« かわいいメモ用紙スタンド(←たぶん)を買いました。 | トップページ | 2月のこまごまニュース »

2006.02.01

ミュージックな万年筆。

Platinum  #3776 Music penLamyのカリグラフィペン、Joyを購入して以来、このタイプの進化版としていつかは使ってみたいと考えてきたのが、「ミュージック」というペン先の万年筆。
マーカーペンのように、縦線は太く・横線は細く、の めりはりある線をつかった文字が書けます。
その名の通り、楽譜制作にも好都合。
(譜面を書くなどという作業は学生時代以来まったく無縁ですが、とりあえず、これだとト音記号がかっこよく書けます。)

Joyの愛用(ちょこちょことほぼ毎日)で気付いたことですが、このペン先は案外、日本語文章を書くにも独特の「味」が出て使いやすいということ。
日付やタイトルなどの太字書きにはもちろん、しっかり記憶に留めたい事柄を太罫のノートにばりばりと書いていきたいときにもおすすめなのです。
宛名含めて手紙に用いるのも悪くないですよ。


一応、このペン先でどんなものがあるのか通販サイト等でアタリをつけてからOAZOの丸善へ。
買う気満々のオーラが出ていたからなのか(笑)とてもよい対応をして頂きました。さすが丸善。
国産ブランドにはちゃんとこのペン先のラインナップがあり、パイロットのカスタム,セーラーのプロフィット(14kと21k版でそれぞれ有)なども試しました。

プロフィットは、ペン先純度の差ですが、私には正直書き味の差がよくわかりませんでした。
サイズは手にフィットしてよい感じでしたが、あまりにマイスターシュテックそっくりさんな外見なので、(元祖を愛用しているだけに)なるべく避けたい気が。
カスタムは可もなく不可もなく。でも決め手に欠ける..ちょっとシャカシャカするし。

そして出て来たのがプラチナの♯3776。
な、なんと、インク供給溝が2本ついてます!
こういう特殊な(奇っ怪な)ペン先があることはうろ覚えで知ってましたけれど、コレのことだったのかー。
と、既に半分ヒキの気持ちで試し書きをしてみたのですが。

正直びっくりです。
この、「2本切り割り」のおかげで、(接紙?面積が広いペン先にもかかわらず)ぬめぬめすらすらと、なんとも表現しがたい滑らかな、まーるい書き心地!
そして、何とも気に入ったのは、「多少傾けたところでインクが途切れない」という利点。
そこそこの速書きにも耐えてくれるし、私の癖である、内側に捻る持ち方でも、ちょっと線が細くなる程度で、ちゃんとついてきてくれる。
(ちなみに、いちばん傾けた、切り割り1本走行状態だと、通常のFくらいの線に。メリハリ無しの普通の万年筆に早変わり…まああんまりこれはやらないつもりですが。)
これはさすがにJoyではなかった現象です。
面白ーい。


線幅は、ほぼ、1.5ミリサイズのJoyと見分けがつかない感じ。
ペンポイントがしっかりとついた14Kペン先です。

とにかくこの滑らかさは、メモ書き含めて毎日無理矢理にでも使いたい快感です。
そのかわり、インクはどんどん減りますので、カートリッジよりはコンバータ入れてボトル利用推奨です。
インク吸入のヨロコビがしょっちゅう味わえるペンですね(笑)

私はラミーの青入れてますが、黒なんかでもド迫力だし、きれいなカラーインクならそれはそれできっと普通の万年筆以上に楽しい筈。

軸は樹脂製で驚くほど軽いです。
比較的細身で、あまりすぼまってはいませんがペリカンの400よりちょい太い程度の持ち心地。
プラチナの万年筆は今回生まれて初めて使いましたけれど、店員さんのお薦めどおり、いちばんクセがなくて「手についてくる」感じ。
こんなに高レベルで15000円(通販ならさらにお安いでしょう)とは、国産ブランドの万年筆ってなんて素晴らしいんだろう。
と思うのですが、プラチナに限らず、揃いも揃って「モンブランの遠~い親戚」のような見かけなのが残念。
どうせならイタリアっぽい綺麗なの作らないのかな?

