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2012.06.03

黒い炊飯器を買いました。

120601先月買ったばかりの炊飯器です。
ネットでポチッた時はかなり品薄で、届くまでだいぶ待ちました。嬉しい!

今まで使ってたのは、サンヨーの2002年製。
当時は圧力IHの仕様は珍しくて、「通販生活」のカタログで絶賛されていた記事につい背中を押されたのを覚えています。
その後長らく、盛大に蒸気を吐きながらウチの御飯を炊き続けてきました。

10年経てば充分使いきったとも言えるのですが、日々常用したのは最近5年くらいと言ってよいかも。
前半はガスコンロの住居に住んでいたので、炊飯専用土鍋や圧力鍋で炊くのをメインにしていたのです。

その後IH熱源のところに引っ越してからは土鍋は当然無理なので、ルクルーゼなど含めて試しましたが、いまひとつ。
ガスといろいろ違いすぎて、美味しく炊ける加熱時間や加減が以前と全く違ってつかめない。
結局、諦めて家電に頼ることになったのでした。
・・・しかし、ここ1年位確実に味が落ちたというか、仕上がりがパサっとして硬めにしか炊けない。
基本、まとめ炊き後に小分け冷凍する主義なのですが、レンジ解凍すると団子状にかたまりがちで当然おいしくない。
明らかに機械の中のどこかが経年劣化しているのを感じていました。

というわけで、そろそろ寿命なのかもしれないと真剣に検討したわけです。
見かけ上の最低条件は、「持ちやすい取っ手がついていること」。
うちは結構コンパクトな台所設計なので、普段、炊飯器は大きめの引出しの中に格納して、炊飯の時だけシンクに乗せて稼働させてます。
そして食後にパーツ洗浄後、ふたたび仕舞い込んでます。
(「隠す収納」とかいえば聞こえは良いですが、レンジやホームベーカリー等々に専有されて棚のスペースが非常に限られている為...)

炊飯器は取っ手がついてるのが当たり前と思われるかもしれませんが、店頭調査で唯一、デザインがオシャレ!と思った三菱製のキューブ状のは、(蒸気が出ない仕組みのため)据え置き想定。
結構重かったし、出っ張りも何も無くてお重のようにひたすら四角く、毎回持ち上げるには全く向いてない感じでした。


というわけで、決めたのは東芝製。
東芝 IH保温釜 「真空圧力かまど炊き」:家電製品 Toshiba Living Doors←メーカーHP

ネットの評判など下調べはしたけれど、もうどれもそれなりウマそうに炊ける宣伝なのでなんとなくの相性で(笑)!
「迷ったら高いほう」ということで上位機種にしたんですが、黒しか無いのは残念です。
真空圧力IH保温釜 RC-10VGE←メーカーHP

会社に関係なく、(ハイエンドになるにつれて)黒と赤っていうのが炊飯器の最近の傾向みたいなんですよ。
調理器具なんだから、普通に白あるいは銀色程度でいいのにって思うのですけれど....この重厚感は何故だろう?
下位機種との違いは、ほとんどが、内釜の厚みや溝の数等の僅かな仕様差(このまま鍋として火に掛けたいくらいカッコイイ、打ち出し模様のついた鉄釜的デザイン)なのですが、コーティング保証が5年というのはすごいですね。


炊飯コースは覚えきれないほど多種多様に渡り、パン・ケーキや蒸しものができるモードまであります。
白米用だけでも、最速22分、最長で60分かかる炊飯設定がいろいろと有り、それらをやわらか~おこげまで5種類の食感に炊き分けできるという....
まだ数回の使用ですが、基本は「極上『かまど名人』コース(60分)」というのにしてます。
商品特長 | 多彩な炊飯コース←メーカーHP

今どき一時間かかるのは長いほうかもしれませんけれど、浸水含めてこの時間内できっちり管理してくれるのでラク。
真空圧力という名前の通りに、どこまでのレベルかはわかりませんが釜内部の空気を抜き取る仕掛けが特徴のようで。
炊き始めにポンプの機械作動音は少し鳴りますが、たいして気に障るほどでもなし。

