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2011.12.31
今年もお世話になりました(2011)
久しぶりに自宅で年末年始です。
今日は一日ばたばたと買い出しや掃除など。
ここは田舎なので、お客さんを迎える系の正月食材がばんばん売れまくっていて。
お店はクリスマス以上に活気ありでした。
今年もいろいろと有り難うございました。
当ブログも年々大勢の方々に訪問して頂けるようになり、アクセス解析で検索ワードを眺めているとまるで文具店のよう...。
購入後のレビューが追いついていないものもわりとありますし、この路線はまだまだ続くかと思われますが、基本、分野を絞り過ぎずに、私の興味と"俺様情報"を綴る場所であるまま9年目に入りたいと思います。
ココログのスタート日から始めたから長いね!
今年は心身ともに疲れすぎないようにあえて放置していた件も多かったのだけれど、来年から(って明日だよ)本気出す。
ちゃんと動こうと思います。
大人だから、結果が全てってことで。
2012年もよろしくお願い致します。
皆様にとって楽しい年でありますように。
写真は、明日から開くまっさらの能率手帳ゴールドの新旧交代風景。
なんとか欠かさず続いてきた10年日記も、4ブロック目(4年目)に入ります!
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2011.12.28
DVD「アデル ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール」を買いました。
けっこう前から楽しみにしていて、Amazonで予約して買いました。
●アデル ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール(DVD付)←Amazon
業界的な件はよくわからないのですが、現在全世界で1500万枚に届こうかという勢いでアルバム「21」が売れまくっているAdeleが日本であまり有名ではない(というかあまり宣伝されてない)というのは、割と謎なことだなあと思ってます。
来年2月のグラミーでは彼女が賞獲りの主役になるのではないかと予想されているので、そのあたりからじわじわ、というのを狙っているのかもしれません。
・・・などと偉そうに書いてますが私も、7月のiTunes FestivalでLinkin Parkが"Rolling in the Deep"をカバーしなかったら今頃も「誰それ?」だった可能性は大いに有り。
(数日はこれもリンキンパークの曲だと思い込んでたしトホホ)
というわけでこのDVDは、イギリスのロイヤル・アルバート・ホールでのライブ映像です。
収録された公演日が偶然(私の)誕生日だというのも購入の決め手になりました。
●CM的な公式映像はこちらをご参考ください。
→アデル/Live At The Royal Albert Hall トレイラー(日本語字幕付) - YouTube
発売日もいくらか早い上にお買い得な輸入盤ではなく、日本仕様のものにした理由ですが。
和訳も含めた歌詞ブックレットを手元に置いときたかった
(21をインポート盤で買ったけれど歌詞カードついてなかった…いま時分はネットでデータが取得できるのでそういう傾向なのかな?)
のと、歌の合間のトークがかなり面白いらしいとiTunesFestivalの視聴で学んだので、せっかくなら字幕込みでと思いまして。
いやーとりあえず字幕付きにしたのは大正解。
声も比較的渋めだし、"失恋の情念メラメラ"傾向な詞が多くを占めるものすごくウマい歌の数々を聴いていると、(そして、貫禄ある容姿も目にすると)この人が23歳の女の子だということをつい忘れてしまうんです。
(でもカラっとして強くて前向きなんだよ。こういう歌を、ごく若いときの自分に聴かせたかったなあと今にして思う。)
喋ってるのを聞くと、やっぱり年齢なりのぴちぴちはじけた感じも満載でちょっと安心したのでした。
曲ごとの意外な制作裏話や、詞のモデルになった元カレや親友についてのぶっちゃけ話、カバーする歌を選んだときの心境etc.の話題がバンバン出てきてすごく面白いんです。
「うひゃっひゃひゃっ!」という独特な爆笑(客もこれにつられて笑ってしまう)と、おそらく地元訛りがちょい多めなのだろうと思われる可愛い喋り方、とはいえいわゆるFワードをナチュラルに繰り出す破壊力もなかなかのもので。
上記の宣伝用youtube上では当然削られているけどトーク冒頭から「ロイヤル・アルバート・(なんちゃらing)・ホール!」と叫んでいるのにはビックリだよ(笑)
iTunesFestivalではわりと気をつけてたっぽいけど、そういえばトーク中に”ピー音"で消されてた箇所もあったり。
静かに聴きたいときは、歌のみの音声が入っている同梱のCDにてどうぞ!