とにかく、ふだんも楽しく使えるミュージック(カリグラフィ)ペン先を買うなら、プラチナ製で。
と自信をもってオススメしたいです。
ファニーフェイスのペン先も、2日目くらいにはこんなもんだろ、と慣れてきますよ。

特殊ペン先ではありますが、「こういう筆記具」として、今後も永く酷使していくペンになりそうです。
ああ、イイ買い物をしました。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

わー2月だ。
1月はよい月でした。
そのぶんブログとかHPの放置度が増加したのが反省点..。
2月もさらに、いろいろよびこめますように。
これからまた1週間くらいはボゥっとイラレフォトショのコンビが火噴き予定。

|

« かわいいメモ用紙スタンド(←たぶん)を買いました。 | トップページ | 2月のこまごまニュース »

コメント

私も通販サイトでちょこちょこ見てたので
メーカーと型番、しっかりメモさせていただきました。m(_ _)m

「パイ箱」に関係のあることをアップした時に
TB したんですが、どうも飛んでくれなかったようです。

投稿: | 2006.02.01 15:26

すいません...ここのブログは相変わらず時差があったりブラックホールがあったりで...ご迷惑おかけします...。

ぬらりとした滑り感など、万年筆のよい点をたっぷり味わえる、とても使いやすいペンですよ。ぜひ。
これのせいで、プラチナ万年筆のファンになりかかってます。

投稿: ほしの | 2006.02.01 15:54

今晩は。
そのペン先は楽しそうですね。
このあいだ、カリグラフィの練習帳的なPDFファイルを見つけました。
http://web.sfc.keio.ac.jp/~s01154me/sb/img/letteringcharts.pdf

投稿: 遠藤 | 2006.02.02 00:18

こんばんは!
ありがとうございます。
非常に興味深かったので全部印刷して眺めているところです。
ペン先の運び方まで書いてあってすごく参考になります。
本格的にカリグラフィを習うとかまでは興味なかったのですが、こんなカッコイイ字が自筆でいけるなら、練習してみようかなという気に。

投稿: ほしの | 2006.02.02 00:59

かなり惹かれるな。
でもサイズが136mmと小さめだけど問題ないかな。
験し書きしてみたい。

投稿: Ketzer | 2006.02.02 20:39

こんばんは。
136mmは、キャップしめた未使用時のサイズですね。
うしろにはめると全長で150mmくらいになるようです。
細身だし軽量だし、で、手に持つと、確かにちょっと華奢な感じもするかもしれません。
ざくざくラクガキするにも手放せないのですよ。

投稿: ほしの | 2006.02.02 21:02

おはようございます

MSを買われたのですね。

>カスタムは可もなく不可もなく。でも決め手に欠ける..
>ちょっとシャカシャカするし。

同じ感想です(笑)
カスタムの試し書きは74と742両方ででされたのですか。
オリジナルの状態では74と742共に横に線を引く時にやや滑らかさに欠ける様な気がしますね。
(線は#3776よりシャープですが)

>な、なんと、インク供給溝が2本ついてます!

PILOTも切り割りは2本ですが、SAILORだけが1本ですね。

>どうせならイタリアっぽい綺麗なの作らないのかな?

私はプロピオネートという樹脂でできたカスタムレガンス(10号ペン)の軸と差し替えています。

好みはありますが、きれいな軸ですよ。
18000円の方は14kの5号ペン、30000円の方は18kの10号ペンです。
カスタム74なら14kの5号ペンで同じと思うのですが(実験していないのでわかりませんが)

#3776ならば、セルロイド軸と替えるという方法もありです。金魚にMSのペン先を差しています。

投稿: ねこのぽちお | 2006.02.03 08:40

プラチナのサイズが非常に手に合った.、.というのが今回の決め手ですね~。
日本のブランドは、今これ1本しか持ってないので、差し替え道楽にハマるのはいつのことやら..(笑)
カスタムもいつか回帰したいペンです。レガンスは綺麗ですね。
(しかし青いオプティマクラシックを持っているのでむちゃくちゃ見かけがダブります)

