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2010.01.24
「サロゲート」を観てきました。
映画館のポイントが貯まって鑑賞無料券(ポップコーン付)を二枚獲得できたので、早速。
「かいじゅうたち~」と迷ったけど、これは後日有料で行くことに。
・映画【サロゲート】オフィシャルサイト←冒頭から音が出ます
「生活行動の完全な身代わりとして機能するロボット(サロゲート)」をみんな持っているという近未来世界が舞台なのです。
持ち主(オペレーター)は家のなかから寝たまま遠隔操縦をするだけ。
代理行動をしてくれるサロゲートが事故などで壊れちゃってもオペレーター側は無傷なので便利・・・というところから普及が始まったのだけれど、あるとき、同時に人間側をも破壊してしまう武器が出現して云々、というのがCMなどからも把握できていたストーリー。
必ずしも持ち主(オペレーター)と似ていたりする必要もないので、ロボットはどれも理想的に容姿が整っているんですが。
(ブルース・ウィリスのサロゲートも頭にふさふさと搭載されているのですごく若く見える!)
その一方で、操作する人間たちの、見た目や心中のくたびれ感がリアルなのが際立ちます。
こんなことやってたら運動不足ですぐ病気になりそう...。
容姿が変えられることで悪用も簡単に出来てしまうわ、けっこう簡単そうに他人が遠隔設定やっちゃうわ、でいまひとつ(いや、じつは全く)「本当に将来ありえるのかもしれないな」という感情移入ができなかったのは残念かな~。
ちょっとした海外ドラマ並みに話が膨らすことができそうなテーマではあるけれど、そういう周辺事情は略されまくっているので、最後の「え?これでエンドクレジット?」の悲しみが少々。
ブルース・ウィリスは代理ロボットなんて要らないくらい、生身の時点でボコボコにされても不死身。
これはダイハードと同じだなあ!
あと、博士のジェームズ・クロムウェルは、「アイ,ロボット」での博士役がすごく頭に残っているのですけれど、ここでも同じような感じの役柄で。
というわけで、諸々深く考えないほうが楽しめるお話かもです。
いっせいにサロゲート達の接続が切れるところとか、歩いている全員がものすごい倒れ方をするので、あれは実写なのかデジタルなのか知りたいな~。
攻殻で言うところの、これは「リモート義体」ですよね!
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2010.01.23
2年目の10年日記。
2008年の12月に購入した、10年日記です。
(伊東屋プレミアムレザー版、という革装品ですが、中身は博文館の「10年連用ダイアリー・A5」。)
2009年の正月から1年間せっせと書き続けて年末を越え、いよいよ2010年という「2ブロック目」が始まっているところ。
隣の位置にある昨年同日の記録を見るのがなかなか楽しいので、今年に入ってからはほぼだいたい、毎日の終わりに書き込めるようになりました。
外側の見た目は、1年くらいではほとんど変わらないなあ…
表紙の端のカドの手触りが少し柔らかく、丸みが出てきたような気はするけど。
(黒じゃなければ、革の経年変化みたいなのはそろそろ感じられるのかも?)
三方銀もまだきらきら輝いてます。
だだっ広いページの端にぽつんと書き込むだけの1年目は、けっこう面倒なときもあって、あとからまとめ書きなどの時期が何度も。
でもこれからは、前年の自分が後押ししてくれる感じがするので寂しくないのが心強いです!
A5を10年分(横2×縦5)にブロック状に分割しているだけの無地欄なので、一日分はごく少量の書き込みだけで済むのが、続いている理由だとは思うのですが。
だいたい120字も書けばいっぱい。
twitterの1投稿分(140文字)より少ないと思うと気楽じゃないか!
