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2007.08.25
紺色の万年筆を買いました(CUSTOM74伊東屋版)
パイロットのカスタム74です。
先日の、銀座伊東屋で購入しました。
ペン先はFです。
ちなみに、このシルバートリム(銀色パーツ)になっていることが、伊東屋の限定販売モデルの特徴です。
通常ラインの軸色に加えて、ポップに明るい黄や赤もあって、一瞬迷ったのですが。
(いつもの私だったらエンジや赤軸にしていたのかもしれません。)
しかし!
あの日の暑さときたらニュースで報道されるほどのモノスゴさだったわけで。
ショーケースをじっと見ていたら突然、この紺色(「ディープ・ブルー」が正式名称)軸と銀色クリップがなんとも涼しくて、吸い寄せられたのでした...。
この色味、けっこう暗いのでノートなどの白地のうえで撮影するとかなり黒軸っぽくみえるので。
Moleskineの上でやっと本来に近い青色が写せました。
青い漆塗りっぽい、とまでは言い過ぎかもしれませんが、今こうして眺めていてもなかなか上品で良い色なんじゃないかと思ってます。
(中屋万年筆の漆軸ってすごく綺麗な色だなあと常々思ってます。
「桔梗」か、または「赤溜」を、将来オーダーしてみたいものだ....)
カスタム74が手元にきたことでしみじみと何かが落ち着いた感じがします。
「いろいろ買って遠回りしたけど、やっとココに戻ってきたなあ」というか...。
...というのも。
遥か昔の大学生の頃、1本の万年筆を肌身離さず使い倒しましたが、それがこの、パイロットカスタムで。
「ペン先が金で出来ていて、1万円もする!」
ということに日々ヨロコビを覚えていた記憶があります。
(今も値段が変わってないってのもある意味すごいような....私が持っていたのはつや消し表面のモスグリーン色軸+金色クリップだったか。)
あんなに使い込んだのに今はもう、手元にありません。
近年また万年筆を盛大に使い始めてから(人生第二次ブーム...)、初めて買ったパイロットの製品はデシモだったのですが、こういう特殊なペンでも、同社のものであるせいか、なんとなく懐かしかったんですよね。
自分の手が、丸くてモチっとしたパイロットらしい書き味を覚えているのを感じたのはホントです。
せっかくなので、当時使っていたのと全く同じように使ってみたくなり。
いくつか試し書き後にFニブにして、ブルーブラックのカートリッジも。
基本的に純正インク主義ですが、違うのにしたくなるかもしれないし、掃除にも便利そうなのでコンバーターも。
わざわざ実演付で説明してもらったのですが、con70というのは、ひねるんじゃなくてプッシュ式でインクが入るんですね~。
というわけで、(伊東屋ではサファリやペリカーノ系以外の万年筆を買ったのは実は初めてなような気がするのですが)とても丁寧に対応していただきました。
ああやっぱりいいなあ、カスタム74。
どこにでも持ち歩きたいほどにすごく軽いから、私のような下持ち癖でも楽々にキャップつけて安定するし。
細字(F)だけどツツーっと滑らかに手に伝わる、気取ってないくっきりとした線がでるのです。
ニブの形も美しいし文句なしです。
ブルーブラックインクの「枯れた青」って感じの暗さもいいね~。
昔はカートリッジでもアルミパックに入っていた記憶があるけど....
いわゆる「酸化する性質」のインクじゃなくなったのだろうか?
何年も使った私が自信を持って言うけど、このペン先は、手帳類にコマゴマ書き込むのに本当におすすめ。
あと、最初の万年筆としての贈答品として実に好適品。
以前から思っていましたけれど、残念なのはクリップがちょっと硬すぎて、どこかに挟むような使い方がなかなかできないことかな。
無理したら曲がりそうで怖い。
というわけで早速、ほとんどいつも机上にある万年筆として活躍しています。
良い買い物をしました。
これだけ暑い日々なのに、何故か今年はインクなんかも「濃い色」ブームなのです。
最近買ったのは(というか、今頃初めて買ったのが)セーラーのジェントルインクの青ボトルなんですけれど、この藍色っぽい暗さがすごく気に入ってしまい。
長刀やプロフィット21に早速入れてみたら、途端にその書き心地がピッタリときたような感じになり、
(錯覚かもしれない。なにしろ純正インク主義なので。)
毎日たくさん使っています。
フローは良いにもかかわらず、ウォーターマンなどを入れていた頃より、トロッとマイルドな書き味になりました。
うん、セーラーも良いわー。
買いたての頃はなんだか「よそいき」っぽかったのに、使っているうちの慣れやインクの相性なんかで、あるとき急に自分の手(筆記角?)に「しっくりくる」という瞬間がきます。
それが、万年筆が「育っていく」というヨロコビなんでしょうね。
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2007.08.22
Moleskineの旅ノート展示を見てきました。
先日訪れた日本橋丸善で開催されていたのがINVITATION AU VOYAGE エキシビションという、小さな展示会。
面白かったです!