とりあえず、次に立ち寄ったときは携帯用にキャップレス買おうかと思ってます。
今回MSかどちらかで買うつもりで両方じっくり試し書きしました。

投稿: ほしの | 2006.02.03 13:11

こんばんは

>プラチナのサイズが非常に手に合った.、.というのが
>今回の決め手ですね~。

#3776のコンセプトがほしのさんに合ったという事ですね。

カスタムレガンスはどちらも廃盤になってしまいました。
18,000の方はニューヴァージョンが出ましたが、色数が3本になって20000円になってます。

>とりあえず、次に立ち寄ったときは携帯用にキャップ
>レス買おうかと思ってます。

キャップレスはデシモシリーズが昨年発売されましたが、軽量&細身のデシモの方が外出先では出番が多くなりました。

投稿: ねこのぽちお | 2006.02.06 00:29

丸善でさんざん触らせてもらったのですけど、きっぱりとデシモのピンク色狙いです。
いつ買おうかな。
細字か中字か、楽しく迷ってます。

投稿: ほしの | 2006.02.06 02:15

デシモのピンクは良い色ですね。
私はBニブですが、MONTBLANCのBordeauxとの組み合わせでペリカンの如く<ぺん鳴り>がします。

ピカデリーサーカスもいよいよ上陸しますね。
まだ序盤戦なのにサイフがどんどん軽くなります。

投稿: ねこのぽちお | 2006.02.07 23:52

ピカデリーサーカス、私はあんな感じの模様、実は惹かれますねえ。
まさに文字通り異色なイメージ。
店頭で実際に手にとって見てみたいペンNo1かもです。

投稿: ほしの | 2006.02.08 00:10

こんにちは。
ワタシも#3776のミュージック買いました!
良いですよねっ!
めちゃめちゃオキニですっ(笑)!

投稿: hyperion | 2009.06.12 10:15

ご購入おめでとうございます。
見かけはとっても地味ですが、素晴らしい書き味ですよね!
ペリカンのBやこのミュージックニブなどの「平たいペン先」は私も大ファンです。

投稿: ほしの | 2009.06.12 13:02

まさに 管理者さまと同じ道をたどって成長してます。
ラミーJOY1.5㍉を購入して 何故か宛名書きに適していることを発見して早2年。 そして最近 ふとペンのスレを見ていて 国産カリグラフィーらしいものをこちらのサイトで見つけ 2週間ほど前に購入しました。大いに参考にさせていただきました。 ただもっとJOYのような縦線と横線のメリハリがないような気がします。まだ書き慣れないのかもしれません。 
国産ペンを使うのは初めてですが 思ってたよりいい感じで書けるので これからは国産で
散財してしまいそうで怖いです。

投稿: ロッキー | 2010.05.18 18:34

こんばんは。
国産ブランドの万年筆はいいですよね~
いつまで経っても各メーカーあれこれと欲しいモノが存在する感じです。
ここに書いたミュージックペン先も、いまだに休み無く重宝していますよ。
(このペン先のファンなので、次は中屋万年筆の軸で欲しい!と計画中。)
外国語なども書きやすいので、勉強用のノートによく使っています。

投稿: ほしの | 2010.05.18 19:19

最近、#3776ミュージックを買おうか迷っています・・・・ きっと買うと思いますがw

中軟が期待してたほどじゃなかったので。

投稿: maxheadroom | 2015.04.08 21:54

こんばんは。
ミュージックと中軟ではいろんな件が全然違うと思いますので(笑)楽しいと思います!
この記事に書いたのと、後年に買った中屋の漆軸とで、ミュージックは2本持っておりますが、
http://hoshino.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/2-fc17.html
これらは旧型の#3776なんですよね。

現行のセンチュリー系なら、更にフロー良くみずみずみずしいのでは?と想像します。
このように切り割りが2本入っているので他社のミュージックよりずっと扱いやすいですよ。プラチナ社の名品ペン先だと思います!
太罫のノートにざくざく書いていく楽しみを味わって下さい。

投稿: ほしの | 2015.04.08 22:05

ほしのさん

予告通り、#3776ミュージックを
ペンハウスさんで、ポチっちゃいましたw
でも、在庫なさそうだったので、いつ届くかワクワク
しています。

中屋いいですよねぇ~。実は今日、中屋の
万年筆を試筆させていただいたんですが、
するすると書けて、良かったですよ。
でも、よいお値段なので、見なかったことに
しました(笑)
中屋のミュージックですか・・・
なんと魅惑的なことを教えてくれるんですか(汗)
しばらくは緊縮財政で頑張らねばw

投稿: maxheadroom | 2015.04.09 00:35

わーおめでとうございます(・∀・)
やはり、通常ペン先とは違う貫禄あるお値段ですね...!
はやく届くと良いですね〜
インクあっというまになくなって面白いですよ。

投稿: ほしの | 2015.04.09 00:42

コメントを書く

コメントは一度保留され、管理者による承認の後に掲載されます。
書き込みから閲覧可能な状態になるまではお時間を頂きますことをご了承下さい。



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ミュージックな万年筆。:

« かわいいメモ用紙スタンド(←たぶん)を買いました。 | トップページ | 2月のこまごまニュース »