ちなみに私は "Set fire to the rain"がいちばん好きです。
名曲ですわー。
国内仕様盤、DVDのみでBlu-rayが出なかったのはちょっと残念です。
本人はたまにユラユラ体を動かす程度で基本、地味目なショーなんですが、若干セピア色に加工された画面が映画のシーンのようで非常に見応え有り。
ライブでの歌声は一段と素晴らしいし、専属のピアノやギターの人たちがすごく良い音を出すのも魅力だと思います。
お酒を飲みながらうっとりと聴き入っている観客(年齢層は比較的高め)にも度々カメラが切り替わって、こちらもその中にいるような気分になってくる演出も楽しいし。
終盤、彼女の敬愛する亡きエイミー・ワインハウスに向けて"Make you feel my love"を歌うんですが、そのとき、お客さん達に各々の携帯を掲げさせて会場全体をプラネタリウムのごとく光らせる場面がとても綺麗!
アンコールの "Someone like you"と"Rolling in the deep"は客席と大合唱で、ちょっと鳥肌ものだったのでした(涙)。
あと、モノクロですが10分弱の当日舞台裏コンテンツも別に入っています。
というわけで、堪能しました。
なんとなく耳にしていてご関心のある方には、買って損はないですよと申し上げたいです。
日本公演、いつになるのかわかりませんが是非聴きに行きたいんだけどなあ。
UK版Vogueの表紙になったというニュース(下記リンク先)をきいたとき、買って頑張って読もうかなあと一瞬思ってたんです。
●Adele Vogue Cover - October issue of Vogue
そんなことも忘れかけた先月、美容院で手に取ったヴォーグ日本版12月号にこれの翻訳と思われる長めのインタビューが載っていて、驚きのあまり食い入るように(頭にカーラー巻いた状態で!)読んでしまいました。
表紙に使われた写真もページ全面に掲載されていてとても素敵。
インタビューによると、何かの広告塔になることやダイエットにはまるで興味がないそう..。
DVD購入後、その誌面のことを思い出してもう一度読み直すべく、雑誌も買ってきちゃった。
クリスマスに向けての準備号という感じの内容で、既に発売日からだいぶ過ぎてるゆえに躊躇してたのですけれど、入手して良かった〜
アデルの他にも、バネッサ・パラディやミシェル・ウイリアムスのインタビューも面白くて、長く保存しておきたいと思えるページが多い。
(ファッション雑誌としては私の実用には程遠い華やかな内容なので)今まで馴染みがなかったのですが、今後も購読する雑誌になるかもしれません。
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○関連すると思われる過去記事(後半にiTunesFestivalの件記述有り)
→「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」を観てきました。
○→公式サイト
○→Wikipedia(日本語)
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2011.12.24
ファーバーカステルのシャープペンシルを買いました。
これまでも、ここのペンシル類は安いもの中心ですが何本か持ってまして、手に良く合う実用的な使い心地が非常に気に入ってます。
鉛筆で有名なブランドではありますが、特にメカニカルペンシルのデザインと品質の良さが好きで。
そして「伯爵コレクション」の、王様の杖みたいなシュっとした上品さと格好良さがたまりませんなあ..!と、長いこと思ってきました。
それでも今まで入手を躊躇していたのは値段の件もありますけれど、この形状が私の持ち方に合ってないような気がずっとしていたからなんです。
立て気味に下の方を握って書く癖があります。
万年筆も、うしろが重いのが気になるのでミニサイズ軸でない限りめったにキャップをつけない派。
しかし万年筆物欲がだいぶ穏やかになっている今がチャンスか(←何の?)と思われたので、初めて店頭で触らせてもらう決意をした次第。
程良くズッシリな感じが心地良し!