詳しくはITmediaのMOLESKINEで旅の思い出──都内各所でトラベルノート展という記事で写真付でリポートされています。
ここの一番上の写真の、緑色の看板の下にティッシュケースみたいなのが見えますよね。
中に、医療用的薄ゴム手袋が入っているんです。
で、穴の空いた透明の箱のなかに展示用のMoleskineが置かれているので、そこに手を入れて自由にめくって鑑賞できるようになっているわけで。
(閲覧終了後は右隣のボックスの中に手袋を廃棄。)
優秀作品はウェブ上でもめくって鑑賞可能なんですが、やっぱり生で見ると迫力(書き込み・描き込みの気合い)がビシビシ伝わってきてかなり感動しました。
個人的には、それぞれの力作が、どんな筆記用具や画材を使ったのかに興味があります。
是非とも真似したい線を使っている人がいたので、こういう細かいデータもインタビューして欲しかったな〜。
このごろ雑誌の特集などでもよく見かけますので、「旅ノート」なコンセプトが流行っているんでしょうか。
(最近の、この方面の究極は、フィルムカメラ+旅ノートだそうで!)アナログ回帰という感じがして良いなあと思います。
そのものズバリなトラベラーズノートなんていうのも人気ですし。
(↑...発売されてからわりと経ちますが、今になって実はちょっと、いやかなり、欲しかったりする!
旅にはせいぜい年に1度くらいしか出ないけどさ〜
気軽にざっくりと持ち歩けそうでよくないですか?もしかして見事にノセられちゃってる?)
でも、考えてみれば旅先のスクラップノートなんて、何使ってもいいんですけれど。
今までの私はA5サイズのノートを活用することが多かったです。
キャンパスノートや無印のなんかが、ページ数もサイズも1週間ちょいくらいの旅程にちょうど収まってイイ感じでした。(安いし。)
コクヨのテープ糊「ドットライナー」ミニサイズとセットで持ち、レシートやショップカードや、そのへんに積んであったチラシみたいなのまで収集して貼りまくるのです。
寝る前にその気力があればメモを書き込んだりも。
PCを持ち歩いてなおかつLANにつながる環境では休憩時間を使って比較的リアルタイムにブログ更新などもしちゃいます。
で、写真などをレイアウトしてまとまった特集をつくるのは荷解きをしながら帰国後数日のうちに。
これらの作成が終了してやっと「旅行終了」となります。
...という蓄積がこのページなのですけれど。
まさに、最初の2000年の旅あたりから、カメラをデジタルへ完全に切り替えたんじゃなかったかな?
アナログで美麗に制作した旅行記には完全に迫力負けしますが、どんな形ででも、旅の記録を残しておくというのは良いものですからオススメです。
どんなに以前の旅でも、一見しただけで素早く、土地の空気の匂いみたいなものまでもが頭の中に蘇ってくるのですから。
値段から考えてMoleskineに対してこの用途にはもったいないと思っていたのですが、さすがの佇まいで「手元に置いて、何度も思い出したい」オーラはぴかいちだと気づいた展示でした。
CityNotebookという、地図付の魅力的な商品が出てきていますが、これ、1年早いタイミングで「BOSTON」出てくれたら使いたかったな〜と結構くやしい。
秋にLos Angelesが出るみたいなので、来年こそは活用できるんじゃないかと楽しみ!
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2007.08.20
新丸ビルにも行きました。(ダイモを入手。)
日本橋丸善のほかに、是非とも行ってみたかったのは4月の末にオープンした新丸ビル。
いやーあんなに面白いところだとは思いませんでした!
雑誌などでコミミに挟んで「一度行ってみたい...」と思っていたブランドやセレクトショップが相当数出店していたので非常に感動です。
こういう買い物スポットが東京駅地下直結圏内にあるとは、はるかな田舎から上京してくる身にとっては、じつに効率的!
