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2007.11.23

きらきらのローラーボールも連れてきました。(沖縄土産完結篇)

Montblanc Boheme Rouge Rollerball Montblanc Boheme Rouge Rollerball
すっかりここに書くの忘れてました。
モンブラン「ボエム ルージュ」のローラーボール(水性ボールペン)です。

まだやってたのかよと言われそうですが、これで「沖縄から連れてきました」シリーズ最終回。
(149万年筆,165ペンシルに引き続き、免税3本セット...)

ボエムは、クリップのところに宝石のような飾りがついていて、以前からずっと欲しかったモデル。
これは赤い石なので「ルージュ」ですがその他にも青や緑やピンクやブラウンなど、選ぶのに困るくらいに飾りの石色別(金属の色も、金・銀・ピンクゴールドetc)で種類があるのです。
赤石で選んだのは、はじめてボエムのモデルを欲しいと思ったときからの初志貫徹というか、手持ちの文具類との統一感を考えてもやっぱりこれだなと。
金色クリップが良く合う、深くてきらきらした赤なのです。

146や149ばっかり先行していたせいで、ボエムの万年筆はまだ持ってないのですが、それよりも先にローラーボールへの所有欲がありまして。
このペンとMoleskineのコンパクトサイズの組み合わせで、某有名クリエイター氏の
「お気に入りでいつも持ち歩いているメモ帳+ペン」
として紹介されている記事を何度か雑誌等で見かけて以来、影響されてしまい...
あー単純。あー庶民。
(あちらのボエムは総メタル軸で紫色の石がついた、もう少し高級なモデルでしたけれどね。)

短めで手に収まりがいいコンパクト形状なせいか、Moleskineのポケットサイズのような(だいたいA6程度の)ノートには見た目相性の軽快さがまた、お洒落でいいんです。
ちなみに、右側の写真はコードバン革カバーをつけたマルマンの文庫サイズノートです。
最近ますます手触りがしっくりしてきて...。こういう頑丈な革も「育つ」ものなのですね。
水性ボールペンなので、キャップが必要なのが特徴なのですが。
筆記時に軸のうしろにつけるかつけないかはご自由で。
スポっとはめられるわけではなく、ねじねじと取り付けるような仕組みなので若干面倒かもしれないですが、そのぶんうんと小さなキャップなのでお尻が重いということはないのです。
とはいえ、キャップ無しだとけっこう可愛いミニペンサイズの感覚で取り扱えますのでこれもおすすめ。

そして最も重要なことなんですが、インクがすごく優秀!
これはジェネレーションのローラーボールで初めて使って驚いたことなんですけれど、万年筆には難しめなコンディションになることが多いと言われる最近のMoleskineにすらまったく動じずにクッキリ描線かつ裏抜けナシ。
アイデアメモなどにはこれ以上なく良いのであろうことは想像できます。

書き味も、水性ボールペンなのに適度にねろねろ(謎)していて実にマイルドに転がるという..。
コレ使ったあとだと100円台のペン類の「ころがり摩擦」がよくわかるんですよ。
しゃりしゃりって感じに。

そんなわけでジェネレーションの黒字ローラーボールは、家では油性ボールペン以上に書類用途に活躍してくれてるんですが、こんなにいいものだとやっぱり
「青インクでも欲しい」
となるわけでやっぱりボエムを手に入れる好機であろうという結論に至ったわけです。

購入時では黒の中字芯がついてくるのですが、青の細字芯を買い足しました。
ちょうどお店のスタッフさんが「ボエム ブルー(青い透明石+銀色クリップモデル)」の青細字を自分用で仕事に使っているそうなので書かせてもらったんです。
近年のお気に入りの「サラサ」でいうと0.5よりほんのちょい細いくらいの字幅。

この青、色がいいんだ。
ここの万年筆用の赤味多めなロイヤルブルーではなくて、まるで日本産メーカーのインクみたいな彩度低めな落ち着いた、渋い紺青で。
裏抜けナシ度は黒のほうが最強のような感じがするのですが、ともかくこれも合格。
というか、この素敵な青色が得られただけでももう一本ローラーボール増やして良かった!の実感です。


万年筆慣れしてきたとはいえ、デフォルトでは筆圧がすごく強いし手先が粗いものですから。
落としたり潰したりの悲劇が予想されるので、なにかに気を取られていたりすごく疲れているときは、高額万年筆は手にとらないようにしてます。
そういうときこそグリグリ書けるローラーボールは心強い。
(あと、気軽に人に貸して「これモンブランなんだけどいいでしょ?」と無理やり自慢できる点でも強い(痛いともいう))