赤や青のカラフルな軸も揃っている樹脂軸群の「ギロシェ」は結構気軽な感じにも使えそうで迷ったのですが。
以前から、一番惹かれていたその中の「シェブロン」が(ちょっとだけ値段が上がるけど)やっぱり素敵なのでこっちに決めました。
杉綾模様の溝が軸一面に施してあって、光の当たり方次第できらきらと光るんです。
黒一色でもシンプルになりすぎないところが良いです。
革の型押しと同じように経年の傷が目立たないであろうことも期待できるし、何より、この溝自体が滑り止めとしてしっかりと役立ってくれそうじゃないですか。
0.7mm用で、後ろの銀色のところをひねると芯が出てくる仕様になってます。
クリップはバネのように開閉がきくのでどこにでもはさみやすいです。
書いてみて何より驚いたのは、「しっかりと揺るぎなく芯が固定されている」感じがすごい!
今どきのシャープペンシル(特に国産)ならば、芯がぐらつくような品質のものには滅多に出会うこともないし、書いている途中のパーツの共鳴振動というか"管を通って芯が出ている"程度の感じは当たり前のようにあるわけで、別にそれがストレスだったことはないのですけれど。
しかしそんな要素は皆無で、まるで軸全体がそのまま芯になっているかのような、一体の書き心地。
これはいいなあ。
重心は予想どおりだいぶ後ろめ(指先に乗せると、ちょうどクリップの先端くらいの位置でバランスがとれる感じ)なんですけれど、口金部分の長さと全体的な重量感に矯正されて、ほとんど気にならない。
いつもよりちょっと上の方を握ることも数日経ったら手が馴れてきてしまいました。
このとんがり具合のせいで、製図仕様のペンシルと同じく芯先周辺の視界が非常に良いので、ラフスケッチなどの図描き系用途にも向いている気がします。
いつものごとく手持ちの濃いめ芯(2B)に入れ替えてしまったので、書き味もさらにねろっと柔らかくなり、まるで細字の万年筆で書いているかのような滑らかさ。
(気付いたら、先週のクオバディス手帳は一週間全部ペンシル芯で書き込んでいた!)
カードやメモ帳にぽつぽつと書き付けるには贅沢なほどの心地よさですけれど、私の手による場合、いわゆる「大量筆記」に合うものなのかはまだよくわかりません。
書く規模に比例してどんどん握り位置が前のめりになっていく傾向があるので。
こんな試行錯誤(そして○○用と称して数も増えていく...)もまた、万年筆の時と同じ楽しみなんですけれどね。
大切に、しかし日々頻繁に使って行こうと思います。
この伯爵シリーズ、もっとお高い木軸もあります。
在庫を見せてもらうこともできましたけれど。
今回は都合により、店頭で買うにはあまりに予算外だったので、触れるのも遠慮しておきました。
グラナディラでいつか。とうっすら思ったこともあったし、使い込んだ経年変化も素晴らしい、とお持ちの方に伺っています。
しかし考えてみればウチのクロゼットにコレをたっぷり使った管楽器が長らく眠っているのでまあいいか!(無理矢理の納得)
というわけで、世間はクリスマスですがうちは結婚記念日でもあります。← 14年目
いつも素敵なプレゼントをありがとうサンタさん。
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☆関連する過去記事
・エモーションという名のえんぴつ。
・「クオバディス+ミッフィ」の文具みやげ。
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2011.12.18
Casa Brutus1月号「長く使いたい、よい道具235」を読みました
何年ぶりかってほどのヒドい風邪ひいてまして1週間以上調子悪かったんですが、Amazonからのお届け箱はその間に日々積み上がって未読本が10冊に迫る勢い。
年末だというのに意欲と実行力が全く一致していないのが非常につらいところです。
病院でおそろしく効く咳止め薬を各種たくさん貰ってきたので、その日から嘘のようによく眠れるようになりました。
もっと早く行っておけば!