全体的に、服より雑貨(モノ)系が充実しているのではないでしょうか。
文具系ですと前回の「趣味の文具箱7」にも特集が組まれていましたね。
デルフォニクスなども楽しく見物しました。
というか、文具屋に限らず「おしゃれ雑貨」を置いている店では、ロディアかMoleskineかエルバンのインク+つけペンの組み合わせ等々、似たような感じのコーナーにほとんど必ず遭遇...。
革モノ好きにも楽しいお店があって見ていて飽きません。
(有名どころだとgentenが入ってるのも便利。)
秋冬に向けて革カバン、まだまだ欲しかったりします。
ここのところの晴天でようやく活躍し始めた四角いトートの次は(これとおそろいのミニショルダーも欲しいことは欲しいんですけれど)、gentenみたいな素朴系加工の革で、コロンとした(または台形の)ざっくり大容量のフクロみたいな革バッグが欲しい気も。
あと、ノート特集などで知っていたBROOKLYNの革カバー、いかにも長持ちしそうでカラフルで良いのだけれど、値段がやっぱりキビシイ(涙..でもいつか。)とか。
アクセサリー系もよいお店がたくさん。
物欲ダラダラさせながら歩き回りました。
今の気分としては、マルチカラー系のこまかい石を点々とつなげたネックレスなんかが欲しい。
透明度高いパステルカラーみたいないかにも華奢な可愛らしいのは(残念ながら私には全く!)似合わないので、秋っぽい濃い渋い色の石で。
スワロフスキーのクリスタルパーツをペンダントヘッドなどのアクセサリーに加工して売っている店を発見して(3階のPaolo bottoni)混雑のなかザクザクと選んできました。
スワロフスキーの飾りは超絶に美しいので大好きなんだ!
リーズナブルにキラキラしたものが買えるのでここは必ず寄る店になりそう。
ここでは完成品の他にもビーズなどの原材料パーツも小分けして売っているので、私の買ったようなシャンデリアパーツ+バチカン程度の簡単なペンダントヘッドなら、手先の器用な人は自分で作った方が安上がりでしょう。
インテリア雑貨屋さんで麻のキッチンクロスなど買ってから、最後にQUOMISTという店(男性化粧品+雑貨と解説してあったけど、ソニプラ系列らしい。)で買ったのが、ダイモ!
このごろになってけっこう欲しかったんです。
電気で美しくラベル印字できるテプラは家庭内でも10年来のヘビーユーザーなんですけれど、それはそれで。
ダイモは、あの素朴な凹凸のアナログ感がかわいい。
高機能タイプだと、ディスクを替えてひらがなやカタカナを打てたりするし、絵文字なんかを打てるものもあるみたい。
安いものほどオモチャっぽい見かけになるんですが、これは色合いもすごく気に入ったし、1890円とリーズナブル。
(ただし、いちばんスタンダードな9ミリ幅テープ専用で、アルファベット大文字と数字しか打てません。
ちょっとしたラベルを打つ分には必要にして充分かと。)
カチャカチャといくつか打ってみて、文字送りや綺麗な凹凸を出すためのニギリ加減などを学んだので、そのうち色違いの(ラメ入りなんかもあるらしい)替えテープを入手したいと思います。
というわけで、たのしいところでした。
場所と時節柄、観光客っぽい団体さんもいっぱいですが、通路に立派なソファ椅子がたくさん並んでいたり、大きな待合いスペースがあったりして、休憩(または物色中、家族に待機していてもらう...私のことですが...)場所は意外にたくさんある感じです。
また行こうっと。
美味しいお店もたくさんあるので、皆さんもぜひ。
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2007.08.18
日本橋丸善に行きました。(あのペントレイが欲しい!)
前回の都会歩きの話の続きです。
銀座だけでなくいろいろ廻りましたので。
日焼けで腕がピリピリする〜(涙)
春にオープンした日本橋丸善にようやく行くことが出来ました。
地下鉄を乗り継いであっというまに着いたので嬉しい!
改札口を出て、丸善に直結している通路までたどり着けば、灼熱の地上に出ることなくそこはもう文具・万年筆売り場だったので有り難かったです...
時間は昼頃だったのですが、その上の階の書籍売り場に比べればずいぶんヒッソリとしていた印象でした。
本店以上に落ち着いた雰囲気だったので、じっくりとシステム手帳やこまかい文具などのコーナーも観察。
文具売り場でけっこう派手に飾ってあって目新しかったのはゼブラのテクトツゥーウェイという、製図向けな仕様のシャープペン。
このタイプや、芯ホルダーにありがちな金属グリップ部分に触れるのが苦手なので、これの安いほうの「ライト」が全部樹脂なのがポイント高いなあと。
輪ゴムを巻き付けたようなすべり止めがデザイン的に少々微妙(無くても構わないのでは?)とも思ったのですが、ちょっと欲しい。
ちなみに、これと迷っている対抗馬の同タイプシャープペンは、パイロットのS3(エススリー)。
ゼブラのようにすべり止めゴムもついていない、グリップまで全部樹脂。
振って芯が出てくるような便利機能はついていませんが、これの僅かな先細りで快適な握り心地や、素材ならではの軽さが非常に気に入っています。
どちらも書きやすくて決められず、しかし心ゆくまで試筆できたので、そのうち地元のロフトでどっちかを0.7ミリ芯で買うつもり。
(いまのところシンプルで安価なパイロット優勢。)
システム手帳は、やっぱりブレイリオの革はいいなあ等々と揺れたのですが、バインダーばかり増えても仕方ないので我慢です。
手帳構成はぼちぼち雰囲気を変えたいなあと思うところが出てきているので。
そういう定まらない次元のときに良いものがたくさん揃った売り場をふらつくのは危険!