見た目も好み過ぎるし持ち歩きにも適しているし、で誉め倒したいところなのですが、最大のネックは「芯が高価」。
DFSでは2本で1000円のパックでしたが(これでも勇気要るよね)、おそらくこれは国内で買うと1本で1000円くらいのはず。
こんなに書き心地はいいけれど、さすがにバリバリと肌身離さずで使い倒せる価格では...
あー庶民。
コレ考えると、初期投資は膨大ながらも万年筆のインクのほうがコストパフォーマンスいいですね。うぅむ。

とはいえ、ボエムのボールペン、女性へのプレゼントなんかにも実におすすめです。ぜひ。
万年筆の他にも油性ボールペン(これはキャップ無しで気軽に使えます)やシャーペンなどもありますので。
男性の方には、マイスターシュテュックのシリーズでローラーボールという贅沢もいかがでしょうか(力説)

...私はもう、沖縄から連れてきすぎましたので、年内筆記具自粛中~。

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コメント

あっ! ボエムだ!
残りの1本は、これだったのですね。

私も何度かローラーボールに興味をもったことがあるのですけど、買ってもあまり使わないような気がして、手を出していません。
買う気で店に行ったら、“お勧めしません”って言われたこともありますし。

ところで、モンブランのローラーボールは、国産のゲルと水性のどちらに近いのですか?
読んでいて、“水性に近いゲル”という印象を受けたのですが・・・。

投稿: royalblau | 2007.11.23 22:36

いつも楽しいブログ、楽しんでます!ありがとう!
ちょっとコメントが長くなりますがご勘弁をm(_ _)m

東京ミッドタウンでファーバーカステルへ入ってしまいました(もちろん確信犯)
鳥獣戯画を見に行ったのに60分まちだったもので f^ ^;
おもったより空いていたせいか、つきっきりで対応していただいて、ギロシェ全色を試し書きしました。

黒の万年筆ほしーーーーーいとなってしまいましたよ

なぜ急にほしくなったかというと、来年から「1万円」値上げされるから。
知ってました?1万円ですよ!!
ちなみに色鉛筆は来月から「1本50円」値上げされるそうです。
買い足すなら今のうちです。あと1週間ですよ〜

さすがに4万円を衝動買いできず新宿まで戻ったのですが、ISETAN MEN'Sでまた見てしまって、
VISCONTIのグリーンのヴァンゴッホと黒ギロシェを取り置きいただいてしまいましたよ。
I-card持っているものでついつい・・・でも対応はミッドタウンのおねえさんがよかったんですよねー
お金の安さとサービスを天秤にかけて悩んでます。

ところで、ペン先はスチールと18金で使い勝手がどう違いますか?
初心者の質問ですみません

あ、そうそう。ファーバーカステルに19000円の万年筆もありました。
黒のつや消しの軸でスチールのペン先。
こっちを2つ買う値段で18金ペン先ギロシェが買えるなら、やっぱりギロシェがいいですよねぇ。

投稿: yuru | 2007.11.24 18:36

ボエム、素敵ですね〜目の保養になります…。
私はモンブラン163でローラーボールを愛用中ですが、モンブランはボールペンといいローラーボールといい「血の通った精密部品」であることを体感できますね。これ以上の感触と品質が両立されたものを知りません。
ローラーボールのインクは、わずかに「脂っぽさ」もあって、紙によっては筆跡がつるっと輝いているのを感じます。インクも実にいい。

それで、なんと、青インクの色が良いのですか!
兼ねてから青インクも試してみたいと思っていたのですが、黒インクが活躍していてなかなか青に移行できませんでした。
そうなると…私ももう1本、買えばいいわけで。どれにしようか…また悩みが増えました(泣)!

投稿: ミケランジェロ | 2007.11.25 09:26

ココログのシステムが不調なようで...(怒)
コメントもゼロ表示かつメール通知もなく気付きませんでした。
すみませんっ。<(_ _)>


>royalblau さん
ミケランジェロさんもコメントされていますが、これのローラーボールのインクは、サラサラというよりは若干粘りを感じます。
そのようなインクの特性もあるのかもしれませんが、ボール回転の滑らかさが素晴らしく、なんというか「クリーミー」な書き心地ですね。

ローラーボールは、ジェネレーションで手に入れたとき、想像以上に便利だと感じたので私には合ってるみたいです。
「それほど気をつかわなくていい、万年筆の替わり」みたいなポジションではありますが。
免税で安かったので、この他にファインライナーの芯なども買ってきました。
そのうち換装してリポートする予定です。


>yururuさん
1万円値上げかー(遠い目)...やっぱ、通貨とか原油かなあ。
困ったものですね。良い買い物が出来ることを祈りますよ!

