「モンスターVSエイリアン 3D」を観てきました。
3D(立体メガネかけて鑑賞の)バージョンでみてきました!
けっこうオコサマ向け映画なのかと思ってましたが予想に反して、大人もニヤリと楽しめるこまかい「芸」の多いシーンが多くて、すごく面白かったです。
(なのにこの回、私たちまぜて観客4人て...。)
・公式サイト:モンスターVSエイリアン←音出まくります。
3D仕様だと字幕出しに支障あるのか、かならず日本語吹き替え(しかも主役の声が大抵の場合、テレビ系人気タレント)しかないのがちょっとなー思ってたのですけれど、今回はこれまた予想に反してなかなか良かった。
そりゃ、本家はリース・ウィザースプーンがスーザン役だったり、コックローチ博士がDr.ハウスのヒュー・ローリーだったり、将軍がキーファー・サザーランドだとかetc.そうそうたるハマリ役が揃っていてすごいなあ観たいなあ~っ!と思うんですけれど。
身長が15m(だっけ?)になっちゃうのに前向きかつ元気なスーザンにベッキーの声はけっこうぴったりな感じ。
それ以上に、青色ジェルなボブの声をやるバナナマンの人なんてもう、顔までそっくり(目が1個なのに...)で、このシンクロ率は本家に勝てるような気もしてきた...。
あと、宇宙船のマザーコンピューターの声は、(たぶん)"少佐"だったので、これもハマッてたわ~。
ストーリー自体も、シンプル展開だけどなかなかよい教訓を得られましたよ。
終始無言でなんにも考えてないようにみえる巨大な「ムシザウルス」すら、よしよし頑張ったねといつのまにか撫でてやりたくなってしまうこと間違いなし。
CGは、こういう作品なのでリアル過ぎず・刺激強過ぎず・な加減をしつつも、とーっても良く出来てます!
たとえば、青いモンスターの体の質感、小さな気泡が無数に浮いていたり、眼球が埋まっているのが奥まで透けていたりとか、みればみるほどトロッとした素材表現がコマカイのでこれの動きをみているだけでも全然飽きない。
どうでもいいけど、この見かけはウナコーワのキャラクターやぴちょんくんと印象がダブるんだよ~(笑)
闘いの場になるサンフランシスコの街並みも、すごく詳しく作ってあって(一度行ったところだとつい興奮する。ゴールデンゲートブリッジのふもとの感じとか!)、でも色づかいや立体感が玩具みたいでかわいいのです。
こういう立体視映画って遠近感がドーンと誇張されて飛び出ているように見えるので、それを利用したシーンもちゃんと序盤からいくつもあるんですが。
それだけでなく今回は、コマカイ物たちがわらわら地面で動いていたり(「実験場」で働く人々や、行列するエイリアン達)、規則的に並んでいたりするもの(車の渋滞列や街路樹など)の、模型っぽい質感が面白かったように思います。
チルトシフトレンズっていうんですか「ミニチュアっぽい演出の」風景写真てありますよね、あれをみているような、過剰気味な人工っぽさが雰囲気にうまく出てて、それがいい感じ。
昨年あたりのシーグラフから3D視映画はかなり大きなジャンルとして取り扱われていて、(実はこの映画の1場面やメイキングも関連の講演でチラ見してうぉおすげえと思って楽しみにしていたのです)これからどんどん、表現できることの水準が上がっていくであろう期待感があります。
そうそう、3Dでちょうどやっていたので12月にシンガポールで観たのですが、日本では8月上映のボルト、これはかなり感動した(動物たちもみんな可愛いけれど、アクションシーンの迫力もすごいです)のでこれも実はもう一回観れたらいいのにというくらい好きです。
夏休みの思い出に、是非。
しかし3D版はなにかと手間がかかっていることは理解できるのですが、家族で(わいわいと前に手を伸ばして)観てもらいたい良作が多いにもかかわらず、鑑賞料2000円はなかなかそう頻繁には通いづらい金額ですよね..。
あと、少し前よりはなんとなく改良が進んでいる気もするのですが、とにかくメガネのサイズがぜんぜん頭(というか、鼻。)に合わないので、せめてサイズ違いを2パターンくらい作るか、アジア人の頭骨にもフィットする伸縮自在の新型を希望します。
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コメント
くそう!
吹き替えは見られたけど、府中の劇場は立体映像じゃなかったよ!
投稿: いぬ | 2009.07.12 08:45
立体だと、ジェルのねばねばとかムシザウルスのフサフサとかエイリアンの多足とかがわりと気持ち悪いです!
投稿: ほしの | 2009.07.12 14:55