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2012.09.22

無印の収納小箱を組み合わせて机上整理してみました。

先日の歯ブラシ立て(だけどペン立てにしたモノ)を買った時、いっしょにレジに持って行ったのがこれらの箱系収納製品。

無印良品の白色半透明ポリプロピレン素材の収納商品は以前から好きで、引き出し内の仕切りや小物整理箱として、台所や書斎で着々と増加中です。
なにかと廃番になるサイクルが速い印象のある無印ですが、とりあえずこれらのPP製品は息長く続いているものが多くて有り難いのです。

120912と、ここにきて完全に無色透明であるアクリル製品群も売り場占有率が大きくなってきていることに気付きました。
きらきらしてて、お店の什器のような佇まいがとても綺麗ですよね〜

これは、素材にかかわらず非常に使いやすそうなサイズだと思ってまず手に取ったのが、「アクリルレタースタンド」。
アクリルレタースタンド 約幅5×奥行13×高さ14.1cm

小さめのファイルボックスと言うべきか、いくつか並べて使いたいくらい。
その名の通り、手紙類を収めるのにちょうどいい感じなのですが、A6(文庫版)程度のものが余裕をもって入る奥行き。
アクリルの厚みを抜くと内寸で奥行き12cmですので、カバーを掛けた手帳や読みかけの文庫本なども具合良く収納できると思います。

私の場合は、山形クリップで束ねたメモ用紙の定位置とするのに実に丁度良く、取り出しやすい縦置き具合といいまさにどんぴしゃで、うっとりしているところです。

基本、ミスプリントしたA4の裏紙を四つ折りにしたものを使っているのですが、要らなくなった情報カード(裏側利用)、途中で挫折して白紙状態になった手帳の再利用(質はいいのにもったいないから…何年か前のほぼ日カズン後半をバラして作った「トモエリバーの高品質メモ用紙」もまだ結構ストック有)等々。
いろんな紙がだいたいA6程度のサイズになって束ねてあるので、試し書きなども時々楽しくやっています。
機能上はこれで十分すぎるので、まだポスタルコのスナップパッドが買えないでいるのだよね〜


そして、「アクリル小物スタンド・小」もきっと使い道があるだろうと思って買ったわけです。
アクリル小物スタンド 小・約幅88×奥行88×高さ95mm

これは、二段式になってるペン立て的デザインのシンプルな入れ物ですが、前列が低くなっていてなにかと便利そうな予感が。
(というか、売り場の見本を使って前列に自分のiPhoneを入れてみたらイイ感じ…)
写真にうつってるのは携帯電話型電子辞書なんですが、まあこういう感じの小型携帯端末にとても合うスペースですよということで。
●買った時の記事:あの携帯そっくりな電子辞書を愛用しています。
後列のスペースには、多色ボールペンやシャープペンシル、定規やホチキスの針抜きなどの、”普段多用事務系(廉価)”群を放り込んでありまして、これも手が伸ばしやすくちょうどいい置き場所がみつかりました。


白いポリプロピレンの箱に入れ子にしてありますが、たまたまウチで未使用状態になっていた買い置き品。
メイク用品向けなのでカドの丸みが大きいのですが、さまざまなサイズがあって組み合わせしやすいです。
PPメイクボックス・1/2横ハーフ (V)約150×110×86mm
ご覧のとおり、Moleskineのポケットサイズが立てて並べられる奥行きなんですよ。


アクリルはあまりにも透明すぎるので、不揃いな形や色のモノを詰め込んでしまうとそのまんま雑な感じが経年のホコリごと透けて見えるところが欠点と言えば欠点かなあ。
(webの宣伝写真などはとても整然としているけれどね。)
だからこうして半透明PPでカバーしちゃうのもアリじゃなかろうか?と自己満足。

というわけで、これらのセットはパソコンのディスプレイ脇ぐらいの壁ぎわ位置に置いて便利に使用中!

