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2012.03.21

ペンクリニックで絶好調になりました(ヘリテイジ912)

パイロットの「ヘリテイジ912」です。
昨年のはじめ頃に届いたので、購入して1年以上が経過しています。
PILOT | カスタム ヘリテイジ912 ←メーカーHP

前回記事に書きましたが、先日の万年筆祭内のパイロット社ペンクリニックにて調整をお願いし、驚くべき変身を遂げたのが、このペンなのです!
○関連過去記事:「世界の万年筆祭」に行ってきました(ペンクリニックや試し書きも!)2012

120320

ペン先は「スタブ」で購入しました。
パイロットの各種ペン先解説ページによると、”縦の線は太字、横の線は中細字"(縦太横細の明朝体っぽい)線を書くことができます。

普段もプラチナのミュージックを愛用してますし、カリグラフィ系のたいらな書き味がかなり好きな私としては、このスタブも以前から欲しかったペン先のひとつ。

手持ちの中ではこの系統ですと、(ミュージックやペリカンのBなどより)ずっとちいさな字も書ける、「Plumix(F)」はとても重宝してまして、手帳にもよく使ってます。
さすがのパイロット製でキャップ気密性も良くて文句なしなのですけれど、ヘラ状でペンポイントもついてないカリグラフィペンなので、速書きするとシャリシャリ気味になるし、耐久性もわりと心配。
2本買って帰るべきだったわ…
○関連過去記事:パイロットのカリグラフィーペンを買ってきました。(PILOT Plumix)

というわけで、狙うべきは「縦太横細が書けるけど出来るだけ巾のせまい たいら系ペン先:可能なら金ペンで」と、ずっと考えてきたんです。


スタブの方は一度も体験したことのないペン先だったので、いずれ丸善などの店頭でじっくり試し書きをして…等と計画を練っていたのに。
ちょい酔っ払っていて気が大きくなっていたとある晩、検索してだいぶ値下がっていて、更にいくらかのポイントを充当すれば相当安く買えるとばかり突然、勢いでポチってしまったのでした〜。
(なんてこった!酒気帯び注意!)

届いてインクを入れてみて、かなーり残念だったのは前回の万年筆祭り関連の記事の通りです。
ドクターもルーペで覗くなり「うーん、通販っていうのはこういうのもあるから難しい事が多いんだよね~」と苦笑されていました。

筆記角が個人的に合ってないとかいう以前に・・・
(スタブは巾の細い割に、いやそれだからこそ、許容筆記角がシビアらしいです。
元々ミュージックやカリグラフィ使ってたからちょっと油断してたのも今回へんな買い方をしてしまった敗因)

まっすぐ引いたつもりでも道路のごとく二本線が出現したり、上方向に向かう字のときは特にガリガリした振動が手に伝わってきて、先端が妙にペラい感じがどうにもこうにも!
そのうち慣れる(直る)のかもしれないと無理に使い続けてもきたのですが、半年くらい前から「これは一度診てもらうしかないな~」という諦め度が高まっていたのでした。


120320調整の会場では、ドクターが手書きでペン先を図解しながら、ここをこう修正するとちゃんと書けるようになります等々、とても丁寧に説明頂きました。

薄い金属板を差し込んだり様々な砥石的なものにグルグルしたり(調整方面の語彙が貧弱でスイマセン)、この時点で試しに書いてみてと何度か手渡される度に、生き返っていくのがわかるのです。
当然、上方向のガリガリや、ペン先がズレているようなペラ感も消失。
当初の想像通りの滑らかさと快適な「たいらペン先」であることを確認できてひと安心です!


最大に書ける幅自体が細いので、端からみるとそれほど縦太・横細の差が大きいわけではありませんが。
独特な四角い書き味っていうんでしょうか、文字のタテヨコを「平らペン先」でさばいている、紙へのぴたっとした接地感がほんとに楽しい。

5mm四方程度の漢字も(若干の省略体を交えつつ)頑張れば書けるので、たっぷり濃淡でちいさめの手帳にコマゴマ並べるのも面白く、万能に使えそうな予感もします。
皆さんも、店頭などで機会があればどうぞお試しになってみて下さいね。


レギュラーの細字や中字と違って特殊系のグループに入るので、スタブが付く型番のペンは限られます。
そのうちの一つであるこのヘリテイジ912は15種類ものペン先で揃っていて、シルバートリムですっきりと葉巻型・クリップも丸玉無しのシンプルさがかなり格好いい。

ペン先サイズや軸の長さなどは、モンブランの146に合わせているような気がします。
コンパクトすぎない実用的なプロポーションなのもいいなあ。
(セーラーのプロフェッショナルギアとも共通する形状ですが、パイロットの方が1.5cm程度長いです。)

現在は、ペンに同梱されていた70型コンバーターにペリカンの青インクをタップリ詰めて使ってます。
SuperSheriff(ペリカンの青字専用字消しペン)で綺麗に消えるからという理由以外にも、濃淡豊かな割には紙を選ばずしっかりと書けるので、結局はコレがいちばん活躍している青インクになるのかも。


・・・そんなこんなで1年以上悩みつつ触ってきたペンでしたが、今回いきなり即戦力メンバーに生まれ変わりました。
こちらも、よろしく御願いします!と気分を一新して使い始めているところです。
(来年も行こうっと、万年筆祭り。)


●関連過去記事:
 ○羽田空港でペリカンの「スクリプト」を買ってきました。

 ○ミュージックな万年筆。

 ○Lamy Joyを買いました。

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コメント

912の購入方法が気になります。
私の中では「PILOT製品の新品なら通販でも大丈夫」
って思い込みがありますが「ショップの選択」まで必要だと価格だけでは選べなくなってしまいます。

投稿者: プチおたく (2012/03/21 9:06:53)

やはり、ボールペンなどに較べれば
「"大丈夫じゃない確率"はゼロではない」ということでしょうね~
というかこのペン先が特に、自分に合う良品を探すのが難しい、という意味にも理解しました。

とはいえ、怖がらなくても良いと思います。
私も今後も(あまり変わったものでなければ、それなり安いところを探して)通販で買うでしょうし。

それにしても、今回のようなペン先だったら「検品調整」してくれるお店で買ってもその価値はある、と思ってます。
以前、透明カスタム74を御願いしたところですが、ここのはやはり、とびぬけて書き味いいのです。 

まあとにかく、「酔ったらポチるな」が教訓になりました~
コレに関しては単純に"ペン先運"が悪かったのだと思います。

投稿者: ほしの (2012/03/21 14:42:10)

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