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2009.11.13

「Kindle for PC」を使いはじめました。

091113a大いに興味があったので「買った人」のレビューはしょっちゅう読んでいたのですが、いろんな意味で敷居が高いので、いまだに踏み切れないKindle。
(Amazonのトップページで「ただ今出荷中」とか書いてあるバナーを見る度に、うぅむ..、とは思う。)

そんななか、つい先日、PC版のソフトが無料ダウンロードできると知ったので、まずはAmazon.comのアカウントを作り、Kindle for PCを入れてみました。

参考にしたブログはこちら。既にKindle本体も購入、活用されています。
Going My Way: Kindle でつけたブックマークやノートがちゃんと同期する、Kindle for PC

立ち上がり後、一度アカウントを入力してしまえば特に難しいことはなにもありません。
とはいえ、私はこれが最初のKindleなので、所有しているデータはゼロ。
画面には何も表示されていないので、右上の「Shop in Kindle Store」を押して、Amazon.com: Kindle Books: Kindle Storeのページに行ってみました。
(Kindre Store自体のトップページはこちら)

目当ての本をみつけたら、最初の何ページかを収めたサンプル版は無料で提供されているので、まずはこういうのだけでもしばらくいけるんじゃいかと予想。
「Send sample now」を押していけば、インストールしたKindle for PCに連動し(「Deliver to:」で、登録済みのKindleなど場所を選んで送り込むこともできます)、そのなかにサンプルデータが送り込まれるのでとっても簡単。


・・・というような操作を経て、Kindle for PCのHome画面にいくつかサンプル版のデータを並べてみました。
マウスオーバーすれば、完全版を購入するためのBuy Nowボタンが現れますし、Amazonの詳細ページに行くことも出来ます。

そして、中身を読むにはダブルクリックします。
機能は、わりとシンプルです。
でもフォントがかなりの大きさまで拡大できたり、可読範囲を画面いっぱい近くまで拡げられるのは非常に読みやすいですね。
ブックマークは、ページ右上のカドをクリックすると「ミミが折れ曲がる」表示になるのがカワイイ。
表紙など、色つきのデータで入っている場合はカラーで表示されるのはいまのところKindleには出来ないことですが、それ以外の機能は至って簡素。
ぱっと見、昔のAcrobatReaderみたいな感じかも。デザインがおしゃれじゃないことも含めて.....。

今後もソフトウェアアップデートが進んでいくとききましたが、メモ機能や音声読み上げや検索機能や辞書連動など、Kindle並みの機能がついてしまったらそれはそれで売り上げに響くんじゃないかと思うので。
あえてシンプルすぎる仕様にすることで本体購入への飢餓感を煽っているような感じも大いにありますね。
でも、読むための補助としていろいろ語彙系の情報を書き込みたいので、「メモ」はいちばん欲しい感じがします。
他のデバイスにも同期されるというし、便利だろうなと。
(GoogleToolbarのごとく、マウスオーバー辞書なんかが装備されたら素晴らしいけどいまのところ無理だからね~)


とはいえ、私としては、この「Kindle for PC」から読むというそれだけでも、試しにデータ購入をしたくなってきた。
(--というような、Kindle持ってないユーザーからも取り込みたいのが目的でこのソフトが配布されているのだろうとは思う。
ノートパソコンに入れれば、VAIOなどがシンプル版のKindleに変身するわけだから、これはこれで便利だろうと。)

全く未読の小説を購入して楽しむほどの意欲(と英語力)は無いんですが、翻訳で読んで気に入った小説の原作や、好きな映画のノベライズ本に挑戦するのは、実際に読み通すかどうかは別として結構好きで。
でも、ペーパーバックって、やたらと文字が小さく詰まっている上に、厚くて本棚でも場所をとるんです。
紙質が電話帳的に微妙なので軽量なところは利点かもですが。

夫も昔はずいぶんこういうのも読んでいたようなのですが、引っ越す度に厳選処分して、現在残っているものは紙が古びてしまってますます読みにくいという悪循環・・・今は本棚の飾りになっている状態。
私自身は、近年はあまり買ってませんがStephen Kingのモダンホラー小説がすごーーーーく好きで、特に初期の頃の作品は頭に染みつくくらい(翻訳で)読み込みました。
そういうのを、劣化しなくてかさばらないかたちで原書ペーパーバックで揃えられたら本当に理想なんですよね。
この人くらいのベストセラー作家なら、ほとんどの作品でAudio Bookが揃っていて、なおかつ日本のAmazon洋書部門からも買えるので、こういう音声データ+活字の組み合わせでまた勉強のつもりで読んでみようと思っていたところで。

本は紙じゃないとダメだという方も多いとは思いますが、空間占有率的にもデジタルのほうがずっと便利な場合もあるので、使い分けしたいところです。
そして、日本語の本こそ、データでなら購入してもいいけれど本棚に蓄積してまでは欲しくない。っていう分野が自分の中では確実にあるので・・・。
日本版のKindle・・・出版や著作権まわりのいろんな事情を想像すると、まだまだ実現は難しそうな気はしますが。

とりあえず、現状Mac版のこのソフトがないことと、iPhone用のKindleが日本のアカウントからはダウンロードできないという非常に悲しい件は何とかして欲しいです。
(青空文庫リーダーの「豊平文庫」はかなり愛用してまして、「画面で読書」もなかなか快適だと感じています。)


と、サンプル版を何個か入れただけの身でここまで語ってみる。

そうそう、必ずしも大ベストセラークラスでもKindleデータで存在しない本も結構あり、さらに、アジア地域のアカウントには売ってくれないデータというのもあり。
なので、自分が揃えたいと思っている本がダウンロード可能なのか・どれくらいの値段で売っているのか、を調べ中です。
若干、紙の本より高いですが、たいてい10ドル未満だし、円高のお得なときに送料抜きで買えるというのはかなり魅力を感じます。
(Kindle買った場合も、PCをとおしてUSB経由でKindleにデータを入れれば2ドル弱の「国際3G手数料」もかからない、とAmazonのページで解読しましたが違いますでしょうか?)

せっかくのカラー表示なのに、雑誌や新聞系はこのソフトで購読できないのは非常に残念。
まだまだいろいろと制限があるんでしょうね。

日本ではKindle自体まだまだあたらしもの好きの一部の方しか持ってないとは思うのですけれど、アメリカではこれを通勤途中とか公園のベンチとかで、ほんとうに使ってる人いるのかなあ。
現物を一度も見たことがない(というか、電子ブックリーダー専用機を持っている人を見たこともない)ので、どういう感じなのか興味津々です。
Amazon.comみていると、本体用のカバーや保護シールみたいなのがいろいろあって、これもまたiPhoneのカバー選びのように楽しいのではないかと予想。
妄想は尽きません。
どうしようかなー!(それ以前に語学力を高めたい気も...。)

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