« ショッピングモールの開店とか、無印の買い物品感想とか。 | トップページ | 秋のインクは紫いろ。 »

2008.11.15

「X-ファイル:真実を求めて」を観てきました。

わりと各種業務詰め合わせていた日々だったので、周囲に結構な数量の未読雑誌(服飾系からCG系までいろいろ)の山が高まってきていたのですけれど、今日からなんとか征服開始できそうな気がっ。
・・・というわけで、ぽこぽこと浮上します。

The X Files: I Want to Believe [Original Motion Picture Soundtrack]まずは昨晩、映画みてきました。

何が楽しみかって今回は、先月末にオープンしたショッピングモール内の新しいシネコン。
今まで通っていたところがちょっとくたびれかけな設備だったので、期待は大きかったのです。
早々にメンバーズカードに入会し、ネットで席予約して出掛けました。
それにしても、田舎の開拓地モール特有の現象かもしれないんですが、平日のモール内の閑散ぶりは驚くほどです。
開店からまだひと月も経ってない現在、土日は周囲が交通マヒするくらいなので、この客入りの差はすごいかも。
酸素量が違うから(笑)ゆっくり楽しむなら平日ぶらっと行く以外ありえないな~。

いやー、Movix(松竹)系なんですが、新しい映画館は良いですな!
ポップコーンセット買うと座席のドリンクホルダーに差し込むテーブルみたいなのを貸してくれるし(前のシネコンは「お盆」だった....)、椅子も上等。
縦にも横にも大きくて、私の身長でも足を投げ出してゆったり座れる!
以前はエコノミークラス的に前列との距離が短かったので、(足がだるくなったらこっそり伸ばせるように)通路脇の席を取ることが多かったんです。
今度からド真ん中予約しても安心だ。
というわけで、すっかり気に入りました。
2000円もするけど、立体メガネ付きで鑑賞する3D上映の作品も見に来ちゃおうかってくらい。


そして今回、最大のビックリポイントはこの映画、全観客がたった6人(笑)てことか。
座席予約の時点で「貸し切りかも」ってくらいにガラ空きだったのでそういう予感はしていたのですがとにかく、縦横ど真ん中を取って鑑賞していた我々の前には誰も座らず、まるでホームシアターだったのでした。
「X-ファイル:真実を求めて」オフィシャルサイト←※音出ます注意

アメリカのドラマ「X-ファイル」は、1993年から2002年の9年間に渡って放映された作品ですが、正直言いましてかなーりハマりました。
最初に夫がTSUTAYAで借りてきてくれたのがきっかけでどんどん観まくり、その後DVDボックスもちゃくちゃくと全シーズン買い集め(9箱!)、やがてCATVに加入したらFOXチャンネルで当時は1日4回も放映(朝晩それぞれ吹き替えと字幕で連続放送)していたのを眺めていたら、さすがにおなかいっぱいになって最近は忘れかけていたかも。
というか、今、好きでいつも観ているいろんな海外ドラマが、Xファイルの影響を何らかの形で受けているんだろうなあということに気づくので、そういう意味でもこの作品は偉大なのだとしみじみします。
ちなみに、Xファイルの映画化はこれが2度目でして、98年の年末にX-ファイル ザ・ムービーという名前で公開されました。

今回は、ドラマの最終回と同じだけ時間が進行した「その6年後」という設定ではじまります。
うーん、年取ったなあモルダーとスカリー。(←自分たちのことを棚に上げまくって言うよ)

正直なところ、このドラマをあんまり知らない人には微妙だなあというのが感想。
私には実に面白かったし、お約束のようにDVD買ったりもしそうなんですが、それは、マニアがみればわかるようなウフフと嬉しくて懐かしい、深くてコマカイ仕掛けがいっぱいあったから。
登場人物の小さな癖からドラマシリーズでの出演者やスタッフ達がエキストラで出ていたり等々、わかる人にしかわからんネタが散りばめられていて、これじゃ観客6人は納得ですわ(笑)
上記の、第一作目の映画のほうが、簡潔にまとまったXファイルとして、ドラマを知らない人にもじゅうぶん面白く見れると思います。
映画をみる前にまずはそっちを借りてみるのがおすすめかな~。

