« ドイツでいろいろ買ってきました(文具編) | トップページ | ブレーメン旅の記録まとめ »

2012.10.26

ペリカーノ・ジュニアに可愛いカートリッジインクを付けてみました(文具土産その2)

前回のおみやげ記事にて、紹介し忘れたおもしろいモノがありました!

ペリカンの、griffixというシリーズ。
子供用(おそらく、小学校入学くらいの年齢層から向け)として展開している筆記具で、どれもおもちゃみたいなカラフルなデザインです。
ペンのおしりについているスマイルマークがイイ感じ ´◡`
こういうの学校で使ったら勉強も楽しくなるでしょうね〜

121019

もちろん万年筆もありまして、途中に透明の窓がついてるんです。
そこから覗くインクカートリッジの筒には、なんと絵が印刷されているのでした。
(こ、こういうのって、中屋万年筆の蒔絵コンバーターしか知らなかったけど・・・子供用にあるのね!と驚愕)
Für den Füllhalter - Pelikan←ペリカンのHP

121025絵付きカートリッジ、単品買い(といっても5本×2箱セット。3.99ユーロでした)で早速購入です。
おサル軸と熱帯魚軸の組み合わせにしましたが、他にロボット/宇宙などの男の子っぽい感じの等、何種類かありました。
入ってるのはロイヤルブルー色インクです。

立ち寄ったデパートでは、ペリカーノ・ジュニアにもこのカートリッジをセットして(本当に、差し込んだまま売ってるのでキャップを取ってすぐ書ける状態で!)売ってたんです。
軸全体がカラー半透明のこのペンにはまさにピッタリで、カートリッジがばっちり鑑賞できて実に可愛らしいのだ。

あまりにも見事な組み合わせだったので感動してそのまま買って帰ろうかと思った私を引き留めたのは
「まったく同じ万年筆が色違いで何本も家にあるじゃないか!(・・・白キャップ旧型を含めると5本・・・)
という事実。


ペリカーノ・ジュニアは、万年筆に凝り出した初期の頃に、非常〜に惚れ込みまして。
いろんなインクを詰めながら、家でも外でもばりばり使っていたのですよ。
今は全部休眠させて、洗浄後にひとまとめで仕舞ってあったのを、異国の売り場でドーンと思いだしたのでした。

長らく手つかずになっていた理由は全く彼らのせいではなく、他に使うペンが増えに増えて出番が激減したからに他ならず。
今回の記事のために一本だけ復活ということでインクを通してみると、やはり名品であることを思い知らされました。

程良い太軸、指先がうまいことハマるグリップの凹み、多少のアクシデントにはびくともしなさそうな硬めのペン先。
と、余計なことを考えずガシガシと大量に書ける仕様になってます。
(紙を走るときの、"滑らかだけどシュルシュル"な手応えがたまりません。)

どの軸も発色クッキリで目立つし、がしゃっとペンケースに突っ込めるカジュアルな樹脂質感も気負ってなくて好きです。

ペン先は、国産メーカーの中字ペン先くらいと考えてよく(私の所有品は個体差がわりとあります。びっくりするほど大玉なペンポイントがついたのも持ってます)、小さな手帳にこまかく書き込むより、スケッチやノート/日記帳への大量筆記用途におすすめな感じ。
これが(日本では)1000円ちょっとで買えてしまうなんて感激です。

ちなみに、少し前に書いた、無印の歯ブラシ立てで使うのもオススメな配色とプロポーション。便利だなー
●過去記事:歯ブラシ立てをペンスタンドにしてみました。

インクは、純正のカートリッジが最もオススメです。
いろんな色が揃っていて、赤軸に赤インク入れて使っていたこともあったなあ。

他社の(いわゆる欧州規格)カートリッジや、ペリカンのコンバーターの場合、「入ることは入るけどゆるくて不安」という程度にはグラつきが発生することが多いです。
私の場合、どうしてもボトルインクを使いたい時には、コンバーターのおしりにノック式ボールペンに内蔵されている小さなバネを詰めて、軸の中で固定するようにしていました。

あともうひとつ、安全な方法としておすすめなのは、カラになった使い終わりのカートリッジに(100円ショップに売っている化粧品用移し用の)注射器を使って好きなインクを詰め替えること。
ペリカンのロングカートリッジなら結構容量があるので便利です。
(注射器噴射で中は綺麗に洗えますのでいろんなインクが使えます。)


B0007OEDDE・・・というわけで、おさらいがてらの解説になりましたが。
この可愛いカートリッジ、「詰め替え用」としても使いたく、からっぽになっても一本も捨てたくない!
の思いで使い始めました。

○ペリカーノ・ジュニアの万年筆、Amazonではこちらから各色購入できます
軸は赤・黄・緑・青の4種類で、線の太さは一種類のみ、銀色のスチール製ペン先です。
大人にも愉しい書き味ですが、もちろん、初めての万年筆としてお子様にもおすすめです。

|

« ドイツでいろいろ買ってきました(文具編) | トップページ | ブレーメン旅の記録まとめ »

コメント

iPhoneから写真を拝見して、カートリッジとは思っていなかったので、驚きました。PCから見て、ようやく理解しました。

プラチナも開き直って「ニンジャ」とか「ゲイシャ」とかのを作ってくれたらいいのに…。何なら、「強力わかもと」などの文字バージョンでも良いです。(笑) (今、『ニンジャスレイヤー』を読んでいます。)

投稿: cretinino | 2012.11.08 10:10

子供向け万年筆に対して、こういう面白いものを発売する力の入れよう、やっぱりヨーロッパなんだなあと思いました。
日本でも、文具好きな大人向けに何か作って欲しいですね〜
私は「リンキン・パーク」がいいです(・∀・)

投稿: ほしの | 2012.11.08 13:14

はじめまして、ペリカーノ ジュニアは本当に傑作ですよね!発色の綺麗なキャップにすぐヒビが入ってしまうところをのぞけば(泣) このカートリッジ欲しいです!こんな綺麗なペンとカートリッジがあったら宿題も楽しくなりそうです。

投稿: reigen | 2012.11.22 00:01

はじめまして。
なめらかな書きやすさとペン先の頑丈さ、飽きないですね〜
この記事を書いて以来、毎日鉛筆のようにがしがしと使ってまして、数年ぶりに目覚めてしまった感じです。
私もキャップ割らないように気をつけなきゃ〜(笑)

投稿: ほしの | 2012.11.22 00:55

コメントを書く

コメントは一度保留され、管理者による承認の後に掲載されます。
書き込みから閲覧可能な状態になるまではお時間を頂きますことをご了承下さい。



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ペリカーノ・ジュニアに可愛いカートリッジインクを付けてみました(文具土産その2):

« ドイツでいろいろ買ってきました(文具編) | トップページ | ブレーメン旅の記録まとめ »