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2009.12.21

冬の横浜は青空でした。(シーグラフ・アジア09')

091219 091219

夏にだいたいいつも出掛けているシーグラフですが、2008年から毎年12月にアジア部門が開催されるようになり、今回は日本の横浜なのです。
SIGGRAPH Asia 2009
ちなみに、昨年はシンガポールでした。
1年経つのがなんと早いこと...!(涙)

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外国じゃないシーグラフなんて。
と思ってましたけれど、うちからは十分に遠くて、ちょっとした旅でした。日帰りするともうぐったり。
会場はパシフィコ横浜で、ここまで来たのは私は初めてです。
写真のとおり、土曜日はよい天気でしたね~。

091219展示会場くらいしか写真撮影ができませんでしたが、Flickrに写真をまとめました
ちなみに、私がExhibitionで感心したのは、ビクターの3Dディスプレイでした。
メガネかけて立体映像が見れる製品ですが、かなり本格的にちゃんと鑑賞できました。欲しい…
家庭に置ける程度の画面サイズだからなのか、「飛び出て」見えるというよりは、背景が「うんと後ろにある」ようにみえる度合いが大きい。
ディスプレイの奥に「どこでもドア」的に別の世界があるかのような、不思議な感覚。
ちなみに「U2 3D」を流していました。

さすがに夏の米国開催とは規模も活気も全然違うのですけれど、昨年の冬よりは人も多く盛り上がっていた感じがします。
CG・ゲーム業界の方が集合する絶好の機会なのだとは思いますが、名刺交換しながらペコリとお辞儀している光景を何度も見かけて、日本開催ならではだなあとしみじみ。
海外からの方ももちろん多かったのですけれどね。
(ここで初めて「KindleやBlackberryを持ってる日本の人」も目撃しました。
iPhone所有率の多さも驚き~。)

いろいろ見たりきいたりして廻ったあとの午後四時くらいから、メインホールでElectronicTheaterの上映を観てきたのですが、選び抜かれたたくさんの短編(CMからミニドラマ程度までいろいろな長さのを、立て続けに!)を約2時間に渡って鑑賞することが出来ました。
毎度のことながら目と脳に強烈な刺激になり、当然長旅の疲れも吹っ飛んだ、素晴らしい体験でした。
Pixarの「Tokyo Mater」が最後に上映されて、これは前から観てみたいと思っていた作品(「カーズ」からのスピンオフ短編です。)だったので大感激。
ここに今回の上映プログラムがありますが、根気よくさがせばネット上でたいていのものは見ることができるかも、とは思います。
Electronic Theater


091219シーグラフは、制作や開発や研究の各場面において「コンピュータグラフィックスは今、地球上でここまで出来るんですよ」を示す最先端見本市みたいなものです。

私程度でも、そういう中にちょっとでも触れることが出来ると、自分のなかのちっさく低~い固定観念を突き崩して、新しい場所を空けることができるので。
年に1回くらいはこういう、強制的サビ落とし体験が絶対に必要だと感じています。

そんなわけで今年は夏(ニューオーリンズ開催)に行けなかったので、とても新鮮でした。
来年は、夏はロサンゼルス、冬はソウルなんですが、どっちかには行ってみたい。
というか当然、祭りを見物に....というよりはきちんと「参加」することができるよう、もちろん語学含めて、各種研鑽を積む日々でありたい、と思います。

もっと専門的なレビューを期待していた方、すいません....
TEDさんのシーグラ日記のシリーズは10年ほど前からいつも読ませて頂いてますので、ぜひともこれらのような記事をご参考下さい!!

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左写真は、クイーンズスクエア内の巨大クリスマスツリー。
帰りがけに通りかかったら偶然イベントがはじまったので、じっくり見物してきました。
周囲施設の照明が落とされた中で、音楽にあわせてちかちかとイルミネーションが早変わりしていきます。
どんどん現れるハートやリボンなどの電飾デザインがとっても可愛い!

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コメント

シーグラフってまだやっていたんですね!?

80年代、CGブームというのがあって、

映画「トロン」など、技法でいえばワイヤーフレームだとか、

メタルボールだとか、・・・

プロダクションもクランストン・スリとか、

マジャイとか・・・

CMへの応用というお話ですが、

CG感を出すために、物理的にワイヤーフレームの構造物をつくり、

それに照明を当ててスーパーインポーズ、

なんて作品もあったほどです。

一昔前というより、石器時代なんでしょうね?

投稿: 久我信太郎 | 2009.12.25 17:56

こんばんは!
シーグラフはどの時代でもそのときの最先端が発表されるので私も10年ほど前から楽しく見に行っております。

昔からに較べれば、今はどんなに進んだように見えても現実の実写に追いついていない点はまだまだ多く、常に研究開発が続いている状況です。
80年代とは、また何段階もステージが上がって、映画を初めとしてCG仕込みじゃない映像は皆無な状況になってますね!

トロンも2010年に、かつての続編として「Tron Legacy」が公開されます。
素晴らしい映像なので、是非ご覧になってみてください。
http://disney.go.com/disneypictures/tron/

予告編
http://www.traileraddict.com/trailer/tr2n/comic-con-trailer

投稿: ほしの | 2009.12.25 21:14

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