万年筆売り場は、島型というんでしょうか、ショーケースのまわりをぐるぐると客がまわって眺められるようになっており、解放感があります。
インクなどのこまかい商品は、実際に手に取れるところが本店のレイアウトより好きかも。
色見本なども脇に置いてありますし。
万年筆本などにも載っていて以前から気になっていた丸善仕様(蓋がない、お盆タイプ)の木製ペントレイ、これも実際に触って質感を確かめることが出来たのが良かったです。
思った通り重厚感があって素敵。
出来ることなら、万年筆はこういうものに並べておきたいものです。
先日刊行の「趣味の文具箱7」で、このトレイに取っ手をつけて引き出しにして"10段の箪笥"に加工していた人の記事を感心しながら読みました。
あれは使いやすそうで面白かった。
トレイ10枚で150本分もあるけど...
私としては、この薄型の机天板下引き出し内にぜひとも組み込みたかったので、収まるかどうか正確な厚さを知りたいところ。
(「パイ箱」はぜひとも同じように継続使用したいですが、ボールペンの空き箱たちのほうはやっぱり見た目にしょぼい気が。
サイズも意外に短くて、入らなかったり取り出しづらいペンも多し...)
スタッフの方に事情を話したところ「なるほど!」とすぐに定規を奥から持ってきてショーケースの上にキチッと置いて計測して下さいました。
公式表示では3センチなんだそうですが、正確に計ったところ、3センチ3ミリという結果が出ました〜。
(この時点で自室引き出しのサイズはいまいち自信がなかったので)その場で買えなかったのが残念なぐらいに親切にして頂いて恐縮。
※帰宅後に引き出しの深さを実験してみたところ、3.6センチくらい標高のものでも天板に触ることなく引き出しの開け閉めができることはわかりました。
これならばかなり具合よくペントレイが収まりそうです。
机上等の開放空間での収納なら、窓蓋付のタイプがホコリがつかなくて良いと思うのですが。
※透明部分、売り場ではガラスだと思っていたのですが、アクリル板なんだそうです。
ちなみに蓋付のタイプは丸善限定というわけでなく、検索したらAmazonでも売っている(森林楽 フタつきペントレイ)のですね〜。
本数が1段目に収まらなくなったら、その下に蓋無しの丸善バージョンをお重のようにスタッキングすると相当カッコイイ収納ボックスが構成できるでしょうね。
店頭商品と自分の引き出し、両方を計測してなんとかなりそうだと判ったので、あとは再訪して買うだけか。
(もちろん、5000円もするし「とりあえず」は一箱だけにしますよ。
ここに横たわる15名様を選択するのも楽しそうだ。)
...とここまで書いて、丸善の通販で取り扱いがあると知りました。
(蓋付タイプももちろん売ってます)
この価格なのでどうやら送料も無料。
そう頻繁には東京まで出ませんので、こっちの方が便利かなあ。
でもこういうのを「お店で買う」っていう雰囲気も好きだし...と迷い中!
というわけで、めでたくウチにやって来たらまたリポート予定です。
筆記具じゃなくてペンダントネックレスやチェーンの宝飾品整理用に買ってもいかなと考えているところです。
(大きめの宝石箱は持っているのですが、こういう細長い溝のついた引き出しがなくて不自由してるんですよね〜。)
緑色のちっさなスーベレーン、すごくキレイな緑色で驚きました。
明るめの翡翠色というか。
ケースの照明を反射して、宝石のようにキラキラ輝いてました。
ペリカンでこんな派手な商品があるなんてー!