2,3件の事項を箇条書きにして、ちょっとした「気分」「感想」と一緒に書き込み(←これ重要。出来事の羅列だけなら手帳の転記という二度手間な作業になるだけだし、それ自体億劫になってしまうと思う)、最後の行に夕食に何を食べたか記入。
上のほうにスキマがあれば、使ったペンとインクの名前もメモ。
このパターンでずっときています。
意外と役に立っているのは、
・季節的な家事情報(--寒いから今日から毛布を出した、とか。)
・滅多に使わないけど捨てるわけにもいかないものの収納場所
・読んだ本や観た映画のタイトルと、「正直な」感想
・○○が欲しいなあというボヤき(--理由があって諦めるか入手するか、の決着がつくまで割としつこくボヤいている)
・○○が美味しかった(またはその逆)という、自作や外食の「正直な」感想
・きょうは気分が乗らない・一日中眠い(--またはその逆)とかいうような、おおざっぱなメンタル的記録
・その他、翌年以降の自分へ伝言しておきたいこと
というような、いわゆる
「普通のスケジュール手帳には、いちいち書かない」
ような小さ~い些末規模の書き込みほど、翌年の自分が眺めると、その日の記憶が鮮明に蘇ったりして面白い。
実際、昨年とは仕事などでやっていることは違っても、物欲周期や、食べているものはだいたい同じことに気付いたり。
あ、でもその日、世間的に大きく報道された出来事なども、上記のネタがなければもちろん役立ちます。
「出来事」の記録蓄積は、システム手帳リフィルに今後何年もやっていくつもりなので、10年日記のほうは、あえてそこに書ききれないものを寄せ集めて仕舞っていく場所にしたいと思います。
どちらも、心身すこやかなまま続いていきますようにー!
レギュラーで使う手帳は今後どう変わっていくか全くわからないのだけど…
でもなるべく、こういうふうに長期継続のヨロコビや利益を味わっていきたいので、「結果として使わない手帳」をいっときの物欲に任せて買わないこと。と、誓いたい。
昨年末はその点大丈夫だったし、今年もまだ、飽きてないし(1月だし当たり前か)、買い足してもしていない。(4月始まり版のいろいろがそろそろ売り出されるんじゃないか?ビクビク)
・・・頑張れ自分!
写真のペンスタンドはシンガポールの空港で買ってきた、私にとっては大事なお宝です。
これ自体は机に常駐していますが、そうしょっちゅう149を使っているわけじゃないので、普段、何もささってないときはホコリよけに指人形をかぶせています....。
スポッと中に差し込めるわけでなく、首軸の上の小さな段差を使って「ちょこんと置く」感じになるのですが、中屋の万年筆にもピッタリ支障なく使えるのです。
漆色とモンブラン黒の、日独ツートン(?)がなかなかいい感じです。
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2010.01.18
「青墨」インクを使いはじめました。
以前から興味津々だったのが、プラチナやセーラーから発売されている、顔料系の万年筆インク。
「極黒」などが知られていますが、滲まない・まっくろけな色味を求める人にはたいへん好まれているそうですね。
ただし、普段使っている染料系インクと違って、軸内部で乾いてしまったときの落ちにくさから引き起こされるペンの不具合など、ちょっと怖いことも聞いているので二の足を踏んでいました。
こういうのを使うときは「コレで、頻繁に書くかどうか?」から考えないといけないのでしょうね。
そもそも黒インク自体を滅多に使わないので、私にはまだ敷居が高そうでした。
しかし昨年、この種類の青色系も発売されたと聞いて、ああこれは我慢できないかもしれないなあと..。
実は、プラチナの「顔料ブルー」は、昨年、中屋万年筆のイベントで試す機会がありました。 → メーカーのHPではこちら。
もちろん、漆軸の万年筆を買うためにはるばる乗り込んでいったのですが、各種ペン先試し書きのときに、職人さん自らが気に入って使っているという軸も貸して頂きまして。
そこから出て来た線は、プラチナのブルーブラックよりは明るい、ロイヤルブルーのような青。
「それ、この前でた新しいインクで、顔料の青なんですよね~」と、たいへん気に入られているようでした。
驚いたのは、フローの良さです。
細字ニブでもさらさら書けて濃淡も結構あるし、「顔料」の先入観が崩れました…
使ってみたいと考える方はぜひ、色見本と共に詳しく説明がされている下記サイトをご覧になるとよいかと思います。
特に、放置の危険性やメンテナンスの項目もご覧ください。
・プラチナ萬年筆 顔料系ブルーインク 新発売! ファン待望の超微粒子顔料ブルーインクです!
と、前置きがいつものように長いですが、今回買ってみたのは、セーラーのほうから出ている「青墨(せいぼく)」。
「あおすみ」だと思ってた!