長年使うかはわからないけれど、なにかと「ちょうどいい」ってところが無印良品の樹脂収納アイテムの良さだと思います。
組み合わせを替えて、全く違う用途で再利用できるところも好き。

まだまだ机上スッキリ計画は道の途中ですが、少しづつ片付いてきましたよ!
くれぐれも箱ばかり増えないように気をつけたいですが、好きだからいろいろ買っちゃうんだよなあ…


※記事内では無印のネットストアの各商品ページにリンクしてありますが、数ヶ月以内に先方のサイト更新などでURL先が切れる可能性があります...
各製品にはレビューも付けられるようになっていて、いろんな人がユニークな使い方をしているのがわかるので収納小物のページは読むのが楽しいです。


●関連過去記事
 ・机の上のコモノ箱。

 ・無印の仕切り箱がペン収納に好適。

 ・無印良品の半透明アイテムで片付けてみました。

 ・「木の引き出し」を集めてみました。

 ・東京で買った文具のこまごま。(ボストンノートと寄木定規)←上写真内の定規はこの時に買いました

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2012.09.18

オレンジ色の荷物計量器を買いました。

旅行用品ネタもうひとつ。
これ、今日届きました。
「ぶら下げる秤」です。
MAQUINO 【手荷物の重さを量る】 ラゲッジチェッカープラス オレンジ 071372←Amazon

トランクなどの取っ手に、ベルトを通して引っかけてそのまま空中にぶら下げると、重量が表示されます。

120918

先日のスーツケースを通販で買ったときに、ついでにどうぞとページ内で自動的にオススメされた中にこういうのがありまして。
へぇ、小さいのがあると便利!と感心したものの、黒くて計器っぽいイマイチな見かけだったので。
もうちょっと可愛いのをAmazonで探したら、このようなステキデザインの製品があるじゃないですか。

ポリカーボネイト製で発色も触り心地もかなり高級感あります。
白もいい感じでしたが、見つけた当時Amazon内の売価に差があったので見送り。
このバナナ的な曲がり具合と丸みが、手に絶妙にフィットして、片手でも持ち上げやすい!
金属のホームボタン(と言いたくなるけど普通に電源スイッチ)含め、もしかしたら音楽聴けそうな感じがすごいするんですけど(笑)

MAQUINO 公式サイト / luggage_p←メーカーHP
この会社、体重計等の秤を専門に売っているところではあるんですが、ひと味違うスマートなデザインのものばかり出してるみたい。
料理用の秤などかなり使いやすそうなので欲しいなあ。

120918 120918

ベルトをセットして引きあげ、ちょっとだけ待つとピッと音がして重さが出ます。
50kgまで、100g単位で量ることができます。
容器や包装の重量をあらかじめ差し引いておける機能もついているので、手荷物以外(たとえば、ケージに入れた動物の体重をはかる時など)にも重宝しそう。


そしてこの計量器、100gしかないので、旅の荷物に入れて行けます。嬉しい〜
いままで空港にある体重計っぽい機械しか使ったことなくて。
飛行機会社によってはキビしめの重量制限がありまして、例えばエールフランスなどは1トランクにつき23kg(エコノミー)を超えると別料金がかかるんです。

そんなにお土産はたくさん買うほうじゃないんですが。
用事によっては書籍や書類などを大量に持ち帰ることも多々ありまして、カウンターで量られてオーバーと気付き、支払ったことも何度か(涙)。
2個あるスーツケースの重量を均等になるように荷作りすれば逃れられたであろう、僅かな超過だったりすると非常に悔しいんだよなぁ。

そうでなくても荷作りの時に、2トランクの重量配分に(持ったまま体重計に乗ったりして)苦心した記憶もあたらしいので、これきっと今後は大活躍すると思います。
小さいですがベルトがばらけるので、なにか巾着袋のようなものを用意したほうがいいかも。


