「趣味の文具箱 vol.14」を読みました。
趣味の文具箱の14巻目が出たので買ってきました。
まだまだ、店頭でめくる以前に、条件反射的にレジに持って行ってしまう趣味文ですが、今回もだらっと感想を述べてみたいと思います。
今年も恒例、そろそろ「何か買っちゃうかも」病がジワジワきはじめているので困ったものです。
セーラーの吸入式の新製品「プロフィットレアロ」の紹介記事は、けっこう素直に惹かれてしまった..
これとほぼ同じという「プロフィット21」は、カタログギフトでゲットした中字と、川口さんが長刀プロフィットを分解してペンクリニックで組み立ててくれたEFがありまして、あら"ちょうどよく"黒-金タイプがまだ揃ってないし、Fニブでも持ってないわとか考えてしまうんですが..。
ただ、プロフィット21のバランスがちょっと私には(キャップをうしろに付けてもはずしても、どっちつかずで決めきれない)微少の迷いがあるのは確かなので。
両用式とは違う件も多いでしょうから、ここは実物を握ってみてから考えたいと思います。
146と同体格で定価が半分以下というお得さも素晴らしいんですよね..。
キャップ開けなくてもインク窓が見えるって、そういえば便利なのかもしれないと今さら気付いたりも。
とはいえ理想としては、そのまえにP146のMニブなどを迎え入れられたら文句なし。←本音。どこかのDFSで出会えたら、だけどね..。
そして、次点というよりはほぼ同じくらいの物欲水位で中屋万年筆をそろそろ今年辺りと思っているのですけれど..あぁ~もぅ!
(頭を振る。)
でも既に、ざくざくと増えていったアホ買いの時代は過ぎました。
当時(2年前またはそれ以前)に買い集めて、それなりに使ってきたペン達が、いまちょうどいい感じに「変化」してきているんです。
ペン先にアタリがついてきたというのもあるだろうし、こちらの手も慣れてきたというのもあるだろうし、で、お互いに育てあってきた成果が出て来た書き味になってきました。
いわゆる、「しっくりと手に馴染み始めた」っていうことですね。
146や149なんて、いまだにコロコロ表情が変わるからなあ。
そういう楽しみもあると気付くとなおさら、じっくり考えて、結論に長時間かかってもいいからとっておきのものをキメたい..。
とかなんとかぼやいてみる。
偉そうなこと言ってるわりには、最近急に毎日使ってる1本が、Lamyのabcだったりします。
なんか、バリがあるみたいな(!)変なジャリジャリ感があってハズレ個体かなあとおもっていたのに、それがまさに憑きものが落ちたように突然消えた!
しかも、インク箱の隅から発掘したブルーブラック純正カートリッジの、枯れたグレーと書き心地が妙に合う。
軸自体がずいぶん軽すぎるけど、この構成はいいぞ..。
その他、掲載中で気になる新製品は、キャップレスフェルモ的にひねって出てくるラミーのダイアログ3,ドルチェ・ヴィータのスリム軸かな。
(あと、載ってないけどここ数日で猛烈に物欲リストに加わったのは、プラチナのブルーセルロイドですよ!
こういう青、インクでも軸でも大好きなんだ!)
商品情報以外では、各社インクの詳細すぎる色分布図にびっくりです。
色味なんてものは正直いって、ペン先形状や紙によって、同じインクとは思えないくらいで異なることが多いし、さらに時間経過で大きく変色するものもあるので。
なかなか、「これはこういうもの」と定義づけられない面が多いかと思うんです。
しかしそれでも、彩度や明度などがここまで視覚的に分類されていると、例えば「もっと華やかなの」とか「もっとくすんだ感じのもの」などの、感覚的な"もうちょっと"が、相対的に探しやすくなり、非常に助けになると思います。
私の場合、その値段(と小ささと、ボトルの綺麗さ)が畏れ多くてひと壜も持ってませんけれど、やっぱりカランダッシュが欲しいな。
と趣味文のインク特集を眺める度に思います。
パキっと立ち上がったクリアな色味が魅力。
グランドキャニオンというブラウンのボトル、そう遠くないうちに買ってしまうかもしれないなあ。
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コメント
カランダッシュ、それぞれがいい色っぽいですよね。私も2つ持ってます(紫のStormとオレンジのサフラン)。
でも、高いし上げ底で量少ないし…
投稿: ゲンガー | 2009.07.31 17:54
そうそう、けっこう上げ底なんですよね~ガラスの文鎮になりそうな透明感(笑)
しかし、それはそれで高級な良い色なんじゃないかと期待させるものがあるんですが!
緑色の「アマゾン」も気になってます。ああいう明るい緑も好きで....!
プラチナのグリーンがこんな感じなんですけれど、ボトルがないんですよね~
投稿: ほしの | 2009.07.31 18:02
ナガサワの「六甲グリーン」もなかなか深くていいみどりですよ。
インク特集、見ごたえありましたよね~。
巻頭ふろくの、色一覧は楽しめたのですが、本体の中の「インクの明度彩度色相分析」は、74ページあたりでもう目が白黒してしまいそうなぐらいで、ついていけてなかったのですが、そんな人用に親切な解説が付いてたんですね。でも難しい・・・
数字苦手な私としては、やっぱりこの先も「きれい」とか「なんか好きな色」と、見た目先行で選んでしまいそうです。
ガラス壜も、重要な誘惑要素ですよね。
投稿: はるる | 2009.07.31 22:37
Twitterにも呟きましたか、ブルーセルロイド綺麗ですよね。きてますよね(笑)シルバートリムとのコンビがまたいい。
僕も本数はもう充分持ってるんで、そろそろ中屋でオーダーといってみたいんですが、ちと敷居が高くて。プラチナマイブームです。
投稿: Yukky | 2009.07.31 22:45
>はるるさん
インクの色分析、あれはコマカすぎるよね~!
ペンと紙次第でどうにでも変わっちゃう件もあるから、アナログ脳ならばやっぱり正直に物欲で選ぶしか(笑)。
でも、ほんのちょっとの違いで買っていたらあっというまに増えるから、それもやっぱり困ったものです。
>Yukkyさん
プラチナはいいですよね。
私にとっては、国産の中では一番書きやすいペン先だと思ってます。
青セルロイドは、キンギョを愛用しているので、かなり気になり中...!
投稿: ほしの | 2009.08.01 00:26
お久しぶりです。
●ラミーのabc
なんと、使い続けるとそんな変化が…私は、ペン先のバリが消える前にあげてしまいました。残念。
●ぶ、ブルーセルロイド
そんなものが!しかも、銀トリムじゃないですか!プラチナのブルーブラックにピッタリな軸色もいいですねぇ。
実は、ブライヤーをオーダー中なんですよー。コレが出ると知っていれば!…2本買ったかもしれません(殴)。
投稿: しまみゅーら | 2009.08.03 13:23
こんにちは!
Lamy abcのような子供向けペンは、ノートへの書き取りなどで筆圧かけてぐいぐい書きたいときにボールペン感覚で使えるので便利なんですよね....
まだ若干、カサカサした抵抗がありますが、意外とこういう感覚が(ぬらぬらよりは)好きなので。
まあいいかという感じです。
カートリッジなので"古典"ではないのでしょうが、ここのBBインクもいい色ですね。
ブルーセルロイド、クールで美しいですよね~まさにインクの色とシンクロします。
ブライヤー軸、素敵でしょうね。羨ましいです。
私も早く漆軸をオーダーしたい......
投稿: ほしの | 2009.08.03 14:30