(どんなに効きまくったかというと「こんな副作用があるかもしれません」と説明されたことがほぼ全て、小規模ながら再現されてしまった。動悸やめまい、手の震えなど。
咳止め系はこういう症状が出やすいらしい。
薬が抜けて元気になったら、ちゃんと字も書けるようになりました・・・。)
先日読んでかなり面白かったこの雑誌も、数日積んであった山の中の1冊。
・Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2012年 01月号
料理・掃除・文房具・旅の荷物など、さまざまな分野のセンスが良いものがたくさん載っていてとても楽しい特集。
カタログ的な羅列ではなくて、その道に詳しい人やモノへのこだわりが強そうな人が"とっておきを紹介する"という感じの記事の作り方が良いなあ。
例えば「料理家が選ぶ料理道具のベストバイ」(久々に鍋でゴハンが炊きたくなった...)とか「ファッションデザイナーの旅支度」(ノイズキャンセリングヘッドホンが欲しい...)とか「もしも私が道具屋さんを開くなら」(ほとんどの電子書籍リーダーより軽い『新潮文庫』。という視点が今さらながら新鮮!)など。
珈琲好きとして憧れてはいるけれど食器洗い機に放り込めそうもないので我が家での購入は躊躇している、ケメックスの本社訪問の特集も興味深し。
「本屋さんが選んだ文房具」では、カウブックスの松浦弥太郎さんによるページ。
また、「文房具の"新しい定番"カタログ」はおなじみ土橋さんの文具紹介なのですけれど、この雑誌ならではの、海外のミュージアムショップで取り扱ってそうなお洒落系が多し。
ポスタルコのスナップパッドって、裏紙再利用のための文具としていいなあ。気に入りました。
200円くらいで買った大きめの山形クリップで束ねて満足してたけど、こんな良い道具を知ってしまうとつらいものがある。
値段も高いものが多いし、言っちゃ何だけど"別にこんな良いのじゃなくてももっと実用的なのが。"と思える物品も結構有る。
・・・なので、うわこれ絶対買うわ!的なまでの引力はないんだけど、「いつか手元に置ければ」や「贈り物で貰えたらかなり有り難いだろうな」という絶妙な距離感の素敵な物品がいっぱい載っていて。
こういう、実用に徹しないレベルのモノ雑誌もなかなか好きだなあと思いました。
似たような感じ、というかまさにこれとおなじ世界観(?)のSumallyというサイトが好きです。
ひたすら「欲しい」と「もってる」をポチポチ登録していく物欲カタログみたいなものなのかと思っていたら、わりとハマってました。
自分の潜在的物欲もよくわかるし。
欲しがるだけならタダというのもあって、時計や宝石のwant物品多め。
特に交流することもない(と思う)けど物欲の相性でなんとなくフォローして補足し合う、ゆるいSNSっぽさも私向けかも。
景気がこんなでも、世の中にはかっこよくてお洒落なモノが溢れているんだなあという、雑誌をぺらぺらめくっていくような感じで時々ポチポチやってます。
今回のCasa Brutusみたいな、よい道具・モノ系ネタに弱い人には相性が抜群だと思います!
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2011.12.11
赤い掃除機を買いました。
もうちょっと頑張ろう、と思い続けてきましたが、つい先日とうとう掃除機を買い替えました。
コードレスタイプのものだったのですが夏頃から目に見えてパワーが落ちてきて、ここ一ヶ月くらいは、全部屋分を掃除できないほど電力が弱ってました。
(数十秒OFFにして待ってるとなんとか復活する)
・・・この7年弱、特に引っ越しと大地震のあと片付けに頑張ってくれて、本当にありがとうございました!
