SCOSでしか見たことがなくて、かわいいなあと気になっていたものなので早速オレンジ(に近い黄色)軸をゲット。

SCOSの芯ホルダーの品揃えは、知る人ぞ知る、という感じですごいですから。
6ミリくらいの極太芯のものもたくさん。
あんなに小さい店なのに、小一時間は動けなくなる魔力...

この芯ホルダーは、最近ソニープラザなどにも売っているとコミミにはさみましたが、検索するとちらほら通販しているし、ここでも並べられてます
↑こんなにたくさん軸色の種類があるわけで、並んでると色鉛筆のようです。
そんなことよりページ一番下の木製マス型ペンスタンド、現在買う気85パーセントくらいまで上昇中。
おしりの金具をとりはずして芯削りに出来るんですよ。
(キリッとした急角度でない、三角形なカワイイ角度にとがってくれるのもお気に入り。)
握った感じも、「まるでエンピツ」なのがよいです。
メタル製だけど、塗装の質感とかまっすぐな六角形とか、あらためて鉛筆の良さを思い出させる形状。
適度な重さにむしろ安定感があって使いやすい。

ステッドラーやユニの芯ホルダーは複数もっていて、ちゃんとスケッチやメモ書きなどにも使っているのですけれど。
しかしどうもあの、銀色部分のぎざぎざした金属加工というのが苦手で触れません。
(特にユニのほうの仕上げが粗めなので気持ち悪い)気がつくと、グリップより上のプラスチックになってる位置を握って使っています。
それでもわりと書きやすいバランスを保っているのがステッドラーのすごいところだなあと感心してるわけですが。
なんだろ、何か変な電流でも流れてるのかと思えるほどに長時間指をつけられない。
(そんな理由で、今までインクを入れる前から使用を諦めたのが無印良品のアルミ丸軸万年筆。)

もともと1本、コヒノール製HBの2ミリ芯が入れられています。
シャリっとした、爽やかな(?)硬めの書き味なので、わりと細かい字なんかも書けて気持ちが良い。
替え芯も一緒に並んでたから買ってしまおうかなあ。
ステッドラーの芯は何種類か持ってるけれど、ブランドが違えば同じHBでも書き心地が違うんじゃないかなと予想。
ある程度の硬度の芯をセットすれば、シャープペン的に使えるホルダーとして、手帳(モールスキンにももちろん。)の文字用なんかにもいいんじゃないかと思います。
カバーにあわせて軸色揃えたりしたらきっとかわいらしいよ。
500円くらいだし、濃いめな芯を入れる用途で仕入れておこうか。
鉛筆っぽい緑軸で使ってみたい。

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2005.11.14

シール貼りな趣味。

Mrs. Grossmansのステッカーがすごく好きです。
海外メーカーですが、ロフトやソニープラザ等でもよく見ますし、私は伊東屋の地階のシール売り場でまとめ買いすることが多いです。
LAに行ったときは、ホテルの前の雑貨屋さんのカード売り場にもたくさんぶらさがっていたので、いくつか仕入れてきちゃったり。

スクラップブッキング(手作りでカードやアルバム等を飾り付けを楽しみつつ制作する)という趣味分野が近年すごく盛り上がってるそうで、シール類もこの関係で脚光を浴びているみたいです。
ミセスグロスマンズのステッカーは、日本製のよりは凝りすぎてない、クラフト感のある絵柄が多くて気に入ってるんですよ。
テーマ別に膨大な種類があるので、じっくりと選べば、貼り付けるだけで絵本が出来てしまうくらい。
ホログラムのような効果が入っているキラキラタイプのものと、リボン状に長かったりちょっとした紙一枚分のサイズなので自由に切って使える布地模様のタイプが特によく買ってます。

伊東屋では、種類ごとにロールになったものをピリピリと台紙のミシン目で破って選べるようになっているので(1区切り50円、等々値段がそれぞれ違う)、気付いたらどっさりカゴに入れてレジに向かってます。
こまごました紙類でも、頑丈な厚紙のホルダーに入れて包装してくれるのもこの売り場の好きなところだなあ。

