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2011.06.29

「ペンカット」を買ってきました。

110627急に気になってきたので入手しました。(たぶん、今月はじめに放映されたスマステーションの文具特集の影響。)
ペンカット レイメイ藤井 ←メーカーHP
握りを畳んで棒状にし、刃先にもキャップを付けることが出来るので、ペンケースに入れて持ち運べる便利なハサミです。

とてもよいアイデアだしスマートに収めるにはこれ以外の方法もないのだろうと想像はできるのですが、指かけのところがワイヤーっていうのがどうも鋏として美しくないなあ。
というのが購入以前に画像を見た限りでの感想でして、そのせいでこれまではスルーしていたともいえます。

しかし!
いざ手にしてみるとそんなことはどうでもよくなってしまいました。
それくらいに、機能性に感心。
シャキシャキと良く切れるしっかりした刃がついていて、こまかい作業もできそうな細身サイズです。
いつでも・どこでもの切りぬき道楽には欠かせない文具になる予感があります。

特に、トラベラーズノートへの「当日スクラップ用」として旅に持って行くにはすごくいいかも!
(貼りたいものがちょい大型な場合、今までは小さいレターカッターでの直線切りや、"手でちぎったり"して、ノートの幅に合わせていた。)
あと、ホテルの部屋で、買ってきたモノの包装の値札や袋を解体するのにもきっと役立つに違いない。
機内持ち込みは無理でしょうが、次回の文具荷物のペンケース内には格納決定です。
(通学・通勤の身だったら毎日持ち歩いてしまうだろうな~。使わない時は非常用品袋に入れておいてもいいかも?)

ペンケースの中で目立つだろうと思ってこの色にしたのですが、限りなくグリーンの強めのあおみどり、な感じ。
気がつけば、夏場はこういう色味のペンやらインクやらが身の回りに集まってくるのはどうしたもんだか...
ピンクの方が良かったかなー、いや白もストームトゥルーパーみたい(謎)でいいんじゃないのと色に関しては思うところがありますが。
本格的な切れ味と使い勝手がなかなか気に入ったので、見かけたらおひとつどうぞのオススメ品です。

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☆Amazonでのご購入はこちら。←色によっては送料無料です。
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2011.06.26

「SUPER 8」を観てきました。

B0052R0RZEシネコンのポイントが貯まって、二人分の無料招待券(ポップコーン付)を獲得したのでホクホクと出掛けてきました。
映画『SUPER 8/スーパーエイト』公式サイト

宣伝が盛んになる最近まで、結構怖い映画なんだろうと勝手に想像してました。
それはもう一年以上前になるgigazineの下記の記事を読んで、確か最後の「印刷」までやってみたからかも。
SF映画「Super 8」予告編が違う意味ですごい、全米の映画ファンたちが全力謎解き中 - GIGAZINE

ちなみに、スーパーエイトというのはアメコミの8人組ヒーロー等ではなく(今の若い人ならそう思ってしまうかもしれない)、コダック社が1965年に発表した、8mm幅フィルムが装填されたカセットみたいなもので動画を撮る方式のことです。
コダック 映画関連製品-製品情報:撮影用カメラフィルム-スーパー8フィルム
もう少しクラシックでわかりやすい邦題にしてもよかったかもしれないですね。
「スーパー8」は、"事件"の証拠を記録する小道具というよりは、この映画の登場人物達の過去を含めた多くのエピソードに絡んでくる重要な存在となっているのです。

監督のJ・J・エイブラムスが「1970年代から80年代初頭にかけてのスピルバーグ映画(ETや未知との遭遇など)にオマージュを捧げる内容」であると言っているとおり、まさにそれっぽい世界の感じがありました。
ちなみに作品の舞台は1979年(スリーマイル島事故のニュース音声がちらっと数秒聞)。

主人公の男の子が可愛いくて、他の男の子達(火薬マニアとかすぐ吐いちゃう子とか)から較べると、まあ見るからにモテ役です。
そして何が驚いたかって、エル・ファニングちゃんがすっかり大人びてしまってたことですよ。
相変わらず美少女だけど声もドスがきいてるわ同年代の男の子達よりずっと手足が長い。
ベンジャミン・バトンのときの女の子とはもう全然違うよなあ。こちらも歳を取るわけです。ホロリ...


