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2011.05.30
「アジャストメント」を観てきました。
ものっすごい雨の夜でしたが、行ってきました。
●映画『アジャストメント』公式サイト
まあ天気のせいもあるんでしょうがパラパラと数人のお客しか座っておらず、海賊3Dもの等に較べると地味映画になってしまうのかなあ。
しかし、以前からの予告編上映で期待していたとおり、かなり好きなタイプのSFストーリーだったのでした。
人類の運命は、実は全て裏で「調整局:Adjustment bureau」に繰られているという前提で世界が動いている中、主人公は、"調整"の手が及ばない想定外の出会いを経験する。
操作される運命に抵抗すべく、「運命のどこでもドア(のようなもの)」をボーン・アイデンティティのように走り抜けるマット・デイモン!
というのがだいたいの筋書きです。
原作はフィリップ・K・ディックで、これは短編集に入っている話なのだそうですが、ちょっと読んでみたい気がします。
上記リンクのwikiによると、この人原作の映画はだいたいみんな好きだな!
運命とか記憶とか裏の組織と対決、みたいな話は確かに多いですね。
スキャナー・ダークリーとかも視覚的にイケてたなー。
本は一冊だけ、ブレードランナー原作の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を古い文庫で持ってます。これは名作ですよねっ。
相手役の女性は綺麗な人だなー(でもマット・デイモンよりたくましく見えるなー)と思って映画の半分を経過するまでずーっと誰だったか考えていたのですが、最近「ヴィクトリア女王 世紀の愛」をケーブルの映画チャンネルで鑑賞して、かなり気に入ってしまったエミリー・ブラントでした。
(この映画、宮殿インテリアや衣装デザインも素晴らしいので、王室伝記モノがお好きな方は機会があれば是非。→ 公式サイト)
というわけでこのアジャストメントは、映画化しやすい話なのかもしれないけれど、解釈によっては適度な難解さはありまして、観たあとに残るものがあります。
主人公達の今後も気になるし、調整局が絡んだ他の物語も知りたい気もしてくる。
もし個人の運命が、人類のためを思って操作されているものならば天災はどうなのかなあ、とか。
脳みそが小説を読んだあとのような感じ。
繰り返してみれば思考が深まる予感がするので、何らかの形でまた。と、思います。
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2011.05.28
「愛しの文房具」を読みました。
今年に入ってから一度もトーキョー(大都会)へ買い物に出ていない...。
地方引きこもりを気にしつつも「欲しいモノ情報」だけは積み上がってきているのは、この春だけでも文具関連の本がけっこうな数、発刊されているからなのかもしれません。
物欲を刺激されると心身ともに元気で前向きになれると気付いて以来、たくさん読んでます。
エイ出版社の本は、4月に「ステーショナリーマガジン」を読んでいたのですが、こちらは「可愛い」の路線で出たスピンオフ本?
(いわゆる"女子むけ"に方針を徹底していた、先日レビューの「ステキ文具」という付録付きの本よりは、ちょい渋め路線かもしれません。)
"目を和ませる趣味のよい文具"を身近に置いてみたいという男性の方にも、文具好きになる入門編としてオススメな感じです。
以下、個人的チェックポイント。
・倉敷意匠の紙もの
グラシン紙の封筒やレタープレス(凸版印刷)ミニカードなど、使い道はともかくとりあえず手元に集めておきたい!
写真だけでも手触りが伝わってくるような、紙の味わいが濃いめの製品が多くてステキですなぁ。
・Mokeskine「星の王子さま」限定版
欲しいけれどタイミングを失ってまだ買えてない。どこかでばったり出会いたかったけれどブログで買った報告している方々が羨ましいのでそろそろ通販で確保しとくかという段階。
・Moleskineにフランス旅日記を書いている方の使用例
とてもこのノートの紙とは思えないほど(....。)シャープな筆跡でさらさらと文章が書き付けられていて、ペンは何を使われているのだろうということがとても気になったけれど、ケースにささっている写真から判断するにぺんてるのスリッチでしょうか?