私の場合は、手持ちの文具類に貼り付けて華やかにデコレーションするのが結構好きだったり。
気に入った(でもどこにでも売ってる100円台くらいの透明軸の)ボールペンをデコレーションしたり、ノートの表紙などにもワンポイントで。
まあやっぱり、今までで史上最強に「貼ってくれ」と呼びかけてくれたのはモールスキンノートですね。
my moleskine. my moleskine (reporter).
あの黒い表紙は丈夫が取り柄であるけれど、シンプルでつまらなすぎる..とついつい。
ま、外に持ち歩くつもりはないからいいかとべたべたに埋め尽くした、家庭内備忘録用途のラージサイズのもの(左)と、HP管理系で使っているリポーター(右)。←縦開きタイプの作りだけれど、Reporterはあえてスケッチブック的に横向きにつかうことも強くオススメしたい!
メモポケッツにもこんなことやってたなあ
普通に、売ってるときについてきた「帯」のようにファブリックタイプのステッカーを同じ位置に貼るのも素敵だと思うので、次回新しいモールスキンをおろすときにやってみようと思ってます。
カッコイイ模様のを買ってあるので。
...そんな理由もあって、専用革カバーのオーダーなんかしてしまうとこの楽しみがなくなってしまうので、今回はやっぱり注文するのは遠慮することにしました。

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2005.11.12

アレッシィの綿棒ケースと、秋の空。

Alessi Pisellino毎日チェックしているザッカクウカンの記事を読んでひとめぼれしてしまったので、つい先日ブックマークしておいたのですが。
銀座の三越デパートを歩いていたら、ALESSIの売り場があって、このコ達も並んでました!
担当の人が言うには、この綿棒ケース、入荷するそばからどんどん売れていくそうで、大人気だとか。
PISELLINO(ピゼッリーノ)という名前です。
綿棒立てに3500円は勇気要りますが、意外に機能的で、誰が使っても蓋を開けっ放しということがこれでなくなる予感。
風呂上がりにはありがたい作りだと思うんですけれど。
(写真は、開いてる状態をみせるために、下に消しゴムで支えて(笑)持ち上げています。
普段は、頭頂部の「綿棒」をつまんで引き上げて、取り出した後は手を離すだけ。)

元気な蛍光グリーンを選んでみたのですが、ウチの洗面台でもかわいい存在感を放っています。
ぎっしり突っ込むよりは、ちょっと余裕を持った本数のほうが、「頭」をもちあげたときに花のように綿棒の束が開いてかわいいです。
ちなみにこの、溝がついてる「スパイラル綿棒」は非常に快適なので、我が家のお気に入り定番。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
autumn sky3 autumn sky

東京の空と、ウチの近所の空。
今日は、どっちもスッキリと青。

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2005.11.11

ブラザーズ・グリムを観てきました。

中型ホールと思われる入場面積の、縦横ど真ん中付近に席を取ったにもかかわらず、自分たちより前には誰もいない(後ろにパラパラ..)劇場貸し切り状態でした。
・公式サイト→ブラザーズ・グリム

ちょっと怖めのファンタジー映画かな、と予測していたのですが。
(まあ、ジャンルで言えばそうなのかもしれないんですが)なんかユルいかも..という印象が終始拭えず。
「森の中の怖い状況」というのは、ロード・オブ・ザ・リングだとかハリー・ポッター等ですごいレベルの特殊効果を見慣れちゃってるせいなのか、木がにょろっと動いて虫がどばーっと出てくるぐらいではそれほど驚かないんだよなー。
CATVでつい最近「スリーピー・ホロウ」を鑑賞しただけに「怖い森」は余計に見慣れまくり。

虫以外にもけっこう残酷な場面があったりもするのですが、それほど感情移入できずに観ていたせいか..生首もちゃんと人形に見えてしまったし(笑)、虫の大群も「ああいっぱい動かしてるなあ(CGで。でも「ハムナプトラ」のレベルではないよなあ。)」程度でショックはないのでした。
あえてそういう設定にしたか!というほど登場人物の性格がみんなぱっとしない・またはきっぱりと間抜けだったりするのです。
でもって、彼らがしょっちゅう喧嘩したり拷問にかけたりしてるし。
そのドタバタの合間に薄ーく、しかし唐突につながったストーリーがあるので集中しづらい。
話の展開自体はあとから考えると単純なんだけど。
なんでマット・デイモンなのかもよくわからないんだよなあ。(髪型が..指輪物語のサムのようだ..)
監督は、兄弟のどっちかのキャスティングにジョニー・デップを推したけど実現しなかったんだそうで、これはすごく残念なことです。ぜったいこの人のほうがいいってー。
モニカ・ベルッチはすごく綺麗なのでハマリ役です。それが救いです。
もっと出てて欲しかった..。