あまり期待はしてませんでしたが、精度もなかなかのもの。
買ったばかりのスーツケースをさっそくぶらさげてみたところ、宣伝文句どおりに「3.9kg」と表示されて、ホントだ!とびっくりしたくらい。
夫のほう(新品購入にあたって私が廃棄したものと同型)を量ったら7kgと出てこれまたビックリしたんですが、中に入ってる雑貨など抜いても6.5kgはあるんだろうなあということで、軽いトランクに益々期待が高まりました。
いずれ近年内にこちらも同品に買い替えることになるでしょう。

というわけで、荷作り担当者としてはもっと前から、(可能なら)10年以上前から買っておきたかった!と実感中なのでした。
せっかくなのでいろいろ量りまくってみよう...。

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2012.09.17

赤いスーツケースを買いました。

120916届きたてホヤホヤです。
今までのは約10年使ってきたサムソナイトで、かなり外見が擦り切れつつあったのですが、その割には頑丈でした。
しかし先日のLA旅から帰宅後に異常を発見。
蓋は普通に閉じることが出来るんですが、取っ手の部分だけがボコっと沈んでいて、まさに漢字の「凹」と同じ!
指が差し込める程度の隙間が取っ手まわりに発生していて、なんでこれで施錠できたのか不思議なくらい(笑)。
愛着ゆえにもうひと旅くらい行けるかなあとも考えたのですが。
防犯上あまり安心できないので、思い切って買い替えておくことにしました。

もうね、海外に行くとあっという間に傷だらけになるんです。
空港の積み下ろしでは投げてるみたいな扱いだし、荷物待ちのベルトコンベアからもクルクル前転しながら出てくる状態。最初は唖然としましたがもう慣れました!
一生モノ、とか言わずにある一定の期間づつで買い替える。と、割り切るのもひとつの選択肢かも。

とはいえ頻繁に買ってるわけにいかないので、商品レビューを読み比べつつ程々の値段だけど好評だったのを選んでみました。


今回届いてまずビックリだったのは、大きさの割にとにかく軽い(3.9kg)。
半分とまではいかないけど、古いのより2kg以上は軽いんじゃないかなあ。
届いた段ボール箱ごと初めて持ち上げた時は驚愕でしたよ!

古いほうの容積がわからなかったので、外寸が限りなく近いのを選んだのですが、これまた古いのより10リットル以上は多いと思います。不思議だ!
(3-5泊程度という説明書きで72リットル。このサイズだと1週間くらい余裕な感じはするけど...)

あと、この製品ラインは蓋枠がマグネシウム合金で、これによって得られる軽さと丈夫さも評価が高い件なんだそう。

車輪も大きくてコロコロと全方向へ滑るように進んでくれて、昔よりかなり技術が進んでいるのがわかります。
あと、米国の行き来でもカギを掛けられる「TSAロック」がついているトランクも今回初めて持つので嬉しいです。

外装の主な素材はポリカーボネイトなんですが、これもまた以前の製品のズッシリと分厚い壁とは違いすぎるので正直「とても丈夫」と言われてもあまりピンとこないです。
ペコっと弾みで割れたりしないのか?等々。

120916内側は、外の一枚板の内側に化繊の布がぺらっと一層縫い付けてあるのみで。
これも広大な容量と軽さのためのひと工夫なんでしょうか。
仕切り幕(両蓋についたうちの1枚はメッシュのファスナーポケット仕様)+押さえのベルトという仕組みは前と同じですが、これもちょっと華奢になってる感じかな?
幕の四隅はスナップ留めになっているので、ここの強度が、すぐ壊れそうで心配という声も楽天のほうのレビューにいくつか有り。
(私はそこまでは思わなかったです。ベルトを上からかける閉じ方ならコレで十分な気も。)


本体表面はツルっとした加工で、おそらく経年で傷は目だってくるであろう件は承知で買いました。
新しいうちだけだとは思いますが、静電気がちょっと気になるかな?
しかし発色は非常につやつやと輝いて美しく、この素材はどの色もそうなのだとは思いますが、通販写真の見た目より実物のほうがずっとクッキリと深みがあってとても気に入ってます。
このワインレッドと、濃ピンク的パープルのほうとだいぶ迷いまして・・・長年トランクとして使い慣れた赤にして大満足。
この赤艶、アイアンマンのスーツが出てきそうです。