・スマイソンのノートを絵手帳にしている方の使用例
この方のブログは普段も楽しく読ませて頂いてます。
絵の具が乗って、あの薄青の紙がウネウネしている感じ、触ってみたいなあ。
・山田文具店の「貸し出しカード」
すごく懐かしいけれど、今の図書館はもうこういうの使ってないだろうなあ。自分の読書記録用に欲しいです。
・古川紙工のsimple pad
フランス罫(らしき)模様のが欲しい!「そえぶみ箋」もかわいいですね。
・クオバディス「アバナ」の新色
以前から使ってみたかったノート。ブロンズ色がいいなー。
・デルフォニクスのギンガムメモA7
これは実物を確認済み。綺麗だけどかなり薄ーい、半透明といってもいいくらいの紙を使ったメモ帳。
店頭見本がいい感じにシナシナふわふわにやわらかくなっていて不思議な手触り。
今にも買いそうなくらい惹かれたのだけれど「うわ欲しい」「でもこういう紙は何に使っていいかわからん」で葛藤中。
・ミドリの3ポケットクリアフォルダー
空気遠近法になってる「町並柄」がいいなー。
A4の多ポケットフォルダって、各種予約の書類などを分類しておくのに便利なので、昔から旅行に欠かせない文具だったりします。
・リヒトのバッグインバッグA5
真ん中がガバっとひらいて書類を入れられるところが使いやすそう。旅用ならA4かな。
・sinajinaのハリネズミ型苔盆栽
この本掲載の中で最も物欲が高まったもの。しかし1万円かー!うまく育てられるかも自信なしですが。
流行の装飾マスキングテープなどは"使いどころがわからん"ので食わず嫌いになっている代表かもしれなくて。
今号の大量に特集されているページをみてはじめて地味渋西洋骨董的図案のものも結構あるということを知ってほほぅと思っている次第。
専用ポーチまであるんだ!とびっくりしたのですが、ハマって集めている人が多いのも頷ける、楽しい特集でした。
それにしても自分は、世の中にこんなにたくさん綺麗な文具があるのにも関わらず、革が赤いとか軸が赤いとか(とりあえず赤ければいい)以外の点で「見た目が可愛いらしい」という文具をあまり持ってない気がします。
机の中も外もずいぶん"おじさま系"。
しかしそれらが自分の用途にすーっと馴染む(たとえば万年筆が、好きな紙の上にぴたりと合う筆記感になったり手の骨の延長のように疲れ知らずで書ける)ときこそ、愛しいなあとしみじみ感じるんですよね。うん。
というわけで、気圧がもう少し高くなったらそろそろひとり買いだしツアーに出掛けたいと計画練っている最中に届いた、文具本レビューでした。
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☆最近書いた感想記事
●「ステキ文具」を読みました。
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2011.05.25
いつものコップはピカルディ3兄弟。
毎日のように使っている、デュラレックス(Duralex)社のグラスです。
耐熱・強化ガラスということで、長持ちするし食洗機でピカピカに綺麗になってくれるしで、かなりの愛用品といえます。
ピカルディというタイプですがこれが一番ベーシックなもので、お持ちの方も多いかも。
クラシックな雰囲気もあって綺麗だなあと思っています。
(この他にはプリズムというデザインも気になってます。そちらのほうがキラキラして可愛い。)
たっぷりごくごく飲む用として大きめの360ccタイプを長らく使い回していましたが、もう一段階小さい260ccのも便利だと昨年あたりから仲間入り。
ビールやコーラなど、350ml缶の飲料を分け合うのにちょうど良いんです。
そして先日、もっと小さい160ccタイプも必要な気がしてまた増えてしまいました。
食事どきに加える「ちょい飲み用」に重宝中です。
これで大・中・小揃って無敵(?)だな~としばらく満足していたのですが、更に小さい90ccというタイプや、これにワイングラス的な足がついたものなどもあっさり近所で発見してしまい動揺しているところ...。
★2015.8.2 追記します★-----
ワイングラスについてお問い合わせいただきましたので、あらためて本体刻印等を確認しネットで検索してみたところ、デュラレックス純正ではない、フランスの他社製品と判明しました。
アルコロックのロマンワイン(Amazonではこちら)という種類のグラスのようです。
これはガラスの継ぎ目がうっすらあるのが特徴な(うちのにも、継ぎ目だけでなく泡のような出っ張りがあったりします...)製法で、強化ガラスでもないそう。
食洗機でじゃんじゃん洗ってますが!
