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2009.08.26

来年の手帳を悩みはじめました。

じわじわと告知が出始めた、「ほぼ日手帳」の来年版。
(これが来ると秋だよねー!)

いまだに、といいますかここのところ急激に昨年カズンが届いたときの記事にアクセスを頂いていますので、その後の関連ページへのリンクを最後に付け加えました。
無印良品のしおりシールをつけたことや、HERZで革カバーをオーダーしたこと、使い方の変化等々。

この赤革カバーは常にカズンにつけているわけじゃないんです。
80~100枚綴じ程度のボリュームのノートなら問題無く入りますので、そのときどきでいちばん使うA5サイズのものを装着しています。
こういうふうになるのはもっと先だと思っていましたけれど、革表面になんとなく艶が出て来て、いい感じです。
これからどうなるか楽しみ。

ここ何年か今までの個人的統計だと、湿気が増えるとトモエリバーから心がはなれ気味になる法則。
周期的に「飽き(というか、他の紙にも書きたい欲)」も発生していることは認めざるをえませんが季節的にだいたい同じ。
インク乗りとか皺のなりやすさとか手触りとか、そういう微妙かつ些細な変化の事情が絡んでくると思われます。
この時点で挫折して他の手帳に乗り換えた年もあったけれど、今回は、手持ちのA5ノートに記入を切り替えて梅雨時を乗り切りました。
いまはちゃんとカズンに戻ってます。
空いたページはたくさん出たけれど、ざくざくと他の用件(語学の勉強とか。必要があったので、今月に入って100ページは埋めたかも?)に使っていったらちょっと行きすぎてしまって(笑)今なんと9月7日のページを、日付書き換えて使っています。
まあどこかでまた使用量の辻褄が合って、いつのまにか一致するでしょう。

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来年どうするか、は悩ましいところです。
「他の使い道にまわさなくて済む」平均的な使用規模を考えると、文庫サイズでじゅうぶんな気もしてきていますし。
前回書いたように、週間も月間も使用放棄している使い方なので、金額とボリュームに対する無駄の多さも気になるところです。

で、文庫版のグレープ革カバー、かなり気になっています。
発色の感じを確かめたいので、実際にロフト店頭で見れたらいいなあと。
この臙脂というかパープルっぽい色、革カバーの売り出しが始まったときから、ずっとアンケートに希望色として書いてきた色なんです。
2010年版は、その他のカバーのバリエーションが大量かつ個性を放ちまくっているので、けっこう地味な存在感なのが惜しい。
もうちょい種類の少ない年だったら、間違いなく大注目浴びそうなんですけどね~。

私が今までで一番好きなのは2006年のマリンブルー革なんですけれど、これは今でも時々A6ノート用に、だいじに使ってます。


今年は、いろいろと使いたいものがせめぎあっていて。
(現在、月間だけ使っているフランクリン・プランナーに、デイリーごと完全に戻ってしまおうかという案も上位に有り。)
頭の中で混戦模様なので9月初日に購入は無理ですわー!
まだこの時期だし。普通の人はそれが普通ですよね。旅先でも何かに出会えるかもしれないからみてくるぞ。

近年いつも悩ましいスマイソンですが、iPhoneの「通貨コンバーター」で値段を換算しては「高っ」と呟いて溜息。
しかし、定期的にくるメールニュースを眺めるに、Malachite(孔雀石)のコレクションがすっごく素敵。
あのブルーグリーンのワニ柄型押しの手帳を持つ1年はどんなに素晴らしいことであろう!等々と、激しく錯覚と妄想に浸ってしまいます。
が、「通貨コンバーター」で値段を(以下永久ループ!)
スマイソンは、小さいサイズの場合の基本レイアウトが見開き8分割なので。
これがレフト式ウィークリーが大好きな私にはもうどうしようもなく残念で、使いこなせる自信がない。
ああまた、他人様の買い物記事を読んでじたばたして終わるのか…?それでいいのか?