このグリーンは好きだなあ。
(とはいえ、私は手が大きいのでミニペンと呼ばれているものにはなかなか所有決断するに至りません。
600くらいの大きさだったらサイフが危ないところでした〜(笑)
というわけで、人少なめなのをいいことに、ノンビリと見てまわり、外界の熱風が吹き込む1階で雑誌を購入。
さらに上昇してカフェで名物のハヤシライスをランチに頂いてから、頭も胃袋もいっぱいにしつつ銀座へ向かったのでした。
本店より品物も見やすいし、点数も相当に多いので楽しいです。
今まで何度も接客してもらっていた店員さんも(販売応援なのか異動なのかわかりませんが)見かけましたので。
電車降りてすぐたどり着けるアクセスの良さも魅力だし、丸善は今度から日本橋を拠点にしようかなあというほど気に入ったのでした。
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2007.08.17
iMacをさわってきました。
ありえないほどに暑過ぎと思われた真っ昼間に、よりによって銀座のアスファルトの上を歩いていた私。(思い出すだけで汗)
というわけで、東京に用事があったので、それならやっぱり新しいiMacを見ておかなければ。とアップルストア銀座へ行ってきました。
入り口からすぐの、いちばん窓際に設置されたマシンが空いていたので思う存分触ってきたのですが、第一印象は「けっこう白く見える」。
アルミの重厚な灰色を予想して店に入ったのですが、日当たりがいいせいもあって、予想以上に光るもんなのですね...。
アップルマークも黒いし、あんまり可愛くなくなったねとは発表以来思っていましたけれど、やはりスッキリした「板っぽさ」は変わらないので格好は良いかなあ。
この半端な黒っぽさ(笑)もむしろ、Windowsマシン(のディスプレイ)とか、液晶テレビなんかが混在する風景には馴染むような外観なのかもしれないです。
しかし、窓際設置なだけあって、ツルテカの画面にはだいぶ映り込みが入ってました。
私はこういうのは使ったことないんだけど、天井の電灯なんかも結構映っちゃったりするんだろうか(とコレを所有している自分を妄想する)。
でも、液晶のうつり自体はキレイだなー。
24インチ画面とか使っちゃうと、もう小さいのに戻れないんだろうな。
デスクトップアイコンも思う存分に最大サイズで鑑賞できるな〜(と妄想)。
アルミのパーツというのは、指紋がつきやすいみたいですね。
画面角度を直すときに皆同じところを触るようで、白い指跡がけっこう目立つ箇所あり。
裏側は真っ黒なのですけれどテレビ裏みたいに掃除の大変な排気溝穴も見えず、接続ポート群もすっきりと下の方にまとまっていて良い感じ。
いいなあ〜!
そして話題のキーボードも試し打ち込みをしてみました。
文句なしにカッコイイです。
薄い割にはがっちりとベースの重さを感じますし。
し、しかし、キーの押し込みが信じられないくらい浅いのね!
慣れで克服できる範囲だとは思うけれど、打鍵圧が高い傾向があると結構骨身にツライと思います。
「ただの板のうえで指をパタパタしてるみたい」
的な世間の人々の感想がすごくよくわかる。
見かけから、MacBookと同じタッチかと思っていましたけれど、ちょっと違いますね。
MacBookのほうが「押し込んで、ポコっと入る」触感が明確にある感じ?
この新キーボードの場合は、こちょこちょと素早く指のハラでなで回すように打鍵することを心がければ、きっとすごい早さで大量かつ健康的に文章が打てるんじゃないか(と、また妄想する)。
うちの大福17inchさんのキーボードが、(汚れとかでなく明らかに経年変化で)不気味に黄ばんできているので。
キータッチもがしゃがしゃだし、コレだけでも新調したいものだなあと思っていたのですけれど、まあ本体含めてこのままいくか...。
しかしOSもそろそろ変わるという話ですし、いつか、大福からぴかぴかの板状にトランスフォームしてくれないかなあ。勝手に。。
アップルストアまで行けば伊東屋とか寄らないハズはないわけなので、そのあたりはいずれまた。
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2007.08.16
革モノのお手入れ品を買いました。
この春に購入したソファのお手入れ用品に買っておこうと思いまして、革手入れモノは引越直後からうっすらと捜していたのですが。
そういえば、この前トートバッグも買ったし、それでなくても文具まわりで手帳カバー等いろいろ増えているから、こういう小物類にも兼用できるものを....