デザインだけは、おそろいのようにソックリです。
あちらの国ではカフェや食堂で使っていそうなタイプの安価な食器ですが、現在も愛用中です〜
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先日の余震の大きいときに一度、カウンターから床に落ちてバウンドしましたが、打ち所が良かったのか無傷だったところも評価が高まった理由のひとつ。
ガラスがぶあつくて少々重めだし、よく見ると表面にさざ波のようなちいさな皺が出来ていたりもするのですが、とにかく丈夫だから許せてしまいます。
あと意外とどこにでも売っているので:雑貨屋さんでは"フランス製お洒落食器"として、ホームセンターでは"丈夫なコップ"として:ひとつづつ補充しやすいことや、値段もそんなには高くない(寿命を考えると相当なコストパフォーマンスの良さ!)であることも魅力です。
スタッキング収納しているせいもあってか、古いのほどうっすらな擦り傷も付いてきているのですが、それもまた「味」ということで。
つい先日までの食器棚内部総補充で、中途半端サイズのなにかの景品でついてきたものや限りなく空き瓶再利用的なタイプのコップは、思い切って処分してしまいました。
おとな二人暮らしなので最低限というには十分すぎるラインナップですが、これらピカルディを毎日楽しく使っていこうと思います。
(まだ、サイズ違いや側面デザイン違いが欲しい誘惑とは戦い中。
というか、冒頭にリンクした本国の公式サイトを今はじめてじっくり眺めているのですが、全然知らない色や形のがたくさんあって驚愕中。)
夏に向けて出番はどんどん増えそうです。
☆デュラレックスのコップ ←(Amazon)
通販ですと6個パックからになりますが、いろんなサイズやデザイン違い・青色ガラスのまで有り。まとめ買いでもよろしければ!
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2011.05.22
収納特集雑誌を読みながらもくもくと。
実行出来ているかは別として、収納インテリアや片付けHow toの特集を読むのが大好きなのですが、今回も立て続けに出ていたのでつい...。
誌面の、サッパリと美しく片付いたインテリア例の数々を眺めていると背中を押されますよ!
というわけで、今週に入って書籍や服の整理が粛々と進みつつあります。
しっかし、ちょっと処分したくらいでは全く減った気がしないなあ。
・Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2011年 06月号
・CREA (クレア) 2011年 06月号
Casa Brutusは先月のインテリア特集もたいへん面白かったのです(写真の色づかいに特徴があるからかもしれないけど、どの取材先も海外の部屋みたいな異世界っぽいお洒落さ:つまり、ハードルが高そうだけど見ているぶんには楽しい:が出ていてよかった)。
今号は「美しい収納術」のテーマどおり、仕舞ってある部屋の景色までもが整然とかっこいい例が多数。
載ってるのはどちらかといえば造り付けのオーダー収納がほとんどなので、明日から真似したいというよりは、「見ておけばいつか役立つのでは」と淡い期待を抱きながら眺める写真集みたいな感じです。
(表紙画像の、階段に引き出しを埋め込んであるおうちがすごい。数字デザインの引き手金具がまた可愛いんだ...)
棚の据え方というか、空間の切り方がどの家も特徴あって素晴らしいです。
空き箱大好きな人(私です。「使えそうなの」をためすぎていつも取捨選択に困ってます。)にも必見の箱活用術記事も。
その他、無印良品のキャビネット活用例や、(全然関係ないけど)おいしいドーナツ大特集も良かったです。
CREAは、さらっと表紙画像だけ眺めてポチってしまったけれどこれはBrutusより実用度が高くて大当たり感があり。
女性向け内容でよければおすすめです。
モノがたくさんあることを前提にした片付け術がたくさん解説されていて、あんまり「捨てなさい」「ものをなくしなさい」と言ってないところがいい(笑)。
"最低限の数"って、人によっていろいろですからね・・・
空間を上手く使って見通し良くものを収める方法がたくさん載っているので非常に参考になりました。
特に、「読書家のための本整理術案内」の記事が好き。
冒頭の、壁面全部を棚にしている部屋は圧巻。
使いやすく見栄えのする置き方解説などはすぐにでも真似したい件がいくつもありました。
収納・整理特集であることの延長として、仕事鞄の中身や机の上、手帳の中身までたくさんの例が覗き見れるページがあったことは予想外の収穫というか、これらも面白かったのでぜひ。
ただ、こういう雑誌の綺麗な部屋例写真を眺めると「これは3/11より前の取材なんだろうか」「このかっこいい棚にびっしり乗っているコレクションは無事だったのだろうか」ということを心配するようになりました。
今回読んだおうちの数々、大丈夫だったのかなー。
・・・うちの本棚はもう大丈夫っす!