今まで使っていたPanasonic(旧National)のMC-BF200はもちろん生産終了品になってまして、ハイパワーなサイクロンのコードレス機の系統はこれにて廃番になってしまいました。
残念。このタイプだったらずっと買い続けたかったのになあ。
スタパ斉藤さんが誉めてたというのも決定打だった記憶が。
現在、コードレスと言えばスティック型やハンディ型のサブマシン的なものか、全自動のルンバかという2極になってしまったのは実に残念です。
純正バッテリー等は通販で買えることはわかったのでパーツ交換で更に数年寿命を延ばすという手も真剣に考えたのですが。
買い替えてしまったのは、店頭で現品を偵察して「これカッコイイ!」というあたらしもの好きの血が騒いだからですなあ。
というわけで新入りは↓こちらです。(メーカーHP)
・電気掃除機 MC-SS310GX 商品概要 | Panasonic
9月末の新製品ですが、ネット上の価格を調べてみると4~8万円台と幅広すぎてびっくり。
近所の量販店で69,800円だったのでちょっと話にならず、結局Amazonでサクッと(この時点では)4万円台半ばで。
無難系のシルバーもありましたが、この赤ボディはかなりカッコイイです!フェラーリっぽい。と思い込んでいる。
☆Panasonic 電気掃除機 (遠心分離方式パワープレスサイクロン) プレミアムレッド MC-SS310GX-R ←Amazon
店での展示レイアウトが立派だったせいで、そのときは「ずいぶん大きい」と思ったのですが、家に届いて見馴れてしまうとそうでもないです。
・掃除中、足で踏んで外すことで出てくる「親子ノズル」
・床のゴミを検知して光るセンサー
・拭き掃除的に(というのはちょっと大袈裟かもしれないけど)床が綺麗に仕上がるノズルブラシ
このあたりは、今まで使ってきた機種にもついていてとても便利だった点。
もちろん、今回の新品にもパワーアップして受け継がれています。
特にセンサーは掃除の達成感が違うんですよ。
さらに、床面状態の検知機能が秀逸で、フローリングだとそれなりに、カーペットだと強力に(ラグマットなどほとんど持ち上がっちゃうほど)、床から離した状態だと最小のアイドリング状態に吸引力を調節してくれます。
自動ボタン1個押すだけで効率よい電力を保ってくれる頭の良さなののでラクです。
もちろん、埃が多いときは吸引も自動で高まり、吸い終わったと判断すると少し静かになってくれます。
この機種、ホースなどのパーツ込みで7kg超と重量はかなりあるのですが、通常使用時はノズルが自走するので全くそれを感じません。
元気な動物を散歩しているかのようだ!(引き戻し時にちょっと負荷を感じるかも)
逆に、この「新パワフル自走ノズル」を使用しない状態の"子供ノズル"や"手元ノズル"だけのときの移動時の重さはかなり気になる。
これらの変身ノズルはとても便利なんですけど、それに伴う効率の良い動き方は追い追い習得するしかないでしょうね。
肝心の音ですが、この消音技術は素晴らしいです。
48デシベルと言われても正直わかんなかったのですが、感動的に静か。
フオォォ...という空気の出入り音主体という感じで。
この静けさがなんとしてもダイソンに踏み切れない理由と言えます。
これだけだったら夜中の集合住宅でも何とかイケるんじゃないかとまで考えられるのですが、実は落とし穴があります!
フィルターからゴミを叩き落とす自動クリーニング機能がついており、なにかと面倒くさいサイクロン式にかかる手間をだいぶ減らしてくれる画期的な仕様なんですが。
コンセントを入れた時と、機体スイッチをOFFにした時、かならず「ブィー!」というブザー音のような大きめの振動音(OFF時は2連続)を出すのです。
普段の吸引音が恐ろしく静かなだけに、一瞬の間とはいえその差になかなか慣れません。
将来的にはコレも消音してくれることを祈ります。
でも、総合的には実に静かな掃除機と言えると思うんですよ。夜間に使うのはちょいと勇気が要りますが...