まずは手軽に扱えるカートリッジにしました。
いろんな万年筆に使い回すほどの勇気は(まだ)ないので、ちょうど寝かせ中だったプロフィット21のMニブを「専用ペン」にしてみようかと。
万年筆用超微粒子顔料インク(ナノインク)、と箱に書いてあります。
カートリッジ本体にも「ナノインク」と金文字がきざまれており、ここでぐぐっと緊張してきます。
・・・書いてみると。
暗ターコイスというべきか、深海色というべきか、これはいわゆる「あおみどり系ブルーブラック」でした。
(正直なところ、ウォーターマンのブルーブラックとぱっと見の区別がつかなくて、色に対する驚きはほとんど無し...。)
プラチナのときの体験と同じく、フローもたっぷり、濃淡も綺麗ですが。
色の乗りがくっきりしていて、白い紙に書くと(もともとフローも多めなMニブだからというのもあるけど)、グっと前に出てくるような立体感さえあります。
私はもちろんそうなんですが、この、緑寄りな藍色が好きな人にはたまらない発色と言えますね~。
Moleskineに対しては
・裏抜け具合は、「全然抜けない」というのを期待していたが実はそれほど鉄壁ではなかった。
(これについては古典BBやラミー青のほうがよほど優秀な気はする。)
しかし、太めの字でも先端や交点中心に若干ポチっといってるくらいなので、まあ実用の範囲内か?
盛り上がるほどのなみなみフローの割にページを裏返すとその程度なので、この紙にしては、もちろん大変に良い仕事をしてくれていると思う。
・滲み具合は、これもやっぱり完全ではなく、ちょっとエッジがボケ気味かな~。
はっきりいってこの点、好みからはギリギリなところ。
気まぐれなMoleskineの紙の個体差によっては、ムズカシいときとイイ感じのときの差が大きくて、少々予想外。
でも、裏抜けしない度の高さは有り難いので、今後このノート上でも使うと思いますが。
乾いたときの擦れも特にないですね。
クオバディスのエグゼクティブやコレクトの5×3方眼カードといったような、目の詰まった硬めの紙のうえではサラサラスラスラと、微少ながらサ行な書き味で。
(手応えに「粉っぽい」感じがある。とまでいってしまうとそれは"超微粒子"という説明書きを鵜呑みにした錯覚かもしれない。
しかしなんとなく、染料インクの場合と違う筆記感じゃないか、と思うのだけど....。)
そして上記のように、白の上でのクッキリ発色が、これらの紙でも目に楽しいです。
あと、ウォーターマンなどの染料系とは色は似ながらかなり特徴的に違うところは、「手帳やノートの、印刷された罫線等を弾かず、しっかり上にインクが乗る」ということかな。
その点でも気に入ってます。
いままで何度か色しずく系を出し入れして、使い道が定まらなかった(このシリーズ、色は好きだけど紙を選ぶから大変→でも綺麗だから使いたいので入れてみる、の繰り返し。)、このプロフィット21のMニブ、今度こそ安定需要につながりそうで期待しています。
ああ、でももう一本、プロフィット21のEFがあるからそっちにも入れちゃおうかな~。とか、長刀研ぎのほうに入れるとすぐ減っちゃうかしら、とか、野望はむくむくしてきた!
付け加えると、上写真のとおり、インクの箱の裏には、「セーラー製の万年筆以外には使用しないで下さい。」とあり。
(まあこれはカートリッジなのでそうせざるを得ない。ボトルでも売ってますので、今のを使い終わったら買ってみたい!)
ちなみに、プラチナの顔料ブルーのほうにも「専用万年筆のみ対応」という注意書きが。
とにかくそれくらいは心してもらわないと。というか、難易度が高いですよというメーカーからの念押しはヒシヒシと感じられるので、ペンに優しい、計画性のある消費をしていきたいと思います。
ちなみに、Amazonで買ってみました。
現状、3月末までどんな少額品でも送料無料なので、インクや替え芯・コンバーターなどの消耗品補充に、ぜひともご利用おすすめな感じです。
カートリッジみたいな小さい商品でも「封筒にぽろり」じゃなくて、トレイ状のダンボールにしっかりセットされて届いたので、梱包品質も満足でした!
