「トロン:レガシー」を観てきました。
12月に入って毎週のように出かけていた映画館でしたが、これで本年は一応鑑賞納めの予定でして、それに相応しい、見ごたえある作品でした。
・公式サイト→トロン:レガシー | TRON:LEGACY
「トロン」が公開されたのは1982年なのですが、"元祖CG映画"的な言われ方をされている作品なので、もっと昔だと思ってました。
(「E.T.」と同年ときくと、まあまあ最近に思えてしまう不思議。という年代です私は。)
ビデオで後日みたことがあるようなないような。ほとんど記憶無しです。
その続編として作られたのが今作だそうです。
この映画のトレードマークともいえる、青白いネオン光彩バリバリの映像が続くので、3Dメガネで暗めに抑えられたほうが目に丁度良いです(と、今回初めてメガネを有り難く思いました。メガネ無しで覗き見るとそりゃクッキリと綺麗ではありますが、長いこと見つめるには眩しすぎ)。
個人的にこういう感じの映像が特に好きだから、というのもあるんですが、終始いろんなもののデザインにわくわくして、視覚的に大いに刺激されました。
オープニングのシンデレラ城(←ディズニー映画なら必ず出るあの映像)が「トロン加工」されていて気分が盛り上がる!
トロンといえば、あの出現時から思い切り恰好良いライトサイクルのシーンですが、乗り物の光跡はどうみても帯状の水飴を連想。
ジェフ・ブリッジスの"若い顔"はメイクじゃなくて、「ベンジャミン・バトン」のと同じ仕組みで作ったCGなんだそうです。これにもびっくりですよ。
というか、そういうのも含めて、実写の部分を探すほうが難しい気がしてくる映画だったのでした。
ああ、あと○十年若ければ、背中に蛍光色のフリスビーつけて「トロンごっこ」するんだがなあ(遠い目)。
クオラ役の人は、FOXでいつもみているドラマ、Dr.HOUSEの"13番"だということに、帰宅後調べて気づきました。
美人なのは変わらないんだけど、人工的に化粧しすぎてて全くわからなかった...
ストーリーはわりとシンプルで、小学生でも普通に理解できるであろう感じ。
ラストも(ちょっと某有名SF映画を連想するけど)綺麗にまとまっていて、なおかつ今後どうなるのかなという余韻が残って終わるので、気分良く席を立つことが出来ます。
大スクリーンでみれたことで値段分の鑑賞価値はじゅうぶんあったなあ。
更に音楽が良くて、ノリノリであります。これはサントラが欲しい。
(↓劇中映像結構出てくる動画なので楽しみにしたい人は鑑賞後にどうぞ)
・YouTube - TRON: LEGACY - Daft Punk's "Derezzed"
メイキング動画集
・MakingOf - Search - tron
・white-screen.jp:12月17日(金)より遂に公開!「トロン:レガシー」!デジタル・ドメイン三橋忠央氏インタビュー!
鑑賞後に立ち寄った売店で、うわーいいなと思ったのがフローティングボールペン。
映画の中ではすごい勢いで疾走するあのオートバイが、気が遠くなるほどゆっっっくりと、軸の中を進んでいくのを眺めているのはとっても和みます。
・・・が、1000円超の値札で現実世界に引き戻されて帰宅しました。
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コメント
オリジナル「トロン」公開時は中学生でした。懐かしいですねぇ…。蛍光色のメッシュラインのフィールドが、コンピュータっぽく感じられました。
そういや、当時のコンピュータって「立体を描く=ワイヤーフレーム」だったので、とっても「らしく」感じられたのかもしれません(^-^;;)。今となっては、逆に新鮮ですねぇ…
投稿: やまかつ | 2010.12.19 02:25
今回「グリッド」という名前で象徴的には出てきていましたけれど、昔のメッシュはすっかりつるつるの床になり、水飴ラインが飛び交っていたのでした....。
私、前のトロンは断片的な記憶しかないのですけれど、いろんなSF映画のCGに影響を与えている作品であることをあらためて感じました。
あと20年くらいしたらまた最新のアプローチで映画化して欲しいですよね。
(その頃には立体視でもメガネなんて要らなくなっているでしょうし...。)
投稿: ほしの | 2010.12.19 03:21