最後のシーン含めて、特殊撮影技術はもうたっぷりと現代SF映画並だったので迫力はありました。
とはいえ、既にこの種の画面は他のあれやこれやで見馴れてしまっているかもしれない埋もれ感はあり、視覚的な新鮮味はそれほどないかも。
あと10年も早く公開されれば、現代版E.T.的なものとしてもっと大規模な話題になっていたかもしれないとは思いますが、この映画の本当にいいところは、「事件」とは直接に関係の無い、親子や友人同士の関係にまつわる物語なのだと思います。
当初の宣伝が過剰に恐怖感や極秘ムードを煽りすぎなので、本篇鑑賞後のアレレ感は多少ある。というのが正直なところ。

子供達+謎のなにか、という組み合わせのSF映画としては王道中の王道。
昔からのこの類の映画か好きで育ってきたならば、じわりと懐かしさも覚えるストーリー展開です。
当時、これはお伽噺であるとも語られたE.T.の血がちゃんと受け継がれているというか。

いまふうの破滅的なインパクトを期待するのはやめましょう。という感じでしょうか。
エンドクレジット終盤までちゃんと「作品」として機能しているし、ほのぼのとよい気分で帰れました。
違和感があるとすれば、「アレだけがエイブラムス監督の過去作品の某のソレにかなりそっくりなので紛らわしいっていうかそこだけオカルトスリラーな感じでちょっと変じゃないの?」というのが若干。←ネタバレしないように書いたよ!


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B004RDKY2Uそうそう、数日前の木曜日にも映画行ったんです。
(この頻度じゃポイントが貯まるわけだ)
映画『プリンセス トヨトミ』公式サイト

正月に夫が原作を読んでいたようなのですが、私自身は予備知識ゼロでふらっと入ったにも関わらず、こんな変わったお話だと知らなくて!かなり楽しめました。
出てる俳優さんが豪華であることにも感動。
でも、綾瀬はるか演じるキャラクター(わいわいうるさい天然ボケ気味なお節介行動を取る若い子という設定)はちょっと苦手だ。
あと、そんな大がかりな仕組みの世界ならもう少し女性も仲間に入れてよ!と若干思いました。

それにしても、この映画のおかげで、もう前回行ったのはいつだったか記憶にないくらいの大阪への旅情が高まりました。
文具屋名所ツアーしつつお好み焼き食べに行きたいですわ!

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2011.06.17

「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」を観てきました。

B004Z34NNS映画のX-MENシリーズ、大ファンです。
三部作と、そのスピンオフの「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に引き続いて新作が公開されたので行ってきました。
今回は、三部作の「以前」にあたる時期を描いた物語で、プロフェッサーXやマグニートーの若い頃を中心に学園創設に至る経緯までを知ることができるのでとても楽しみにしてました。
映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」オフィシャルサイト

前日譚を知ることで、あの登場人物やあの件の由来はコレだったのか!的なまめ知識が次々と頭の中で補填されるので、それがとっても面白かったです。
今までの作品を知っている人にはより楽しめるシーンや台詞もぼちぼち散りばめられていたし。

プロフェッサーX(まだ髪の毛がフサフサしている)とマグニートーは、その後の物語での対立が考えられないほど仲良く助け合っているのが感慨深いです..

また、この時代でもやはりいろんなミュータントが彼らの元に集まるのですが、それぞれの機能紹介がやっぱり毎度面白いです。
全身ダイヤモンドの人がキラキラして綺麗。
あと、ミスティークのティーンエイジャー役の人がとても可愛い。
あと、背中から羽が生えるミュータントの女の子はレニー・クラヴィッツの娘さんで、若マグニートー役の人とつきあってるそうです。←という無駄知識なゴシップ記事を最近読んじゃったよ!