と調べだしたらなんだか楽しくなって、いつのまにか注文を完了しちゃってました。
暑いってコワイよなー(言い訳)
土屋鞄製造所のサイトでオススメされていた「コロニル・シダーウッドオイル」がいいなと思ったのですが、あいにく夏休み中でだいぶ先の発送になりそうだったので、検索して靴屋さんで注文してしまいましたスイマセン...。
注文即日発送の超ッパヤ対応でびっくり。
これをつけたくらいでちょうど送料無料になりそうだからという理由も大きかったのですが「M.モゥブレィ ステインリムーバー」という汚れ落としも一緒に頼んでみました。
靴用と書いてあるけれど、レビューを見ると革小物に使っている人も多いみたいなので。
そんな組み合わせで届いたわけですが早速、手持ちの革カバー付手帳や、使わなくなった古~いのも含めてシステム手帳のバインダーやらを引っ張り出してお手入れしてみました。
コロニルのクリーム、さすがそれなりのお値段するだけあって、ふわっとしたいかにも上質な感じ。
こういうのにありがちな、鼻につんとくるような機械油っぽい(?)刺激が全くなくて、べたべたしません。
化粧品と間違えないようにしなくてはっ。...有り得ないか(笑)
クリーナーで軽く拭ってからコロニルを塗っていったのですが、やっぱり買って良かったなあ。
ほとんど外出に持っていかないながらも毎日触っているブレイリオの文庫カバーやクオバディスの革カバーなんかは、見た感じは、もともとたいした汚れもない(ように見える)んですが。
でも、これらでひととおり手入れしてみると、あきらかに買ったばかりの頃のほんのり柔らかく手に吸い付く触感ですとか、発色のクッキリさが「ああこんな感じだったよそういえば!」と蘇るんですよねえ。
クリーナーは、システム手帳金具による擦れ痕の黒ずみなど、けっこう古い汚れでもちゃんと取れて満足です。
やはりこういう、手汗なども気になる季節ですし、洗いをかけたようにさっぱりすべすべとした手触りが気持ち良い。
過保護な手入れのしすぎもいけないんでしょうが、適度に清潔を保ちつつの経年変化を楽しんで今後も愛用していきたいと思います。
そうそう、モノよっては多少の色落ちがあったりしますので、まずは目立たないところでのテスト塗りをおすすめします。
この時点ですっかり満足し「ソファの手入れに使う」という本来の目的を忘れている...近日中にやってみようっと。
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2007.08.14
「トランスフォーマー」を観てきました。
やっと、ここのところの直列用件な数々が一段落つきましたので、うきうきと映画に行ってきましたー。
・トランスフォーマー←公式サイト
お子様向け映画かもしれんけど、ま、夏休みだしね。
・・・と、ちょっと期待値低めで観始めたんですけど、これが全然、良い意味で裏切られましたっ。
映像があんなにスゴイと思わなかった!
最後までオオッと感心しっぱなしというか。
話自体はわかりやすいので深追いしなくていい分、ロボットのシュタタタっというたたみかけるような小気味よい変形などを楽しめて良かった。
(これぐらい素早ければ変形中も敵にスキを与えないと思う。
合体とか変身中に、解説だの音楽だのでこのシーンに時間をかけ過ぎな番組を見るたび、子供心に「今が攻撃のチャンスなのに」と思っていた。)
ロボット部分はもちろんCGなんだけれど、車が走行中吹っ飛んだりするのは実写なんだそうで、CATVの映画チャンネルでメイキングを観たのですけれど、なかなかのド迫力な撮影現場でした。
劇中、善玉なロボット達が(地球の危機を前にしているとは思えないほどに)コメディな芝居をしていたりするので、親近感わきまくりです。
あー自分がいわゆる「男の子」だったら、この映画の直後はバンブルビーとオプティマスプライムのロボット玩具がセットで欲しいだろうなあ。
大人の今は...うん・・が、我慢できるよ。
この映画は内容的には全く子供でも観れると思うんだけど、映像に迫力がありすぎるので、刺激は強め。
爆発とかのシーンも半端じゃないんです。
戦闘機もペンタゴンもホンモノ使ってるらしいし!
大画面で観たら知恵熱出そうですよ。
主人公の人は、コンスタンティンで良い役やってて見覚えが。
そしてその相手役を始めとして女の子達が皆、モデルのようにキレイなのも必見。
あとやっぱり大物といえば国防総長役のジョン・ボイト(アンジェリーナ・ジョリーのおとうさん)だったりもするのですが、それに加えて、先週観た「オーシャンズ13」でラスベガスでゲーム台を売り込んでた役の人がこの映画では中古車売ってる...のが面白かったです。
そんな感じに、よくよくみると興味深いキャスティングだったりするのですが、こういう映画のせいか、あんまり人間関係の話は薄め、という印象に残らないのが残念ではあります。
主人公の両親も終始夫婦漫才っぽいことやってて楽しいんだけど!