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2010.01.17
グリースモンキーを入れてみました。
(すいません、インクの名前とかじゃないです。デジタルネタです。)
自分向けな資料収集用兼「どこからでもアクセスできるブックマーク」としてtumblr.を使いはじめたのは結構前なんですが、今も何かしら投稿し続けていて、だいぶ役に立っている感じです。
最近から、別件の学術系資料収集用に(他の人達と共同でポストする用の)アカウントをもう1つ、作ったのです。
それでちょっと困ったなあと思ったのは、自分用とのアカウントの使い分け。
投稿時は、ブックマークレットからどんどん入れられるので便利なんですが、複数アカウントをもっていると、ポスト時やDashboardを見ようとする度に、ログアウトして、別な方にログインして…の面倒を毎回しなければならず。
(うっかりログイン先を間違えると、双方のアカウントでの内容傾向が全く違うので、すごい違和感が。)
というわけで、複数アカウントを限りなく自動で切り替えてくれる"何か"がネット上にないものか。
と検索をしていたら、あっさり見つかりました。
FireFoxのアドオンのひとつ、Greasemonkeyに組み込んで使う「TumblrLoginS」という便利スクリプトです。
・・・などとさらっと言いましたけれど、GreasemonkeyってMacに組み込んで使うプログラムのソフトだと固く勘違いしていたのでずっとノーマークだったのです。
知らなかった! Windowsでも使える・というかブラウザの拡張機能だったなんてー。
ちなみに、Greasemonkey単体では特に何かができるわけでなく、いろんなスクリプトを入れて動かします。
★DL先
・Greasemonkey :: Add-ons for Firefox
☆役に立つ解説ページ(要熟読)
・Greasemonkey入門 ~よくわかるグリースモンキーの使い方 ~ | Google Mania
TumblrLoginSについては
★DL先
・PROTO.JP BLOG » TumblrLoginS
☆役に立つ解説ページ(要熟読)
・caramel*vanilla » Tumblrの複数アカウントを管理するGreasemonkeyが便利!
デフォルトではどのURLでも動作するように設定してあるので、タンブラー関連でだけ表示されるよう、「http://*.tumblr.com/*」「http://tumblr.com/*」をスクリプト実行ページ欄に入れています。
あまりの便利さにビックリした上記スクリプトをきっかけに、さらに入れてかなり気に入ったのが下記。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
AutoPagerize
「次へ」の切り替えでつなっているたくさんのページを、スクロールだけでどんどん下に伸ばして閲覧出来る素敵機能。
GoogleやAmazonやFlickrなどの検索結果や他人様のtumblr.やtwitterのログまでもが無限スクロール閲覧出来る!だけでもかなり便利なのですけれど、それ以外にもいろんなサイトやブログに適用できて、ホントに重宝してます。
(ただし、tumblr.のDashboardにオプションでついてる無限スクロール機能をセットしていると、競合してバグることがわかりました。
ので、「http://www.tumblr.com/dashboard」を、スクリプトを実行しないページとして設定して対処。
★DL先
・AutoPagerize for Greasemonkey
☆役に立つ解説ページ(要熟読)
・窓の杜 - 【NEWS】複数ページにわたるWebページをスクロールだけで次々と表示「AutoPagerize」
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
LDR Full Feed
Livedoor Readerでブログ巡回の際、タイトルだけや最初の数行のみをフィードしている(のでリンクを押して本家のページに行かなければならない)ところでも、gキーを押す(またはgボタンをクリック)だけで、Reader上で続きを読める(全文取得)してくれる。
導入前後での効率の差が大きくて、個人的には最も感動したスクリプト。
サイトによっては全文取得自体対応していない場合もあるけれど、うまくいけば画像ごと取得してくれる場合が多いので、日々のお気に入りブログの更新閲覧がとてもラクに。
(うまく動かない場合は、スクリプト管理画面で下位にさげて起動し直すと治ったりします。)
ちなみにうちのブログの場合はもともとこういうところでも全文読めるように設定してあります。
★DL先
・LDR Full Feed for Greasemonkey
☆役に立つ解説ページ(要熟読)
・gをぺちっと押してLDRで全文取得『LDR Full Feed』 | Macの手書き説明書
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Amazon Quick Affiliate (JP)
アフィリエイトのリンクを、Amazonのその商品ページ上で表示できる。
いままでamazletツールを使っていたけれど、切り替えられるかもしれない。
アフィリエイトをそんなにやってない人にはちょっと目にウルサいので、要検討。(でも便利だよなあ!)
