「ステーショナリーマガジン 007」を読みました。
このごろは、買いたい欲も、愛用品使用率もほぼ復活でめでたい。
検討品も頭の中に積もってきているので、そろそろ都会に買い物に行きたい!
というタイミングで、7号目が発売されたので早速。
・ステーショナリーマガジン 007
(万年筆とその周辺については「趣味の文具箱」、主にそれ以外の広大な文具分野を網羅するのがこの「ステーショナリーマガジン」です。)
相変わらずぎっしりな情報量です。しかも知らない新製品の多いことに衝撃。
頁をめくるほどに、巨大文具店でカラーペンを無心に片っ端から試していく「・・・・。」というもくもくとした静けさが脳内に訪れます。
以下、いつものように付箋を貼り付けたところを。
・うちの近所にもお洒落雑貨店は増えてきてまして、ここに掲載の「ニコアンド」も有り。
(最寄りの店の場合)文具はすごく小さい売り場なんだけれど、なんでここにこれが!都会に見に行かなくて済んだわ!と嬉しい驚きになるマニアックなモノを見つけることが少なくない。
LIFEのノート類とか水縞スタンプ等のアイテムを楽しみに立ち寄ってます。
・今回はファーバーカーステルの鉛筆の特集。
本来どちらかといえば鉛筆派ではないんですよねと言い訳口調になり、最近とくにあれこれと欲しい率が高まっているのもメカニカルペンシル(いわゆるシャーペン、次点で芯ホルダー)派の私。
それでもあの、鉛筆がぎっしり詰まった250周年記念限定缶は楽しいだろうな〜と目を奪われました。
クラシックなグリーン軸より、いぼいぼがついたグリップ2001のゆるやか三角軸デザインに惹かれます。これが144本、缶にささっている贅沢さがたまらない!
シャープペンシルでこのラインを愛用しているので、鉛筆を見かけるたびに一本買ってみようかと思うのですが…削る道具から揃えないとだめだね。
・あなたの「仕事道具をみせてください」特集。
最初に出てくる人のメモ例があまりにも見覚えあるので記憶をたぐったら、このノート術は過去にうちのブログでも話題にしたことがありました。
忠実に真似してみたところ非常にしっくりきたので、今もこの方法は大いに参考にしています。
それにしても、ペリカーノジュニアを家中に置いて年に20本消費というところに「とことん」を感じます。
(筆圧強いんじゃないだろうか?とペン先の写真をじっくり眺めてしまった。ブルーブラックのカートリッジ買ってこようかな!←すぐ影響される)
●過去記事:「放牧する」ノート作りをやってみようかな?
他の方々のもそうなんですが、これじゃないと駄目だし。っていうこだわりをもって使い込まれた文具って、魂がはいっているようで目に心地よいですね。
新品写真の整然としたクリアさとはまた違う美しさを感じます。
道具はそうじゃなくちゃいけない。魂を入れ込むものを増やしたければ、いい加減、わしわしと買い集めるってこと自体をやめなければいけない。
わかっているんですが、いつもこのあたりは葛藤なんだよね〜。やれやれ...。
・ドット罫ロディア
これは見かけたら絶対買おうと思ってるもの。16番のA5サイズで欲しいなー。
思いきり目にうるさい紫色の方眼含めてこれもロディアの味だとは思って(思い込んで)ますけれど、このあっさりサッパリな視界は非常に惹かれる!
・キーボードの隙間にたてるメモ
・・・名刺サイズの情報カードでこんなことはしょっちゅうやってるけどさ〜(笑)、形だけでなく紙の質感と色味がいい感じ。猫と馬が欲しい。
・タイトルが書けてホルダー内のこぼれ落ち防止にもなるエーワンの「クリアホルダータグ」がこれは良いねと思ったけれど値段みて一瞬手が止まる。
コストパフォーマンス要検討だけど耐久性があれば買ってもいいかも。今やってる事務作業にまさに必要なので迷う。
・シュライヒの動物フィギュアの特集が何故この本に!と思ったけど、じつはこれらを買える牧場のように可愛い売り場のある玩具店がちかばにあるので大変気になっていたところ。
コウテイペンギン(仔)とヒツジ(仔)の、物欲破壊力が素晴らしい。画面の上に飾ろうと思います。
もう地震来るなよ!