というわけで、かつては「迷うくらいなら買え」をスローガンにしてきたこともありますが、手帳として使ってやれない紙束が増えるのは、いっときの物欲を満たせても、その後は心(と財布)がさむくなると学習しました(キッパリ)。

今回は「使わないものは買わない」(←当たり前なんだけどな!!)を掲げてじっくりと悩んでみたいです。

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2009.08.22

おすすめなメモ管理系美麗iPhoneアプリ。

090821最近ポチって以来、かなり気に入ってるiPhoneアプリは、Awesome Noteです。
(450円。→iTunesで開くのはこちらからどうぞ。)

メモを書いて、そのファイリングを効率よく行うことができます。
PISCESさんの記事で知って、うぉーこれはっ!と感動しました。

開発元のサイトはこちらなんですが、もうホント、ホームアイコンからしてデザインが良いので、トップページに置きたくなる。
中身もすみずみまで作り込まれているので、アナログの文具を愛する人にも心からオススメできる質感です。
見た目がこんなに惹かれるなら、多少は機能が原始的でもいいやと思ってあんまり調べないで買ってしまったけれど、実のところ、ものすごく便利。
(結局、美しいアプリは使いやすい、の法則なのかもしれない。)

上記のHPにたくさん貼られた画像で解りやすいと思いますが、書いたメモは、付箋がペタペタ貼られているように一覧できるデザインになっています。
それをカラフルなフォルダの中に分類しておけるのです。
(もちろんフォルダの名前は自由に替えられますし、色バリエーションもタブのところにくる絵柄も豊富に用意されています。)

メモの背景も、綺麗で使いやすいものに幾通りも衣替え可能。
私は黒板ぽい背景が結構好きなのですが、フランクリン・プランナーの花柄リフィルのような可愛いのもあり。
背景数えたら11種類もあった。
とはいえそんな悠長なことやってられない時のために、ボタン一発でパッと緊急用メモが作れるようになっている機能も装備されていて至れり尽くせりです。
特に説明いらずで、なんとなく勘で(アナログのノリで)いじってれば操作できるようになってるのも、デザインレベルの高さを示していますね。
フリック入力をあきらめてしまった身には、横向きでも使いやすいのが嬉しいです。

Google Documentにデータを送り込めるのがすごく使いやすいです。
全体のバックアップファイルだけでなく、個別のメモのインポートとエクスポートが出来るのが、EverNote的に便利かも。

メモを「付箋ならべ」のレイアウトにしていると、冒頭部分のプレビューが表示されるせいでついつい、ホンモノの付箋のごとく短い言葉のメモ(欲しい本の題名や、2,3個の買い物リスト)で終わらせてしまう癖がついてしまうんですけれど、普通に長文の書類も書けます。
うまくフォルダ分けして活用していきたいです。
(フォルダを5つ以上作ると、iPhoneのホームと同じく、複数ページで表示されます。)

つい最近のアップデートで全文検索がついて、かなり無敵なメモソフトになってくれた感じです。
扱うのは文字情報に特化していて、写真などの画像系の取扱いが出来ないのが、人によっては不便かもしれません。
英文だとフォントもいろいろ変えられて、その綺麗さが羨ましい...

今後もいろいろ便利な機能が予定されていて、目が離せません。
絵柄含めて、このアプリはいろいろ勉強になるなー。

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最近、iPhoneのけっこう綺麗に出る外部音のせいで、書籍付録CDから取り込んである語学系の教材音声を聴くのにホント、助かってるんです。
基本、テキスト本やノートで勉強しているときはいちいちパソコン立ち上げるのも、電気が無駄な感じで。
(ヘッドホンも暑いし...)

とはいえ、留守がちだったiPodTouchも復活させつつあります。
第1世代で外部スピーカーがないので、そのまま使うにはちょっと不便ですけれど。
そのかわり、Touchの薄さは驚異的だと気付きました。
うしろがポッテリ丸いiPhoneに較べれば、ぺらぺらに薄いまっすぐな板っぽさが格好良い!
(touch用エアジャケットの、コネクタまわり下部が割れてスライド式に外れるようになってしまっていま何もつけてませんので余計に。)

音声のいらない件(閲覧系や書き込み系)はTouchに集約して、音がそのまま出ると便利なデータ類はiPhoneにまとめる、などの使い分けも出来そう。
ほんと、メールと電話(特に発信系)の機能は滅多に使わないのです。
最近は転送をかけているので、Gmailのトップページをそのまま閲覧して、メールの有無を確認する程度でもすごく役立ってます。