で、たとえ隕石がドカドカ地球に落ちようと、ビル街でロボットが戦いまくって廃虚のように崩れようと、なんだかどこかのCMかPVのように美しくまとめあげてしまう独特な映像風景が、すごく「アルマゲドン」っぽい!
っていうかマイケル・ベイ監督の映画って必ずこんな感じですね。
音楽も、ここぞというときのトリハダなツボを狙って、ぐおーっと荘厳オーケストラ系なやつを分厚く積んでくるし。
(この、美しくもベタな感じが娯楽大作っぽくて私は大好きだったりするけど。
もー、アルマゲドンなんか今でも何度でも泣けるよ。)
CGの主な制作陣はILMです。
なんか、この映画だけでもプチ・シーグラフな気分、というかElectronicTheater(映画メイキングやCMなどの世界最先端なCGを2時間くらい細切れに次々と上映されるのを唖然として眺める、シーグラフ中でかなり楽しみなイベント)を観たような感じにもなったかなあ。
というくらいに気分が上がりました。
個人的には、さらに、CG系のこまかいメイキングがみたいなあ。
オトナはぜひ、映画館の大画面で技術力にドキドキしてください。
左がバンブルビーで右がオプティマスプライム。もう覚えちゃったよ。画像リンク先のAmazonで買えちゃうよ!
↓
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2007.08.05
「オーシャンズ13」を観てきました。
11日からの公開ですが、先行上映で行ってきましたー。
・公式サイト→オーシャンズ 13...スゲー見にくいナビゲーションです。
期待どおり、とっても面白かったです。
このシリーズ、かなり好きなんですけど、もう続編「14」の制作は今のところ無理なんだそうで...。
出演する人たちが豪華かつ大人数過ぎてスケジュールの都合がつかないとのことで残念。
ストーリー自体はその都度独立しているので、「11」とか「12」を観ていなくてもそれほど問題はないと思うのですが、それぞれの登場人物達の性格というか癖みたいなものはしつこくパターン踏襲されているので。
過去のを観ておいたほうが「この人ここでまたやってるよ~」的にクスッとニヤつける場面が多いと思います。
(前作「12」が今週10日の「金曜ロードショー」で地上波初放映だそうなんで、ぜひぜひ!
12を知っていると13の終わりのほうの展開が特に楽しいかも。)
とはいえ、それほど深刻に頭を使わずに済む映画なので。
独特のこの軽妙さが夏休み向けかもなあ。
出演者の豪華さに目を奪われるからなのかもしれないんですが、11や12に較べると、登場人物各々がそれほど「命がけ」とか「いちかばちかの苦労」で何かやってる感じはしないかも。
さらっと動いてる割には結果的には偶然ながらすごいことになってるじゃーん!..というか。
しかしやっぱりアル・パチーノの存在感がだんとつに印象深くてすごい俳優なのだなあと感動。
出てる人みんな格好よすぎて目に栄養なオーシャンズのシリーズ。
でも意外とあの一番おじいちゃんな人がいつも気になる...
いかにも作為的な(とつい思ってしまうほどにパキっとキマっている)画面構成がすごい好きなんです、ソダーバーグ監督の映画。
11~13まとめた特製DVDボックスとか作ってくれたら絶対買うのに。
私は何回でも観れるくらい好きなんだよ!
さて次はあの合体ロボット映画行かなくちゃ~。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
全然違う話ですけど、RSSリーダーをBloglinesからlivedoor Readerに変えてみたらサクサクと使いやすくてかなり満足。
うちのブログをここから読みに来ている方が多いことに気がついて、ちょっとお試しで並行して使っていた期間があったのです。
やっぱり日本製だけあって、いろいろキメこまかく便利な点が多いし、画面も青くて目に爽やかなので...(?)
Bloglinesからのデータ移行というページもちゃっかりとありましたので、ここ読んで完全移行してしまいました。
Bloglines側で内容ごとにフォルダ分けしたものがきちんと引き継がれて嬉しい~。
文具関係はもちろん、デジタルから料理まで、けっこうな数のブログをRSSリーダーで巡回していますが、やっぱりこのWEBタイプのだと、どのマシンからも閲覧や新規追加が効率よくできて手放せません。
というわけで、右サイドにも設置しましたが、うちのブログをlivedoor Readerに登録するならば、下のボタンを押してどうぞー。
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2007.08.02
オプティマが修理から戻ってきました。
先日の地元で開催されたペンクリニックで、すっかりその場で復活したペンがあったいっぽうで、実はもう1本、持っていって修理送り決定になったものがあるのです。
このイベントだからきっと、なにかと詳しく見てくれて修理の段取りしてくれる人が(川口さんと共に)常駐しているであろうと予想しまして。
品揃えは、田舎にしてはなかなかのお店だと思うんですが、普段私がふらっと訪れる時間帯は、だいたいバイトの人だけがぽつんとレジにいることが多いので...