★追記★
OFF時のフィルタ音は、スイッチ二度押しで消せることがわかりました。
コンセント差し直し程度のときは稼働しないようにしてます。
差し込み時の音は消せないようです。
知らない新機能がいまだに多すぎて追い切れませんが、とりあえずその他は特に不満無しです。
10年以上買い続けていたコードレスから有線掃除機に戻ったことでかなり不便であろうと予想していましたが、うちは入居時にコンセントを多めに作ったので、思ったほど不便ではないかもです。
(でも時々、抜くのを忘れてそのまま突き進んでしまう)
面倒ではありますが「次の掃除の時はこことここに差すとつなぎ換えが総合的に一回減るかもしれない..」という実験をしている真っ最中。
ちなみに、掃除機と一緒に「ユニプラグ」というつまみ式のコンセントアダプターを購入したのですが、以前からアイロンに使っていてとても重宝しているので、ご存知ない方は超絶お勧めです。
頻繁に抜き差ししたい家電や充電系のプラグに付けておくと、手先の負担が全く違うのでほんとにラクですから!
下位機種であるSS210Gとの代表的な違いは、上記の「フィルターが震えてゴミを落とす」機能が、ゴミバケツ単体で出来てしまうスイッチがある(ので、ゴミ箱の真上で念入りに塵落としが出来る)のと、ナノイーが出ること、だけかな。
そのときAmazon上では機種間で1600円しか違わなかったので・・・『迷ったら高いほう』という、物欲ブログ諸先輩方の教えに従ってみました。
ナノイーで部屋が爽やかになったかと問われれば全くわからんのですが、「はずしてもフィルタークリーニング」はわりと便利な予感がします。
なお、この310GXは赤のつやつやボディが素敵ですが、210Gはタチコマ的な青色が用意されてます。
この機種を選ぶなら当然、このブルーにしたろうな~。
そろそろバッテリー電力がなくなるかも、という不安に悩まされることなく延々と掃除できる新鮮な喜びは今のうちだけだろうと思いますが、それにしても初回稼働時のゴミの取れっぷり(特にカーペット部)といったら「今まで何使って掃除してきたんだろう」と泣きたくなるほどです。
細かい微粒子状のものまで大量に。正体はしりたくない。
というわけで今のところは、新しいパソコンをいじるのとさほど変わらない興味でもって日々楽しく掃除しています。
追加購入したふとん清潔ノズルが明日届くのも楽しみです~。
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2011.12.04
「スーパーマーケットマニア 北欧5ヵ国編」を読みました。
著者の森井さんが、本書の取材旅行やその後の作業にとても忙しくされているのを(画面を隔ててひそかに)応援しながら、発売を指折り数えて待っていました。
冊数が増えて私の本棚でもだんだん存在感をあらわしてきた、一連の「ましかく本」の最新刊です。
スーパーマーケットに売っている雑貨や食品を、現地ならではのパッケージデザインを愛でながらコトコマカに解説・展示している素晴らしいシリーズ!