ところで、わりと最近からの標準機能のようですが、Gmailについてる「Todo」が地味に便利です。
PCの画面で、あるときから急にポップアップするようになって気付いたんですけれど。
iPhoneでもTODO部分だけ独立してブックマークしておくのがおすすめです。
ホームアイコンもちゃんとそれっぽいデザインのが仕込まれているし、家庭内Wi-Fi使用が大部分の私には、「ネット同期の出来る、やることリストアプリ」としては必要にして十分な感じがします。

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2009.08.17

真夏もつづくよ日記帳。

090812あっというまに8月も半ばを過ぎてしまいましたー。

ブログの更新頻度は相変わらずこんな有様ですが、このごろになってようやく、手書き部門の日記は、3日もつけないと寂しくなるくらいに習慣化してきました。
そう、あの大枚はたいて購入した伊東屋の10年日記です。

革は緩み無くピッチリと硬く貼られているし、色も真っ黒なので。
時間経過による変化が今のところは全くわかりません。
そんなにベタベタ触るような付き合いでもないので(最大頻度でも一日に一回だけ、手にとって・開いて・5分程度で少量書いて・閉じて・棚に戻す。という程度のドライな関係)10年経っても案外、たいして変わらないのかもしれない...と予想しています。
それともあと何年かで気がつけば、能率手帳ゴールドの革のようにフカフカになったりシボが消えて艶が出てきたりするんでしょうか?

肝心の中身レイアウトは、かなりの細字で書いたとしても一日当たりの広さは、私の手では20文字未満×6行くらいが精一杯の極小サイズ。
それも(いまのところ)挫折しない大きな要因かもしれません。
今流行りのtwitterでさえ一投稿140文字までなんだから!・・・まあその程度の気軽さで続ければいいのかなと。
明日何が起こるかもわからないのに云々の方向で考えてしまうと、複数年の連用日記は正直不安な気持ちが先立って、なかなか勇気が出なかったのですけれど。
なのに10年用なんて買ってしまったとはね!

今ではこの程度の量なのに、むしろ、日々にハリを出すための大事なタスクのひとつになりつつあります。
明日も、そして来年の同日も頑張れよー的な、励ましの作業というんでしょうかね。気持ちひとつで変わるものだなあ。


スケジュール手帳と違って、もう少し先の売り出しになるのかもしれませんが、「日記帳」も同じように、売場であれこれ迷う方も年末に向けて増えてくるかと思います。
私が今使っている10年日記は、伊東屋オリジナル部分なのは外側だけです。
中身は、シーズンになると書店売りでもよく見かける博文館の10年連用ダイアリー(3675円)。

このオリジナル製品自体がハードカバーの立派な装丁ですので、ぜひとも来年スタートで10年日記を使ってみたい方には候補に入れて欲しい逸品です。
年初から使っていて思うのは、本当に紙質が素晴らしい。
私の持っている限りではどんな字幅のペン先を使っても抜けや滲み等の支障はなく、味わい深い柔らかな書き味。
「手帳用紙」とは明らかに方向性が違うつくりの紙ですね。
(高級な本の中に、場違いに書きつけてしまっているような罪悪感すらいまだにあったりします。)
ニブやインクによっては吸い付くような密着感もあり、で毎日いろんな万年筆でとっかえひっかえ書くのが楽しいのです。
まさに日本の文字向けというか、老舗の心意気を感じます。
10年用に限らずこの紙を使ったもので売られていると思うので。
たくさん書き込みたい人にはもちろん1年用からおすすめです。

手帳でいろいろ試行錯誤して結局何冊も!無駄を出してしまうくらいなら、「いい日記帳」買っちゃったほうが満足感高いのかもしれないなー(そもそも、デイリーレイアウトのスケジュール帳と日記帳の差ってなんだろう?時間軸の有無、かな?)・・・というようなことを考えてしまうほど、これは好きな紙なのでした。


日記では毎回、だいたい必ず最初か最後の行に、使ったペンとインクの名前を、略語程度に書いておくことにしています。
インクによってはコロコロと表情が変わるので、経年変化観察用ですね。
この日記帳においては、長期にわたって実験できるのでこれもまた楽しみのひとつ。
既に、数週間前に書いたウォーターマンのブルーブラックが、青緑どころかほぼ"真緑"に変貌しているのが気になるんですが.....このインクがこんなに変わってしまう紙は初めてかもしれない!

