「ウォール・ストリート」を観てきました。
先週行ってきました。
この映画について私自身は全く予備知識無しでしたが、出ている人たちが好きなので、みてみようかなあと。
1987年の「ウォール街」の続きということでしたが(これも未見だったので不安でしたが...マイケル・ダグラス演じる主人公が前作のエピソードで収監された刑務所を出るところから話がスタート)、予想していたよりずっと面白かったです。
・映画『ウォール・ストリート』公式サイト
・前作の解説:ウォール街 (映画) - Wikipedia
おそらくここで進行する事件のモデルになっているのは、リーマン・ショックなどの急激かつ深刻な破綻現象。
アメリカだけの話ではなく、今や日本含めて世界中に影響が出ているのは周知の通りです。
経済方面に疎い私でも、さすがにそれらのニュースは数多くみてはドンヨリしていたので、この映画によって非常にわかりやすく(池上さんの解説番組のような親切さで!)知識が補完された感じがします。
続編、というよりは時代が変わっても似たようなことが繰り返されている世界なんだろうなあという印象。
バブルが弾ける裏側の世界で、それを操る立場の人たちが奔走したり探り合いをして裏をかいたり、というようなドラマが中心。
金融の世界を動かす緊張感は擬似的に味わうことが出来て面白かったけれど、結果、職や家を失ったりするような下々の社会の悲惨さは殆ど描いていないストーリーなので、ちょっとリアル感は少なかったかも。
ホントはこんなアッサリしたもんじゃないんだろうからなあ。
それにしても、シャイア・ラブーフの奥さん役のキャリー・マリガンが良いです。
ハリウッド的派手顔じゃないんだけど、ショートカットが可愛い仏蘭西人形のような雰囲気。
このふたりの夫婦愛あってこそ突破できた顛末も、この作品の大きな柱になっています。
マイケル・ダグラスも現在闘病生活で大変だということですが、さすがの貫禄です。声が渋くて素敵。
というわけで、なかなか良かったなあと思っているのですが。
いつものように劇場はガラガラに近い状態ながら、年齢層がだいぶ高め。
(学生の多い街なので、自分らがいちばん年下なのかもっていう今回はものすごく珍しい!)
キャストも豪華だし、話も(あっさりながら)わかりやすくまとまっているので、もうちょっと若い人がいっぱい観に来てもいい作品なんじゃないかなあと思いました。
| 固定リンク
コメントを書く
★コメントは一度保留され、管理者による承認の後に掲載されます。
書き込みから閲覧可能な状態になるまではお時間を頂きますことをご了承下さい。
コメント
お久しぶりです。覚えていらっしゃるか分かりませんが。(笑)私は、チャーリーシーンとマーティン・シーンの親子で出たシーンがウォール街での記憶があります。一番好きな映画です。ウォール・ストリート見に行きたいです。マイケル・ダグラス=ゲッコー渋すぎます。(笑)
投稿: 天衣 | 2011.02.18 12:45
こんにちは。お久しぶりですね!
今回の作品以来、旧作のほうも近々絶対観なければという気になっています。
テレビで何度か放映されていたのにスルーしちゃってました。
マイケル・ダグラス私も大好きです。
今作も、したたかに周囲を巻き込みつつの、いい役をやってますよ。
(そうそう、チャーリー・シーン、こちらにもちょこっとだけ出てます。)
ぜひご覧になってください。
投稿: ほしの | 2011.02.18 13:57
あと、いつも文具の紹介楽しみに拝見させていただいております。これからもよろしくお願いします。
投稿: 天衣 | 2011.02.18 20:52
こちらこそ!
投稿: ほしの | 2011.02.18 22:58