「アイ・アム・レジェンド」を観てきました。
いやー結構コワい映画でした。
「アイ・アム・レジェンド」←公式サイト
CMの「地球最後の..」云々以外なんの予備知識もなく観に行ったので、もうすこし娯楽寄りな作品だと思ったらとんでもなくスリラー映画でした。
夜は外に出れないー!
いわゆる「最後の1人」になってしまった理由が、最初にまとめて語られるのでなく、回想としてほぼ全編にわたってぽちぽちとコマギレにはさまれていくので、それがちょっとストーリーを追う上でモヤっとしがちなところかな....。
あと、これは演出上のことなんでしょうが、主人公を追うカメラが軽く手ぶれするんです。
暗闇の建物に命がけで忍び込むところとか、映画館のスクリーンいっぱいに懐中電灯で照らされた顔などの画像がゆらゆらするので、怖さより先に酔っちゃったよ~
(そのせいかわらないけれどこのあたりのシーンで出て行っちゃった客もいた...。)
それにしても、あの無人のNY市街はどこまでがCGなんだろう。
っていうほどよく出来た映像になっていて、こういう景観系のエフェクトが特に大好きな私にはゾクゾクする作品でした。
3年くらいで道路が草ぼうぼうにサバンナ化しちゃってるし。
食料やガソリンも取ってき放題で、発電すれば電化製品も普通に使えたりするみたいだし、メトロポリタン美術館のなかで釣りしたりとか、一見「イイ暮らしだなあ」とすら思ってしまうのですが、その他のことが壮絶過ぎ。
シェパード犬のサマンサがすごく良いです。
洗ってもらってるところの顔とか、可愛いのなんの。なんかもう、ぎゅーっとしたくなりますよ。
いろんな意味で、ウィル・スミスも霞むほど「もってかれる」役ですなあ。
監督は、「コンスタンティン」の人なんですね。
私はあの映画はわりと好きで、今回の作品と同じくやっぱり度肝を抜く衝撃シーンや、リアル都市の荒廃場面や、徹底して救いのない悲劇的場面など確かに似通った空気を感じるのですけれど。
でも今作は生々しくて寒くなっちゃうから好きとは言えないっ。
きっと「もしかしたらあり得ることなのかも」とつい考えてしまうストーリーだからかもしれないなあ。
ゾンビは妙につくりものっぽいん(気がするん)で、単体ではバイオハザードと同じノリなのだ(笑)けど、その他の状況や風景の設定やが説得力ありまくりで、(特に犬と一緒に)ひとり暮らしとかしていつつ、こういう映画見てしまったらちょっと立ち直れないんじゃないだろうかと想像します。
意外とデートなんかで行くと結束が強まるかもしれませんよ~!保証はしませんが~。
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コメント
N.Y.の風景は、朝5ブロックを通行止めにして撮影した、とのこと。
ほとんど実写(ゴルフシーンは合成だそうですが)なのかもしれません
投稿: yuru | 2007.12.23 11:00
こんにちは!この映画は気になっていたのですが
娯楽よりではなかったのですね…。まさかスリラー系とは。
私も画面が揺れると(それが手振れでなく、迫力のある
シーンであったとしても)すぐ酔ってしまうので、
もしかしたら最後まで観られないかもしれません。
でもシェパード犬は気になります☆
投稿: 桜羽由希 | 2007.12.23 14:11
>yuruさん
あれはすごいよね〜。
徹底的に無人街なところがシビレました。
それに比べるとゾンビが微妙です。ステレオタイプの域を出ていません(力説)
>由希さん
ちょっと前に同じ人の主演で「アイ,ロボット」ってあったじゃないですか。
私の中ではあれと題名および娯楽感が若干溶け合っていたようで(笑)油断してました。
予備知識なしって怖いわーと思いました...。
犬はすごく良いです。ツボです。泣けます。(でも酔います)
投稿: ほしの | 2007.12.23 14:13