「アジャストメント」を観てきました。
ものっすごい雨の夜でしたが、行ってきました。
●映画『アジャストメント』公式サイト
まあ天気のせいもあるんでしょうがパラパラと数人のお客しか座っておらず、海賊3Dもの等に較べると地味映画になってしまうのかなあ。
しかし、以前からの予告編上映で期待していたとおり、かなり好きなタイプのSFストーリーだったのでした。
人類の運命は、実は全て裏で「調整局:Adjustment bureau」に繰られているという前提で世界が動いている中、主人公は、"調整"の手が及ばない想定外の出会いを経験する。
操作される運命に抵抗すべく、「運命のどこでもドア(のようなもの)」をボーン・アイデンティティのように走り抜けるマット・デイモン!
というのがだいたいの筋書きです。
原作はフィリップ・K・ディックで、これは短編集に入っている話なのだそうですが、ちょっと読んでみたい気がします。
上記リンクのwikiによると、この人原作の映画はだいたいみんな好きだな!
運命とか記憶とか裏の組織と対決、みたいな話は確かに多いですね。
スキャナー・ダークリーとかも視覚的にイケてたなー。
本は一冊だけ、ブレードランナー原作の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を古い文庫で持ってます。これは名作ですよねっ。
相手役の女性は綺麗な人だなー(でもマット・デイモンよりたくましく見えるなー)と思って映画の半分を経過するまでずーっと誰だったか考えていたのですが、最近「ヴィクトリア女王 世紀の愛」をケーブルの映画チャンネルで鑑賞して、かなり気に入ってしまったエミリー・ブラントでした。
(この映画、宮殿インテリアや衣装デザインも素晴らしいので、王室伝記モノがお好きな方は機会があれば是非。→ 公式サイト)
というわけでこのアジャストメントは、映画化しやすい話なのかもしれないけれど、解釈によっては適度な難解さはありまして、観たあとに残るものがあります。
主人公達の今後も気になるし、調整局が絡んだ他の物語も知りたい気もしてくる。
もし個人の運命が、人類のためを思って操作されているものならば天災はどうなのかなあ、とか。
脳みそが小説を読んだあとのような感じ。
繰り返してみれば思考が深まる予感がするので、何らかの形でまた。と、思います。
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