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2005.11.29

Lamy2000万年筆再評価。

Lamy2000FP ラミーのすべて―デザインプロダクトとしての筆記具

文具好きなブロガーさんで持ってない人はいないと思われるラミーのすべての表紙をバーンと飾っているのがこの、ラミー2000万年筆です。
私がこのペンを購入したのは実はずいぶん前で、7月の頭くらい。
サファリ万年筆やスクリブルシャープペン(←これは現在まあまあの愛用度。私には重すぎて手首がだるくなる....)などが集まりはじまって、もう次に手を出すのはコレだろう..という興味がまず、先行しまくってました。
というわけで勢いに相応しく、はじめての通販購入。ペンハウスで買いました。

「ラミーを代表するこのモデルは、'66年にバウハウスのデザイナーであるゲルト・ハルト・ミュラーがデザインした名作。」
という説明書きももういろんな媒体で見かけるのでホント暗記しちゃってるくらいなんですが(笑)、そんなわけで、これはやはりラミーの中では長年のボス的製品なのでしょう。
40年前につくりだされた「2000年」というイメージはとてもモダンです。
(1968年完成のキューブリック監督「2001年宇宙の旅」もちょうどこんな感じの距離感ですね。)
こういうふうに表現される近未来への憧れって、(想定年代が通り過ぎても)やっぱり新鮮でカッコイイのです。

このペンの黒い部分ですが、みた感じ・さわり心地共に、まるで木軸にしか思えないんですが実は樹脂であるという、表面加工の上質さに感動します。
一部分、半透明になっていてここからインク残量がわかるのも樹脂ならでは。
しかもホントの木で使うよりずいぶん軽量なのだと思うし。
さらにすごいのが、軸パーツの継ぎ目がほとんど全く判らないということ。
普通の吸入式万年筆と同じように、おしりの部分をネジ的にひねってインクを吸い上げるんですけれど当初、「不良品?」と焦りまくったほどに境界線が見えない。
この精巧さは、「攻殻」の義体パーツのようですよ!

表面のヘアライン加工が滑り止めになっているし、ペン全体がほどよい太さの紡錘型なので、持ち心地はとてもよいです。

写真の通り、この金属パーツに隠れたかっこいいデザインのペン先は14Kです。
インクフローは噂にきいていたとおり、びっくりするほどにタップリ豊潤。
ほとんど筆圧をかけずとも、インクが紙の上に盛り上がっているのがわかる..ほどにペン先が柔らかく開くようです。
インクの浮力?もあってこんなにソフトな書き心地なのかしらと思うほど!
(EFペン先で買ったのに、筆跡はペリカンのMといい勝負。)

書いた感じを例えて言うなら「筆ペン」とか「ちょっといい具合に先端が軟化したフェルトペン」。
筆記角を選ばずスルスル書けるし、紙に当たるシャカシャカ音は皆無。
手元にも紙のテクスチャ感がほとんど伝わってこないので、ここらへんの浮遊感で、万年筆としての好みが分かれるところかもしれません。
でもこのせいで長文筆記の疲労感がほとんどないですし、漢字などもカッコよく書けます。
まさに大量の宛名書きなんかにも適しているタイプかも。


購入当初は正直、あまりにユニークな筆記感で、私の好みである硬質な感触とは対極なために「なんか変..」という感じが拭い去れず、若干放置気味で夏を過ごしました。
しかし、Mニブのコンコルド購入以来の、個人的太字ブームにのって、最近急激にヘビーローテーションの輪に入ってきたのがブログ化(笑)した理由。
慣れれば、これほどラクなペンはないのです。
メモ書きレベルから使える、万年筆と言うよりは万能筆?のような扱いで。

あくまでも私が感じるものではありますが、欠点があるとすれば、キャップをしめてしまうとフっと灯が消えたように地味~な外観になってしまうことでしょうか。
遠目だと特に、万年筆という感じにはちょっと見えない。
ぽつんと(蓋をして)置いてあるときの高級感のようなものはあまり期待できないかな。
まあそのぶん、気軽に持ち歩けるという利点もありますが。

この、2000シリーズの4色ボールペンも使いやすいことでとても有名ですね。
リフィルを日本産のものに付け替えたりする情報も楽しげに飛び交っているようだし。
(今のところボールペンはホントに安物しか持ってないので)かなり欲しい気持ちが盛り上がり中。

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1930年、ドイツの美しい古都ハイデルベルグに設立されたラミー社は、そのユニークなデザインでドイツのみならず、世界中の筆記具市場に新風を吹き込みました。こちらの万年筆は40年前に西暦2000年を見こしてデザインされた、ラミーを代表するモデル。 LAMY(ラミー)の詳尊..... 続きを読む

受信 2006/01/26 9:26:43

コメント

あれだけ LAMY を持ってるくせに、2000 の万年筆は持ってないんですよ。
何かがしっくりこなくて見送ったんですが、何だったかも覚えてない。 (^-^ゞ
4色ボールペンも最初は見送ったので、同じ結果になるかもしれないんですけどね。

投稿者: (2005/11/29 23:49:20)

かなり個性的な書き味ですので、正直、常用にはなりにくいのですが、ふと手にとりたくなる面白みがあります。
柊さんもいつか手に入れてくださいね~。

遠目では数百円のサインペンにも見えなくもない2000の地味っぷりには「(キャップあたりに)きらきらのシール貼りたい」という衝動がすごいです(笑)。

投稿者: ほしの (2005/11/30 0:20:59)

>遠目では数百円のサインペンにも見えなくもない2000

本で書かれていますね。当初は万年筆ではなくマーカーみたいと言われたみたいとか今も何十年も前も意見が似ているってのも今でも発売できるデザインの要でしょうか(^^;)

明日高島屋20%OFFるんで2000万年筆を喰べてきたいと思います。他の2000使っていますが万年筆はやはり何故か今頃です。

投稿者: かものはし (2005/11/30 21:25:03)

ペンスタンドに立てておくと、safariより安く見える気がするんですが(汗)、実際に使ってみないと高級感が体験できないってある意味奥ゆかしいですよね。
この軽さと柔らかさはスケッチなどにも使いやすいので最近かわいがってますよ。。
年末に相応しいお買い物になるかと。

投稿者: ほしの (2005/11/30 21:55:51)

初めまして!
いつもさっちんさんのところでお見受けしてますので、そんな感じがしないのですが(笑)

>「2001年宇宙の旅」もちょうどこんな感じの距離感
思わず膝をポン!
それ、ズバリ的を得た表現ですね。
感動しました…
そうか、そうだったのか~、
キューブリックも大好きだしな~、オレ(笑)

投稿者: U凪 (2005/12/01 1:31:45)

私もブログいつも楽しみに拝見してます~(ぺこり)。

当時にとっての2000年代というのは数字のキリもいいし、近未来として憧れをもてる、ほどよい時代だったのかもしれませんね。
40年前にこういうものを商品化できるラミーってすごいなあと思います。

ちなみに、うちには「2001年」のでっかいポスターが飾ってあります。

投稿者: ほしの (2005/12/01 2:15:52)

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