ミュージックステーションを観覧しました(LINKIN PARK)
新アルバム発売のため、超短期スケジュールで来日のリンキン・パーク。
○リヴィング・シングス ←Amazon
ミュージックステーションの初出演を知って以来、ずーっと楽しみにしていました。
ネットからの観覧応募も必死にやってたけれど、まあこういうのは若者優先になっちゃうんだろうなあという諦めもだいぶあったのは事実。
しかし大変有り難いことに、ファンクラブつながりのお友達のご厚意で行くことが出来ました!やっほい。
二人ひと組の当選のため直前までの各種協力と調整もありまして、普段ネット上でお話ししている多くの方々が当日揃って初対面することに。
たった1曲とはいえ、私にとっては初ライブ。いやーほんっとに貴重な経験になりました~
現場での演奏、大成功でしたよ。
Linkin Parkも我々も、多いにノリノリだったことは強く明記しておきたいと思います。
( ↑ 放映された音響に不整合があったのは非常に残念ではありますが。
御本人達がもうそれを望まない以上、怒るのは大人としてやめておきます。)
----
既に番組観覧を経験した方々の(対象アーティストはそれぞれながら)、ネット上の体験記は今回非常に参考になりました。
私も誰かの役に立てるよう、ここに書いておきたいと思います。
興奮していたので、コマカい出来事の記憶間違いはお許しを。
なお今回は番組全部の一般観覧ではなく、リンキン・パークの演奏のみを、ライブ客として盛り上げる為の参加です。
整理番号から推測するに、だいたい300人程度は集まったのでないかと思われます。
多くの皆さんが、ツアーやファンクラブ限定のTシャツを着ていて、ある意味、服装準備は迷うことなくラクだったのでした。
私は、6月はじめに発表された米国公式サイトの新柄Tシャツを、ずうずうしくも万が一、当選したとき間に合うようにと(!)ちょいお急ぎの送料で購入していたため、恐らく誰とも模様がカブらず。ふふふ。
カラフルなアフロかつら持参の子もいて大笑いですよ。 ←邪魔になるような持ち道具でなければ大丈夫みたい。
●16:40が当選メールに記載された集合時刻でした。思ったより遅くてよかった...
場所は、テレビ朝日 ロータリー横の滝の壁があるスぺース。ちょっとした人数が集まれる程度の広場になっています。
当選時点で既に番号が通知されているので、50番づつに並び、係の人が名簿とメール(印刷物or文面の画面)の確認を進めていきます。
ペア当選なので、登録された二人が揃って入る必要があります。
テレビ局でのセキュリティのため名前を申請する必要があるそうで、同伴者を変えるときはできる限り連絡を(今回の場合はワーナージャパンの担当部署)しなければいけません。
しかし、間に合わずにいきなり違う人を連れて行っても、その場で身分証明を出したりすれば大丈夫な感じではありました。
私は、可愛い大学生のyさんを同伴して49・50番という比較的早めの番号をもらってありました。ラッキー。
ここはもう、気分だけは、私もおそろいの10代で!!気分だけな!!