今回もとても面白くて、なかなか"店から抜け出せない"状態に陥りました……
2004年にこの本の「ヨーロッパ編」が出て、もちろん私も持ってます。 ←発売時のレビュー記事
そして今回、ふたたびスウェーデンのスーパーが特集されているのですが、非常に興味深かったのは「7年を経て雰囲気がだいぶ変わってきている」という指摘。
(ああ確かに言われてみれば…。と新旧2冊並べて眺めるの鑑賞法もまた良し。)
人の嗜好や他国からの流行、売る側の戦略によっても、デザインというのは年月とともに動いていくものなんだなあ。
そのあたりの事情も、各章のコラムに詳しく解説してあって勉強になりました。
「シンプル」「スタイリッシュ」「クール」などのキーワードで、スーパー内に置いてあるモノのデザインの第一印象割合を円グラフで示している国別図解、こちらも必見。
近年はあちらの家具や布地柄のデザインも人気だし、IKEAの進出も著しいしで、"北欧デザイン"ってなんとなくこんな感じ。と、頭に浮かべられる人は多いのかもしれません。
しかし、ここに掲載の品々を眺めることでまた新たな認識が加わるはず。
でも当然ながら、ちゃんとその国らしさを奥底に保ちつつ、うんと可愛くなったり、逆に究極にシンプルになったりしているんですよね。
絵本のように素敵なイラストがついていて、使い終わった後に果たして捨てられるのか疑問なほどに可愛いスーパーオリジナルの食品パッケージや、逆に潔く「文字だけ(例えばコーヒー袋にはでっかく「コーヒー」としか書いてない)」商品群など。
どちらも日本の市場では難しいかもなあ。
ノルウェーで売ってる可愛い模様の握りがついた歯ブラシとか、デンマークのシンプルなボトル入りケチャップとメタリックマヨネーズチューブ(?)なんか、もう、売ってれば絶対買うのに・・・!
しっかし私、いざ海外でスーパーやドラッグストアに出かけると、その情報量と店のサイズにひたすら圧倒されてしまってぜんぜん集中出来ないんですよね〜。
このシリーズを読むことで有名な店の名前も覚えたし、ブランドものじゃない方面の小さな買い物を楽しむことに目覚めたのだ!
個別にじっくりと(オタク的に)観察することの楽しみを、この本の沢山の写真から学んでいます。
旅先買い物好き・雑貨マニアさん以外にも、デザインや配色の見本帳として、その方面に興味がある方々にオススメな本であること確実です。
クオバディスのあの手帳とだいたい同じくらいの程よいサイズのましかくに、透明ビニールカバーがかかっているので、"カフェ読み"に持って行くのも楽しいですよ。
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☆関連するレビュー記事
・「ヨーロッパの住宅広告」を読みました。
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2011.12.03
ファンクラブに入ってしまいました。
ここをいつも読んでくださる方々の目が戸惑いで泳ぐであろうことを承知で、たまには"その他の趣味"についても語ってみようかと思います。
洋楽といえば、ここ数年視聴を続けている「アメリカン・アイドル(FOXでやっている全米規模のオーディション番組)」発端で何となく興味が。
・・・てなくらいに本来あるべき基礎知識が皆無です。
しかしたまに、この番組で上位入賞の気になる人が出てくるので、デビュー後にCD買ったりなどするようになりました。
それでも年に1,2枚といったところですけれど。
(近年は、優勝者よりも、惜しくも2位以下で終わった人のほうが気になる。
Elliott Yaminは声や雰囲気が好きでアルバム買ったことあり。DaughtryやAdam Lambertも良いね!)
とはいえ今シーズンの放送では特にピンと来た人はいなくて、新審査員のジェニファー・ロペスやスティーヴン・タイラーのキャラクターに注目しているうちに終わってしまった感じ。
しかし最近は、ここの記事の後半で書いたように、iTunes Festivalで初めてライブ映像をみたLinkin ParkとAdeleに心奪われて今に至ります。
ここ10年以上、特定の人にこだわって音楽を聴き込むような現象が無かったせいか、結構な熱中具合といえます。
Adeleは、もうちょっとしたら、予約したライブDVDが届くので、その頃に後述します。
日本ではあまり大きく話題にされていない気がするのですが、今年は彼女の「21」が世界で一番売れてるCDなんだそーです!
Linkin Parkは、その後毎日(!)聴いても飽きなかったのでデビュー以来のアルバム全4枚を揃え、過去のライブDVDも買い、メンバーのサイドプロジェクトのCDも買い、それでもハマり続けたのでとうとうファンクラブに入ってしまいました!
