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2008.11.26

プラチナの古い万年筆をもらいました。

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何ヶ月か前、実家で「インクが固まっちゃって出ない」という万年筆を2本預かりました。
両親がそれぞれ40年くらい前から持っていたもので、2本ともプラチナのショートタイプ。
父のはキャップも軸も黒い18Kの細軟ペン先のもので、母のは写真の14K細字です。

年賀状含めて手紙用途によく使っていたのは子供の頃から見ていた記憶があったのですが、パソコンで印刷することを覚えた近年はすっかり放置だったみたいで。
乾燥しきったカートリッジが接着したようにくっついていてビクともしなかったので(笑)、まずは一晩水に浸けて引っこ抜きに成功してから、何晩も水を替えながら漬け込んで、仕上げに超音波洗浄機。
長年でどんな使い方をしていたのか知りませんが、いろんな色のモヤモヤが水中に出続けて、ちょっと怖かったです!
はまっていたカートリッジは多分ブルーブラックだったと思うのですが、超音波にかけまくった時点でようやく、ペン裏にかぶせてある樹脂パーツ内がかなりクリアになって、ハート穴から向こう側が透けて見えるほどに。
樹脂軸の端っこへの微細なこびりつきはとれなかったものの、放置後にここまでペンのなかが綺麗になるなら、プラチナのブルーブラックはそんなに怖がらなくて良いな。
という妙な自信がつきました。

実際今もこのインクはプレピーとか、キンギョに入れて重宝してますし…
その他、プラチナのブルーブラックについて書いた記事はこちら。「細字に入れる紺色インク。」


そんなわけで「次回いつ使うかわからない」というのでインクも入れずに返却したわけですが、先日、母が大学時代から使っていたという、上写真のをもらっちゃいました。
わーい。
(で、母は細軟ショート軸の書き味のほうをえらく気に入っていて、長年愛用の「ほぼ日手帳」で使い始めています。)

通販の在庫放出やら万年筆祭りのイベントやらで売り出されて持っている方もいらっしゃると思われる、このシリーズと同じものと思っていたのですが、よく見るとリングの色やクリップのディテールが違いますし、キャップにもかわいい模様は無し。
上記通販ページでは30年以上前の商品と書いてありますが、こちらは購入時から40何年かは経ってるそうなので、いま売り出されているものよりはずっと前のモデルなのかもしれません。

そうしょっちゅうじゃないにしろ、長いことずっと使い込んできたペン先なので、おっそろしいほど書き味がいいです!
細字にもかかわらず絶妙に良い角度ですべすべになった面がペン先につけられていて。
この滑らかさ、たとえ調整売りされたものでも新品では味わったことのない感覚なのです。
(筆記角の相性はDNAゆえかもしれないです。字は全然似てないと思ってたんだけどさ~。ちょっとびっくりした。)

細軟ニブみたいなしなりはなくて、むしろコチっと硬めなのですけれど、ペン先の滑らかさでそれをじゅうぶん補っている気がします。
水の上を走っているような感じは、けっこうザラザラした紙の上ですらほとんど変わらなくて、これはいいものを有り難うございます。
って感じですよ!
今のところインク漏れやフローのおかしいところも無いし、ところどころ凹みや傷があるキャップでもぴっちりと締まります。

軸だけの状態だととんでもなく小さなペンである印象を受けるのですが、おしりにキャップを付けるとペリカンのM400より長いくらい。
こういうデザインが長く普及した理由がなんとなくわかるような気がする便利さです。
細身なので私の手には長文ガシガシ的使い方は疲れる予感がしますけれど、さっそく能率手帳といいコンビになってくれてます。
(もちろんブルーブラックカートリッジで。)
大事にしようっと。
まだいくつか、昔のお弁当箱みたいなプリント軸のかわいらしいデザインのものは上記ショップに売り切れず残っているようなのでコレとかスゲーかわいい!...贈りものとか(もちろん自分から自分へでも可!)でもらったら本当に喜ばれる気がします。

これで、今年セーラーのほうを入手したせいで来年へ繰り越し中だった「プレピーからステップアップしたプラチナの細字」物欲は達成できました!
めでたい。
来年は心残りなく中屋万年筆の細軟...なのか…!乞うご期待。

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» 万年筆のリサイクル [青葉屋本舗 から]
先日楽オクでタダ同然で太古(中古じゃないなぁ)万年筆4本を引取。 本日到着したので早速朝飯も食わずにレストア開始! 二本はどうしようも... 続きを読む