整列と確認が済むと、ラミネートされた番号付き通行証のようなものを順番に渡され、下の階のスタジオ入り口方面へ案内されます。
●今回、控え室はありませんでした。
出来るだけ少ない荷物で来て下さいと最初から注意事項にありましたが、さすがに何もナシで自宅出発いうわけにもいかず、いったいどうしてよいか迷っていた件です。
屋根のある場所の駐車場地面にブルーシートが敷かれており、スタジオ入り口前に整列する時点でそこに順番にバッグ等を置いていきます。
そのまま持って入って良いのは財布や携帯など最低限の貴重品のみ。
このとき用に、ウエストポーチ等の小型バッグを用意している方も。
私は、腰だけでなく腿の部分にも大きな蓋付きポケットがついたチノパンを(前日、ジャスコのバーゲンでget!)履いてきました。
100円ショップでみつけたミニポーチ内にカードやお金などの最低限を収納し、iPhone含めて全部ポッケ内に収めることに成功。
靴は、いつものメレル ジャングルモックを履いていきました。(運動靴必須です)
携帯も、スタジオ入り時点までに電源オフにしなければなりませんが、屋外での整列待機時は操作してても構わなかったです。
twitterを使っての情報収集にはとても役立ちました。
その代わり、スゴイ勢いで電源が減ってしまい、何らかのバッテリー充電機器を持ってきてない(というか、防災用に買わねばと思いつついまだに持ってない)ことを猛烈に後悔。
楽屋にいるのであろう、マイク・シノダからのツイートもぽちぽちと入ってきており、ねんどろいど(後述)で遊んでる写真なども見ることが出来て和んでいたのですが、ギター担当のブラッド・デルソンが病欠して彼らの技術スタッフが代演することになったという書き込みが。
そこでザワザワと不穏な空気に。
どうやら来日自体も無理だった様子。嗚呼、お会いしたかった...。
●最初の動作訓練。
当初の番号順に、4列並びで収録スタジオに入ります。
てっきりリンキン・パークだけ別のスタジオでライブをやって、そこから1曲だけ中継するのかと都合良く考えていたのですが、予想が全く外れました。
私たちが群がるよう指示されたのは、同じ室内の、タモリさんや出演者や一般観覧の人が座るであろうおなじみのひな壇セットのすぐ向かい側。
そこに歌唱のためのセットが設けられており、それが出演者の順番どおりに、装備やら含めてモノスゴイ勢いで世界が入れ替えられるのです。
生放送ならではの、秒単位の仕事...!
我々もいわば「リンキンのライブにノリまくる観客」役の大道具みたいなもの。
とにかくちゃっちゃと番組進行を妨げず動くことを何度も指導されます。
CM明け2秒前あたりからワーワー言う練習とか←本人達を前にせずにコレをやるのはとても難しい...
移動は基本小走り、騒ぐときは縦ノリ推奨との指示も。
この時点で私とyさんは、ななななんと、ほぼセンターな最前列の立ち位置を獲得。
たまたま、入った順番と列内での位置の偶然がもたらした奇跡でした!
身長差があるので小さめのyさんを柵前に押し込み、私達はマトリョーシカのように重なってスタンバることに成功。
もう「近い」なんてもんじゃないです。
ステージもたいして高さがないので、お互い手を伸ばせばボーカルのチェスター・ベニントンと余裕で握手できるくらいの、普通のライブでは絶対得られないであろう(教室でバンド演奏してるのをすぐ前で眺めてる的な)すさまじい近距離!
しかも、この位置を忘れずに、リハーサルと本番でも同じところに立つように何度も言われます。
驚喜しましたが、まあ我を忘れちゃえばそんな秩序が保たれるかどうか?軽い疑問も湧きました。 ←実際、本番は前に割り込まれちゃったー(涙)
●そして再び列になってザザザッと小走りでスタジオから退場。
全力疾走と言うほどでもないけど、歩いたら怒られるであろう緊迫感。
我々のスタジオ入り直前には前田敦子さんが歌っているので扉の外で待ち、あっというまの退場後は少女時代が歌う。
・・・という進行にあわせて、景色ごと総入れ替えになるのです。
(・・・このスケジュールの急かしよう、彼らはアメリカで経験したこともないだろうな・・・)
走り終わりでゼイゼイ言いながらふたたび同じ駐車場に集合。
いよいよさっきの動きを繰り返しつつ、出演者を交えたリハーサルを待つことに。
●わりとすぐにリハーサル。担当係員の念押しの各種注意と携帯電源OFF。
そして再び無言で走り込む!
前田あっちゃんの「君は僕だ」が向こうからきこえてきて(これ今、映画館の上映待ちでしょっちゅうかかるので覚えてしまってたよ)ド緊張。
扉が開いていよいよ中へ。
リハなのでまだ皆は落ち着いていて、さっきのセンター前列を二人で再確保成功。
こっそりと振り返ると、(歌唱ステージ対面にトークひな壇セットがあるため)タモリさんがにこにこして他の人たちと座ってる!
