パイロットのカリグラフィーペンを買ってきました。(PILOT Plumix)
パリで買ってきて、なかなか気に入ったのでほぼ毎日使っているペンです。
Pilot Franceから出ている、あちらのペン習字(カリグラフィー)用のもので、ルーブル下のVirgin Mega Storeで購入。
いまや海外の文具店やコンビニにパイロット(や、ゼブラも多い。)の筆記具をみつけるのはしょっちゅうなので、わざわざ買って帰るのもどうかなと思ったのですが、これはちょっと珍しいような気がしまして。
私も昔買ったことがある、同社の「ペン習字ペン」によく似ているような気がするのですが、カリグラフィのは見たことないなあ....と興味津々。
売場に大量にぶら下がっていたのでよく見ると、字幅がいろいろ揃っています。
(EF~BBまで5種類も! M・B・BBの各ペン先+軸1本がセットになっているパッケージも有りました。
各字幅はパッケージ裏に解説されていましたので、写真ご覧ください。)
あまり太いのは、いま持っているLamy Joyとダブって使わずじまいになるような予感がしたので、ここは思い切ってFニブを選択です。
頑丈なブリスターパックに入ってまして、中にカリグラフィーの詳細なお手本が折り込まれています。
おまけのインクは黒が2本。
(パイロットのペンだけど、ここはやっぱり欧州規格カートリッジ仕様になっています!
長い軸なので、ロングカートリッジやコンバーターも入りそうなのが嬉しい。)
首軸部分がスモーク系の透明パーツになっており、カートリッジとの接続部分がちょうど見えてカッコイイのです。
軸下部がふっくらとシシャモのお腹のように(←これしか連想できない....)膨れており、滑り止めにもなる波状の溝もあってとても持ちやすいです。
デスクペン的なデザインですが、おしりにキャップをさすことは可能。
上記のJoyと同じくスチールペン先で、頭がすぱっと水平に切られていますので、縦線が太く・横線が細く・曲線はリボンのように書けます。
このめりはりある線と、平らなペン先ならではの紙へのくっつき感が細字でも十分味わえて、すごーく楽しいです。
こういうのって、アルファベットだけでなく、タテヨコに込み入った漢字を書くのも結構向いてる気がします。
Fなら取り回し良く小さい字もこまごまと書けますので、能率手帳などの小型の紙面にも十分使えておりまして、これは買ってよかった!
(EFも買ってくればよかった!)
ただし、難点を言えば、ペンポイントがなくたいらな金属板に切り割りが入っているだけなので(お好み焼きやもんじゃ焼きの"へら"を想像して下さい。)ので、書き味は若干シャカシャカ系。
同じ「たいらペン先」系の、プラチナのミュージックや、ペリカンのBニブなどとは、滑らかさや幸福感(?)が格段に落ちることは確かです...。
普段使いにするには耐久性等々気になりますが、この字幅でこの書き味というのが実用的かつ楽しすぎるので、今後かなり出番が増えそうです。
ああ、細字基本でなおかつ平研ぎの万年筆がないものかなあ。
8ユーロちょい(1000円くらい)の価格でした。
普通の学用品のコーナーやレジ脇にまでたくさん揃っていましたので、こういうのを使う、書き方の授業なんかもあるんでしょうね。
日本で売られているものか調べたところ、残念ながら海外通販でも頼る以外は無理であるようなのですが、このペンについては「細字万年筆にこだわる」さんで詳しい解説がされており、勉強になりましたのでご紹介します。
(売ってればもちろんカラー軸のほうを選んだと思うのですが....あの店では見なかったなあ!いや、気がついてないだけで、あったのかもしれないなあ!と、今になって悶々としております。)
本家のサイトによると、品揃えはこんな感じです。
逆輸入ということになるのでしょうが、ぜひとも、日本でも買いやすくしてほしい商品ですね。
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コメント
きれいですね〜、目の毒だわぁ
投稿: Yoko/Tinako | 2009.10.09 10:33
ししゃもとよんで可愛がってます。
投稿: ほしの | 2009.10.09 11:08
私のブログ記事へのリンク、ありがとうございます。
私の記事は、ネットの情報をまとめたものにすぎませんので、恐縮です。やはり実際に買われた方の詳細レビューは参考になります。
フランスでもパイロットの文房具がそこそこメジャーというのは驚きです。さすが日本文房具界の雄だけありますね。
投稿: EF Mania | 2009.10.10 03:17
こんにちは。
細字好きのひとりとして、いつもたいへん楽しみに読ませて頂いております!
フランス、紙ものはクレールフォンテーヌ系が圧倒的占有率なのでノートなどはほんの少ししか日本のものは置いていませんが、筆記具はやはり、パイロット社の性能の良さが認知されているようです。
いわゆる100円クラスの安いボールペンからキャップレス万年筆まで、とても人気があるように思いました。
投稿: ほしの | 2009.10.10 14:16
ボディのほうは、ペン習字ペンと同じだと思います。昨日透明のをもう一本買ってきたばかり。
で、ペチット1用のカラフルなインキを楽しんでいます。
カリグラフィって、とても楽しいですね。
手紙のさいしょに、あいてのローマ字を書いたら、喜んでくれました。
投稿: 白髪猫 | 2009.10.13 22:15
こんばんは。
おなかがでっぱっていてミゾが入っていたり、キャップのエラが三角だったりして、日本で売られている透明のとは、微妙~にデザイン型が違う(ちょっとお洒落?な感じな)のですよ。
でも元ネタはきっと、日本のペン習字ペンのほうなのでしょうね。
私も学生の頃はカリカリ言わせながらよく使ってました!
投稿: ほしの | 2009.10.13 22:26
カリグラフィ、実は習って7年経ちました。
カラーインクやガッシュでかくことがほとんどです。
まさかpilotがだしていたとは!!
pilotさーん、日本でもぜひ販売してくださーい
これからカリグラフィーお役立ちの季節です。
市販のカード類をみて、自分のモチベーションをあげてます。
投稿: yuru | 2009.10.17 21:01
素敵な習い事ですね。
私は全然出来ませんけれど(笑)、こういうペン先でアルファベットを書くのはすごく好きです。
これの他にも、カリグラフィ用のマーカーペンなども買ってきたので(これはなんとシャチハタ製。)くるくる書いては楽しんでます。
投稿: ほしの | 2009.10.17 21:33