レーザーマウスを買いました。
2003年の年末近くぐらいから愛用していたワイヤレスマウスがあるのですが。
無線化したのはこれが初めてで、レビュー記事を書いたのはこのあたり。
とにかく酷使しまくった結果、指が当たるそのままのかたちで塗装が剥げてしまい、かなりの貫禄ある見かけになってきてました。
こういうのって、筆記具というか手先と同じ役割といっても良いですから、一度手に馴染んで苦労を共にすると(笑)離れがたいんですよね...。
ちなみに、コレの赤です。
左右対称デザインで、"マイクロソフトの割には"ボタン構成もシンプルな感じで気に入ってました。
し、しかし。
引っ越して稼働をはじめた直後からものすごく調子悪くなったのでした。
最初のごく短時間は普通に動く気がするのですが、どんどん力尽きたように反応が鈍くなっていくのです。
電池を替えてもドライバをアップデートしても関係なし。
前住居では、レシーバーを机の下(床置きしたPC筐体の上)に置いて支障なく操作していたのですが、試しに、机上に引っ張り出してみました。
「いくらか」調子いい時間が長くなったような気がしたのですが、状況は変わらず。
うんと近づけてみても、まあ最終的にはノロノロしてくる...(涙)
ネット閲覧程度にはなんとか重々しく反応してくれたレベルだったので、とうとう壊れちゃったんだろうなという予測をしつつ数日。
そしてせっかくだから次はレーザー式にグレードアップしよう、と品物を注文したのですね。
なんとなくカッコいい(妙にねじれてるけど。)と思っていたMicrosoft Natural Wireless Laser Mouse 6000という今年の新製品なやつ。
しかし、それが届くかという日にふと思い立ったのは、新居を機会にマウスまわりで変わった環境.....それは「机」かなあと。
そう、旧居では通販で買った組み立て式の木製天板の机だったのですが、いまの部屋はコクヨ製スチールデスクで構成してあるのです。
スチール机とはいえ、いかにも「会社の事務机」っぽい、数段のキャビネットが下に連結しているようなタイプではないです。
写真でもわかるように、オフホワイトに近いような明るいグレー天板にしました。
本体サイズもいろいろ選べるし脇机やサイドテーブルと横並べにして、部屋内でかなりたっぷりと横幅をもつL字構成にしてあります。
こういう机にした理由は、やはり機器類の配線効率がよく考えられた作りであることとか、天板下に薄い引き出しが幅いっぱいにつけられたり(コマカイ文具や紙類が整理できるので机上が片付く!)、足元にファイル用の棚が付けられたり、等の当初からの希望が理想的に簡単に叶うからなんですね。
まあ、当初予定していたいわゆる「ブランド机」でないぶん費用も現実的だったし。
ちなみに、コクヨのオフィス家具ということで、室内で組み立てて設置してもらうサービスがデフォルトだったので、これもけっこうラクでした。
で、話は元に戻りますが、どうやらスチール机とワイヤレスマウスは相性がすごい悪いらしいのです。
(と、検索してすぐにわかった。涙)
マウスへの送信電波が乱反射するんですって。
と、いうことは、スチール机の会社とかで仕事している人はどんなマウス使ってるんだろう..有線がまだ主流ということ?.....という疑問が浮かんだわけですが。
しかし!間もなく届こうという新品のレーザーマウスも無線、なのだから結果は今と同じことになるのでは!!!という衝撃でそれどころではなくなってしまいました。
どうやら周波数的な相性があるので、有線以外ならBluetoothなんかにすれば確実、ならしいんですけれど。
未開封即返品を考えた一方、思い切って開箱接続してみた結果ですが、とりあえず大丈夫でしたー。
レシーバーは机の下だとやっぱダメなんですが、ディスプレイの横位置あたりに置けば正常(と感じられる)動作をします。
まあせいぜいマウスとの距離30センチくらいが目安でしょうか。
(それ以上遠くなると微少なモッサリ感が有るような無いような..。)
さすがレーザー。と思ったのはマウスパッドが要らなくなったことです。
白っぽい机ではありますが鏡面ではなくコマカイざらつきがある天板なので、ちゃんと反応します。
あと、今までのワイヤレスのように、ひっくりかえして裏を見ても赤や青の光がチカチカと出ませんっ。
このマウスの特殊なカタチ、よほど理解されにくいと覚悟しているのか(笑)、とにかくあちこちに「正しい持ち方」が解説されています。
箱の上書きはもちろん、ホログラムの(見る角度で画像が変わる)動画シールも持ち方説明の2コマのイラストになってるし、封入された図解取説にもバーンと。