更に、リンキンのメンバーがひとりづつ裏から入ってきてひな壇席に座り始めると我々側も騒然。慌てて静止するスタッフ。
ホ、ホンモノだー!!全員かっこよすぎ。
とにかく普段から映像でみてるのと、目の前で眺めるのとでは全然別人かってくらいに感じるんですよ。
立体感をともなうからなのか!
ここでおそらく台本どおりのトークの流れをチェックしてた模様。
そして「CM入り」と仮定する時間帯になり、サイドからこちら側のステージにメンバーが移動してくる。
チェスターはすぐそこに立って、やっぱり近ーい!
マイク・シノダ(以下、マイクと書いた箇所は録音機械のことでなく、彼を示すと思ってください)は少し引っ込んだ位置でキーボードの前にいるけれど、結構体の大きい人なのだなあ。
二人とも、スタンバる私たち集団を見回して、すごくいい笑顔でニコニコ。
ブラッドの代役の人は、パーカーのフードをかぶってサングラスまでかけて、人相がほとんどわからず。
極力、存在感を消す工夫をしていたのかも(涙)
Bギターのフェニックスとドラムのロブ・ボードンは私たちの逆側のかつ機材に隠れていた位置なのであんまりよく見えない~
更に高い段の上に居るジョー・ハーン(ハーン先生!)もキリリと真面目な面持ちで演奏機材の前でスタンバイ。
●その後の展開はもう超模範的というか、きっちりCM明け直前のカウントで大騒ぎ開始。
バーン・イット・ダウン(BURN IT DOWN)のイントロ、ドラムの入り辺りからズンズン足下に音が響いてきて一挙に盛り上がりました。
リハなのにチェスターの声が全力。
マイクも鍵盤を弾きながら、大きく手を振ったりでこちらもブワーっと煽られる!
これぞプロの仕事なんだと感動...している暇もなく、一生懸命やらせて頂きました!
サビに入る時に光の演出もカッと赤くなったりして、こちらもノリ方の度合いを切り替えやすかったです。
たった一曲分(しかもまだリハ)なのにもう全員汗だくになって演奏終了。
チェスター深々とお辞儀。
なんと更に一歩踏み出して近いところの観客とにこやかに握手を開始。
スタッフが軽くオロオロしてたので、空気を読んだマイクは速やかに退場にかかってました。
yさんもチェスターに握手して貰い、私も便乗してさらっと指先を"接触"させて頂き感動。(ふわふわしてましたー)
もう本当に、歌い方の激しさと相対して、終始、折り目正しく柔らかな雰囲気出しまくりの方だったのでした。
やがて引き剥がされるように、再び列になって走り去らざるを得ない私たち。
もう全員からホカホカ上がる湯気が見えてきそう。
こんなんであと一回、本番大丈夫だろうかとかなり自分が心配になるほど消耗。←このへんの状況は、当選する前からの予想的中。体力作り全く間に合いませんでしたから...
●本番前の休憩(約30分程度だったか)
ちなみにトイレはリハ後の30分程度の休憩時にしか、基本行けないと思った方がいいです。
トイレも行列するし、食事するようなヒマはないのですが、各待機時にガブガブ水を飲んでしまうことは全くオススメできません。
(休憩時、ここでいったん地面に置いた荷物も回収できるので、私は駅で買ったペットボトルの残りの水をyさんとちびちび分け合った程度。まさにサバイバル...)
この人数なので「どうしても行きたい人」は待機時などにも連れてってもらえたようですが、かなりギリギリなタイミングなので、最悪、入場できないことを覚悟したほうがよさげ。
★いよいよ本番。直前の整列。
(この時点で既に番組は始まっており、自宅でテレビをつけているファンの方々のツイートでだいたいの放映状況が流れてきている。)
さっきの休憩で、yさんから手のひらにしっかりとLPマークを油性マジックで描いて貰う。う、上手い...