それどころか懲りずにまだまだ本が欲しい状況。
いわゆる"自炊"をやって棚の隙間を増やしたいです。
3割くらいのスペースがいつも空っぽのほうが見た目も使い勝手も余裕があって気持ちいいんじゃないかなあと。
物色し始めると雑誌類は特に、情報が古すぎて「これ電子化したところで読まないだろうな」と思われる在庫もまた多くて(なんで何年もとっておいたんだろう?)。
自炊じゃなくてふつうに廃棄の作業がまだ多い。
このごろのドキュメントスキャナの高機能さにはびっくりですね。
ガンガン読み込んでデータを作ってくれるので、片っ端から電子化したくなる衝動が!
夫の名刺管理も大量に頼まれているのですが、文字認識できるPDFとしてスキャンすればあとから検索も可能なので殆ど手間なく終わりそうです。
裁断機などは持ってないので(どこにしまっていいかわからないし)、とりあえず雑誌だけを手持ちカッターでさくさくと切っては機械に通していますが、まあ今のところこの道具レベルで十分です。
私はつい近年まで
「PDFになっているマニュアルやチュートリアルを紙に印刷して読まないと頭に入らない(そのあとちゃんと簡易的な製本もして本棚に並べる)」
という実に真逆なことを好んでいたのです。
なので、"自炊"については慎重派だったのですが、電子化で片付く気持ちよさを知ってしまうと時代は変わったなあとしみじみ。
なんでもかんでもバッサリ切り取る勇気はないのですが、面白いのでこの作業、ちょっとづつ進めていこうと思います。
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2011.05.14
「ブラック・スワン」を観てきました。
アカデミー賞系(?)、先日の「英国王のスピーチ」で気をよくして今度は主演女優賞のほうの作品であるこちらを観に行きました。
・映画『ブラック・スワン』公式サイト
バレリーナになりきるべく、ナタリー・ポートマンがかなり過酷で長期にわたるトレーニングを行ったとのことで、舞踊シーンの迫力はなかなかのものでした。
(さすがにプロの代役を使った場面もあったろうと思うのですが、体型も絞れてて違和感がない。)
バレエ好きの人にはおすすめですね。
・・・などと爽やかに締めくくりたいところなのですが、実はかなりドロリとした心理サスペンスであり、つらく悲しい作品であると言えます。
ホラーかつ官能的な要素も多めなので、「白鳥の湖」の芸術イメージだけで出掛けるのはあまりにも危険ですよと太字で注意書きしたい。
周囲からまんべんなく競争や嫉妬の感情をぶつけられて、だんだんと、文字どおりの暗黒面に墜ちていく主人公が可哀想なんだよなあ。
(確実に成功に向かっている流れである反面、どんどん内面崩壊の場面率が増えていく。これがひたすらつらい。)
ナタリー・ポートマンという女優さん自体、優等生で清純派で完璧を追究するというイメージがあるので、観ている側も世界の中に入り込みやすいと言えます。
こういう見た目と雰囲気のプロのバレリーナなんて実際いないんじゃ?!と素人目にも怪しい気がしたほど過剰にクネクネと色っぽ過ぎるミラ・クニスとか、プリマの座を追われて過去の栄光を捨てられず暴れる役にウィノナ・ライダーとか・・・
要するに、ちゃんと「(世間の期待を裏切らず)狙った」配役がされているところに、この作品の安定があるんじゃないかなあ。
渾身の作品ではありますが、予告編映像を最後まで見て生理的に駄目だと思った方は素直に躊躇した方がいいかもしれません。
本編はもっとすごいです。ふんだんに特殊効果使ってます。
私は、昨年に七転八倒した蕁麻疹の痒さやヒフ面の視覚がフラッシュバックしてきて帰宅後の今、ちょっとムズムズしています。
結局そればかり頭に残ってしまってですね...せっかくの音楽の素晴らしさがだいぶ記憶の下層に沈んでしまってます。残念であることよ。
というわけで、やっぱり(私にとってはじゅうぶんに)ホラー映画でした。
実生活では、この映画の振り付け師の人と結婚されたのですよね。どうぞお幸せにー!
