「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観てきました。
キムタク氏が雑誌の表紙にもバラエティにもおそろしく出まくっていて宣伝に励んでいるのでつい...
というのは冗談で、「悪くない。むしろオススメ」等々の好意的評価の数々をコミミにはさんでいたので、張り切って行ってきました。
・SPACE BATTLESHIP ヤマト 公式WEBサイト
驚いたのは特殊効果のかっこよさ。
宇宙での戦闘シーンなども精緻かつ適度に劇画的な色彩があって、非常に美しいなあと。
こういうのが大スクリーンで眺められるだけでも来て良かったなあというほどに、VFXのレベルの高さに感動しました。
昨年公開のスタートレックの1シーンだと言われても(というかガミラス船がそっくりな感じが..?)そうかそうかと思ってしまうくらいですよ、ほんと。
波動砲とかもなかなかすごい。
注:私はヤマトのオリジナル知識がごくうっすら程度しかありませんのであくまで見た目印象。
ただし、その反面と言ってもいいんだけれど人間同士のやりとりになると、あまりにも日本のホームドラマ的(フラグっぽいお約束ごととか会話のタメだとかふざけ具合だとか、更にとにかくキムタクっぽさとか)な面で我に返ってしまい、どっぷりと世界にはまるにはなかなか努力が要ったかなあという感想はあります。
私がヤマトを知らないからかもしれないし、邦画をさほど見慣れていないからかもしれないけれど…。
ほぼ最後まで「すっごいCG空間」← →「セットのなかで、テレビでみたことある俳優さん達がみたことある感じでドラマ展開」の視覚段差につまづいて(笑)我に返ってしまい、そこがちょっと疲れたかなあ。
あんな大画面でキムタク氏の星入りでぎらぎら目玉を眺めてしまうということがもうなんか気恥ずかしくて(すいません実はけっこうファンなのでこういうの大丈夫だと思っていたけど...)そこも個人的に椅子に沈みたくなるというか、焦点を合わせられなかった。ああすいませんすいません。
テレビ放映されたら小さい画面でニヤニヤしながらみてもいいです。
帰宅時、自宅までの車中で、ずーーーっと
「原作と違う点・合致している点はどのへんか・本来はどういうアニメなのか」
を休み無く語り続けた夫に驚愕しつつ、だいぶ勉強になりました。
けっこう違うのねー。
(ちなみに、私が最も泣きそうになった場面および中心キャラクターは本家に出てこないこともないけど形状もエピソードもかけ離れているとのこと。)
CGはすごいものの正直「これってあの映画じゃん!」と容易にわかるほどに近年のハリウッド大作の数々を彷彿とさせるあれこれの混ぜ合わせ具合が、どうなのかなあとも。
"後日の映像"付エンディングロールにスティーブン・タイラーの歌声が流れるって時点で、最後まで、あらー!これもか!って感じでした。
でもなんだか時間が経てば経つほど、
自分の中で「うん、面白かったわ.....これくらいべたっとしてるほうが"日本の"年末娯楽にふさわしいのかも.....むしろもうちょい小さめの画面ならもう一回いいかしら」度が上昇してくる、不思議効果に戸惑っているのでした。
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