120915前ケースと同じく真ん中に林檎ステッカーを入れたり、名前や住所を印刷したテプラテープを数カ所に貼り付けたりの仕上げを経て、あとは実戦使用を待つばかりです。
(写真は、古いほうに貼ってあったシール。
この汚さもまた思い出。ノートにスクラップしておきます。)


そうそう、Okoban.comという荷物検索システムに参加できるIDも付いてまして、ここに申込をすることで、万が一見失った時に連絡がつく(可能性があるかもしれない)ようになっています。
もちろんiPhoneのように電波で場所を追えるわけではなく、タグを見た人がこのサイトを開けて検索と連絡をしてくれたときのみの話。
一応、外観の写真付きで登録してみましたけれど、どうかな~?とりあえずちょっとだけ安心。

旅の頻度によるとは言え10年越すかは賭けですが、なんとか前回並みに長持ちしてくれたらとは期待しています。
国内メーカーなので修理も引き受けてくれるとHPに書いてあるのが嬉しいし、近年は海外旅行保険にしっかりと申し込んでから出掛けているので、旅中の破損があった時はこちらの保障も利用したいと考えています。
(うちは損保ジャパンのに入ることが多いです。
3年前のパリ旅時に夫のトランクの車輪がバラバラになったときは非常に良い対応で、帰国後すぐ付け替え修理を手配してくれました。)


今回は、下記の楽天の通販で購入しました。
●サンコー スーパーライトマグネシウム 63cm/72L

※2015年現在、後継の型がこちらになるようです。
サンコー スーパーライト Mg EX 63cm/76L

日本メーカー品のせいなのか、価格はどの店舗もさほど変わらない印象。
しかし唯一、「古いスーツケースの引き取り」まで無料でやってくれる店だったことが最大の決め手。
クロネコヤマトのお兄さんが、新品を配達したその足で持ち帰ってくれました。
助かったー!

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2012.09.13

歯ブラシ立てをペンスタンドにしてみました。

120906無印良品をうろうろしている時に見つけたコレ、歯ブラシ用なんだそうです。
どなたかの写真投稿でこうして使っているのを眺めて、格好いいなーと思ってました。

つるりとした質感で、大きさの割にけっこう重めの白磁製。
300円というお買い得さも素晴らしい…。
白磁歯ブラシスタンド 1本用 約直径4×高さ3cm | 無印良品ネットストア


底があるわけでなく、ドーナツ状なので(確かに洗面所に置くには相応しい仕様。洗いやすいし。)
机上で使う場合は、なにか塞ぐものがあったほうがいいかもしれません。
つまり、裏に貼ってある品名シールはそのままにしておいてもいいんですけれど…
粘着面もそのままなので、差したペンの頭が微妙にくっつきます。
私はいったん剥がして、底の空き場所には丸いシールを貼り合わせてみました。
机にそのままコツっと当たるのが気になる時は、底にクッションになるようなものを貼る(詰める)のが更に良いかも。

ペン皿も持っていますが、
サッと取り出せる角度で「今使ってる1本」専用の場所があるのは、なかなか便利だと気付きました。

しかし忘れていけないのは、歯ブラシ用だということ。
支える位置が低いので、重い・長い軸を置くにはちょっとしたことでグルンと揺れて不安定になりがち。

くれぐれも、重心・重量・倒れた時のダメージをよく考えた上、ここに置く筆記具を選びましょう。
(サファリなどのカジュアル万年筆は軽いから扱いやすいです。
白い台座に派手な軸色が映えてスッキリといい景色です。
あと、頭がたいらで重いインジェニュイティはスリムだとキャップを下にしたまま差し込めます。
パール白軸だとデスクペンのセットみたいにしっくり。)
●購入時の記事:パーカー「インジェニュイティ」を使い始めました。その1

私の場合、日中は特に、事務仕事用のボールペンを差しておくことが多いです。
写真はパイロットのタイムラインです。この夏だいぶ使ったので芯交換したばかり。
●購入時の記事:「タイムライン」のボールペンを買いました。