かつてのキューバ危機に限りなく近い事件に絡めた話だったのですが、ケヴィン・ベーコンの悪役はものすごくハマっていたので、マグニートーの復讐したい気持ちはよくわかるんだよね。
(っていうかその原子力の使い方は駄目だ。と、ここでも思ったね。)

後の三部作での登場人物達とは、同じ役柄でも演じている人がほぼ全員違うのですけれど、観ているうちにだんだん顔が似てくる錯覚が起こってきて、すんなりと頭の中でつなげることができました。

今作が先でも構わないし、むしろそれが自然な流れなので、これで興味が出た方は続く物語の鑑賞もおすすめします。


しかし今回いちばん衝撃だったのは、例の"遮断ヘルメット"をかぶった小さいキューピー人形が劇場売店に並んでいたことです。
「マグニーピー」という商品名に笑いを堪えきれませんでした!

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2011.06.14

アクアマリン色のサファリを買いました。

2年ぶりくらいにサファリを購入しました。
今年の限定色、アクアマリン軸!綺麗な色でとても気に入ってます。
ペン先はMにしました。

110613

前回サファリを購入したのは、海外旅行先。
唯一のBペン先なので今も重宝してます。
●買ったときの記事:太字のサファリを買ってきました。(ペン先B!)


サファリ万年筆は、いわゆる"文具ハマり初め"の頃に、大喜びで、しかもEFばかりで買い集めてしまって...。
現在そのほとんどがインクを抜いて休眠状態なのがちょっと勿体ないです。好きなのに申し訳ない。
今のところは、上記リンク先の記事写真にある3本(黄色軸EF、青+赤M、赤軸B)だけを普段づかいにしている状態です。

●青+赤クリップ軸を買ったときの記事:「青と赤」が届きました。
●ここに入ってるのは今はお休み中:ペン収納用「パイ箱」をもらいました。


・・・ですので、「次に買うときはよほど好きな色が出たらね!」と自分に言い聞かせて約2年。
今回はとうとう我慢できなかったけど後悔はしていないですよっ。

どうしてもパキっとした青色に写ってしまうのですが、実物はもう少しグリーンがかって柔らかい感じです。
アクアマリンという名前から、水色~青の系統を連想してしまうと届いてビックリ!ということになってしまうかも。
典型的なトルコ石ブルーで、宝石のアクアマリンじゃなくて南の島の海水色なんです。
光線によっては「青みの強い緑色」といってもよくて、時間や場所ごとに見える印象が変わる面白さがあります。

軸色とピッタリ合うという意味でおすすめのインクは当然ターコイスブルーです。
もう少し実用方面ならウォーターマンのブルーブラックや、いろしずくの月夜などの青緑系濃紺もしっくりくると思います。

今回のMニブは、前に同じペン先で買った青+赤クリップ軸(これもネットの写真と全然違う色でびっくりした思い出がある1本。ぽりばけつ色なんて言われてますがとても可愛い。)よりもだいぶフローが良く、0.5段階くらい太い線が出る個体のようです。
ラミー純正のターコイスカートリッジを差していますが、スルスルと濃淡豊かで、ノートへの書き込みがとても楽しい!
中字以上のサファリの書き味に近年ハマりつつあるので、今回も旅先または海外通販で再びBを買おうかとも考えていたのですが、これでいいやという結果になりました。
アクアマリン、手帳用にFでも欲しいわ!という気持ちはここで封印して(当たり前じゃ!)、次の「よほど好きな色」が登場するのをじりじりと待とうと思います。

Amazonで購入しました。
(販売元やタイミングによるかもしれませんがオマケカートリッジは青でした!)

