12月から稼働開始。(ほぼ日手帳カズン)
ほぼ日手帳、両サイズ版とも2009年版で初めて使われる方々は、現在12月分のページは1日あたりが1ページを縦に2分割したハーフサイズなので、新年からのたっぷり量のページになるのが楽しみですよね。
この微妙に中途半端な12月の部分、カズン購入当初の計画では、年内の予定管理にはいっさい使わないつもりでした。
届いたときのレポートはこちら。
31個分の縦長スペースを生かして、年間を通じたリスト的なメモ
(たとえば、欲しい本やモノ、分野別の行動目標etc...を箇条書きしまくる)
にしたら結構便利に使えるだろうなということで。
今までの文庫判使用時にもそういう活用法でした。
年末ぎりぎりくらいのところでニヤニヤしながら開封しよう。
と思ってんですが!
実際のところ、今月に入って恐ろしい勢いで(旅の準備前後も含め)各種用件が押し寄せてきてちょっと方針変更。
複数日が連続するカタマリの中で進行状態を観察できつつ・Todoやメモをたっぷり書ける、ウィークリー管理的な場所が欲しかったのです。
この使い道には能率手帳のサイズじゃちょっとちいさい
:極細で超ミクロに書き込むことも考えたけどね!:
気がしていた...ので、思い切って12月1日よりカズン使用開始しております。
視点を変えて、この縦長な12月分のデイリーページを「見開き4日のバーチカルレイアウト」として考えると、たっぷりTodoを書けつつ複数日(一週間分とまではいかないけれど、見開き4日単位)を俯瞰できるという、意外な便利さがありました。
限りなく「幅広ウィークリー」的な使い方ですね。
さっそくかなりビッシリと書き込みをしてあります。
(さすがに荷物に入れてまで持ち運ぶ気にはならなかったので、旅中の1週間は留守番してもらいました。
......この先、国内の移動なら持っていく気になるだろうか?
空欄になったこの期間は、はじめの予定通りリスト系メモに転用の予定。
ひさびさのほぼ日の紙の感触、細字万年筆が好きになってからは特に、やっぱり楽しいなあと思います。
買ったばかりならではの「コリコリ度高めでひたすら細い」チョウチョ万年筆も、EFなのに長刀っぽくたっぷりした独特の筆跡になる146でも、平等に受け入れてくれる懐の深さがあるのが素晴らしい。
私がいままで試してきた各種手帳の中ではいちばん、モンブランのペン先と相性がいい(書いていて快感)と思うのです。
あと、ペリカンM800用に使ってるウォーターマンのブルーブラックインク、緑色になり過ぎない、明るくてしっとりした藍色で止まるのもいいなあ。
ハーフサイズな今のところでも、書いてて「足りない」ってことはないですが、かなり窮屈で、書き方に工夫のしようがない感じ。
ああ早くA5フルサイズになるときが待ち遠しい。
一応とっかかりとして、フランクリン・プランナーっぽい様式で使うことを予定しています。
目にも手にも慣れたレイアウトのほうが後日の閲覧も便利そうな気がしますし。
いずれの理想としては、こんな感じのびっしり度と、実りも多そうな活用をしてみたい...
この手帳の用紙であるトモエリバー、万年筆のインクがなかなか乾かないので、フローのいいペンで忙しく書いては閉じ..を繰り返していると反対側へ転写しやすいことが残念ながら要注意。
(でも現在のところ意外とそれで困ってない。
重い手帳なので閉じないから(笑)。あと、細字で書くことが多いからだと思う。)
と、以前も書きましたが、気をつけるべき点はまだあります。
必要以上にべたべた触らないほうがいいということ!
紙表面のきめ細かさのせいなのかわかりませんが、皮膚の汗とか脂分がかなりそのまま乗っかりやすいんです。
今はよくわからない方も多いかもしれませんが、夏場にそれを実感することになります。
(ある時、急に「滲む」とか「はじく」の症状が部分的に出たり、妙にヨレてきたりして、品質にばらつきがある紙だなあ、やめちゃおうかしらと思うかもしれません。
しかしそれはあなたの手のひらから出た:または食べこぼした:何かだ!)
書き込みしながら、反対側のページに手のひらをべったり載せたりしたくなるのは我慢するようにしてます。
めくるときもなるべく栞の力に頼ったほうが、年間を通じて均等な紙質を維持できるんじゃないかというのが、いままでのほぼ日手帳万年筆経験からの結論です。←すごくえらそう
方眼縮小による改定ショック(?)は文庫判ほどはないように思います。
カズンの場合若干大きく維持されているので、
自分なりにレギュラーな文字サイズの目安割合
(たとえば方眼3行につき、書き文字2行ベース、とか)
が身に付いてくればそれほど戸惑いもなくなるかな、と楽観的に捉え中。
カバーの素材はナイロンなので多少の汚れは気にしないことにしているんで(傘みたいなもんだし。)、むしろ1年がかりでそれなりの貫録をつけてやりたいですが。
でも、カバーONカバーが発売になったら、A5に巨大化した分だけ遊べそうだから買っちゃうだろうなあ〜。
革の誘惑もまた抗い難し。
2009年の綴じ手帳に関しては、意外なことに他のもの買ってないです。えらい。
"一番最初"に一番使いたかった能率手帳ゴールドと、この、ほぼ日手帳カズンを買ったことで、だいぶ物欲抑制が効きました。
「使わないかもしれない人を迎え入れてしまうのは"本命"に申し訳ない」
という考えが、通販サイトを目前に、購入ボタンへすべりそうになる手を止めるのです(笑)
来年もそうでありたい!