太軸のほうがまっすぐ立って安定するので3色ボールペン等、いつもお使いの多機能ペンも相性よいですよ。
ちなみに、穴の内寸直径は約20mmです。

万年筆ならば、「筆記中のキャップ立て」として使うのが意外とおすすめ。
モンブランの149やペリカンの800用までもがぴったりと収まって贅沢な気分になります。
本体を立てるのは…あまりにも頼りない。怖いからやめときます。


現在、自分の机まわりの模様替えをちょっとづつ進めてまして、なるべく無駄なモノを置かずに広々カッコいい視界になるよう頑張ってます。
(文具がどんどん集まるので、それは、とても・とても!難しい。)
先日の旅の準備以降、無印に通ってコマゴマ買い集めたので、そのあたりのネタも今後いくつか続けます〜。

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2012.09.09

ブルゴーニュ色の万年筆を買いました。

7月の終わりくらいに買いました。
プラチナ万年筆/Century - Bourgogne←メーカーHP
春に発売した直後から欲しかったのですけれど、やっとタイミングが合ったというか…
(通販でそれなり安くなってきたから、ともいえますが!)

120908

このブルゴーニュ、シリアル番号カード付きの先行発売が行われた3月の万年筆祭りでは、文字どおり飛ぶように売れていました。
●関連記事:「世界の万年筆祭」に行ってきました(ペンクリニックや試し書きも!)2012
ほんと、そこらをひとめぐりしてチラ見する度に(!)売り場の本数がどんどん減ってましたから。
私も、中屋万年筆の予定がなければ確実にお買い上げしてただろうなあ。

ペン先は、極細・細・中・太 と手堅い路線がひととおり揃っています。
限定生産でなく通常品なのも嬉しいですね。

上掲載は、かなり光が通っているところを苦心して写したスケスケ状態。
普段の見た目は実のところ、照明の具合によっては一瞬黒軸に見えるほど暗く濃いんです。
透けてはいますが、キャップ内のペン先や、中のインク量などもぼんやりとしかわからない。
今まで購入してきた無色やパステルカラーの透明軸万年筆とは全く違う印象です。

艶の具合を除けば、赤溜の漆に似てなくもない(下写真)。
ワインというよりはガーネットを連想する綺麗な赤です。
キャップリングのゴールドとのコントラストも効いていて、大人の男性の方にもどんどん使って欲しい上品さがあります。

今回は太字で買いました。
中屋万年筆(赤溜)で既に持っているペン先なので、プラチナ系ではこれで二本目。
今回はセンチュリーの新型なので、中屋とはちょっと書き味が違うような気がします。

120908まあ1本づつしか持ってないので個体差の範疇と言えるかもなんですが、
旧型中屋版のほうが太字にもかかわらず鉛筆のようなサリっとした手応えとしゅっと締まった線であるのに対して、センチュリー型はインク流量もたっぷりでみずみずしい書き味。
硬度は双方硬めのはずなんですが、センチュリーのほうがフローの分なのか先端にふんわり感多め。
というわけで、けっこう個性があるペン先達なのでした。

いまのところ、コンバーターをつけてペリカンのターコイスインクにて常用中です。
さすがに小さな手帳には向いてませんが、ノートの上でのポッテリな濃淡が楽しいです。
大人っぽい濃いめな透明軸のシリーズ、紺や緑系でも出たら面白いのに…等々と、プラチナのファンとしては将来への期待が膨らみ中です。


Amazonで注文しました。→プラチナ万年筆 ブルゴーニュ
全く問題なく良品が届きました。
14金の大きめペン先でお得感もあり、これが8000円台とは実によい買い物が出来たなぁと大満足です。


●関連過去記事

 ・センチュリーの黒軸、愛用中です(極太ペン先) ← ホントはこれをブルゴーニュ軸で買いたかったけど、太字までなんだよねー....