いろんなグリム童話(のごく一部の設定や登場人物)が各所に埋め込まれているので、そっち関係の話かとつい毎回ココロが引っ張られてしまうのも、注意力散漫になりがちだった理由なのかもしれません。
なにかひとつの話に濃く沿って作ればよかったのかもしれないんですけれど。
だから、「本当は怖いグリム童話」という本の映画化したものだと思うと肩すかしをくらうかもしれないのです。
私は「12モンキース」しか見たことないのでよくわからない(でもこれは面白かった。)んだけど、ご主人が言うにはテリー・ギリアム的にはちょっとひかえめなんじゃないかな、ということらしいです。
女の子の顔パーツを奪って踊る泥人形(この解釈が正しいかは謎)とか、ああいう感じのは興味深かったんだけれど、すぐ終わっちゃった。
ああいう毒っぽい面白さ+不気味さが本来のこの監督さんの特色?

総合評価的には、まあ観たければDVDでいいんじゃないかなあという気分です。
決してダメってわけではないんですが、爽快感も壮大感も低め。
上映前の、ナルニア国物語とかハリー・ポッターの予告編のほうが鮮やかに記憶に残ってしまう私は疲れてるんでしょうか?
鑑賞時期のタイミングを外してしまい、あっというまに夕方のみの上映になってしまった(田舎だから。)ゆえにあきらめた「コープス・ブライド」への未練が増大しました。しくしく。

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2005.11.09

ペリカン限定万年筆「コンコルド」を買いました。

Concorde & Tachikomaとうとう買っちゃいました!(...先月に。)
気合いを入れてじっくり選んで買いたいときはここへ。と決めている青山の書斎館に行ってきたのでした。

今回狙っていたのは、ペリカンの新作万年筆「Place de la Concorde(コンコルド広場)」。
1回限りの限定生産(ワンタイムエディション)です。
国内流通500本とのこと。こういうものを喜んで買う人が日本に500人いるかどうかについては微妙なので、レア度については正直ちょっとわからんです。
ペリカンの万年筆は、スーベレーンシリーズの縦縞軸が文具店ではおなじみで、品質も安定していて素晴らしいですが、やはり、これが限定バージョンになって出てくるとマニア心がうずきますね。

いままで、世界の都市シリーズということで、「アテネ」「上海」等のタイトルで定期的に美しいデザインの軸の限定品が出ていまして、そろそろ売り切れて簡単に手に入らないモデルも数多くあります。
この流れが近年から「世界の史跡」シリーズに変わったようです。
前回は「ピアッツァ・ナボーナ」というタイトルのもの。ローマのナボナ広場ですね。
こちらで紹介されているとおり、なかなかの質感です。
大理石模様、なんですね。

私はあまり金色の部品がついた万年筆というのが好きではなくて、今までもモンブラン以外は、値段にかかわらずなるべく銀色パーツの仕様のものを選んできました。
というわけで、今回の「コンコルド」は銀色クリップであるうえに、なんともかわいいパステル柄!とネット上の写真をみてひとめぼれ。

実際、書斎館の宝石店のようなディスプレイのなかで眺めてみると、予測以上の質感の良さでした。
青空の下の噴水、といった世界が凝縮されてる感じ!
ネットでみていた(通販サイト等での)写真では全く判らなかったのですが、すーっと刷毛ではいたような白い模様の光沢が埋め込まれていて、これがまた、雲のような水しぶきのような?贅沢なアクセントになってるんですねー。(゚∀゚)
だから、このランクの万年筆には珍しい軽めの配色にもかかわらず、ぜんぜん安っぽくないんです。
女性へのプレゼントなんかにも今までになく向いている高級万年筆なんじゃないでしょうか。

こういう質感は写真ではうつしにくいものなのかと思っていたら、これでもかというほど「グラビア激写」しているページも(笑)みつかりました。堪能。↓
Pelikan Place de Concorde October 2005 Stylophiles Online
さすが、外国の人はペンへの思い入れが違う。気がする。
この、Stylophiles Online Contentsというサイト、万年筆好きな人には要チェックでしょう。
雑誌(写真集)的に眺められる貴重な情報の場所だと思います。
更新が隔月くらいのペースですが、私はアンテナに入れて楽しみにしてます。