ちなみに、能率手帳ゴールドの方も使い始めました。
その話は、いずれまた!(続くのかもしれない)
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コメント
私はしっかり使い出してました...私も自分は万年筆への筆圧からすると細字ではないだろうと思っていたのですが、私は細字の方が良い様で・・・トモエリバーの紙にシコシコと書いています。
すぐに閉じられない所が、ちょっと困るのですが、そんな事もあり、カズンはデスクの上で開きぱなし・・・でいく事に決定しました。
私も早くア5サイズで書くのが楽しみです。
スマイソンも使い・・・なのですが、物欲にきりなしな私はFilofaxでポケットサイズのとっても可愛いカバーを見つけてしまい、今の所はWish Listの中に入れています。
能率手帳って使い勝手はいかがなもんですか?私は1回も使った事がないです。
投稿: Tinako | 2008.12.21 10:02
わ~、ありがとう!(←なんだなんだ??)
使い出す一歩が踏み出せてなくて、まだカズンは手付かずだったんです。
でも、ようやくほしのさんのレポートを見て、初書き魂に火が点きました!!
そう、冬はハンドクリーム塗った手も要注意です。ページに油分が。。。
インク吸い取り紙兼用として、ページ大にカットした吸い込み力のよさげな英字新聞(英字である必要は特にないが・・・)を下敷きとしてはさんでいます。左ページを書くときにはその上にででんと手を乗っけて書いています。
でもほかに綴じ手帳の浮気をしてないなんてえらい!
私もゴールドの羊さんに怒られそうだから、いいかげんおとなしくしよう。。。
投稿: はるる | 2008.12.21 13:02
トモエリバー上でのインクの乾きについては、私の使っている中では万年筆があれでも一番早い…というか、乾いた後の振る舞いが一番お利口さんな感じがします。ツユダクのインクフローだと乾くのも遅い(しわも寄る)ですが、乾けばあまり問題はない感じです。
最悪なのが、ゲルインク!今年からオプションで設定されたシャーボXのブロンズオーカーにゲル芯を入れているのですが、書いた後がいつまでたっても乾きません。おかげで、下敷きをブロッターがわり使わざるをえない状況になってます(裏がキタナイことキタナイこと)。こすると散るし。
ほぼ日用に、masahiroチューンでインクフローを絞った万年筆を一本用意すると便利かもしれませんね(と、たきつけてみる)。「インク出は少なめに、でもかすれないように」っていう調整、すごく気になっているワタクシです。
ちなみに、masahiroで今度はボーテックスを買ってしまいました。「俺の好みはいいから、最高のチューンで」っていう注文を付けてみました。どうなることか。
投稿: しまみゅーら | 2008.12.21 15:57
>Tinakoさん
ファイロファックスはいいですよね~
リング径は分厚いのが多いですけれど、小さいサイズだとそこがチャームポイントになってぽってりと可愛かったりしますし。
能率手帳は、いわゆる「レフト式ウィークリー」のレイアウトのファンならば、最高に使いやすいです。
特にゴールド版の革装丁の触感と紙質の良さは(いかにもビジネス手帳的おじさんぽさを除けば)素晴らしいです。
だからたぶん、これからも毎年のようにスマイソン買う買う騒いで結局はこっちを本命にするんだと思います(笑)
>はるるさん
そうそう、冬場のほうがむしろ手の油分が気になったりするんですよねえ...
私のうちには朝日新聞しかないから(笑)コピー用紙を半分に折って使おうかな。
年末にかけて余りにも忙しくてぜんぜん都会の大型文具屋にいけそうもなく、手帳買いもこのままになりそうというのが実際の事情なのですけど。
「2009年の綴じ手帳」は確かにこれで打ち止めですが、ほら、システム手帳のリフィルとか例の日記帳とか、ああいうのはまた別ってことで.....ね!
結局いつも並みなんですよオホホホ。
>しまみゅーらさん
私も、転写問題はペリカンBニブ等を使ってた個人的太字ブームの時にちょっと気になってただけで、今はわりと平気な感じです~
国産細字はその点ほんとに安心して気持ちよく書けますよね。
毎日どれで書こうかとウキウキ選ぶのが楽しくて。
そうそう、ゲルや油性のほうが裏写りなどの相性、意外にあると思います。
私は万年筆を使いまくるより前の年代からほぼ日を使っていたので、何本も試し書きを重ね、かなりペン選びに苦労した覚えがあります。
(SARASAで書くのが結構好きです。)
投稿: ほしの | 2008.12.21 17:00
おかえりなさい。
トモエリバーって乾かないって聞いてたんで、ほぼ日は買った事ないんですよ。
細字なら行けるのか。
今度試してみようかな。
話は変わりまして、悶からレーシンググリーンの在庫が消滅しているらしいです。
投稿: まつや | 2008.12.22 22:37
こんばんは。
そうなんですよ、薄いので「インクを吸わない」っていうのが正しいかもしれないです。
(私は、住居引越作業などで慌ただしい期間は4色ボールペン等使ってました。)
万年筆でも、細字、特に国産細字なら気にする必要はないと思うのですけれど。
ゆっくり時間をとって手帳をまとめ書きするような方には何使っても問題ないと思います。
ホント、極太ニブでも全く裏抜けや滲みがないので面白い紙です。
レーシンググリーン、ファンの方が多いときいていますので、残念なことですよね。
私の場合、買って以来あんまり減ってないのですけれど...急に使いたくなってきました(笑)
投稿: ほしの | 2008.12.22 23:00