「ATOK2011」をインストールしました。
2月10日からちょっとお得なダウンロード版の販売も始まったので、久々にWindows用ATOKを新調してみることにしました。
(いままで2009を使ってました。)
・日本語入力システム ATOK 2011 for Windows←メーカーHP
・ATOK 2011 for Windows [ベーシック] 通常版←Amazon (学生さんならば、通常版より更にお得なアカデミック版もあります。)
「今度のATOKはものすごく進化しましたよ!」というDMが毎年届くのでいつも動揺するのですが、2年ぶりのバージョンアップともなると確かに感動が大きい!
明らかに賢くなったのがわかります。
2010版からの入っている機能もあるかとは思いますが、嬉しかったのは以下。
・右下のタスクバー内格納状態でも、日本語入力のOn/Offが視覚的に確認しやすいデザインに。
環境設定にもアクセスしやすくなった。
・ひとつの変換パネル内に、漢字変換だけでなく文字種や英単語訳や推測・連想などの候補が一度にドドっと出てくれるようになったので、変換種別を選ぶ必要がほぼなくなった。
・直前の内容から、正しい変換候補を出してくる精度が相当上がったので、変換キーを押す回数が圧倒的に減少したのを体感中。
また、ミスタイプの個人的な(というか、おそらく日本国民的にありがちな打ち間違いの)癖から正しい言葉を出してくる能力も結構すごいと思う。
Googleの、「もしかして:~」で世話を焼いてくれるアレみたいな感じ?
というわけで、変換効率の向上=作業効率の向上、を想像以上に実感しています。
私はタイピングのスピードがわりと速いので、変換選択に時間がかかるのは、いちいちブレーキを掛けられたような気がしていました。
そういうストレスがだいぶ減ったのは本当に有り難いなあ。
これもひとつの立派な「良い文具」だと思います。
有効な投資が出来た気分。(ここまで言うなら毎年買いなさいよ...)
ちなみに、いまどきの言葉用には「はてなキーワード電子辞書」を環境設定で入れておくとなにかと都合いいです。
(「tumblr.」とか、自分でも知らなかった表記がでてきて便利だなあと思いました。)
有料の辞書だと、私がずっと気に入ってここ5年くらい使っているのが「角川類語新辞典 for ATOK」。
今のATOKには連想変換の機能は標準で搭載されているけれど、この辞書を入れておくことで、変換候補の"解説"をもじっくりと読む楽しさを覚えました。
それほど急いで書いてるわけじゃないときは、連想変換候補(ctrl+tabキー)のタブを呼び出して、ひとつの言葉がどんなことばに言い換えられるかを、ずらりと出して眺めるようにしています。
(なんか、年齢が上がってくるにつれて同じ言い回しで文章を書きがちなことに気づいて、更新後に慌てて直したりすることが増えてきたのね...。)
語彙力って大事だな。
ニホンゴ、ムズカシイけどタノシイネ!
あとこれは昨年版からインストールできるオマケソフトだったと思うのですけれど、デスクトップ版の「ATOK Pad」がなかなか便利。
(Mac版もあります)
Ctrlキーを2回連打するといつでも立ち上がってくれて、他のことをやるとすぐに引っ込む。← 他の場所を触るだけであまりにあっけなく消えるので、最前面に固定の機能があるともっと嬉しいんだけど....
メモ帳みたいにテキストを書き付けて貯めておけるソフトなんですが、レポートパッド風のシンプルなインターフェースや(横罫ですがロディアふうにもカスタマイズ出来ます)動作の軽さ、全画面表示にしたときの集中できる具合が清々しくてお気に入りになりつつあります。
(選択範囲のweb検索や、Twitter投稿・Evernoteへの格納もやってくれる連携機能を備えているのも、使い慣れればかなり重宝しそう。文字数も上部に出ます。)
常駐してすぐ呼び出せる調査記録兼執筆系のソフトは、MicrosoftのOneNoteに任せているのはここ何年も続いていますが。
いま気に入ってるのはOneNoteとの2枚(2冊?)重ねで原稿を書くこと。
OneNoteに、資料リンクや断片的な文章memoを掲示板のようにぺたぺた貼っておき、そのウインドウの直上にATOKPadの小窓状態の画面を呼び出して重ねます。
必要に応じてOneNoteのほうからコピペしつつATOKPadで清書する、というやり方。
OneNoteよりATOKPadのほうが入力反応がずっと良いので、長文をダダダっと入れるには都合がいいし。
文章を書くという役割がぶつかるから要らないかな~と考えていたんですが、なかなかよい"ダブル使い"の方法を発見してホクホクと喜んでいるところです。
というわけで、やせ我慢しないでやっぱり次も素直にアップデートすべきか?と考え直し中。
(その前に、Mac版2011も出たら買わないと~。)
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コメント
記事を拝見すると2011年版に強く心引かれるのですが、去年5月に2010年版に更新したばかりなので、
迷います。なぜか、2008年、2010年と更新する度に、変換のストレス度合いが大きくなっているような感じで、昔のATOKの方がよかったな…なんて思ったりして。
これは自分の中で期待値が上がりすぎているのか、はたまた変換に適さないヘンな入力クセがついているのか…。とりあえず試用版をダウンロードしてみようと思います。
そうそう、角川の類語辞典は私も入れてます~。フリーの仕事を始めた10年以上前はこんな便利なものはなくて、この辞典の紙バージョンをいちいち引いていたことを懐かしく思い出します。
投稿: サツキ | 2011.02.16 09:36
毎年買ってるとここまで進化に感動しないだろうな〜というのはありますね。
5000円程度だし、道具として考えると悩むこともなかろうと思うのですが、まだ連続でアップグレードしたことはないかも。
(....なーんていうお客に買ってもらうためにも、作る側の人たちはいつも大変でしょうね。)
私、ATOKは、入れると結構自分むけにカスタマイズしますよ。
大昔、ワープロ系の資格を取るために(トシがばれるなー)、専門学校的なところでMS_IMEの早打ち訓練を受けたので、いまだに当時のこれに合わせたキー運びに設定にしないとうまく打てないんですね。
手が固まっちゃってるというか。
文節の移動や伸縮などの各機能も自分の好みでキーを変えちゃうし、ATOK初期設定の、蛍光ブルーが黒や赤の字に重なる変換配色が我慢できないのでこれも地味目に変えてしまいます。
辞書は、打ち間違いの傾向をそのまま学習している可能性があるので、一度、ほとんどまっさらにする(最低限の単語登録から再出発する)といいみたいです。
私の個人辞書もそんな無駄登録が詰まっているはずなんですが、どうみてもバカバカしい間違いの候補は引っ込めてくれるようになったなぁ、というのが2011版を使っての印象です。
投稿: ほしの | 2011.02.16 13:19