ウォーターマンのBB色は、ペリカン800EFニブに常用だけではなかなか減らないので、オプティマ青軸Mニブ(上写真)にも入れて使いだしているのですが、今までで一番気に入った書き心地。
ちょっとしたフロー差なんだけど、これまでなんとなく大味だったのが打って変わって、とにかく使いやすくなりました。

夏にも似合うこんなに美しい碧さのペンだけれど、キャップをねじきり破損して交換のせいで、軸本体とは微妙に模様の色味が違ってしまっているのが、実に惜しい.....。

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2009.08.10

アマゾンでマジックソープを買いました。

090809今まで、近所のLOFTで定価で(900円弱くらいで)買っていた洗顔用の「マジックソープ」です。

Amazonで35%引きの500円台だったので注文してみました。
いや~こんなものまで売ってるとは知らなかったですよ。
アマゾンダンボールの外までラベンダーの香りがほんのり漂ってきて、おお確かに入ってる!と玄関先で実感。

免税店で買いためていたクリニークの黄色い石鹸の在庫がなくなる頃、これに替わる(もうちょっと安い)のを探ししていたんですが。
天然素材で作られていて、良いものだと雑誌か何かでコミミにはさんで以来愛用しています。

もう全然!そのへんに売ってるようなのじゃかぶれちゃうわ...的に繊細なお肌じゃないんで!
流行りものに手を出してみるノリで使いはじめただけなんですが、ちょっとした化粧程度ならそのままジャバジャバと落とせるしっかりとした洗浄能力とアロマオイルの香りと、なにより1個がものすごく長持ちすることに感動しました。
結構がっちり洗っても、皮膚はぜんぜん突っ張らないのがいいです。

これで洗顔後のお手入れは、スプレーボトルに入れた無印良品の高保湿化粧水でほぼオールシーズン。
(冬場は「極潤ヒアルロン液」というのをこれまた流行りに乗って使ってみたけど、これはすごくモチモチするね~。空気が乾いてきたらまた使いたい!)

使いはじめるまでただ置いておくのも楽しくて、とにかく匂いが好みなのでラベンダーをリピートしてばかりなのですけれどローズやペパーミントもたまには買ってみるべきだろうか..。
人工香料じゃないとはいえ使用初期は特にけっこう強めに漂いますので、そういうのが嫌な方にはベビーマイルドというのがいいようです。
まーとにかく、石けんが設置された今日の洗面所はとってもいい香りでうっとり。

全身洗えるというのが評価でよくきいていたことなので、試しに洗髪に使ってみたことがあるんですけど..
うーん、私には駄目でした。
もともと太めの毛髪なんですが、ゴワっとしたますます頑丈な手触りに変貌して、やっぱり洗顔専用に戻しちゃった。
猫っ毛とかボリューム不足に困っている方には向いているのかもしれません。私はまるで反対の髪質なので...(涙)

液体ボトル式のもあるんですが、洗顔程度なら固形のほうが無駄がない感じがするので今後もきっとこっちのタイプで使い続けると思います。

下のほうに写っている石鹸置きはシリコン製のもので、今回マジックソープと一緒に買いました。
ソープトレイ Tsun Tsun ウォータークリア
今まで使っていた金属製のは錆が浮いてきてしまい、ダイソーあたりで探そうかと考えていたんですが、水切れがいかにも良さそうなので頼んでしまった…

シリコン製なのでいろんな方法で洗いやすそうな感じがするし。(食器洗い機とかでもイケるかなあ)
結構大きめなのですが、おろしたてサイズのマジックソープを置くと危うい感じに「足」が曲がるんですが、倒れるほど折れるわけじゃないので、特に支障はない感じ。

アマゾン側のレビューにも多数書いてあることなんですけどこれ、気をつけなくちゃいけないのは、商品画像ではいい感じの白さで写っている「ウォータークリア」、全然白じゃなくて「水色」なので.....。
そのあたりを計算して買われたほうがいいかも。