この、限定シリーズは、スーベレーンのM600という現行品の型と太さ等が同じだそうで。
青縞模様で持っているM405がちょっと細すぎて携帯用になりがちな私にはぴったりな軸直径です。
ペン先は、今回初めて、M(中字)で購入してしまいました。
EF(極細字)やF(細字)でしか持っていない私にとってはこんな太字ペン先、大冒険に近いかもです。
ただ、以前カリグラフィペン先のLamy Joyを買ったときに、細字ペン先では得られないインクフローや滑らかさに感動したわけで。
「もしかしたら太めペン先って楽しいのかも!」とうっすらとこちら方向に物欲が向いていたのは確か。
というようなことを話してみたら、じゃあ試してみましょうとお店で言われてMで書いてみたら、思わず、「これで買います..」と即答。
思い切ってB(太字)では?とすすめられましたが、まあ私的実用の範囲内で考えるとまずはMでしょうということで、今回は見送り。
(いつか廉価なペンで試してみたいとは思ってますけど。)

14金のスーベレーンシリーズと違って、限定版になると18金ペン先なのですが、かなり硬い感じはします。
モンブランのしなしなした筆っぽいペン先とは全く別方向の書き味というか。
しかし、太字になったせいで、インクも潤沢に放出されて、スルスルとした、今までにない面白い書き心地です。
インクの色味がよりくっきりと濃くなり過ぎず、紙の上で鮮やかに映える感じ!(LAMYの青、ホントに良い色だなあ)
手帳にコマゴマ書くには全く向いてませんが、太い幅の罫線のノートには最適。
手に負担がかからず、実にきもちよく大きめの(個人的従来比)文字が書けます。

ペリカンのペン先の特徴みたいなんですけれど、わりとまっすぐに先が切ってあるため、カリグラフィペン的に「筆記に適した角度」で書き出さないとちょっと違和感が。
私がちょっとひねりがちな角度の癖がついてるからなんですが、持ったときのほんの一瞬の注意力がまだ必要。
しかしだいぶ慣れてきました。
自分の筆記角に合わせて、よいかんじにまるくペン先が削れてくれるのは、さて何年後のことでしょう。
それもまた万年筆マニアとしては楽しみなのです。

あと、箱も水色ですごくかわいい!
ペンがセットされていた中ブタをとると宝石箱的に使えそうなクオリティの高さです。

というわけで、とてもよい買い物でした。
筆記具好きな皆さん、おすすめですよー。

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★その後、2011年2月にボールペンもお揃いになりました

さらにその後、2015年9月にローラーボールもお揃いになりました

というわけで10年がかりで全種集まりました〜
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2005.11.08

11月の壁紙タイルとかラミー熱とか。

11月のタイル今月の壁紙タイルです。
ダウンロードはダウンロードはHPからどうぞ。
WEB用・デスクトップ用に全5色。
敷き詰めた感じはこの画像のほかに、このページの背景をご参考頂けたらと。
秋冬は布地路線で行くよ。
今回の模様は、何の創意工夫もないブロックチェック柄ですが、そのぶん汎用性があるかと思います。
「あったかそうなニットにプリントしてある感じ」を出すため、エッジに僅かなぼかしをいれたり等、(きっと誰も気付かないのでつい言っておきたくなる程度の)味付けの努力はしてみたのでぜひ使ってください。

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ラミーのすべて今週、ご主人が仕事で銀座に行くというのでロケーションを聞いたら伊東屋のすぐそばみたいなので、ついていこうかとわくわくしてます。
ラミーフェア中らしいので。
ラミーのすべてというステキな本が先行で売られているらしくて、すごく欲しいです。
いままで検索してもまったく反応なしのAmazonにもようやく販売データが入ったみたいで、おお、ようやく。と、びっくりしてるところ。
全国的には9日に発売なのか。近日中に入手せねば。
購入したらレビューします。

何が何でも集めたい!というほどのファンではないつもりなのですが、何故か気がついたらすっごくたくさん持っていて、いちばん使いまくってるのがラミーの筆記具かもしれないです。
もうすぐネット通販したターコイスやグリーンのカートリッジも届くし、もうサファリなんて全軸色コンプリートしかかってます。
(数多く持っている各社インクの活用先としていちばん適しているのがこのペンなので…
新しいインクのリポートはいずれまた。)
次はLamy2000の4色ボールペンが気になりますよ!やれやれ。←村上春樹風に。

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2005.11.06

ほぼ日革カバー三代

HOBO-NICHI Techoほぼ日手帳が本日到着。
写真は、革バージョン発売以来3年間毎年買い続けたカバーで、2004年のチョコ色茶革、2005年の赤革、そして新品のマリンブルー革。
毎年微妙に革の質感が変化しているのが面白いです。
今回は、2004年版の光沢とソフトな手触り,2005年版の丈夫さがちゃんといいとこどりで半々に混じってます。
開封して手にとった最初から、吸い付くようなあぶらののった(?)感じが非常に気に入りました。
色は、思ったより暗めでおとなしい色。
まあそのぶん飽きることなく持てそうな感じもします。
(うっすらとグリーンが入っているクッキリしたこういう深い青、インクであったらほんとに欲しい。理想的です。コレを基準に探そうってくらいに見本色。)