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2011.05.11
食器の補充がだいたい終了。
あの日、倒れなかったのが奇跡なほどのすごい角度まで何度も何度も前のめりにガクガクお辞儀しては戻る食器棚と、そこから遠慮無く落下していく内容物・・・を、なすすべもなくテーブルの下から眺めていたわけですが。
全くなんの地震対策もしてこなかった(床に直置きしただけ。メインの扉も弱めの磁力だけでとまっていて普段も簡単に開けられる。)ことを、この瞬間から激しく後悔していました。
TVに対しても同様。まさか52インチが床にダイブすると思わなかったので、なんもしてなかった...
翌週になって近所のジャスコが開店するっていうんで、朝から並びましたとも。
幸い他の人々は食品売り場に突進していったので、私は一人、DIYのコーナーで天井突っ張り器(?)と食器すべり止めシートを数ロール確保。
テレビの下に敷く大型ジェルマットも、まだ開店初日だからあった!
この手法での限界はあると思うのですがとりあえず、その後震度5台の余震が何度かきてもぴくりとも動かない程度には補強できました。
これからも踏ん張ってくれ...。と祈るばかり。
食器類は、いまのところ日常づかいのものは近所をあちこち歩き回って揃え直しました。
焼きもの皿や煮物碗などの和食器は、その後近くのデパートで「たち吉」のアウトレットセール的な催しがあり、そちらで入手。
(すごい人混みだった。いま同じ模様のお皿使ってる人が町内にたくさんいるんだろうなー)
洋食器は、ナルミのカフェオレボウルが気に入ってます。
真っ白すぎて地味と言えば地味ですが、隅々までつるりとしていて手で包むとぴたりと馴染むなかなか綺麗な形です。
(もちろん珈琲牛乳でなく「お茶漬けや丼ものやフルーツグラノーラやスープ類に良いのではないか」という発想で購入)
右写真の、グラタン皿のうえに重ねてある薄緑とオレンジのミニボウルもナルミのもの。
非常に使い勝手がいいので各色2個づつ買いました。
赤と青の柄のはカレー皿で、これはフランフラン。一見和風にも見える感じが好きです。
普段使いは「繊細さ・雰囲気ほっこり加減(?)より、とにかく丈夫そう」がテーマになりつつありますね。
でも、明日にでも使う気満々で食器探すのって楽しい。
数を増やし過ぎないようにそろそろ気をつけたいです。
真っ先に割れてしまった(ようにも思える。こういうのに限って。)高級クリスタルグラスなどは当然頂きもので、一生使おうと大事にしていたものでしたけれど、そんな約束は儚かったね~
ま、いつか、そのうちね...。
いっぽうで耐震対策ばっちりというか「やった甲斐があった!」のは、書斎部屋の天井までの"造り付け本棚"でした。
テレビや食器が飛び交う程度には揺れたにも関わらず、書籍類は最上段に近い場所の薄い文庫や洋書ペーパーバック等の軽いものが数冊落ちただけ。
重なる揺れのせいでほとんどの本が2,3センチは前にせり出してましたが、余裕でもちこたえました。
細かい文具類をビッシリ入れていた引き出しも微動だにせず。
お礼を言いたいくらい感動したのですが、残念ながら施工元のip20は昨年秋に日本から撤退。
ああ残念です。
(業務は他社に委託してアフターケアなどは続いているようです。
将来、机周り等の増設も夢見ていたので倒産の知らせはショックでした。)
本棚ネタの過去記事
・本棚をつくりました。
・詰め終わった本棚とかロディとか。
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2011.05.05
「ステキ文具」を読みました。
これイイですよとコミミにはさんだので、連休にのんびり開くには良いかなあと真夜中過ぎに衝動的にポチりました。
・ステキ文具
うわ~薄っ(付録の箱はデカっ)というのが第一印象だったのですが、読み出すとどんどん時間が経つ!
