ステーショナリーマガジン新刊を買いました。
発売日の19日を手帳に書きつけて楽しみにしていた本です。
・ステーショナリーマガジン 3
裏表紙が、おなじみのマルマンのスケッチブック柄(オレンジと、黒っぽい緑)であることをレジ打ちしてもらっているときに気付いて「おぉっ」と嬉しくなったりして。
本文内でもマルマンの図案特集が組まれています。
カバーノートやルーズリーフ(安いのでもすごく書きやすくて好き。)には今も日々お世話になっています!
マルマンのノート用紙はクリーミー感触(謎)なのがツボなんだと思う。
毎度の文具店特集も、都会に出掛けるときの重要参考資料です。
そういえばまだ新丸ビルには行ったことがないのですが、デルフォニクスをはじめとして鳩居堂など、ステキなお店がたくさん入ってるみたい。
これはぜひとも、です。
「毎日使う美しい文房具980選」とあるとおり、ぎっしり楽しげに、定番から最新までのコマカイ文具たちが紹介されています。
実際手にとることが出来ないだけで、どう使うか・どこに収納するか(←私はこれをセットで考えずにはいられない....)をひとつひとつ妄想するだけであっというまに時間が過ぎていきますから。
なんだかいつもこの本を眺める度に思う感想ですが、まさに「誌上伊東屋ツアー」やってるような心地よい疲労感(笑)。
個人的には、春の引越であらゆるものの廃棄および整頓に没頭した思い出がまだ生々しくて、正直ちょっとまだ、こまごましたモノを勢いで(または、出来心で)増やす気になれないんですね~。
これ欲しい!と思うと次の瞬間に、待て待てその用途ならまだあそこの引き出しに○○が未使用で○個あるじゃないか、というデータが電光掲示板のように脳内に流れるっ。
引越まではいかなくても、手持ちの在庫をじっくりと見つめ直さなければならないレベルの大掃除って、節約効果あるのかもしれませんよ。。
で、こういうカタログ本を眺めながら「買った(使った)気」になるだけでもわりと幸せだったりします。
まあ何度も読み返して、この中からもよっぽど欲しいモノが出てくるに違いなく、そういうときの巡り合わせを楽しみにすることにしましょう。
ちなみに、あらためて綺麗な写真で見て、ああやっぱりスゲー欲しい!と思ってしまったもののひとつは、デルタのドルチェヴィータの芯ホルダー。
万年筆ももちろん素敵なんですがまあそれなりに高額だし。
ペンシル(0.9mm芯のミディアム)か芯ホルダー(3.2mm芯のスタウト)に以前から「呼ばれている」気がするんです。
あのデザインと配色が美しすぎる。
お店のショーケース越しに眺めた程度で触ったことすらありませんが、見た目があんなに良いんだからきっと書きやすいと確信しています(笑)
きっとこれは、いつか。
あと、細身のペンのほうが向いているかもしれませんが、ピューター製の小鳥のペンスタンド。
通販サイトで見たときから、あまりの可愛さにブックマークしておいたくらいだったのですけど、誌面で再会して物欲再燃。
ただし、写真だけで決断するには微妙な値段なので実際に質感を見たい気がします。
ほほーと思った特集は、200円万年筆として有名なプラチナのプレピーの、サインペンバージョンのほうを好みの万年筆インクで使うという技のページ。(というか、仕組み的にはちょっと考えれば思いつくことなのか...。)
そもそも、プラチナの万年筆用コンバーターが、プレピー本体の倍以上するのがネックかと思いましたけれど、「カラのカートリッジにスポイト注入」な方法でも良いわけですよね。
私の場合、万年筆に使うインクでは青依存が強すぎて(笑、それ以外の色は飽きてしまう(というのは言いすぎだけれど、結果的に何故か手が離れがちになり)どうしても使い切れないのですよね~。
モンブランのボルドーやペリカンのターコイスのインクなんかがフェルトペンに入っている、という状況を想像するとけっこう愛用できる予感がするんですが。
どうでしょう!!すごく試したい!
そうそう、万年筆バージョンのプレピーは実は「試しに」黒を一本、ずいぶん前に買っているのです。
(これを「今年初の万年筆です☆」とアピールするのはさすがにどうかと思う...が、まあ、そういうことになるのかなあ?
さらに値引きして157円で買えたわけなんだけど...)