早速、現在使用中のA6デルフォニクス手帳を新品のほうへ付け替えました。
前回ここにも書きましたが、複数のほぼ日手帳カバーを有効に使い回すには、ぜひともマルマンのノートの中では高級ラインと思われる、「カバーノート」(の替ノートならカバーなしで売ってます)の文庫サイズをおすすめします。
サイズはもちろんぴったりですが、ゆったりした太い横罫なのでメモにも使いやすいのです。
紙質もすべすべしていて、市販のハードカバーの日記帳のような、ああいう感じを想像していただければと。
薄いクリーム色なので、青や黒のインクがすっきりと前に出てくる印象。
とにかく書きやすいので、万年筆との相性も非常によいです。
そういう意味に限定すれば、私の中では「モールスキンに勝ってる」唯一の小型ノートかもです。
最近外出するときは、スケジュール帳よりこの、マルマンの文庫ノートにサファリをセットして持って行くことが多いです。

ほぼ日のカバーは、やはり、モンブラン万年筆さえスッポリと入ってくれるバタフライ式のペンホルダーが私には最大の魅力。
しかし、もうずいぶん増えちゃったので(その他、大昔から買ってるものも含めればナイロンもいくつか持ってるのだ)来年はもう革カバーは買わないよ、と思ってます。
よほど好きな色が出ない限りは。
(そんなこと言ってるときっと出てしまいそうだ。残るは、パープルとかワイン系だったりするんだけど...)

現在、今年版を1ページもかかさずびっしりと使用中という、イトイさんが泣いてヨロコビそうな使い方をしている私の母親用に、グリーンのナイロンセットもいっしょに届いたのですが、これはもうもんのすごくしっかりした緑色です。

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frickrに写真の入れ替え機能がつきました。(Replace this photo)
今までのと同じような構図で、でも前のより気に入った感じの写真が撮れたときはこっちにしたいってときが結構あるんです。
特に私の場合は文具等のブツ撮りが多いし。
でも、他の人のコメントがついてしまったり、たまにお気に入りに入れてくれたりする人がいると、削除するわけいかないじゃないですか。
やっと、というか、なくて不便だなあと思っていたので、この新機能にはひと安心。

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2005.11.03

ブログ大容量化とか写真ネタとか。

1日からの実施だったらしいんだけど、全然気がつきませんでした。
ココログのディスク大容量化について
ブログ容量(ココログプロ)がいままでの300MBから、じゅ、10GBに増加してる...(驚愕)
ああ、やっと「月1000円払ってるのに...」な呪縛から解き放たれた感じが。

ということで、ニフティのブログサービスのスタート日と同時に始めたにもかかわらず、まだ0.16パーセントしか消化してないウチの日記。
容量節約よりは、便利だからという理由で最近の掲載画像はほとんどfrickr経由で表示しているので。
(これだって有料版でやってるわけだが。)
ほとんどテキストデータばっかりで微増している状態なので、10GBなどという広大な場所をどう使えというのか~。

日記とギャラリー以外の使い道はぼんやりといつも考えているし、KF STUDIOさんのように(←ココログではないけれど。)上手にレイアウトできれば、配布系のコンテンツの場所を移せるんじゃないかなとも思ってはいるんですが。
大型壁紙配布の場所とかにもいいですね。
携帯用の壁紙配布は、ブログじゃない方がいいんですかね?とかいろいろ考え中。

しかし現状、大広間(10GB畳)のまんなかでぽつんと机ひとつ置いて、しゃかしゃかと地道~にノートに日記を書き込んでいる自分の健気な姿が浮かんで、けっこうコレも面白い。
容量はもういいから、(と今のところ思うんだけれど)とにかく安定と、長きにわたるサービスの継続をお願いします。