それは、オプティマ・クラシックの青。
度重なる不具合から生還して、その後、前々回のペンクリニックでばらばらに分解して丁寧に調整して頂けまして。
もう~これで完璧!になったハズ、でした....。
その後そんなに日数が経過してない頃、微妙な違和感を感じ始めました。
でも、それが何だかハッキリとは判らない。
怖い!でもまあ、普通に書けるし。とモンモンとしてました。
数時間後、もう一本持っているオプティマバーガンディとの組み合わせで使っていたときに、ハッと気付きました。
青のほう、キャップがねじ込めなくなってる!(オプティマはねじねじとキャップを廻して締めるのが正解。)
いくらまわしてもぐるぐるカラ回りするだけです。
覗いてみると、どうやらキャップ内側に形成されているネジ溝が一部、壊れてなくなってしまっているみたい。
特に、何かの拍子でっていう記憶もなく、わりといつもキツめにキャップを締める癖があるのでそのせいかも?
とにかく、あるときからネジこみが出来なくなった対策として無意識のうちに
(その頃から愛用していたエキスパートと同じ方式で)
軽く押し込んでキャップを閉めるようになっていたらしいのです...
私の手がまさに自己判断で!
それでなんとかそれなりの手応えでキャップがぱちんと閉まっていたというのも謎ですが。
とにかく、簡易的にしかキャップが締まらなくなってしまったので、首軸にセロテープ巻いて「偽プッシュ式」に加工を試みたりもしたのですが、まあ当然素人には対処無理だったので泣く泣くインクを抜いてがっくりときていたわけです。
ネットの情報をいろいろ見てみると、どうも同じような現象が、検索するだけでも数件出てくるので「オプティマのねじ山が若干モロい」のは知っておいて良いことなのかも知れません。
とはいえ、購入を左右するほどの欠点ではないと思いますよ。
こういうものの強度は、個体差的なものもあるかも。
それほど標高が高くない形状で樹脂そのままの場所にネジ切りがされているので、この部分が金属で出来ているようなブランドに較べればかなり危険度は高いと言えます。
「あんまりきつくキャップ閉めると内部のネジの噛み合わせが崩壊するから気をつけてね!」
という程度の予備知識はあったほうがいいかもしれない...。
というわけで、
「これはきっと、キャップまるごとの交換になってしまうと思います。」
とペンクリニック会場で宣言された私。
そうなった場合の金額は、なにかのパンフレットに書いてあるようで、すぐに調べて教えて貰えました。
18900円税込みて!(゚Д゚;)
えーと、定価5万の万年筆でしたが3万円ちょいで通販で買い、しかし結局ちょうど値引き分くらいの金額を修理代に注ぎ込んでいるわけですか。
2万弱の予算があればじゅうぶんもう一本万年筆が買えるわけなので、一瞬ひるんだのは確かです。
でも、ペン先は川口さんに素晴らしい書き味にして頂けたものだし。
なにより、青いオプティマクラシックの美麗ゴージャスな見かけが気に入っているので。
これを、筆記具として使ってやれずに、ただの飾り物にしてしまうのはもったいなさすぎるじゃないですか!
というわけで、新規に「増やす」より「直して復活させる」を選択したのでした。
まあその後、プロフィット21が思いがけず手に入ったりもしたので、損したとは全く思わなくなりましたヨ。
それで本日、やっと連絡がきて取りに行ったわけです。
「こちらで引き取りましょうか?」
と言われましたがもちろん、壊れた方のキャップももらって帰ってきました。
使いようがないけどまあ、綺麗だし。
金属も付いててもったいない(笑)。
写真では左が新しいほうなんですが、あと付けのキャップは微妙に本体とは樹脂の模様(大理石状なツブの大きさとか、暗い場所の色味なんか)が違う...
まあこれはもう、本体のほうとは全く違うロットの樹脂から出来ているんでしょうから仕方ないですね。
早速、アウロラの青インクを吸入して再会を楽しんでいるところです。
あーやっぱり書きやすいなあ。
アウロラは黒インクの「真っ黒」さが評判いいようなんですが、青のほうもなかなか。
紫に近いほど赤味のある鮮やかさが面白いと思います。
ボトルもコンパクトながらシンプルな縦長体型で収納持ち運びに効率良し。
さて、ここまで紆余曲折を経てきたワガママお嬢さま(しかし美形)なので。
これからは大切に注意深く育てていきたいと思っています。