「パリのすみっこ」「パリの幼稚園のフランス語ノート」を読みました。
うちの「電話の横に置くカレンダー」を何度か続けてku:nel1月号の付録についているものにしていたのですけれど、昨年でサイズやレイアウトが変わってしまい少しがっかりしていました。
(B6のあっさり系だったのがA5の月間ブロック式になっていた。
仕方なくロフトで小さめのスタンド式カレンダーを購入。)
しかし!今号の付録(2011年版)で元の形式に戻ったのでとても嬉しいです。
月ごとにクウネルくんのひとこと付の、余白多めなカード(っぽい)カレンダー、好きなんですよね~。
来年は毎日よろしく!
・ku:nel 2011年 01月号 [Amazon]
Ku:nelは、スタバ(たまにタリーズ...近所の「カフェ」はこの2種類しか無いのだ....)でのおやつ時の読み物としてたいてい毎号買ってしまうのですけれど、掲載写真の雰囲気が好き。
"派手過ぎず・枯れ過ぎず・(ゆる)可愛い過ぎず"な独特の色調がいいなあと思ってます。
今月の特集もそうだけど、和食がじんわり美味しそうに見えるトーンなのですよね。
で、今回カレンダー付の最新号ともに購入したのは、特集本「クウネルの旅 パリのすみっこ 」です。
ちょうど1年前に購入した号のテーマがパリで、永久保存版だわこれ!てくらいに「いい話・いい写真」でまとめられていて大感激でした。
その号を含めた今までのパリ関連のページをまとめて、さらに追加で書かれたものもあるとのこと。
たとえば、表紙の写真にある、この青っぽいグラデーションのものは何かというと。
ラ・メゾン・ドゥ・パステルというところのパステルなのですが、踊り子シリーズを描いたドガも愛用したという名品。
一族に細々と受け継がれてきた製法で日々手作りされているもので、近年ようやく日本で買えるようになったものの大変に高価。
いま横浜美術館でやっているドガ展でも特別販売されており、なんと3本で10,500円ですってー。
現在の4代目当主が、年老いた先代から制作を引き継いで徐々に色数を復興していった話も興味深く、箱に並べられた赤や青のパステルの色の美しさにもうっとり。
(この写真は本のカバー全体に使われてます。)
・・・というようなエッセイを楽しみつつも、各所にちりばめられた美味しいもの系のちょっといい話(寒い真夜中に食べるオニオングラタンスープや、家族が大好きなポトフの煮込み、かわいい駄菓子や、町の老舗食堂のジャガイモ料理etc..)にやられてしまい、とにかく総合的にはおなかがすいてしまう素敵な本というのが読後の感想。
ディープめな場所が多いあまりに旅行の参考にはならないかもしれないけれど、誰もが知ってる名所をまわるだけでは掬い取れなかった「すみっこ話」が味わい深くて。
またいつ行くかもわからないような遠い国なので、街の空気の記憶を補完するにはとてもいい読み物だったのでした。
同じ国つながりで、もう一冊おすすめな可愛い本。
私のお気に入りブログ、カメラと一緒にパリでお散歩*のアリアちゃんの幼稚園で配られた、四季折々の「父兄へのおしらせ」プリントでフランス語を勉強できます。
・パリの幼稚園のフランス語ノート
季節ごとの行事や、工作・おやつ作り実習等々、子供生活にまつわる便利な単語集もついていて、楽しく言葉の知識をつけることができます。
あの(日本で知ってるおしゃれ系店名などの)単語は元の意味がこれなのね~という発見もあったりして面白いです。
フランスで幼稚園(~現在小学生!)生活を送るなどという、私にとってはたっぷりと異次元ワールドを画面で味わいつつ....かなり初期の頃からブログを愛読させて頂いてます。
とびきり美しいパリの写真と、どんどん大きく成長していくお嬢さんの毎日の話を、遠い遠~い親戚のおばちゃんのように見守りながら、ちびちびペースで勉強を続けたいと思っている私なのでした。
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関連ページ
☆パリの旅の記事まとめ 09'
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