「愛しの文房具」を読みました。
今年に入ってから一度もトーキョー(大都会)へ買い物に出ていない...。
地方引きこもりを気にしつつも「欲しいモノ情報」だけは積み上がってきているのは、この春だけでも文具関連の本がけっこうな数、発刊されているからなのかもしれません。
物欲を刺激されると心身ともに元気で前向きになれると気付いて以来、たくさん読んでます。
エイ出版社の本は、4月に「ステーショナリーマガジン」を読んでいたのですが、こちらは「可愛い」の路線で出たスピンオフ本?
(いわゆる"女子むけ"に方針を徹底していた、先日レビューの「ステキ文具」という付録付きの本よりは、ちょい渋め路線かもしれません。)
"目を和ませる趣味のよい文具"を身近に置いてみたいという男性の方にも、文具好きになる入門編としてオススメな感じです。
以下、個人的チェックポイント。
・倉敷意匠の紙もの
グラシン紙の封筒やレタープレス(凸版印刷)ミニカードなど、使い道はともかくとりあえず手元に集めておきたい!
写真だけでも手触りが伝わってくるような、紙の味わいが濃いめの製品が多くてステキですなぁ。
・Mokeskine「星の王子さま」限定版
欲しいけれどタイミングを失ってまだ買えてない。どこかでばったり出会いたかったけれどブログで買った報告している方々が羨ましいのでそろそろ通販で確保しとくかという段階。
・Moleskineにフランス旅日記を書いている方の使用例
とてもこのノートの紙とは思えないほど(....。)シャープな筆跡でさらさらと文章が書き付けられていて、ペンは何を使われているのだろうということがとても気になったけれど、ケースにささっている写真から判断するにぺんてるのスリッチでしょうか?
・スマイソンのノートを絵手帳にしている方の使用例
この方のブログは普段も楽しく読ませて頂いてます。
絵の具が乗って、あの薄青の紙がウネウネしている感じ、触ってみたいなあ。
・山田文具店の「貸し出しカード」
すごく懐かしいけれど、今の図書館はもうこういうの使ってないだろうなあ。自分の読書記録用に欲しいです。
・古川紙工のsimple pad
フランス罫(らしき)模様のが欲しい!「そえぶみ箋」もかわいいですね。
・クオバディス「アバナ」の新色
以前から使ってみたかったノート。ブロンズ色がいいなー。
・デルフォニクスのギンガムメモA7
これは実物を確認済み。綺麗だけどかなり薄ーい、半透明といってもいいくらいの紙を使ったメモ帳。
店頭見本がいい感じにシナシナふわふわにやわらかくなっていて不思議な手触り。
今にも買いそうなくらい惹かれたのだけれど「うわ欲しい」「でもこういう紙は何に使っていいかわからん」で葛藤中。
・ミドリの3ポケットクリアフォルダー
空気遠近法になってる「町並柄」がいいなー。
A4の多ポケットフォルダって、各種予約の書類などを分類しておくのに便利なので、昔から旅行に欠かせない文具だったりします。
・リヒトのバッグインバッグA5
真ん中がガバっとひらいて書類を入れられるところが使いやすそう。旅用ならA4かな。
・sinajinaのハリネズミ型苔盆栽
この本掲載の中で最も物欲が高まったもの。しかし1万円かー!うまく育てられるかも自信なしですが。
流行の装飾マスキングテープなどは"使いどころがわからん"ので食わず嫌いになっている代表かもしれなくて。
今号の大量に特集されているページをみてはじめて地味渋西洋骨董的図案のものも結構あるということを知ってほほぅと思っている次第。
専用ポーチまであるんだ!とびっくりしたのですが、ハマって集めている人が多いのも頷ける、楽しい特集でした。
それにしても自分は、世の中にこんなにたくさん綺麗な文具があるのにも関わらず、革が赤いとか軸が赤いとか(とりあえず赤ければいい)以外の点で「見た目が可愛いらしい」という文具をあまり持ってない気がします。
机の中も外もずいぶん"おじさま系"。
しかしそれらが自分の用途にすーっと馴染む(たとえば万年筆が、好きな紙の上にぴたりと合う筆記感になったり手の骨の延長のように疲れ知らずで書ける)ときこそ、愛しいなあとしみじみ感じるんですよね。うん。
というわけで、気圧がもう少し高くなったらそろそろひとり買いだしツアーに出掛けたいと計画練っている最中に届いた、文具本レビューでした。
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☆最近書いた感想記事
●「ステキ文具」を読みました。
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コメント
昨日銀座の教文館でこの本を立ち読みしました。
本を買ったら、そのまま伊東屋へ行きたい衝動を抑える自信がなく(笑)買わずに帰ってきました。
あー読みたい‼
投稿: yuru | 2011.05.29 15:14
むしろ教文館まで来て伊東屋入らないのは結構つらいかもね...(笑)
紙もの好きならおすすめですよ。
ぜひ。
投稿: ほしの | 2011.05.29 16:31