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2011.06.12

「7月始まり」を今年も買ってきました(2011-2012)

今年も、フランクリン・プランナーの月間カレンダーリフィル購入の季節がやってきました。

結構いい値段するので、そこそこの期間を自作してみたけれど、しっくりこなかったのでやっぱり既製品に戻してみました。
・・・というのが「7月始まり」になった理由なのですけれど、こんな中途半端なスタート月にも対応しているフランクリンはなかなかすごいと思います。

☆2010年用の購入記録:「7月始まり」を今年も買いました。

☆2009年用の購入記録(使い方やリフィルの特色など細かい話有り):月間カレンダーはフランクリンに戻りました。

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ちなみに、バインダーに保存が始まったのは2007年の10月始まりからです。
今回の購入でだいたい5年分の月間リフィルが蓄積しました。
25ミリ径リングのバインダーには、この枚数がピッタリいっぱい(しかし多少無理をすればあと1年分いけるか?)という量のようです。
耐久性のためにカード並の厚地紙と、一ヶ月につき2枚(見開きに表紙と裏表紙がつく)という構成になっているので、普通のシステム手帳の月間カレンダーよりはどうしても嵩張ります。

リフィルデザインは相変わらず、あおみどり系ブルーブラックインクにぴったりな「オリジナル」タイプのものを買い続けています。
今年分は、見た感じのデザイン変更は特に無いけれど、穴やタブの補強形式がちょっと変更されてます。
今まではシールのように厚みのある透明フィルムが貼ってありましたが、今度は印刷でコーティング層を盛った感じに。
(このせいでタブはいくらか強度が下がったような気がするんだけど...その代わり今年版は6穴全てに補強がかかってます。)

110611 110611

普段使っている手帳をひっくりかえしつつ、スケジュールや購入物の記録の集約・転記をし続けているものなので、日記のような感じです。
後日になってから、数週間~1ヶ月くらいまとめて書くことが多かったりしますし。

綴じ手帳を年ごとに一冊づつ取っておくのと違って、前年またはもっと以前の年から続く「同時期の動向」をバインダー1冊のなかですぐに確認できるのは、けっこう便利。
仕事面だけでなく、主婦(家事・支払い系)的な用事に対しても非常に有効だと実感しています。

本当は、日々の手帳としてフランクリンのセットを揃えて導入してしまえば効率的ですから、毎年の手帳購入時期はかなり迷うんですが...
デイリーぐらいは、きっちりなにかに統一せずにいろんな紙を渡り歩きながら好きな量だけを書き込みたい!という文具贅沢欲(というか、飽きっぽさ)が邪魔をしています。

バインダーは、2007年の暮れに買ったオイルクロコでとても気に入ってます。
(リフィル保管用レベルの使用頻度であることがとても申し訳ない..。
これをもっと使いたいゆえに、毎年フランクリンに手帳構成を戻すか迷いまくる。と言ってもよい。)

来年か再来年、リフィルが入りきらなくなったら古いほうから、手持ちの古いノックスブレインか、もう一冊の25mmリングであるスターターキット時代のバインダーに移していくつもりです。

10年日記と同じく、それくらいの年数が溜まればきっと、読み返すのも面白い記録集にもなりそうだと期待しているのですがどうでしょう?


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2011.06.05

Moleskine「星の王子さま」が届きました。

出ると聞いて以来「これは買うしか!」と鼻息荒く宣言していたにも関わらず、輸入円高還元価格(?)によるAmazon販売をじーっと待っていた私。
ちょい出遅れましたが、やっと在庫が安定した感じになり、うちにも王子さまが到着しました。
今回は表紙絵違いが欲しかったというのもありまして、ポケットサイズを無地と横罫で一冊づつに。
ラージサイズも買うべきだったかなという思いを現在ひっしに振り払い中。

Le Petit Prince Moleskine

Amazonでは輸入品のせいなのか同じサイズでも種類(罫線)によって価格が違うのはしょっちゅうですが、日本での各1995円の定価に対して今回購入時点では1134円と1353円でした。
レギュラー版がそうであるように価格自体もちょくちょく変動すると思われます。
とはいえこういうものは、欲しいときが買い時ですよ!
Moleskine - Le Petit Prince(←Amazon出荷品なら送料も無料です)

それにしても、たいへん可愛い絵柄の表紙なので大満足です。
紙工作の付録などがついて内部も可愛いというのは他の方のレビューで拝見してうずうずしているのですが。
Moleskineに関しては「使い始めるときにフィルム開封する」というのを個人的規則にしています。
勿体なくて、レギュラー版の買い置きから優先してしまうでしょうから、それがいつになるかわかりませんが中身を肉眼で確認できる日を楽しみにします。


いわゆる"限定版"を前回に購入したのは一昨年の暮れでした。
●購入時の記事:今年はMoleskineでスタート。(ウッドストック版!)

