デジタルで「ひとりブレスト」するソフトをさがす 前編
万年筆だノートだとさわいでいるその水面下で、デジタル系お役立ちツールも、年がら年中探し求めている私です。
いま現在(ウインドウズ環境で)、WEBスクラップやテキストメモを中心とした情報の収集まとめツールに「紙copi」を使用、レポートやブログなどの書きもの中心には下書き構築時点から「Microsoft Office OneNote2007」を使っています。
情報を集めたり構築したり、をこの2ソフトの組み合わせで行うのは結構前から私の中で定着していて、PCが稼働している限りはほぼ毎日開いているツールかも。
長らく、上記2ソフトと同じような機能と使い勝手を果たす"Mac用"のものを捜してました。
(紙copiは最近オンラインサービスの紙copi Netがあるので、これならMacからも使える。
でもgoogleNotebookなども含めて、ネット接続ありきのツールなので個人的に微妙っていうか不安。)
「Macの紙copi」っぽいものは既に見つけました。
1ドル/100円くらいのときにシェアウェアで買ったYojimbo。
有名なソフトだし、お使いの方も多いかも。
Web取り込みが簡単で、そのデータや書いたもののバインドや整理も出来ていい感じ。
むしろ紙copiより便利なのは、いかにもMacらしいというべきか、タグ付けによる分類と高速な検索。
このおかげで、データを丹念にフォルダ分けする必要も感じなくなりました。
シーグラフの開催中は(WEBクリップによる現地情報や動画の取り込みや旅日記書きも含めて)なにかと重宝したな~。
逆に、これのWindows版出来ないかしらとまで思いはじめた。
似たような(けっこうそっくりな)ソフトもいくつか存在しているし、こういうのを3種類くらい、DEMO版を使い込んでから購入を決めたかも。
で、「MacのOneNote」っぽいもの、がなかなか到達できない課題だったんです。
(うちのブログのアクセス解析の検索ワードで、さまよえる「同志」がいることが世の中にいるのはわかった(笑))
私がOneNoteで評価しているのは、書いたもののコマギレを、ポストイット感覚でマウスで動かして、ホワイトボードに貼り並べるように情報(考え/メモ)が整理できるところ。
ポストイット的テキストボックス自体は無限に拡大できるので、周囲のコマギレ(関連リンクのタグや、話の重要点をメモしたもの)を合流させつつ、中央でブログ等々の長い原稿を巨大なボックスに書き込んだり....はよくやってることなんで
★OneNoteについてブログ内の関連リンク
・OneNoteはデジタル雑記帳として重宝!
・オンライン付箋サービスとか、モバイル版のOneNoteとか。
「書き込んだものを、自由に並べて動かして思考を整理」という機能だと、マインドマップ用のソフトが近いんですよね。
とはいえ私は、アウトライナーのようなタイプの"階層"系の膨らませ方が好きなので、手帳のメモもなんとなくそういう(項目下に棒を下ろして補足を重ねていくような)書き方だし、縦横無尽に放射状のレイアウトをとるマインドマップのようなのはあまり興味がなかったりします。
というか、有機的にモジャモジャした触手みたいな感じが、視覚的にどうにも苦手なんだと思う。
手書きであれを器用に書いてる人は凄いと思ったよ。
本格的なのを含めていろいろ試用してみましたけれど、わりと相性が良かったのはFreeMindでした。
機能がシンプルなだけあって、マインドマップソフトとしては不足があるのかもしれませんが、変に装飾に凝らないサッパリとしたレイアウトが作れるのも魅力。
(サッパリしている=もじゃもじゃうねうねしてないってことです(笑))
あと、実にスバラシイことに、Mac版/Windows版/WindowsMobile版とマルチに展開されているので、どこからでも書き込めたり読めたりする互換性。
そして文字どおり、無料!
印刷してバインダーに綴じたり、画像出力してOneNoteに貼り込んでそのまま原稿書いたりとか、工夫のしどころ次第でだいぶ役立ちました。
マインドマップの代表どころであるマインドマネージャーなどは、ちょっと私の使い方では高機能かつ高額過ぎなような気がしました。
とはいえ、学生時代や社員研修で出会っていたら、私の性格上かなり入れ込んでしまうであろう予感はしますけど...。
→後編に続く。
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