受信 2009/01/31 16:37:28

コメント

 私は22Kの中字の黒いヤツを使っています。

 ところで、プラチナのブルーブラックって、モデルチェンジしてるんですよー。昔のは、今よりももっと青みが少なくて、ブルーイッシュグレーといった感じの色合いでした。それで書くと、文字だけタイムスリップしたかのような、味のある色なんですよ。現行のとはまた違った味わいです。

 なんでそんなものを持っているかというと…職場の消耗品にあったからです(万年筆を使う人がいなくなっちゃったんですねー^^;)。

投稿者: しまみゅーら (2008/11/26 9:53:30)

はじめまして。
いつも大変楽しく読ませていただいています。

プラチナのポケット万年筆、文栄堂さんでチョウチョとイチゴの柄が半額出ているのを見つけて、1本ずつ買ってしまいました。
http://www.rakuten.co.jp/buneido/445435/453617/440633/

イチゴは、ボディが心持ちピンクがかっていて(微妙な差なのですが)、とてもキレイです。書き味は少し個体差があるようで、チョウチョ柄は素晴らしい書き味(2,500円でこれほどの書き味を味わってしまうと、もうしばらく他の万年筆が買えません…笑)になりましたが、イチゴ柄は、もう少しじっくり使い込まないといけないかな?という感じです。ご参考までに…。

投稿者: サツキ (2008/11/26 10:47:24)

いいですねぇ。
私も14K~22Kまで取り揃えて居ります。

この時代のショートは、能率「手帳」と相性が抜群だと私も感じます。(互いに ((想定内)) なのでしょうね。)
能率手帳は万年筆のインクを「キュッ」と引き締めてくれるようで、気持ちがいいです。字がつぶれないで コマカく書き込めますよね。それでいて 0.7mmのペンシルでもよしで。今年のメインが能率手帳になりつつあります。私のは普及版ですが....。

確かにそのクリップの方が、旧いタイプのデザインのようですね。

投稿者: Hagy (2008/11/26 12:42:49)

>しまみゅーらさん
グレーっぽいブルーブラックのほうが好きだなあ!
昔からインクの色として記憶にあるのはそういう、彩度低めな青なんですよね。
モンブランなども近年青味が増したとも聞きますね。
学生時代のCustom愛用者としては、アルミパックに入っていたパイロットのカートリッジなんかも懐かしいのですが.....


>サツキさん
きゃー!半額!ここの店では探しきれてなかった!今ピンクのチョウチョ注文した!送料分くらいのポイントは持ってた!きゃー!ありがとう!

(というわけで落ち着いてから)はじめまして。
やっぱり、こういう体験をしてしまうと、国産万年筆の良さがしみじみわかりますね〜。
大人の字がそれなりに書けてしまうというか。
長く大切に使っていきましょうね!


>Hagyさん
能率手帳とショート軸の組み合わせは、古き良き時代からの日本のスタンダードコンビといえるのでしょうね。
字幅もサイズも実にバランスがいい使い勝手ですので、感心しています。
ゴールド版の革表紙は、来月で08年版とお別れかと思うと悲しくなってくるくらいに健やかに育成中なので、プラチナのペンとともにしっかりと使い込もうと思ってます!

投稿者: ほしの (2008/11/26 13:14:13)

素敵なショートタイプ万年筆ですね! 軸色もとてもノーブルです。
新しく注文されたチョウチョのタイプ(半額いいなあ! 私は定価だった…涙)は、お母様御使用のタイプとはペン先の形状が異なり、少し大きめで幅広です。私もその2つのペン先を使っているのですが、同じ14K細字でもしなりが違っていて筆跡も変わり、それぞれに筆感を楽しめることと思います(=両方共存しつつ活躍させられる)。
このキャップのクリップ、けっこう開いてバネ感が気持ちいいですよね!

投稿者: ミケランジェロ (2008/11/26 14:06:50)

こんにちは!
ペン先形状が違うんですね。これは素敵なこと聞きました。
(「使い分けが出来る(から無駄に同じのを増やしたわけではないのさ)」という言い訳がここで成立!)

ちなみに、このもらったペンのクリップは、紙1枚差し込むのもやっとなほどに固くて、全然開かないのです。
ただの転がり止めにしかなってません(笑)
やはり、後年のモデルはいろいろと改良されているのですね。
チョウチョの到着を楽しみに待ちたいと思います。
イチゴミルク仕様(白軸苺柄!)も諦めきれない....