・Linkin Park Underground ← 年会費は60ドル。円高の今はお得だ。
写真のTシャツなどは、今年度の入会プレゼントとして全世界の会員へ送ってくれたもの。
うちに届くまでになんと二ヶ月かかりましたけれど、こういうのは嬉しい。
Tシャツは将来ライブに行くような奇跡が起こったら着ていこうかと思いますが、カラビナ付のモバイルケースはなにかと使い勝手良くて、早速気に入ってます。
ファンクラブ内のフォーラムや、国内だとmixiなどのコミュニティなどを眺めた感じだと、主な愛好層はどう考えても高校生~20代の若者が中心ぽい。
微妙に入り込みにくい感じもするんですが、ま、そんなことに負けてはいけない!
そもそもまだライブも行ったことない上に物理的移動を伴う追尾をする度胸はないんだけど、この時代ならではの「情報の追っかけ」は家で存分に出来るのでとても楽しいのです。
中の人がSNS等にも積極的に参加しているし、ネット上には大量に演奏やインタビューの映像など情報資料が存在しているのも今どきな感じ!
海外の熱心なファンが作っているニュースサイトや画像まとめページ(というかtumblrですね。ここにとめどなく流れてくる画像やそれに反応するキャッキャしたコメント文を眺めることで、女の子達にアイドル的な人気であることを知る...)もいくつか更新を楽しみに読むようになり。
ファンクラブの特典で、ツアー楽屋裏やPVメイキングの映像なんかも自由にMP4でダウンロード出来るので、これらは全部iTunesに格納しました。
(1ファイルは数分程度のが多いけど、なんとこれが合計8時間以上有り。プレイリストに入れて流しっぱなしが楽しい。)
・linkinparktv - YouTube
とまあこういうものを繰り返し見ていると「彼らがここで何を喋っているのか逐一知りたい!」という言語方面への学習意欲に直結し、実際だいぶ聞き取れるようになってきたので非常に良いことなんじゃないかなーと思ってます。
そういう切実なキッカケに較べれば、海外旅行帰りの「次からもうちょい英語やっておかないとなぁ...」というぼんやりした思いは、かなり揮発性レベルなのだと気付いた。
"悩める若い人向け"の歌なんだろうなあということは、今までの詞や曲調からも良くわかるのですけれど、現在発売中のアルバムである『A Thousand Suns』はわりと渋め。
反戦・反核のメッセージが込められた作品群なので、日本語の短い台詞が入った曲も。
昨年10月発売なのですけれど、困難の中でも光を求めたい、という重く静かなテーマが地震後の日本の世の中の感じにシンクロするような気がして…
全て通して聴くと映画のように頭の中に物語が再現されるので、実は一番好きかもしれない。
ただし、今回のアルバムの作風がこのようにがらりと変わったので、旧来の曲調が好きだったファンの中には受け入れられない心情の人も少なからずいたみたいで、発売当初のAmazonのレビューはかなり酷いものもついてたり(シクシク)評価の分かれっぷりがすごいのね!
・・・そんなわけで、7月までメンバーの名前すら知らなかったのに、今、この個人的盛り上がりよう。
8月にはLAで震災チャリティライブを開いて大金を届けてくれたり、9月は来日中の合間を縫って石巻へ学校訪問し、音楽教室をひらいて生徒の皆さんを励ましてくれたのだとか。
・Linkin Park visit Ishinomaki City with Save The Children - YouTube
そういう事をきいてますます好きになってしまいました。
ライブは、その頃にはほぼ全ての曲がわかるようになってましたがさすがにほぼ売り切れてまして。
(オールスタンディングでノリノリに飛び跳ね続けるとか、私なんかに出来るのか?!)
来年はきっと新しいアルバムが出ると思いますので、ほんっと楽しみです。
これからも応援したいなー!