二階建ての飛行機に乗りました:エアバスA380(旅日記その2)
今回はわりと大丈夫!と根拠無く確信していたのですが、やはり時差ボケがたいへん中です(ふるえてくる程ネムい時間がやってくるけど我慢すると急に治る..の繰り返し)が、ここは淡々と旅行記を続けて、眠気を紛らわせたいと思います。
今回は、シンガポール航空を選んでみました。
ここの飛行機に乗るのは初めてなのですが、往復12万円台というのは、8月前半というシーズンにしては破格のお買い得さだったのでした。
しかもよくよく調べてみると、LA直行便は機体がエアバスA380じゃありませんか。
二階建ての超大型豪華仕様であるということはニュース等でコミミにはさんでいたので、これが体験できるとは楽しみ~
A380は航空会社によって中の感じがだいぶ違うそうなのですが、シンガポール航空の場合は二階にもエコノミー席が存在する(料金は同じです)ので、ホクホクと往復とも上階席を予約。
搭乗の時、中で階段を上って移動するのかな?と思ってたのですが、空港内からはちゃんと1階と2階に分けられて高さの違うボーディングブリッジを伝って直行。
(席の後ろのほうに螺旋階段らしきものがついてるのは確認出来たけれど、他のエリアには行かなかったので使用せず)
乗り降りの時、例によってビジネスクラスの脇を通ってエコノミーにたどり着くのですけれど、これがまたあちらは豪華でちょっとつらい。
ここのビジネス、「こんな漫画喫茶の席、あるよなぁ」という感じの、カップル席みたいな2人がけ程度はありそうなソファになっていて、おそらく水平にまで体を伸ばせるのであろうゴージャスな座席になってました。
いちど乗ってみたいわ~!
(ちなみにファーストクラスに至ってはこの機体、ほぼ個室に区切られていて床がベッドになってるんだって。エミレーツ航空の場合はシャワールームがあるとかなんとか。)
妄想しつつ歩きつづけると急に視界の密度が変わって(笑)エコノミー席エリアになっていたのですが、まあこちらもじゅうぶん良かったです。
1階もそうなのかは不明ですが、窓下の低い位置に蓋付きの物入れがついてます。
機内持ち込みのトートバッグを丸ごと放り込める程度にはスペースがありましたので、足下も腕も広々。
(それを知って予約で狙ってみたのですが、往路は窓際が取れませんでした。・・・しかし隣が空席だったのでよかった~!)
席前画面の鑑賞コンテンツも映画・CD・ゲームとたっぷり入っていて文句なしです。
しかしとりあえず、「アベンジャーズ」や「ハンガー・ゲーム」といった、これから日本の映画館で観ておきたいものはあえて避けましたよ。
(横席からはほとんど真っ暗なぐらいに視野角が限定されてる画面で感心したのですけれど、前の席の人が眺めているアベンジャーズをちらちら見てしまった。面白そうだ...)
オーディオチャンネルも、自分用のプレイリストをたくさんの音源から作ることができるのでこれも楽しかったです。
買おうか迷っていた洋楽CDをかなりの数、試聴することが出来ました。
ゲームは、中のマシン能力が追いついてない感じで動作がもたつくのは仕方ないか。
また、席前にはUSBポートがありまして、ここからiPhoneやiPodを充電することが出来たのは有り難かったです。
画面で映像なども再生できると書いてあったのでですけれど、「動画や写真のデータが入ってるUSBメモリ」が対象だったみたい。
USBをつなげばミラーリングしてくれるのかと勘違いしてiPodにライブ動画などたくさん入れて持っていったのに、これは痛恨の事前調査不足。
あと、座席の肘掛け側にコンセントもついてました。
そして更に、有料なので試しませんでしたけどWi-Fi電波もばっちり飛んでました。
すごいなぁ!
機内食は、今までの体験の中ではわりと美味しいほうにランクされると思います。
上の写真が成田→LAX、下がLAX→成田。
行きも帰りも和食または洋食という感じで選択できるし、最後はコーヒーと一緒にデザートのカップアイスまで配られ、量もたっぷりでした。
帰りの便で食べたステーキがカレー風味のソースでなかなか気に入りました。
パスタやサラダに入っていた海老なども、さすがカリフォルニア帰りって感じのぷりぷりな太り具合でウマい。
アメニティは、まあまあ今後も使えそうな普通のナイロンポーチ(なんとジバンシーのロゴ入り)に、歯ブラシセットと、伸びる素材の靴下が入ってました。
重ねて履いて機内スリッパ代わりにするというのが正しい用途だと思いますけれど、足先の冷えすぎも防げていいかも。
機体が大きいだけあって、気持ちが悪くなるほど揺れるという現象はありませんでした。
環境もエコノミーとしては申し分無しなので、次もこのA380に乗ってみたいと思うくらいには気に入ってるのですけれど。
あえてイマイチなポイントがあるとすれば、客が大人数ゆえに乗る時も降りる(荷物が流れてくるのを待つ)時もそれなり時間がかかるということかな。
入国審査もすごい列だったし。
搭乗時などはエコノミーも階が別れるので、係の人が番号を叫びながら人の流れを仕分けしてました…。
LAまでは片道10時間かかりますし、現地との時差もかなりのもの。
今回はそれなり水分を摂ったあとは酔い止めの薬を飲んで、とにかく機内で寝ていた感じです。
(このタイプの薬を飲むと私はものすごく眠くなっていつまでも治らないので、逆に国内の短時間移動には怖くて飲めない。今回で丁度良かった!)
トラベル向けに売ってる首用U字型枕、出来れば空気で膨らますのじゃなくて、スポンジか発泡ビーズなどが入ったしっかりしたものを持ち込みたかったというのが次回の課題かな。
海外の空港売店には、いろんな模様のフカフカのがたくさん売ってて、しかも結構皆さん買い込んでいるのでいつも気になってるんですよね。
持ち運びに困るのは予想できるのですが、寝まくった長距離移動中こういうのあったら疲労度もだいぶ違うだろう、と今回しっかりメモした件です。
探してみようっと。
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