« Moleskine「STAR WARS」が届きました。 | トップページ | 能率手帳ゴールド、5冊目を買いました。 »

2011.10.09

「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」を観てきました。

B005743LUK久しぶりの映画館です。
(今月は毎週のように行きたい作品がある!)

映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」オフィシャルサイト

前回映画化された、マーク・ウォールバーグ主演の「猿の惑星」、これも観に行った記憶があるんですけれどこれが2001年公開だったことにびっくり。光陰矢のごとし。
前のこれはラズベリー賞もらってるんだそうで...まあわからんでもない...。

それから10年経過して、CG技術の進歩のすさまじさが実感できるような見ごたえある作品でした!
シーザー(主役の猿)がどんどん賢く行動的になってくる顔つきの移り変わりがすごくて、最終的には人間含めて登場人物の中でいちばん頭よさげな感じになってました。
サンフランシスコのケーブルカーの屋根に立ち乗りしてるところなんてかなりカッコイイです。

・・・なんて言ってますが、ストーリー的にはずーっとじわじわとくる怖さが。
結局、爽快感はないままに席を立つことになります。
というか、いちばん怖い(今後の救いの無さを暗示している)のは最後のシーン+エンドクレジット背景のアニメーションだったりしますよ。

流血シーンなどはそれほど派手でも多いわけでもないんです。
人間の勝手で虐げられた動物の大群が知能も体力も突如こちらより優勢になって襲ってくると・・・いうことに対して、人として本能的に、またはなんとなく別の事象に置き換えてしまっているからこその怖さがあるような気がします。

薬の管理の杜撰さであるとか、ラストの「そんな状態で仕事するなよ!」的なツッコミどころはいくつかあるんですけれど、猿達が非常にリアルであっただけに、予想以上にゾクゾクきました。
CG方面のメイキングは下記の動画がわかりやすいです。

Making of Rise of the Planet of the Apes : VFX Shots

こういうふうに役者さんにそのまま演じさせて、その表情や動きをそのままデジタルで読み取り、猿のCGをかぶせるわけです。
特に、シーザー役の俳優は、ロードオブザリングのゴラムや、キングコングなどでもやっぱり「中の人」として活躍しました。
すごいなあ。

ただ、「ホンモノと全く見分けがつかない」か?と言われると、意外とまだそうでもない。
無意識でそう思いたい(いわゆる「不気味の谷」現象?)のかもしれないし、おそらく眼の特徴のせいかもしれないけれど。
でも、群れでわさわさ動いてるところなんかはほんとにすごいです。


俳優は、あのハリーポッターのマルフォイの人が出てきてこれまたお約束どおりな感じの役だったので、それ以外の人のインパクトが(私の頭の中では!)薄れてしまいました。
この人は、こういうキャラクターで今後もやっていくのかな?
なんとなく気になる俳優さんなのです。

あの薬、うんと薄めて、もっと安全に改良されたら、ほんのちょっとだけ欲しいなあ。
そんな世の中が来るのかなあ。間に合わないだろうなあ。
とかなんとかついつい妄想したわけですが、そういうこと含めていろいろと考えさせられることの多い映画でした。

|

« Moleskine「STAR WARS」が届きました。 | トップページ | 能率手帳ゴールド、5冊目を買いました。 »

コメント

僕はなぜか猿の側に立って観ちゃったので、すんごい爽快感でした。シーザー、カッコエエ!もっとやれーイケーみたいな。
あと、猿が人間を「殺そうとして殺す」場面が一つもないのが、ちょっと腰が引けてたのか、猿が悪者に見えないようにする意図があったのか、など。

投稿: yoshii | 2011.10.09 08:33

そうですよね、(あの状況ならもっと血みどろな感じにも作れたけれど)絆は捨てきれない的な場面を所々いれてましたよね。
主役の俳優よりシーザーのほうがカッコいい顔に見えてきちゃったし。
最先端技術で更新しつつ、今後も続きを作ってくれないかしらと思います。
それにしても私は完全に、今後じわじわ追い詰められるであろう人間側の未来を思って「もうダメだこりゃ」と悲しんでいました…(笑

投稿: ほしの | 2011.10.09 15:10

よっしゃ面白そうだから、この映画観に行こうっと。
「中の人」俳優という、ジャンルを一人で確立してしまっているあの役者さん、名前がでてこなくても役柄は忘れられないよね。

投稿: maya | 2011.10.09 15:10

よく出来てるよ〜
特殊メイクでなんとかしてた前作とは雲泥の差な格好良さです。
あの「中の人」が一番すごい 。サル魂が乗り移ってると思いましたわ…

投稿: ほしの | 2011.10.09 15:15

コメントを書く

コメントは一度保留され、管理者による承認の後に掲載されます。
書き込みから閲覧可能な状態になるまではお時間を頂きますことをご了承下さい。



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」を観てきました。:

« Moleskine「STAR WARS」が届きました。 | トップページ | 能率手帳ゴールド、5冊目を買いました。 »