「いかに乾いたまま安置できるか」は、石鹸の寿命を大きく左右することは今までの使用で学習しました。
ここ数年、ラッシュの固形シャンプーを使っているのですけれど、油断するとすぐにドロドロになりやすいので、これの置き場にも最適な感じ。
使い始めの時のレビュー記事はこちら

風呂場用にあっさりと増設するには微妙な値段なので、検討中。
そんなわけでいま洗面所では、シリコンの足が必死で2つの固形物(石鹸と固形シャンプー)を持ち上げています。
頑張れ-。

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2009.08.04

チャルカの「アジ紙」本を読みました。

アジ紙―東欧を旅する雑貨店チャルカの、好きで好きで仕方のない紙のはなし3年前くらいに購入したオレンジ色のかわいい本、チャルカの東欧雑貨買いつけ旅日記は、今もときどきじっくり読み込んでます。
(一度手にとると止まらない!
この本がきっかけで旅行中のスクラップブックが楽しくなったのです。)
購入当時レビューした記事はこちら。→「北欧と東欧の雑貨本」

またこんな感じのが出版されるといいなあと思っていたら、もう売ってた!
アジ紙―東欧を旅する雑貨店チャルカの、好きで好きで仕方のない紙のはなし

「アジ紙」というものがなんなのか。
本を手にとるだけで、その装丁や紙の手触りから伝わるようになっています。
ついさっきよーく見て気がついたけれど、帯をとると、ちゃんとその下の部分だけほんのり白くて、紙の"やけ具合"が違う(..ように色分けて印刷されている)!
厚みの割には本全体がふわっと軽いし、ページをめくると、そのまんま木のような繊維の匂いがするんです。
やはり「どれだけ好きか」を全面にぶちまけている本の気合いは揺さぶられますね。

藁半紙のような感じのざらざらした再生紙みたいなもの全般、というよりももう少し踏み込んで、古くからの文化の中に溶け込んでいる、包装紙やチケットや伝票類。
「現代」の自動製本機にかけるとエラーで吐き出されてしまう(ので手作業でしか綴じられない)ような、厚みもまちまちに偏った、倉庫で眠っていたような古ーい紙等々。
そういうのを国内外の片隅で発見しては驚喜している、すんごい「紙マニア」ぶりが熱く伝わってきて、こちらもつい何かを集めたくなってしまうし、次の旅先ショッピングへの期待が勝手に高まります。
(そして、手にしたあらゆるものをノートに貼り付けて帰ってこようという気になる。
しかも、そういうのを収納するのに、いつもの「透明ビニールのチャック付ポケット」じゃなくて、「紙ばさみ」がいいような気がしてきた。こういうの。


私も昔は、こういうアジ紙系が好きだったんだけどなあ。
万年筆は学生の頃もかなり使っていたけれど、裏抜けだの滲みだの、気にした記憶が全く無いんです。
そういうのは駄目、という概念も特になかったような気がする。
ソニプラで買った、輸入もののざらざらした紙のレポートパッドに平気で授業のノートとって、ペン先に繊維詰まってるのをしょっちゅうつまみ出していたし。
(今となってはそんなふうになる紙、滅多に出会いません。)
メールが発達していない時代は、しわしわと波打つオニオンスキンみたいな紙の便箋が一番好きだったのも思い出した。

・・・特にここ数年、「万年筆に向いてるかどうか」というのを気にしすぎていたせいで、身の回りの紙モノが優等生(すっきりすべすべの、非・アジ紙)ばかりになってしまっているのを反省。
そういう、"最適化されすぎている"ノートって意外と早く飽きてしまう自分の性格もわかってきたし。
でも、買ってしまうとは思うこれからも。

ボールペンや芯ホルダーですら、しょりしょりぐりぐり音をさせてしまうようなところへ書きつけていく楽しみを、今後は少しづつ追究してみたいです。


ところで、デスクトップでもあえてアジ紙装飾をしたい方は、Iconfactoryのlithoシリーズがおすすめ。
ここから、アイコンのセットがいくつかダウンロードできます。
「similar」でなく、太字のタイトルのほうをクリックしてください。

今回の本の装丁もそうですが、デジタルでこういう表現法、いいな~といつも思います。(さじ加減は意外と難しい。)

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