・フリクションボールノック
この前twitterで他故壁氏さんにおすすめされたのでブルーブラックを購入、これが私のフリクションデビュー。便利で気に入りました。
(パイロットの技術力を疑ってたわけじゃないんだけど)ほんとに綺麗に消えて驚愕。
しっかり書けるけどフリクションらしい僅かな儚さが万年筆の線と違和感なく混じってくれて、これ、持ち出し手帳用に最適だな。
・KIDSパーフェクトペンシルが人気みたいでどこにも売ってないのでつらい。赤キャップで買うんだ!
(そしてミケさんみたいにリボンを通して首からぶらさげるんだ...)
・Visual aidデザインの文具が存在するなんて。これも見かけたら必ずクリアホルダ買おうと思います。
リコーダーの運指表とか、虹の色の覚え方なんかが素敵!
元になっている書籍のほうですが、これとても良いんですよ。
単純な絵柄を使って、各種情報をいかにシンプルに解説できるかというのがテーマになっている、デザイン見本帳のような内容です。
洋書ですがこういうテーマだし絵本みたいな感じ。言語全く関係なく楽しめます。
・Visual Aid: Stuff You've Forgotten, Things You Never Thought You Knew, and Lessons You Didn't Quite Get Around to Learning
・Visual Aid 2: You Can Never Know Enough Stuff
業種限らず、日頃のプレゼンデータの作成に悩む多くの方々に対して、目から鱗のセンスを提供してくれる良書になると思います。
私は、サンフランシスコの近代美術館の売店で立ち読んで、あまりの楽しさとわかりやすさに感動して即買いして持ち帰りました。
・・・というわけで、久しぶりに、ほんとうに純粋に「文房具は楽しい」を実感できる時間を過ごすことが出来ました。
(嗚呼、"好き情報"をしみじみと味わうことができる、時間と心の余裕の尊さが染みる春。)
ゴールデンウィークのお買い物ガイドとしても活躍してくれるかと思いますので、今号も是非。
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コメント
お、ちょうど今日、伊東屋でドットパッド16番を買ってきたのです。
5月8日(日曜日)に東京都豊島区の雑司が谷商店街で行われる「みちくさ市」の特別展示「ブングテン3」にて、各社のA5パッド書き較べをやってみようかと思っております。ニーモシネとかツバメフールスとかショットノートとか。
http://kmstreet.exblog.jp/14512108/
もしお暇がありましたら、ぜひ!
投稿: 他故壁氏 | 2011.04.26 20:33
うわー面白そうなテーマですねえ....A5の書き較べ!
(今日はオキナのプロジェクトペーパーA5を使ってました。)
ドットパッド、きっと買わねば。
あの紙を点々でも味わいたいです。
投稿: ほしの | 2011.04.26 20:46
●シュライヒ
息子にキリン買ってあげました。常に高いところの何かを食べるごっこしてます(笑)。
●フリクション
できればフリクション「ポイント」(0.4mm)のノックか、フリクション「コレト」が出たらいいな、と。あの消えっぷりには感動しますが、細かく書くには、0.5mmでも今イチ字幅が広すぎるんですよねー。
投稿: しまみゅーら | 2011.04.27 12:12
シュライヒ可愛いですよね!
机上動物園作りたくなっちゃいます。
ボールペンは、0.5でみずみずしい滑らかさをとるか、0.4以下で書き込み精度をとるか、でいつも悩ましいです。
それにしても、今はどのペンも多色な品揃えが当たり前なんですね。買う色もなかなか決められません…
投稿: ほしの | 2011.04.27 12:40