地球外生物や政府の陰謀等々からはじまるスピリチュアル世界に傾倒するモルダーと、科学的根拠無しには信じたくないスカリー。
の、相変わらずの対立図式が15年経過してもまったく劣化せず。
いいかげん学習しようぜと言いたくなるほどの頑なさにちょっと呆れたんですが...(笑)
今の時代に合わせたのか、けっこう恐怖度高めのシーンや宗教と絡めた陰鬱な感じが盛り込まれていて、むしろ「ミレニアム」シリーズに近い雰囲気もありました。

テーマ音楽はいつものアレですが、さすが現代。かなりかっこいいアレンジで気に入りました。
特にエンドロールは映像とともに最後まで楽しめるようになっていて、まあやっぱり、これはお金をかけて続編を作ってくれた「ファンサービス映画」なのかな、という感じが終始ありました。
ほんと、渋くて面白い作品だったんですよ。全話観まくった私には!(力説)。

今となってはひと昔前の作品になってしまって、FOXでも放映されなくなって久しいですが、面白いんですから。
CSIシリーズやボーンズを借りるついでに、ちょっとチャレンジしてみて下さい。基本的に1話完結ですし。


海外ドラマFILES 1 (1) (Bamboo Mook) (Bamboo Mook)最近、この映画に合わせて刊行されたこのムック本「海外ドラマFILES 1」、Xファイルの全話あらすじやトリビアが特集してあり、その他にも上記ミレニアムの記事も多めで(私には)永久保存版の一冊。
しかも、付録のDVDに、Xファイルの第1話(15年前。モルダーもスカリーも若さがまぶしい...)が収録されています。
貴重だな~(既に持ってるけどさ~。)
あらためて観てみるとやっぱり結構面白い。FBIのパソコンがとんでもなく旧式なのが寂しいけれど。

いまはCATVでしょっちゅう流れているせいで、滅多に、DVDは借りるどころかボックスで買うまでに至らないのですが。
英語字幕に切り替えて観るとかなり勉強になることが最近になってわかってきたので、もう一度第1話から開箱して延々挑戦してみようか。
と、かなり壮大な計画を立てているところですよ。

|

« ショッピングモールの開店とか、無印の買い物品感想とか。 | トップページ | 秋のインクは紫いろ。 »

コメント

私はただ今、Burn NoticeとSharkにハマっております。その、ほしのさんがハマられたって言うX-Fileもハマりにハマってみました(笑)
最近次のシリーズを首を長くして待ているのが、CSIマイアミ・・・あれは先を見たくって見たくって・・・
あとミディアムもハマりました・・・私ってハマりやすいタイプ??って思います。

投稿: Tinako | 2008.11.16 01:37

仕事する机に小さいテレビを置いてるので、一日中AXNかFOXだけで海外ドラマ漬けって日もあるくらいですよ(笑)
SHARKは「カリスマ敏腕検察官」のやつですよね。
この前第1話が放映されてたとき観ました!
ミディアムもたまにみます。
CSIはラスベガスとNYとマイアミ全部好きです。
コールドケースでは泣けてくるし、クローザーもわりとよく。
さて、もうすぐこの時間、ボーンズの一挙放送だし忙しいわ~。

てなくらいで、ほとんど流し見ですがどうもXファイル以来、私もずいぶんオタクになりました。

投稿: ほしの | 2008.11.16 01:55

コメントを書く

コメントは一度保留され、管理者による承認の後に掲載されます。
書き込みから閲覧可能な状態になるまではお時間を頂きますことをご了承下さい。



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「X-ファイル:真実を求めて」を観てきました。:

» X-ファイル:真実を求めて [カメリア・シネンシスのココロ]
 気がつけば武道館ライブからはや十日。放置プレイ全力でしたね。若い頃は毎日更新と [続きを読む]

受信: 2008.11.16 18:32

» 「Xファイル:真実を求めて」映画的な世界には到達せず [soramove]
「Xファイル:真実を求めて」★★★ デヴィッド・ドゥカヴニー 、ジリアン・アンダーソン 主演 クリス・カーター 監督、2008年、アメリカ モルダーとスカリーの名コンビ。 今回彼らが挑むのは、FBI女性捜査官の失踪事件。 冒頭のテーマ曲が流れると 「おお、始まる、始まる」と気分が高まる、 TVの時間を楽しみにしていた 今の海外ドラマブームの先駆者的存在、 主演の2人は今は全く別の生き方をしている。 そのあたりの背景から丁寧に描いている、 そして「猟奇的」とも... [続きを読む]

受信: 2008.11.21 21:37

« ショッピングモールの開店とか、無印の買い物品感想とか。 | トップページ | 秋のインクは紫いろ。 »