投稿者: ほしの (2008/11/26 14:30:12)

 分かりづらいかもしれませんが、ウチのブログの22K万年筆のエントリに写真がありますヨ。このコメのリンクから>昔のブルーブラック

 今までこのブログをお読みした限り、ほしのさん好みの色味ではないかと推測されます(笑)。

 某分度器.comじゃありませんが、お試しでカートリッジ1本お送りしましょうか?まぁ、古いものだけに、ペンに入れるには危険性はゼロではないと思いますが(怖)。前のコメのリンクはメアドになってますので…

投稿者: しまみゅーら (2008/11/26 16:36:30)

いや~お気持ちだけ有り難く!
まあそのうち経年変化で青みもどんどん褪せるでしょうし~。
既にボトル込みでたっぷり持ってるので、注射器で詰め替えてでも使い切りたいのですが、どんだけ長い年月かかることやら、ブルーブラックだけに不安です...。

投稿者: ほしの (2008/11/26 18:49:17)

私もお気に入りです♪
私のは白軸の蝶ですが、いちごも可愛いですよね〜。
もちろん無地のものも!

能率手帳とのコンビ、素敵だと思います。
私も来年は小さな手帳と合わせて使おうともくろんでいます。
ポケットをのぞく度ににっこりしてしまいそうな組み合わせですね!

投稿者: tenn* (2008/11/27 18:18:52)

蝶は和風な感じがいいなあと思って楽しみにしています。
(今使ってるのと、キャップとかうしろの軸に互換性があると付け替えとか出来てもっと有り難いんだけど、どうかしら..。)

どこにでも持ち歩ける小さい手帳とペンは、もの忘れ防止のためにも(笑)必須ですね。
こういう細字だとぎっしり書けるから、今やほとんどメインの役割をしている能率手帳です。

投稿者: ほしの (2008/11/27 18:29:24)

ペンのクリップ、開かないのですね…チョウチョ柄が到着したら、そちらでクリップのバネを体感なさって下さい!

パーツの互換性については、柄もの(チョウチョなど)の方はわずかに軸が細くてキャップは変えられないのですが(厳密には、「無地」の方のキャップはちょっとゆるい感じで柄ものの軸にはまりますが、柄もののキャップは無地の方の軸には途中までしか入らない)、うしろの軸の方はチェンジ可能です。→これも厳密には、無地の方のうしろの軸は柄ものの方にぴったりと使え、柄ものの方のうしろの軸は無地の方の「キャップ止めのリング」のわずか手前で寸止めになります。
とはいえこれは自分のものの場合なので、ほしのさんのお手元のペンはまた微妙に異なるのかも知れません。

小さな手帳に細字でぎっしりと書く楽しみは格別ですよね。
ポケットタイプ万年筆の、キャップを閉めた時のコンパクトさにはたまらない魅力を感じます!

投稿者: ミケランジェロ (2008/11/28 0:19:56)

こちらは結構古いものですし、やっぱり微妙に内部のデザインもサイズも変わってそうな予感がしますね~。
パーツ付け替えに関しては後日、しっかりここで検証してみたいと思います!

いつもの、ほとんどの万年筆での癖でキャップを付けないで持ってしまうと、手の中に埋まってしまいそうなほどちいさいサイズですね。
今までミニペン部門は全く興味がなかったのに、こりゃあ困ったなあ!(...何が...?)

投稿者: ほしの (2008/11/28 1:01:38)

このミニペン、母親世代が使っていた人、多いんですね。(うちの母も持ってた。)
いちご柄とシルバーのレリーフものは、某・神戸の文具店のセールで割引になったとき買っていたのですが、サツキさんの情報を見て、ちょうちょをつられてオーダーしちゃいました。(白チョウ。)

しかもそれより高いものを手がすべって”ごいっしょ”してしまったよ~。

手が足りない・・・

投稿者: はるる (2008/11/29 18:47:24)

さっき来たばかりよ~チョウチョ!
すげえ可愛い....(´▽`)
レビュー書かない宣言してもインク付いてきたんで恐縮ですけど。

年末に向けて、どんどん手が滑ってきますね。
毎週何か届くから、私も既に指先つるつるですわ!

投稿者: ほしの (2008/11/29 19:13:12)

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