★DL先
・Amazon Quick Affiliate (JP) for Greasemonkey
☆役に立つ解説ページ(要熟読)
・Amazonの商品を最速でブログにコピペできるGreasemonkey「Amazon Quick Affiliate (JP)」 [C!]
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・・・という感じで、超基本として知られているものばかりなのかもしれませんが、とりあえず上記の4つを入れて使いはじめました。
ブラウザ枠右下の、ちいさいサルの顔が可愛い。
「○○で●●できたら効率いいんだけど」というブラウザ上の機能は、検索でたいていみつけることができるくらい、Greasemonkeyのスクリプトは国内外でたくさん開発されて存在していることが、今さらながら解って衝撃です。
でもまあ、セキュリティリスクについても諸々言われている拡張機能なので(よく調べてね)、初心者にはおすすめできないでしょうし、見つけたそばから大量に入れればいいというものでもない気がします。
便利すぎるのも煩わしいときがありますので、慎重に使っていきたいとは思います。
とりあえず、管理画面上で、動作させないサイト(または逆にこのURLだけで動作する、というような)設定をちゃんとしたほうがいいですね。
と最後はびくびくモードになりましたが、今たいそう便利で感動しているので、上記、メモがわりに書いておきます。
おすすめのスクリプトを紹介しているページもたくさんありますので、引き続きいろいろ吟味中です。
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2010.01.13
「ポケット付箋」を買ってきました。
近所の文具店で見かけたので買ってきたのは、「ポケット付箋」。
以前からいろんな方のブログ上で便利だとレビューされていたので気になってましたが、ようやく。
紙ではなく、半透明のフィルムっぽい素材にL字型に糊がついていて、ノートや手帳等々の好きな場所にポケットを作ることが出来ます。
こういうものなので粘着力は強めながらも、「はってはがせる」フセンぽいところが便利で、位置を変えて付け直したりもできるので、1セット(20枚入り)持っているとかなり活躍しそうな気がします。
写真のとおり、蛍光色の黄色やピンクといったどぎつい色しか売っていなかったので、もうちょっとなんとかならないのか。
と思っていたんですが、メーカーサイトをみると、グレーなどの地味色も年末から展開がはじまったようです。
(あるんだったらホワイトが欲しかったよ....)
厚みがとってあるわけでもなく、1.5センチくらいの幅でしっかり糊がついているので、そんなに大容量は入りません。
せいぜいカードやメモ用紙などの、紙片数枚程度でしょうか。
それでもポケット無しの時とは全く使い勝手が違ってくるので、早速正月明けから使っているMoleskineの表紙裏にくっつけて重宝しています。
Moleskineは後ろに立派なマチ付きポケットはついていますけれどね。
「開いて、すぐに閲覧出来る」 ←半透明なのではさんであるメモ全面が読める!
という点で、そこにリスト(週間や月間の長期用も含むToDoや、買い物用件など)を書いたメモをはさんでおくとすごく便利なんじゃないかと予想しています。
今までもよく使うノートには、巻末などにセロテープ+カード等を使ってポケットを手作りしていたのですが、こちらのほうがずっと手軽なので、もっと早く使っていれば良かったなあ。
ポケットの機能を果たすこういうのといえば、トラベラーズノートのポケットシールですが、革裏にもしっかりくっつく粘着力と、使い易い様々な形があることで、本体リフィルともども、旅先の資料整理にとてもお世話になっているのです。
(今回のポケット付箋もぜひ、ざっくりと入れられるくらいの大型タイプが出て欲しいかも。)
ちなみに写真のポケットに入っているカードは、ボストンでジョッターを買ってきたときに、すすめられるままに(笑)包んでもらったもの。
さすがアメリカの広い間取りの書斎に置くような立派な机上用品ばかり揃っていて、お店にいるのはとても楽しかったLevengerの商品です。
ところでここの、ひな壇みたいなカードスタンド、すごくいいよね...。
"紙を縦にして横書きできる"レイアウトの情報カードが欲しいなあと趣味文の情報カード特集を読みながら思ってAmazonなどを眺めていたのですが、なんとなく既視感があって引き出しをひっくりかえしたら出て来ました。
5mm幅で細字向けですが、たくさんの用件が箇条書きに出来てなかなか重宝です。
画用紙を圧縮したような、情報カードとしては過剰なほどの厚い紙質で、書き味は柔らかめ。
(横にしてびっしり縦書きするのも趣があるかもしれない。)
これを3年以上も放置していたのは実にもったいないし可哀想なことをしたので、(自分のなかで)遅れて来た情報カードブームにのせて大いに活用していきたいと思います....。
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2010.01.09
今年はMoleskineでスタート。(ウッドストック版!)