私にとっては非常にツボがはまっている面白い内容でした。
「大人かわいい文具たち」と表紙にあるとおり、ちゃらちゃらほわほわ(?)するほどファンシーなわけでもなく、質も見かけも兼ね備えた良品が多数紹介されています。
"いい歳"になっても愛用したい、値段も含めて程良く綺麗で堅すぎない(そう深く長く憧れてたわけじゃないけれど、出会ったらつい買ってしまうだろう的な。)もの達、といいましょうか。
これ持ってる:持ってた:わ~と反応できるものがけっこうありました。
子供の頃にはこんな文具が身近にあって毎日に馴染んでいたはず(ただし女の子限定)。という狙いもちゃんとわかっていて、懐かし文具の特集は共感度が高かったなあ。
トラベラーズノートの作り方特集も楽しかった!
岡山や中央線沿線のお洒落文具屋さんガイドも含めて、「こういうところを巡るのをテーマにしてトラベラーズノート持って買い物旅行してもいいかもな」と妄想...。
あと、ニシダシンヤさんの絵封筒シリーズ、ネット上で噂になっていたのを発見して以来かなり好きだったのですが、この誌面で鑑賞できるとは!
これでホントに届くんだ...?って全員が思うはず。
文具ムックはこのごろ特にたくさん見かけるようになりましたけれど、「仕事に役立つ」とか「辛口批評」とか、昔懐かし文具だとスーパーカー消しゴムになってしまうのって、やはりどうしても"男性目線"なのです。
その一方でこちらは清々しく、「そうじゃない世界もあるよ」に徹底しているところに新鮮さを感じます。
付録なのですけれど、この本の限定デザインのケースに、ぺんぎんとアヒルのD-Clipsが5個づつ入ったものが。
これホント可愛いです。
ディークリップスは、今までも他の方の購入レビューで気になっていながら「こういうの30個は要らないんだよなあ」と一度も買ったことがなかったのです。
(書類仕事で使うので、普通のゼムクリップは箱買いして持ってまして...)
これくらいのお試し数量なら手軽でいいですね。
・・・とか言いつつもこれがハマるきっかけになるのかもしれませんが、カードを束ねたりブックマークがわりにしたり早速活躍しています。
というわけで、年齢問わずの"女子"の方々だけでなく、ご家族皆さんで楽しくどうぞ!な本です。
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2011.05.03
「英国王のスピーチ」を観てきました。
2月の公開作品で、以来気になっていましたが、アカデミー賞の好成績で延長上映していたのでようやく観てきました。
・映画『英国王のスピーチ』公式サイト
いやー非常に感動しました。おすすめです。
現エリザベス女王のお父上の話なんですね。
兄王のいわゆる「王冠を賭けた恋」として知られる件のせいで、弟である自分が即位しなければならない理不尽さや、幼い頃からのトラウマなどたくさんの苦悩を抱える日々を、やがて友人となる言語聴覚士ライオネルや家族と一緒に少しづつ乗り越えていくわけですが、アカデミー受賞も頷ける、本当に名演です。
(もともとこういう喋り方の人だったのかと思ったほど。)
人物と背景周囲との画面の切り取り方も各場面で独特さが目立ち、印象に残りました。
王妃役のヘレナ・ボナム・カーターがあまりにも今まで他の作品で演じていた役と印象が違うので、もうびっくり。
献身的でキュートな奥さま、という感じ?
ハリーポッターやアリスとは全く違うところが新鮮。
見かけだけで言えば、ライオネルの奥さん役のほうが王室っぽい雰囲気は合ってるような気はしたけど!
エリザベス(現女王)とマーガレットの小さい姉妹たちもすごく可愛いのです。
終盤の最高の見せ場と言える、第二次大戦の開戦演説の場面、とても良かったです。
放送室で向かい合うライオネルを通して国民に必死で語りかける王、ラジオの前に集まって聴き入る大勢の人々、背後に切々と流れるBGMはベートーベン交響曲7番の第2楽章。
状況は違いますが日本もいま国として困難な状態であることも重なって、心にドーっと盛り上がるものが。
ああこれは永く残る作品になるんだろうなあとしみじみしました。
下記は、ストーリーがかなり詳しく書いてあるので鑑賞の終わった方向け。
ページ内一番したの外部リンクから、ジョージ6世の実際のスピーチ音声などを聴くことが出来ます。
・英国王のスピーチ - Wikipedia
関連で「王冠を賭けた恋」周辺の知識は下を。
・エドワード8世 (イギリス王) - Wikipedia
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