 ・プラチナの本栖万年筆を買いました。

 ・中屋万年筆、ペン先交換してみました。

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2012.09.03

「プロメテウス」を観てきました。

B007TBCTRKいちおうエイリアンぽいものだとは聞いていたので、残酷恐怖系だったらヤだなー3Dで観て大丈夫なんかなー…と迷いつつも行ってきました。
映画『プロメテウス』オフィシャルサイト


予告篇で前々から期待していたとおり、画面の中のいろんなデザイン("ピラミッド内部"や、浮遊型計測器、"宇宙船"とその操作まわりの視覚効果etc.)とても気に入りました。
冒頭の景観場面も3Dだと大迫力だったし、とにかく映画館のスクリーンが小さく感じられたシーンが多々あって、アート本を買っておこうかなあと検討中なくらい。

ヒロインのノオミ・ラパスは、スウェーデン版のミレニアムシリーズでとても評価された女優さんです。
このごろ映画チャンネルでの放映でしょっちゅうこのシリーズを観ている私としては、どうもいまだに全身タトゥーでピアスをしまくって常時暴力的なリスベット・サランデルのイメージが強烈。
今作での女性的な(面もわりとある)役柄にずいぶんギャップを感じました~ しかしなかなか良かったですよ。

あと、マイケル・ファスベンダーがアンドロイド役というのは、あの端正な見た目的に非常にハマっている気がしました。

かつてのエイリアンとなんとなくかぶせているシーンもあったりして、旧作のファンとしても、おおっと感じるところがいくつか。
いわゆるフラグというべきか、「この人達がまずやられちまうんだろうなあ」と予想できる展開、これはもうお約束なんでしょうかね?


しかしながら、コミミにはさんではいた、作品の評価が賛否両論である理由は後半くらいからじわじわとわかってきます。

主人公の過去のことや、乗組員が知らされていないけど社長周辺は把握している件等々、小さいけれど役柄に効いてきそうなエピソードが匂わせたまま回収されてないこととか。
そもそも主人公とその彼氏とシャーリーズ・セロンくらいしか詳細に描かれていないので、他の登場人物のキャラクターがよくわからないまま→なのに終盤に彼らが結構大きいことやるんだけど、そこがものすごく唐突。
感動より「えー!ちょっと待てよー」と思ってしまった。かつて観た「バトルシップ」の展開を連想するほど(←駄目な意味で)。
デヴィッドが、彼なりにストレスを溜めているのはわかるのだけれど(乗組員との会話の合間でちょいちょいチクりときているのもわかる。しかしまだ)やはりそうなる背景事情描写が薄いので若干、そのアンドロイドらしからぬやんちゃ行動にモヤっとする、等々。

深い事情をさらっと流し気味なので、主人公が何故そういう信念をもってそこを目指すのか、ということが少なくともいちど見ただけでは深くは同感出来なかったなあというのが正直な感想。
話をちょっと詰め込みすぎたのかな?

あと、シャーリーズ・セロンは横に逃げて欲しかった。←見ればわかるよ
ウェイランドの社長はやっぱりランス・ヘンリクセンに出て欲しかった。
というのがぼんやり浮かんだ希望であります。


でもまあ、視覚的には良かった。そこはホントに好きです。
思ったよりも、過去のエイリアンシリーズで描かれているような長いねちねちとした残酷描写はなかったのですが、やっぱりそれなりにたっぷりとキモチワルイです。
これは一番すごいシーンをシーグラフの上映でも見てしまっていて(それゆえこれをわざわざ3Dで見るべきなのか躊躇があったのですが)フェイスハガーな生き物のグロテスクさがパワーアップしていて、やはり短時間とはいえドン引きであります。
大きいスクリーンで鑑賞できたのは良かったですけれどね…。

あと今回、予告編にけっこう振り回されたなあという気がします。
つまりとても上手に作ってあるということなんですが、あのシーンが本編ではココなのかという意外性も楽しめたのでした。


というわけで帰り道、さっそくレンタルショップで「エイリアン」借りてきました。←やはりこれは傑作です。

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