色もデザインもとても気に入ったので、翌年からデイリーのメモ帳として早速使い始めたものの。
春先ぐらいに、ひらいた上にお茶をぶちまけてしまって(涙)ページがべこべこに。
乾かしたあとも、中途半端な場所が波打っていて閉じた断面からも、その位置だけウネウネと穴のように隙間があいちゃってます。
(確か、それで悲しくなって使用を中断し、ほぼ日の四月始まりを買いに行ったのだった。)

とりあえず今決意しているのは、次々に新品を開封するのは精神的にもエコじゃないので、これの四分の三以上残っている空白ページ達を、気を取り直してうまく活用しようってことですよ!


Moleskineの紙質は、知られているように「インクによっては」救いようもない結果になるのですが、まあそれでも意外と嫌いじゃない、柔らかな書き心地。
一冊を数年に渡ってのんびり(しかし重要なことに絞って)記録を続けているものも分野別に何冊か所有していますし、なんだかんだ言いつつもずっと手元に置いてお世話になりそうです。

バッグ等、ノート以外のアイテムもMoleskineブランドで出てきている昨今、踊らされている!のはわかってるんですが。
早くも次の限定版のニュースに飛び上がっているところです。
Star Warsシリーズだって! 買うでしょこれ...。
Moleskine Star Wars - Limited Edition 2011, MoleskineUS
ラージでも欲しい。保存版(?)も欲しいとか、心の中でわいわい言っております。
発売は夏ぐらいなのかな。


「星の王子さま」の話に戻しますが、「大事なことは目に見えない」云々の教訓の件よりも、王子さまが回想する、登場人物達の個性が面白くて好きなんですよね。
ゾウを飲みこんで帽子みたいになってる「ウワバミ」とか、放置しておくと惑星をかち割ってしまう「バオバブの木」などの単語もこの本から覚えたような記憶があります。

長いこと手に取ってませんでしたが、iPhoneなどの青空文庫リーダー系各種アプリからカラー挿絵もそのままに読めることを発見(題名は「あのときの王子くん」です。青空文庫収録なので当然無料のおすすめ作品!)久々に再読して話の深みに感心していたところのタイミングだったのでした。

ちなみに、うちには4冊の星の王子さまが本棚にあります。
私が10代の頃に読んだ岩波少年文庫版の他に、なんとなく勉強になるような気がして買った(けどそんなに読んでないのはお約束の)英語版、夫が学生時代の授業で教材だったというフランス語版とドイツ語版のペーパーバック。
言語は違えど全部同じ絵の表紙です。
ここまで揃うとなんだか面白いので、読むかは別としてずっととっておくだろうなあ。

そんなわけで、今回のMoleskineも同じ棚へ。
こちらはなるべく早いうちに「飾っておくだけ」を卒業させてやりたいですが、この可愛さ。
ますます、使い道に悩みますね。

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2011.06.03

A5のシステムバインダーを使い始めました。

昨年買ったものですが、喜んで入手した割にはごく最近まで、これといった用途が定着してなかったのでブログで話題にするのも申し訳ない気がしていましたが、このごろ使用率が高まってきたので記録しておこうと思います。

A5サイズはノート類でも愛用しているので一度所有してみたいという憧れは以前からありました。
伊東屋などを訪れるたびに色々な実物をみて検討を続けていまして、とにかくサッパリとしたシンプルなデザインのものがいいと思っていました。
(ベルト類のパーツが極力目立たないもの。)