スチールと18kですが、カステルの万年筆は持ってないんですけれど、例えばウォーターマンなんかでの感覚ですと、鉄ペンは若干シャリ感が強調されるっぽいかな?
金ぺんだとまるくて粘りがあって滑らかというか。
とはいえ、エキスパートなんかの書き味は本当に好きなので、太字めでもう一本欲しいくらいですね。
イイとか悪いじゃなく、好みで選んでいいと思います。
ギロシェのデザインはとっても素敵だと常々思ってます。


>ミケランジェロさん
届いちゃったよ能率手帳ゴールド~(このリポートはいずれ、また(笑))

そうそう、ローラーボールの芯の出来がかなり素晴らしいのだという結論に至っています。
シャリ感がないのに、そして細字にもかかわらず、こんなにスルスル書けるのはやっぱり転がり精度の高さにあるんじゃないかと...。
青インク、色の良さの評判をコミミに挟んでいたんです。
万年筆の青と全く違い、ブルーブラックといっても過言でないほどの渋みがありますが、クリーム系の色味の紙に書くと青みがくっきり立ち上がって。
これが味わえて所有できただけでも今回買った甲斐あり、です。

投稿: ほしの | 2007.11.25 21:12

おぉっ、届きましたか能率手帳ゴールドが!
リポート、楽しみにしています!

ローラーボールの青…軽くなく沈まず、な絶妙な青なのではと想像しています。
明日、買わねば。
当面は163に黒/青/ファインライナーを気分でとっかえひっかえ、でいこうと思います。別のペン軸は未来の楽しみのためにとっておきます…ボエム、憧れますね〜。

投稿: ミケランジェロ | 2007.11.26 00:54

最近、国産メーカーの青インクの渋さにはまっているので、今回の「ローラーボール青」はけっこうツボなのです。

私も「とっかえひっかえ」したくて、ファインラインナー芯(黒で。....青にすればよかったかも?)、買ってありますよ~いつ開けようかな。

投稿: ほしの | 2007.11.26 02:14

ファインライナー黒、試されましたか?
なかなか素朴な「ペン軸とのギャップ」を楽しめるのではと思います。
先ほどローラーボールリフィルの青(M)、買いました!
なるほどこれは…ローラーボールにありがちな「軽さ」がなくて、落ち着いた品の良さがありますね〜。はまる青です!

投稿: ミケランジェロ | 2007.11.26 16:21

お試し、まだなのですー。
これも2本セットパックで買ってきたので、ジェネレーションの軸に換装して楽しもうかなと。
「ファイバーペンはインクが切れる前に筆圧で潰す」
が子供の頃のお約束現象だったので非常に心配ですが。
まあさすがに大人だし!

そうだ。今日、イギリスからスマイソンのカタログがひっそりと前ぶれ無く届きました。ステキー(゚∀゚)

投稿: ほしの | 2007.11.27 01:09

---メモ---
★ブログがまだ直らない....(記事の更新ができない)

★月別とかでみると反映されてるみたいなのでメインページ方面が壊れている気がするyo

投稿: ほしの | 2007.11.27 03:00

★テスト★
テンプレート変更

投稿: ほしの | 2007.11.27 16:46

★最終テスト★

これでコメント通知がきたら補修完了

投稿: ほしの | 2007.11.27 20:21

ほしのさん、
ブログのトラブル回避されたようでよかったです。

「筆圧で潰す」…私も同様の書き癖があります…だから極細ペン系は好きなのに、いつもインク半分くらいでペン先が壊れてしまうという悩みが。万年筆だと力を入れないのに、不思議です。

スマイソンのカタログ、私も注文時に頼んだのですが忘れられちゃっているようで届きません(涙)!
サイトでブラウズできるものと同じ内容かしら、と思いつつサイトで楽しんでいますが、印刷物だと写真もリアルに見られていいでしょうね。
化粧ブラシのポーチとか、あらぬものが欲しくなってしまったりして(普段絶対使わないのに…)、危険ではあります!

投稿: ミケランジェロ | 2007.11.28 11:02

中身はウェブカタログと同じですよ~。
紙が硬くてつやつやして立派なものなので、まさにパンフレットという感じです。
手元保管用ということで...。

投稿: ほしの | 2007.11.28 13:47

うわー、ボエム、素敵です。
私はボエムだったら「マロン」がいいなぁなんて思いつつも
いつになったら手に入れられるのか…。
(値段も然り気後れ中)
ほしのさんの写真を見て、その組み合わせにうっとりしてしまいました。
私もいつか買いたいです。

投稿: tenn* | 2007.11.28 22:19

マロン、素敵ですよね!
とりあえず、お店がかなり暇だったので(笑)ありったけのボエムを並べてもらって悩みに悩んだんですよ~。
あのピンクゴールドと煙水晶色の石の組み合わせは本当に都会的で上品です。
ボエムは完全に見かけ先行で欲しがっていたわけですが、サイズ的にも使い勝手よくて、他の石色でもまたいつか欲しいくらい。
万年筆にこだわらなくとも、ボールペンやシャーペンで持ってても、これなら大切な一生ものになる筆記具だと思いました。
いつかぜひ!

投稿: ほしの | 2007.11.28 22:39

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