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2008.07.04

欲しいものはじっくりと、な本。

080629週に1回は行くようにしたい(?)と思っている、近所の(唯一の)お洒落系おやつどころ、表参道茶寮
表参道ヒルズにあるお店らしいのですが、何故とつぜんウチの近所のような地方に進出してきたのかは謎。
(本社が岡山なので、そちらにもあるみたい。)

名物「焼きたてダマンド(シナモンアップルがオススメ)」とオリジナルコーヒーのセットが美味しいし、椅子が座り心地いいので、のんびり読んだり書いたりするにはうってつけの場所。
もくもくと、1時間くらいは粘ります。

今回もっていった本は、イラストレーターの平澤まりこさんの「ずっとこんなのほしかった。」という、雑誌で連載されていたものをまとめたもの。
LEEは読んでなかったので全然知らなかったなー!とっても面白かったです。

いわゆる「買い物の紹介本」なのですけれど、独特の味わいがある手描きのイラストが素敵で。
下地を白塗りしたDMハガキやノートの切れ端、方眼のメモ用紙をつなぎ合わせたもの、のうえに「いい感じ」で置かれているお気に入りのモノの絵が良いですね。
ずっと使ってきた身の回りの小物や、やっとの思いでオーダーして手に入れた服や靴のことなど、"大事なもの"のお話をゆっくりきかせてくれる空気が漂っていて、本棚に手を伸ばして何度も読み返したくなります。

文具分野だと、(表紙にちょっと載ってる)モンブランの万年筆や、取材メモに使っているポスタルコのノート、ロンドンで買ったスマイソンの手帳の話など。
あと、愛用品として20年選手だというロットリングのシャープペンが紹介されていて、その貫録にほれぼれしました...

今の時代、新しく買った話はいろんな人が(私も含めて盛大に)しているし、"物欲上手"な人のあとを熱心に追ったりもしているけれど。
自分で、「これだけ長くこうやって使い込んだ(だから好き)」というものがたりができるまでに温めたモノを得るのは、やっぱりなかなか難しい。
そういう幸せを夢見るのがきもちよくてつい、万年筆や革の手帳なんかに引き寄せられるのかもしれないです。
大事にすれば何だって「たいせつな一生もの」になるんだろうにね!

こういうふうに、写真だけでなく、絵で、好きなものを継続的に語るのって、そのうちやってみたいな!
もったいないから全部アイコンにしてしまいそうだ..

というわけで、この本を教えてくれたtenn*さんありがとう。
ポーラーライトの万年筆、とっても綺麗。いーなぁあー!

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コメント

TBありがとうございました。

平澤まりこさん、あまり甘くないイラストが素敵ですよね。
コラージュのセンスも然り!

ほしのさんの
>大事にすれば何だって「たいせつな一生もの」になるんだろうにね!
という言葉にぐっときました。
私も平澤さんと同じティッキーのシャープペンを学生時代に使っていたんですよね。
そういえばあれはどうしたんだろう…(ズキズキ)

ポーラーライト、思い切って買って良かったです。
またもう1本に出会うまで(M800か他のか)がんばってお金を貯めなくちゃ!

投稿: tenn* | 2008.07.04 17:21

こんなに物欲番長なのに、うんと昔から使っているものって驚くほど身の回りに少ない気がします。
これからは、そういうのもブログに書くようにしたいなーと思いました。

ペリカンは近年中にあと一本欲しいと思っているのですけれど、私も、800かポーラーライトみたいなふっくら系の限定軸かで迷います。
見るからに書き心地良さそうですね。

投稿: ほしの | 2008.07.04 17:55

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