結論から言えば、個体差的にもかなり「アタリ」と思われるペン先だったし、軸直径があまりにも私の手にしっくりしすぎて驚愕したわけなんです。
そりゃもちろん、こういう値段のものっぽさはありますが、細字でよければ「いくらでもラフに惜しげもなく使える持ち歩き万年筆」としては最高峰かもなあ。
外出の度に入れ替えなくて済むように、カバンごと・手帳ごとに1本買っても良いくらい。
(最近ヘビーローテーションに復活してきているパーカー75のあとなんかにプレピーを書いてみると特に、軽すぎることやペン先の「ペラい感じ」にびっくりしたりはしますよ。
しかしそれにしても、私がいままでに、プラチナの万年筆に共通して感じてきた良さがちいさいながらもきっちり宿ってますから。
相性の問題かもしれませんけれど。)
軸デザインや重量ともに、スケッチなどにもかなり向いていると思うので、万年筆というよりはそっち方面の水性ペンとしてこれから愛用できそうです。
ロディアやほぼ日手帳などのスベスベ度高め系の紙に、特にきもちよく書け(描け)る楽しいペンです。
というわけで、掲載物ひとつひとつについて何かを述べていると超大河ブログになりそうなので、このへんで。
文具好きな方には、お手元に置いて間違いなく幸せになれる、年に一度のお楽しみ本です。
さてと。
これからちょっと散歩がてらペンクリニック行ってきます。ふふ。
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コメント
プレピーなのですけど、試し書きどころが、まだ一度も触ったことがないのです。実は、ペチットワンも同様です。
本格的に万年筆を使い始める前に、パイロットのVペンやセーラーのインクペンを少しだけ使ったことがあるのですが、私には合わなかったのです。
それで、無意識のうちにこのクラスの万年筆(あるいは万年筆風のペン)を避けてしまっているようです。
でも、プレピーならば、それほど悪くなさそうですね。
投稿: royalblau | 2007.06.24 17:47
こんにちは。
いろいろな人たちのレビューを見るに、ペン先やインクの出方の個体差が結構あるらしいのですけれど、私は比較的プラチナ贔屓なところがあるので、つい買ってしまいました。
いわゆる“当たり”なペン先であれば少なくとも「2~3000円レベル」ともひけを取らないといっても言いすぎではない、と思うのですが。
紙に対して「ペンポイントがちゃんとついてる」感触がありますし、独特のしなりがあって面白い書き味です。
これはこういうジャンルの筆記具として、各色集めちゃおうかな、という誘惑に駆られています。
とにかく、持ってるんだかどうだかわからないほど軽いです。
透明度高くて、見かけは意外と好きだったりしますが。
投稿: ほしの | 2007.06.24 19:03
プレピーが、値段の割に書き味が良いことは、情報として仕入れていましたが、購入を検討したことはありませんでした。
“当たり”なら、2~3000円クラスの書き味ですか・・・。クルトゥールと同等なのかな?
プレピーよりボーテックスの方が良さそうな気もしますけど、このあたりは好みの差が大きいので評価が難しいでしょうね。
持っているのがわからないほど軽い、というのは不思議な感覚ですね。
買うかどうかは別として、一度触ってみます。
投稿: royalblau | 2007.06.24 21:29
もう全く好みで評価が分かれるかと思います。
あの軽さ(重量も、見た目も!)が「万年筆じゃない」っていう人も大勢いるかと思うんで...
私が買った個体は、ペンポイントが結構大きい玉になって付いていて、それがなかなかの健闘の理由かと思います。
投稿: ほしの | 2007.06.24 22:45
実は先日パイロットのペチットという万年筆を買ったのですが、こちらのブログを拝見しましたら、プレピーもさっそく欲しくなってしまいました。(笑)
それで今日用事があったついでに文具やさんで買ってきました☆(グリーン、レッド、ブルーの3色を。)
ほしのさんは細字ならプラチナとおっしゃってましたが、ほんとですね!パイロットの細字より細く、買ってよかったです♪色もキレイですし☆ほぼ日手帳の紙にも裏にぬけないのでたくさん使えそうです。
ちなみに余談ですが、プラチナ繋がりで(これもほしのさんにそそられて。笑)セルロイドキンギョの細字も買ってしまいました(ノ_・。) とても綺麗な柄だったのでつい、もらったばかりのボーナス注ぎ込んでしまいました〜。(笑)
投稿: Uji | 2007.06.25 17:21
私、わりと手が大きいのでペチットワンみたいなコンパクトなペンはちょっと持ちづらかったんです。
(デザインはプレピーよりずっとカワイイと思うんですけど。)
プレピーのペン先は、ほぼ日の小さい方眼にも書きやすいでしょう?