前に向けて手を振った時にメンバーに見てもらおう。←必死
リハまでは大きめの石がついた指輪もしていたのですが、頭の上で手を叩く時に邪魔すぎ・勢いで石が外れる可能性すらあったので、付けるのやめました。
一応、進行の動きはさっきのリハと同じはずだったけど、やっぱ皆さん目の色が変わってしまい(笑)ドドド・・という勢いで雪崩れ込み。
割り込まれて当初より後ろに行かざるを得なくてカーッとなったんですが!
まもなくCM明けということになり、直後、イントロもはじまって怒濤の大騒ぎが始まったのでした。
リハーサルと違ったのは、とにかく後ろから凄まじい勢いで押されまくる!
これ柵前だったら肋骨がどうにかなってそうじゃん、と一瞬でポジティブに気分を持ち直し。
チェスターはリハーサルと全く変わらない安定度で熱唱し、手を上下に振りまくるマイクの動きは先程の演奏以上にノリノリ!
間奏時点で既に溜息が出てくる位ギュウギュウに圧縮されてたのですが、そのまま飛んだり跳ねたり大合唱しているうちに曲が終わってしまいました。
いやはや、完璧です。
お辞儀後のチェスターとまたもや握手大会になりそうだったのですが、こんどは速やかに退場。
生演奏と生歌の素晴らしさに震えながらスタジオを走り去りました。
疲労よりも、うわーすごいもの聴かせてもらっちゃった!という喜びが遙かに勝って良い気分でiPhoneを開けてみると。
例の音声でテレビ鑑賞した人たちと、今の自分たちの興奮状態との温度差に困惑しつつも、誘導スタッフの方々の「大成功です!ご協力ありがとうございました!」の言葉に一斉に拍手。
最後の整列後に荷物を各自回収して、解散となったのでした。
----
さて帰宅後、夫に頼んでおいた録画を怖々と眺めてみましたが。
とりあえず客席側は、にょきにょきと上がった手のシルエットだけで顔まではとても判別できず、安心~。
トークでにこやかにアリガトウゴザイマスというマイクも素敵だ。
彼らがタモさんにプレゼントしてたねんどろいどは、私もAmazonで速攻予約しましたよ。9月末発売!
○LINKIN PARK ねんどろいどぷち LINKIN PARK set (ABS&PVC製塗装済みトレーディング可動フィギュア)
というわけで今回の慌ただしさにめげず、どうか今度は単独ライブでまた来日して頂きたいと思います。
プロ魂というものを目の当たりにして、(私の日常とは全く違うベクトルですが)とにかく各方面のやる気、出ましたよ。
世代を超えたお友達もたくさん出来て、ほんっと楽しかった!また会おうねー!
| 固定リンク
コメントを書く
★コメントは一度保留され、管理者による承認の後に掲載されます。
書き込みから閲覧可能な状態になるまではお時間を頂きますことをご了承下さい。
コメント
万年筆記事より10倍若返っている件www
趣味を通じて若い子たちと一緒に盛り上がると、何とも言えぬパワーを吸収できますね。(オッサンはこれを「若いエキスを吸う」と呼ぶw)
投稿: hiro. | 2012.06.27 14:26
さすが長年の読者さんは、いちいちよくわかってるわねっ(ノ∀`)
うん、文具(特に万年筆)趣味の場合、私はブログに書く以外はかなり内向きに愉しむほうだから。
主要年齢層や交流の仕方含めて全く違うから、文具脳とそれなりバランスがとれて今イイ感じじゃん~。と自負してます。
「この人のお母さんと私、実は同じくらいのトシなんだろな..」って人とも楽しくやってますよ(笑)
パワー頂けるものなら、吸わせてもらおうじゃないか!
投稿: ほしの | 2012.06.27 15:15