おにぎりのように標高が高いので、右サイドから手のひらをかぶせ、手のひらも親指も根本からべったり密着、というのがお約束みたいです。
(構造上、手が小さい人には絶対向いていないマウスだと思います...。)
私は、たしかに手はデカイですが、今は生産終了になったdimp gelという、けっこう標高の高いリストレストを愛用してまして、結構マウスのおにぎり形状が底上げ式にフォローできるんです。
現行品は四角く使いやすくなってこのタイプのようです。
店頭で見てイイ感じの色味だったら赤を買うかも。
Amazonだとコレ。
そもそもの、私の持ち方の癖が、親指主体に(しかもけっこうマウス全体を相当ヒネって)動かすというヘンさだったので、このマウスになると意外にしっくりとまっすぐ持ってるように見える(?)のは嬉しい誤算。
とはいえ、やっぱり1.2日慣れるのにかかりました。
ヘンだなあ、でもなんか意外に狙ったところに打てるし、性能良いのかもなあ..と考えつつひと仕事乗り切ったら、いまやすっかりOKです。
手のひらや手の甲、というよりは指を含めた手の内側全体でかるくサポートしつつ親指で「押す」感じの操作感かなあ。
「Microsoft」と書いてある白い凹みのところに親指を元からくっつけるような位置になります。
(この部分、「ドクターグリップ」みたいなエルゴノミクス系ボールペンの持ち手部分の触感によく似た半透明樹脂がかぶせてあります。
新品のうちはいいけど経年変化でどうなるかなあ。)
クリック感は軽いけどしっかり「入る」、カチッという感じ。
相変わらず、ぬるっと滑らかに廻るスクロールボタンは超ッパヤ(一度に大量スクロール)に設定できて、これは慣れるとかなり快感です。
見るサイトや扱う文書によっては非常に役に立つことでしょう。
親指上にボタンが2つ並んでいますが、今までの多ボタンマウスと違って、手が滑ってつい押してしまう、というようなことはほぼ有り得ないのは、「おにぎりの一番上」の高さの場所に並んでいて、親指用凹みともいったん離れた場所に配置されているから。
これはいい工夫だと思います。
比較的押しやすい下側のほうをブラウザの「戻る」にし、上側のほうを「Ctrl+s(保存)」に設定してみましたが、なかなか使いやすいですよ。
(「保存」はどんなアプリ上でも命綱のボタンではありますが(笑)あまり簡単にやってしまうと「取り返しの付かない上書き保存」をしてしまうこともまた学習しているので~、ほどほどな距離感でもって指が届くようにしてみました。)
というわけで、「慣れれば(慣れるまでの違和感はすごい..)」ほんとに手が疲れない、精度高く操作できるマウスです。
ベジェ曲線もラクラク引けるよ!
今度もまた擦り切れるくらい愛用できるとイイナー。
●その他参考記事は下記をどうぞ。
マイクロソフト、横から手を添える新形状のマウス
ちなみに、キーボードはリアルフォースをフタ付で愛用中です。
先日、Mac(大福)のほうに、リアフォの先代、FILCOのパンタグラフ式を繋いでみたら、「終了しますか?」が3秒おきに出るという大暴走でがっくりと諦めました。
Mac用のパンタグラフで買うか...?
こういうのでいいんだけど...とはいえ「せっかくだから」HHKとか欲しくなっちゃうんだよな~のスパイラル。
このあたりの物欲連鎖は、文具とあまり変わらなかったりします...。
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コメント
こんにちは。レザーマウスなかなかかっこいいですね?(^<^)私も欲しくなりましたよ。
投稿: 天衣(てんころも) | 2007.05.23 13:46
これはけっこう変な形なので、好みがわかれると思いますから、店頭で触って買ってくださいね。
投稿: ほしの | 2007.05.23 15:28
すみませんが、調べて欲しいボールペンがあるんですけど。今、私が持っているボールペンにアルファベットでフィガロって書いてあるのですが、それってどこのブランドになるのでしょうか?写真を載せたいのですが、
投稿: 天衣(てんころも) | 2007.06.06 21:06
うーん、私ボールペンについては全然詳しくないし数も集めてないので...多分解らないと思います〜。
mixiの文房具やペン系のコミュニティ、いくつかありますからそこに写真アップして質問してみたら如何でしょうか。スイマセンです。
投稿: ほしの | 2007.06.06 21:36
大変失礼致しました。m(__)mまた、ほしのさんのコレクション拝見しに参りますのでその際はよろしく御願い致します。
投稿: 天衣(てんころも) | 2007.06.08 13:41