昨年さいごに買い、今年さいしょに開封した文房具がこれ。
MoleskineのWoodstockデザイン版です。
1969年夏のウッドストック音楽祭から40年記念限定バージョンとのこと。
発売されたとコミミにはさんで以来ずっと気になっていたのですが、10月に行った東京ミッドタウンのお洒落な文具屋さんでレジ前に平積みになっていて、それがはじめての実物目撃。
手にとって、あのノートがここまで可愛くなれるんだ...とうっとりしました。
(ちなみに、ウッドストック版は他に3柄あります。)
しかし、3000円弱の値段がついていたので、ちょっとなあと。
旅先で買ってきたりして家にけっこうある(そして使いきれなくて何冊か人にあげたりもした)通常版の未使用在庫達のことを思うと、いったん頭を冷やすことに。
ああでもしばらくして、円高還元なのかAmazonでわりと安いことを発見してしまい、とうとう手(マウス)が滑った。
年末に何冊か小説などをまとめ買いしたのですが、そのなかにさりげなく同梱......なんでも売っててコワイヨー
ToDoやメモを日々書き連ねてきたMDノートを年末でほぼ使い切ったので、正月後ココロあらたに何かを使いはじめる気でいました。
この、元気でめでたいポスト的な赤さといい、まさにそれに相応しいと思ったわけです。
というか買いたての今、ここで踏み切らないと「もったいないからとっておこう。」と仕舞い込むであろうこと確実...。(限定版の罠)
というわけで、神妙に透明フィルムを切り裂いた私。
備忘録的に何年越しかで使っているようなMolesekineばかり身の回りにあるので、新品開封するのが実は久々なのです。
表紙をひらくとまた同じハトの絵がデザインされていてこれもとても可愛いです。
当時そのままの、Peace&Musicなポスターは後ろのポケットに四つ折りで入っていました。
(さっそく壁に飾ってます。)
それにしても、Moleskineといえばどうもあの「黒一色」がモノリスみたいで目に落ち着かなくて、なにかしらのステッカーを貼って賑やかにしないと気が済まない性分なのですが。
たとえばこんな感じ。 ← これはやりすぎかもしれないけど気に入ってるんだ。
当然ながら、このウッドストック版は一切そういう"デコり"を加えて崩す気が起こらない!ラクだわ(笑)
いままでMoleskineは方眼がほとんどでしたが、横罫も視界が明るくて使いやすいなとあらためて思ってます。
罫幅は6mmで、ノートとして馴染みぶかく、細字で無駄なく書けてちょうどいい空間といえます。
紙質については、万年筆にとっては難関であるいくつかの点も承知していますけれど。
Moleskineについてはそれほどヘビーユーザではありませんが、このノートを身近に置いて5,6年経った今、だいぶ「許容耐性がついてきた」というのが本音。
青系インク好きなのは昔から変わってないのですが、最初の頃は、ラミーのブルーがこの紙の裏抜けにも強いと納得して以来、どんなペンにも入れてました。
(古典BBインクは使用自体がまだちょっと怖かった。)
しかし、さすがに何で書いてもラミー青というのも飽きてきて、ここまで振り回されなくてもいいかと試行錯誤するようになり。
まあ、多少はウラからじわりときてても、オモテ側の毛細状滲みがほとんどないなら良しとしよう、という心境に成長しました。
ちなみに"よくある青系"しか使わない私の守備範囲ならば、
「海外の定番的ブランドの、定番で出されているブルーやブルーブラック」ならだいたいほとんど大丈夫、「国産はプラチナのブルーブラック以外は厳しい!」
----というのがざっくりした結論です。
(まあこれも、各人の許容耐性によって評価は違いますよ。)