なにかと便利そうなので、私も赤や緑でも買い足す予定です。
セルロイド金魚は、まさにこの季節に迎えるのに相応しい万年筆ですよね!
ペン先も大きくて、プラチナ3776のシリーズは好きだなあ。
投稿: ほしの | 2007.06.25 17:50
ハイ、ほぼ日の方眼に文字がすっぽりおさまる感じです☆
ふだん、ほぼ日には方眼無視で黒文字でびっしりって感じなのですが、ちょっとカラフル路線もいいかなぁと思いました♪
ちなみに、プレピーのレッドは、すごく薄くて『あれっ、ピンク!?』なんて思ってしまったので、(笑)ピンクはより可愛いピンクなんじゃないかと思いました。
実は金魚はネットで買ったので、届くのは木曜日頃なんです...待ち遠しい。。
投稿: Uji | 2007.06.25 18:17
1本1本個性がある模様なので、どんなキンギョがやってくるか楽しみですよね!
投稿: ほしの | 2007.06.25 18:45
職場から、朝のサボりのひと時(コラ)。
プレピー、いいですよねー。私は、もう10本以上買ったかもしれません。やっぱり、個体差は結構あり、全っ然インクの出ないのもあったりしますけどね。
手持ちのコンバーターが余っていたので、緑のにスティピュラのグリーンを入れてみたり、アダプター(プラチナ万年筆に欧州カートリッジを入れるヤツ)を使ってモンブランのルビーレッドを入れたりしてますが、自社のインクより他社のインクのほうが調子がよかったりして、楽しいです(笑)。
アダプター(1つ100円)を数個買っておけば、欧州インクの人柱ペンとして大活躍しますよ!コンバーターに直接インクを吸入して、サインペンに差してみるのもいいかもしれませんね(若干テクニックが必要になりそうですが)。
個人的には、これのインクローラーが出たら最高!と思います。エルバンの安っぽいのより絶対いい味出ると思うんだけどなぁ。
投稿: しまみゅーら | 2007.06.26 09:10
インクの人柱ペン!(笑)
持ってる♯3776には全部付けてますが、プレピーにコンバーターはなかなか勇気が出ません...とはいえ、やっぱりインクいろいろ試したり、軸内洗ったりするのには都合よさそうですものね。
(少しは重量が増して良い感じになるかもと期待も。)
欧州カートリッジ用のアダプター、そんなのもありましたね〜、インクの有効利用には揃えておこうかしら。
とりあえずサインペン版を何本か買ってきて極太文字を書いてみたい気満々なのです。
どのインクにしようかな〜
投稿: ほしの | 2007.06.26 15:32
勤務終了後のサボりタイムです(まだ仕事歩けど…)。
●極太文字
それなら、サインペン版に加えて、マーカー版なんていうのもありますよ!
http://www.platinum-pen.co.jp/products/marker/marker1.html
標準装備の(笑)インクは蛍光色ですが、これにブルーブラックなんかを差すとなかなかオツなカリグラフィペンに大変身!です。逆に、万年筆版に蛍光インクという禁断っぽい組み合わせも!(意外にちゃんと書けました。)
また、マーカー版のチップも売ってるので、サインペンのチップをマーカーのに差し替えて使うのも可能です。
ただし、万年筆・サインペンの売り場とは別になっていることも多いので、よく探さないと見つからないと思いますが…。
●コンバーターによる重量増
今、手元の通常版・アダプター版・コンバーター版で持ち替えてみました。確かに、少しずっしり感は出るようです(^^)。
投稿: しまみゅーら | 2007.06.26 17:16
うちの近くの某文具屋は、畑の真ん中にあるようなド田舎な割にはペンクリニックを開催してしまうほどマニアックなので、プレピーなどのめずらし文具や舶来ブランド系はみんなそこで調達できます。
マーカー版のほうが楽しそう。探してみなくちゃです!
投稿: ほしの | 2007.06.26 17:26