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moleskine notebookこれは、あるお仕事の専用ノートとして、進行・制作メモ用途に4月くらいから使い始めたモールスキン。(方眼ポケットサイズ)
たぶん来月分の依頼できっちり使い終わる予定。
スケッチ等はほとんど入ってないけれど、仕様書や、やりとりしたメールを印刷したものの貼り込みとか、方眼を利用したスケジュール表とか、ファイルごとのちょっとした作成案とか(自分から自分への。ラフを作ってる時点で、CG化するときのための「ここはこうして仕上げるとといいんでないか」的伝言板のようなもの。何か思いついてもすぐ忘れるので...)なんかを書き込んでいくものとして。
ポケットサイズは、パソコンでの作業中に傍らに置いて、ふとしたときに片手でぐわっと掴んで開ける絶妙なサイズだと思います。
これこそ文字通り「手帳」ですね。

貼り込みも多いので、黒いゴムひもを外すと良い感じにふわっと膨れて表紙が持ち上がります。
そういう愛着が出て来た頃に使い切るのは少々惜しい気分。
ひらひらとインデックス代わりのフセンもたくさんくっついてます。
中央に一個だけブックダーツがついてるんですけどね。
(金属フセンはもったいないのでこんなペースで使用しているという....)

こういう内容なので、中身をひらいて公開するわけにもいかず、なんとか「充実した使い込み」をアピールしたくて (...誰に?) こんなアングルで撮ってみたら、面白い感じになりました。
(それほどかっこつけて置かずとも、立てるとこんな感じに普通に拡がってしまう...)

まだ最終的な案内はもらってないんですが、frickrづてで、欧州の某有名家電メーカー系列の研修サイトが次の更新でこの写真を挿絵的に使わせて欲しいと連絡してきて驚きですよ。
ヘルプみたいなページで使うそーです。
こういうアナログなくたびれた感じが、お役に立てるんですかね?
どういうふうになるのか、ちょっと楽しみ。

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2005.11.02

COLOPの日付スタンプ。

COLOP nini-dater s120モールスキンノートをフル活用されているカマタさんの記事で、これはカワイイなあとずっと気になっていたのが、この、COLOP日付スタンプ。(mini-dater S120)
どこかで見つけたら買おうと思ってはいたけれど、この、日付印タイプのがなかなか手に入らず。
しかし、その後、文具カタログ系通販で知られているアスクルで売っていると教えていただきました。
ここと、コクヨ系の「カウネット」が有名な気がしますが、こういうところは法人取引の文具御用達というイメージもありますけれど、実は近年、個人売り通販部門も充実してるというのはコミミにはさんでいました。
(ほとんどのものが割引きで買えますし、合計2500円以上が送料無料でほぼ即納というのも法人向けサービスと同じなので普通の通販より実は穴場だったりします。
事務系の定番商品中心なので、あまり変わったものやオシャレなものはそんなに置いてませんけれど。
でも、最近は品揃えが加速度的に充実しているし、文具だけでなくPC系の消耗品や記録メディアなども充実してるので、急に何かが要るようなときはこういうところで頼むのが便利だったり。)

今回もアスクルの個人向けのほうで検索すると、なんなく見つかりました。
補充用のインクパッドも売ってますね。

2009.11.8 追記:現在アスクルでの取扱いはしていないようです。☆

プラスチックなのでとても軽いのがいいです。
事務機って感じがしないから。
中のスタンプがクルっとひっくりかえるのが面白いのでついポンポンと押してしまいます。
メモ書きしたところとか、(要はあらかじめ日付が印刷してある手帳以外のものに対して)使用すると、書類として整理できて機能的だということに気がつきました。
ただの罫線しか入ってないノートや紙片も、コレを押すと簡易手帳(日記帳でもいいけど)に早変わりするし。
日付を入れることで、通常のスケジュール帳の補助的なものとしてメモ帳がちゃんと使えるようになった。
そんなわけでほぼ毎日、必ず何かには押している感じなんですが。
COLOPを知る前は、日付なんてたいした文字数じゃないんだから手で書けばよいことだと思ってましたけれど、それは間違ってたよ!と謝りたくなるほどの重宝さ。
というわけでオススメです。
この、かわいい質感と押すだけでインクが付く便利機能はCOLOPならではのものですが、シンプルな回転ゴム印なら、今やダイソー(100円屋)でも見かけましたので、よかったらこういうのもちょっと試してみるといかがかと。

スタンプって昔からわりと好きでたくさん持ってるかもです。
テプラで有名なキングジムから出していた「タイコバン」という、かなり本格的なスタンプ制作機を昔、購入したのですが、ウチではわりと今でも、仕事関係の書類や封筒に押す住所等のハンコを作るとき用に働いてもらってます。
現在は印台等の消耗品しか売ってないみたい。
機械自体はわりと高額だったから、コストパフォーマンスが見合わなかったのかなあ。

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