まさに理想、と一目で気に入ったのはブレイリオのA5サイズのバインダーだったのですが、値段の高さに驚いて断念!
ブレイリオ公式ウェブサイト|brelio.jp

がっしりとしたコードバンなので革質も艶やかさも文句無しの"一生ものクラス"ではありましたが、表面は板のように堅く、重量も手にズシリときます。
ろくに用途も決まってないままに興味津々だけで購入するにはあまりにもハイスペックで...。

110602

余程みっちり使い込めるになったら将来また検討しよう、それまでの準備期間(?)として似たような安いものを。
と力を抜いた途端に見つかったのがこの、ダ・ヴィンチの「スリムサイズ」というシリーズ
通販では1万円しなかったのですが本革製です。
3色から選ぶことが出来ます↓
レイメイ藤井 システム手帳 ダヴィンチ スタンダード A5 ワイン JDA3003Z

ベルト無しで、ペンホルダーも不要ならば切れ込みの中に引っ込めておくことが出来ます。
(万年筆だと、キャップレスデシモでぴったりくらい。細軸向け。
 写真にのっているのはモンブランの165ペンシルです。買ったときの記事はこちら

リングは15mm直径でA5バインダにしては小容量。
サイズ的にも、リフィルとは特に横幅がほとんど変わらないので、まるでノートカバーのようなスッキリな見かけが気に入りました。
見出しタブをつけるなら横だと表紙からはみ出るので、出っ張りが上に来るタイプのインデックスリフィルか、タブ型付箋などを活用するのがおすすめなバインダーです。

革は、詳しい人が見れば「値段なりでしょ」な評価なのかもしれませんが、シボの模様がありつつも適度にツヤっと滑らかで良い手触りだと思っています。
お約束のようにボルドーを選びましたが、とにかく「インクだったら欲しい!」タイプの綺麗なワインカラー(赤すぎず、くすみすぎず)であることに大満足。
この製品、色がいちばん気に入っているといっても良いでしょう。


110602元からセットされているリフィルはトモエリバーとのことでしたが、この紙は「ほぼ日手帳」のほうとは違う仕様みたい。
(かつて、ほぼ日手帳のページで読んだ「マットタイプ」という方だと思う。)
薄いことは薄いのですが、少々ざらりとしていてしっかりめな手触り、インクも線端が少し裏に抜ける感じ。
油性ボールペンや鉛筆芯に向いてそうな気がします。

その他にも、6穴パンチさえあれば手持ちのA5サイズの紙をリフィル化できるわけなので、むしろこちらのバリエーションを楽しみたいと思います。
もともとの横罫リフィルが少なめなので、過去に使い切れなかったほぼ日手帳カズンの空白ページをバラしたものやら、ロディアの16番サイズなども6穴をあけて後半に入れてあります。
(残念ながらルーズリーフのA5とは穴が一致しなかったのですけれど...マルマンのジウリスなどは上から6穴を空け直してでも使いたい良い紙ではあります。)

おすすめの6穴パンチは、オープン工業の「移動式6穴パンチ」というもので、パーツをスライドさせることでコレ一台でミニ6・バイブル・A5を空けることが出来るんです!

オープン工業 穴あけパンチ 手帳用 6穴 PU-462←Amazon

総金属製で、紙質問わずサクっと穿孔できる(カードのような厚めの紙も問題なしの)素晴らしい切れ味なのですが、重くて嵩張るので携帯性はゼロ。床に落とさないよう注意したほうがいいです。
穴の直径もほんのちょい大きめかな。
でも、ほんと優れものなので、他のシステム手帳用パンチを処分してしまった程。


そんなわけで今のところ、仕事以外の独習用件(WEB・CGのデジタル方面チュートリアルや、語学教材)の進行状況を個別に管理するバインダーとして使用が落ち着いてきています。
綴じノートと違ってページの増減や並べ替えが容易である利点を生かして、情報カード的に記録を捌いていく土台として考えると使い道が見えてきた感じです。

思いのほか気に入っているので、ブレイリオのコードバンに到達しなくても、価格数分の一のこれで全然OKな気がしてきました。
必要にして十分とはまさにこのことで、ボロッとなるまで使い込んでみたい気満々です。
良い買い物をしました。

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