これもまた今どきの炊飯器の特徴なのか、蒸気は驚くほど少なめ。
というか、古い機種が放出しすぎであったことに気付かされました。
ぱさつきがちの食感だったの、そのせいかなあ・・・密封力、大事ですね。

保温時も、1時間近く経つ頃に空気抜きの音がします。
(その作動後に釜を開けると、プシューっという空気が流れ込む音と抵抗感がある。)
そのせいでかなりの長時間、美味しいまま保温できるのがウリになってます。
カタログのように40時間保温までは実験するつもりもありませんが、日によっては帰宅時間が相当遅くなることも出てきつつあるので。
つやつやの炊きたてのような風味が続くのは大事だなあと実感してます。
さらに付録に、空気抜きポンプにつなげる外付けホースとジップロックのような袋がついていたのですが、どうやら炊く前のお米を真空保存できるセットみたいです。
(面白そうだけど、周囲にお店も多いのでここまでして備蓄保管はしないかなー。と今のところ片付けちゃった。)


内釜の他に、お手入れ(毎回の洗浄)が必要なパーツは、今までも圧力式を使っていたので内蓋・圧力弁周辺といった構成がだいたい似たような感じ。
他社より比較的単純かつ少なめだと思います。
こういうのをサボると、体は壊さないまでも御飯の風味に直結しそうな気がするので、自力で外してよいパーツ類はパカっと分解して毎食後、水を通すようにしています。


肝心のゴハンの味ですが、もう誇張でなく「ものすごく、おどろくほど!」美味しいです。
10年前のくたびれかけ炊飯器からの技術飛躍はすさまじい....。

2kg単位で、スーパーで買える"まあまあ"程度の無洗米を買ってきているのですが、そんなんでも旨味が染み出た(「甘い」とかいう感想よりまた上の、複雑なウマさ。)ぴかぴかのご飯が炊きあがり、今までの米はいったいなんだったんだという感想。
↑掃除機買った時も似たようなこと思ったなー!

そして前述の通り、保温経過後や、まとめ炊き小分け冷凍→レンジ解凍後も、非常に満足な味と食感。
おこげ入りの炊き込みご飯なども作りたいのですが、まだしばらくは「かまど名人コース」の白ご飯に病みつきになってそうですよ。

私の中では、土鍋で炊きたての(そしてちょっと焦げ目のある)ごはんの旨さは不動の位置にあるのですが、家電でこの次元近くまで毎回きっちりと自動再現出来るとは!
という感動が、いまだに蓋を開けるたびに(笑)こみ上げてきます。

こんなに技術が進むなら、今度はもうすこし買い替え期間を短くしたい。
贅沢かもしれないけど、5-6年後にまたなにか画期的な炊飯器を買って「今まで食べてきたゴハンは何だったんだ!」とレビューしてみたいなあ...


○Amazonで買いました。現日付時点、4万円台前半ならお買い得圏だと思います。
 (ウチの近所の電機店は6万円台かつ品切れ)
 TOSHIBA ダブル真空圧力かまど炊き ダブル真空圧力IH保温釜 1.0L(5.5合) パールブラック RC-10VGE(K)

○楽天ではこちら→TOSHIBA RC-10VGE(K)

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●家電系の直近過去記事:赤い掃除機を買いました。


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コメント

うちの炊飯器もぼろぼろなので、たいへん参考になりました。
東芝の保温力は定評がありますね。我が家のように晩飯タイムがズレているところでは重宝しそうです。

投稿: sempreff | 2012.06.03 12:44

そうなんです!
夕方に第一陣が食べ終わっても、夜中まで美味しいままお帰りを待っていてくれること確実。
食べ過ぎ注意な感じのウマさです。
致命的に壊れない限りはなかなか、買い替えの勇気は出ない類のものかもしれませんがとてもいい買い物をしました。
(字、直した!ありがとー!><)

投稿: ほしの | 2012.06.03 15:09

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