・・ですので、200円のプラチナ・プレピー/ブルーブラック軸なんてほんと、持ち歩きでも緊張なく使いまくれるMoleskine用万年筆として超おすすめです。
最近のだと、セーラーの「超微粒子顔料インク・青墨」がちょい気になってますけど。
びくびくしながら使ってみたい気満々。
いまだいたい1日1ページ相当のペースで、調子よく運用してます。
かつてフランクリン・プランナーやほぼ日の上で書いていたことをそのままやってるんですが、特に問題無し。
細字で書くとしゃかしゃかといい音が立ち上がってきて、ペンの当たりも柔らかい。
私のことなので、途中で他のノートにふらりと手を出す...なんてことも大いにあり得ます。
しかしそんなときもいずれ必ず戻ってきて、結果、今年中には240ページあるこのノートが埋まり終わってればいいなと、ゆるく目標をたてておきましょう。
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2010.01.04
新年のご挨拶と、恒例犬正月や苺和菓子など。
2010年になりました!
ことしもどうぞよろしくお願いいたします。
大晦日、北陸方面の空は大荒れで、羽田空港は遅延や欠航のアナウンスばかりでどきどきしていたんですが、なんとか金沢に辿り着きました。
1時間足らずの飛行時間でも結構揺れてぐったり気味だったところ、いよいよ到着ということで窓の外すぐ下に小松空港の建物看板が見えた瞬間、機体は上昇!
なんというがっかり!
風が強くてそのときのタイミングでは着陸できなかったらしいんですが、30分くらいは旋回を続けてジェットコースター状態。
周囲の小さい子達は悲しげに泣き叫ぶし(これは同感)、具合の悪い人続出だし、こちらももう、口が閉まらなくなってきて目の前がむらさき色になってきた!という瞬間に着陸が達成されたのでした。
同じく顔面蒼白の夫から、次回は「乗り物酔いの薬持参」って手帳に書いといて欲しい。との要請をうける。
早速もう書いたよ!赤インクでな!
それ以外は毎年恒例に各種イベントをこなし、楽しく過ごしました。
(酔って早々に寝てしまい、紅白どころか年越し系番組をほぼ全部見損なったのは初めてかもしれないんだけど....
おかげで全くカウントダウン感を味わってません。起きたら自動的に正月。)
いぬ:キャバリアのラブちゃん:もうすぐ6歳:は会う度に無茶な顔面抱擁の頻度が減ってきていて大人になってるんだなあと思います。
(けど、人の鎖骨に全体重をかけて起こしに来るのは変わらない。濡れた鼻が5ミリ先まで迫ってくる!)
とくに背中の毛並みがどんどん巻き上がってきて、そりゃもう見事にロココ調の渦巻きを形成しています。かーわいい。
今回、羽田空港で買った帰省用のお土産菓子の中で最も気に入ったのは、築地ちとせの「春摘みいちご」です!
ミニサイズのカゴにひとつづつ入っている見かけも素晴らしいのですが、桜を練り込んだ餡とふわふわのお餅との相性がね.....(涙)
生の苺が搭載されているので日持ちはしないのがご注意なんですけれど、そりゃもう新年の「特別なおやつ」に相応しいウマさだったのでした。
帰りの飛行機は晴天の中順調に到着。
毎日雪が降っていたところから帰ってくると、乾燥が鼻の穴に染みます。
空港では何も買い物しませんでしたよ。←えらそう
それにしても、書斎館のディスプレイってなんであんなに美しくみえるんだろう。あぶないあぶない。
キラキラ光るペリカンのホワイトトートイス軸とガラス越しに見つめ合っていたら、2回くらい「よろしかったらお試しできますよ」と声を掛けられた....。
試したら最後、手ぶらで帰れないからダメー。