ラフスケッチ特集本の感想とか、3G機が新OSでひっしに頑張っている話。
売場でパラッと眺めて、ひさびさに購入のムック本。
・デザインノート No.31 「手描き」から創るデザイン
近年話題になった広告やCMの、手がきのラフスケッチや絵コンテが多数掲載されていて、そこからどういう過程を経て完成に至ったかの仕事内容が想像できてとても面白いのです。
普通は、出来上がってメディアに乗ったものしか私たちは知らないわけなので、その元ネタが覗ける楽しみもあります。
映像化した時点とほとんど変わらない精密なラフがある一方で、何パターンもササッと描きつけた中からいいとこどりで融合して生まれたものはこれだったのか!というようなものまで。
さまざまな個性があって、こういう進め方もあるのかと勉強になってます。
新聞の巨大紙面を使ったものでよく覚えているのですが、安野モヨコさんの宝島社の広告の、依頼からラフスケッチを経たやりとり詳しく紹介されているページが面白かったなあ。
比較しようもないレベルではありますが、私の場合ラフを出して下さいと言われると絵柄そのものよりも注釈で書き入れる「文章」の量が無駄に多い。
頭の中にあるイメージと、手先でさくさくと下描きできるものがかけ離れているからなんだろうと思う...。
(まっすぐ線がひけたりちゃんとした丸がかけたりする次元からもう、デジタルの便利さに助けられている日々です。)
誌面にも何例か掲載されていますが、無地のMoleskineをはじめとして、高級ノートにぎっしりと描き並べられて蓄積されているアイデアスケッチの作例集は、視覚的にも管理するにも楽しそうで憧れです。
しかしどうも私の場合は、手帳のあいてるところや裏紙を束ねたメモ用紙+適当にそのへんで手にとった廉価シャーペン、というような組合せでなぐり描いたものほど「その後、使えるものの芽になる」率が高いです。
まあ、こういうのは"手になんとなく覚えさせる"ための作業でもあるし、道具の良さは仕事効率に必ずしも比例しないのよ。と自分に言い聞かせています。
(ごく普通のOA用紙をA5でひと包み買ってあるのですが、スキャンにも穿孔綴じにも便利なので下描き用紙はもうこれでいいやという心境です。
「万年筆にコピー用紙」というのもけっこう好きな組み合わせの書き味だったりします。)
タブレットやタッチスクリーンの精度が上がっている昨今、「手描き」は別にアナログに限らないですよね。
最初から紙を使わないでやっている人もいまや結構いるのかもしれないなあと思います。
(私が持っているのは古いバージョンですが、SketchBook Proなどは、非常に描きやすいです。
レイヤー使えるから、自分なりのテンプレ枠を作って下に敷けばいろんな作業に対応できるし。
このソフト、iPhone版やiPad版も人気なんですが、指先一本で描くのはかなり難しいので、ワコムさんにはぜひ対応したペンを開発して欲しい...!)
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新しいiPhoneのレビュー、うらやましさを噛みしめながら沢山のブログで読んでます。
今度はスパっと本体一括明朗会計にしようと考えていますがいまだに、1年かそこらで携帯変えちゃっていいのかという迷いがあってタイミングが決められない~。
せめて「4G S」(仮名)ぐらいまで、何ごともなかったように待てればいいんですが、今度のアップデートであるiOS4は3G機にとって相当な重荷のよう。
もっさりというよりネットリとした動きで常時ハラハラ!
「OSをそのままにしておく」という冷静な判断ができなかった自分が悲しいです。
とはいえ、アプリアイコンがフォルダにまとめておける機能はとても便利。
すっきり整理して、常時2~3ページくらいで保っていたい感じがします。
あとは、地味ながらも辞書登録なども対応していて良かった!
モバイルデータ通信がOFFに設定できるのも、家庭内Wi-Fiを動力にしている私の生活には強い味方になりそう。
でもカメラのズームは、そもそも3Gのカメラ自体ちょっと諦めて使ってなかったというのもありまして、これやってくれるくらいなら壁紙をホーム画面でも替えられる機能をもってきてほしかったよ~!
そして、なんとなく予感していたけれど、Bluetoothキーボードの対応も3G機からハズされていたのは最大のガッカリ…
かつてウィルコム(アドエス)時代に便利に使っていた、リュウドの折りたたみキーボードがiPhoneやiPadで使えるとコミミにはさんでいましたし(実際いま大変に売れているんだそうで)、電池も新しくしてスタンバイしてたのでした・・・
しくしく。でもこれ、畳んで文庫サイズくらいになるしケースも高級感あって使いやすいしで、特に外への持ち出しを考えている方には超オススメなのです。
過去の記事:・アドエスに無線キーボードを導入。
もちろんスピードや超高精細画面も魅力ですが、外付キーボードでいつかiPhone使ってみたいわー!
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コメント
>> いうような組合せでなぐり描いたものほど「その後、使えるものの芽になる」率が高いです。
ほんとそうですね。なので僕はノートやスケッチブックを勢い込んで買い込んでも、ほとんどダメで、ペラ紙にばかり描いてます。
最近やってる方法は、ScanSnap済みの本の文章の上にサインペンやダーマトグラフでドローイング。ホントに力が抜けていい感じです。
ところで、このデザインノートの特集の元になったと思われる本も持ってます。「世界的に有名なデザイナーたちのアイディア・スケッチ」って最低なタイトルなんですが。洋書で見て微妙だったのですが翻訳が出たので買いました。刺激になります。やっぱモールスキンを使ってる人多いですけど。
投稿: yoshii | 2010.06.28 09:11
・・・なるほど!ScanSnap後の紙ですか〜!
まっさらの白紙という抵抗感はないし、本の紙ならではのクオリティも保証されているし(?)、一度に大量確保できるし、でいいことづくめですね。
私もそろそろ「自炊」に着手したい状況になってまして、なんだか背中を押された気分です。
教えて頂いた、残念なタイトル(笑)のスケッチ本、先ほどAmazonで見つけたので購入してみようと思います〜
投稿: ほしの | 2010.06.28 13:36