「DAILY PLANNER EDIT―毎日をクリエイティブにする「1日1ページ」手帳術」を読みました。
先日、「おおー可愛いよね」と、ぱっと見のノリで購入したエディットのB7判の手帳。
●関連過去記事:エディットの手帳(小さいほう)を買ってみました。
先日の記事を書くにあたってぺらぺらとめくって眺めているうちに予想以上のレベルで気に入ってしまい…。
いまや、来年コレをどうやって使おうか?という妄想がけっこう楽しいのですよ。
公式ガイドブックも出てると知ったので、こちらも購入してみたのでした。
●DAILY PLANNER EDIT―毎日をクリエイティブにする「1日1ページ」手帳術 ←Amazon
お馴染み「ほぼ日手帳」ガイドブックのほうは、(ほぼ日自体を使わない年でも)わりと毎回買ってるかもしれません。
手帳の形でなくとも、日付を入れてノートに一定量メモを書き込む習慣はずっと続けているので、豊富な実例集がかなり参考になるのです。
エディットも1日1ページ手帳ですから、基本的に従来のほぼ日ガイドブックと似たような方向性の内容なのだろう…と勝手に予想していましたが。
しかしやはりここは独自カラーを出していて興味深いのです。
以下感想メモ。
・文筆業やデザイナーさんなど、クリエイター寄りの職業の人が実例に多い(ような気がする)。
ほぼ日手帳のような、生活密着型な実例とあまりバッティングしないようにしてるのかな?
・そういう人達の、日記兼仕事アイデア帳としての使い方が(さりげないけどこなれたイラストが各所にさらりとはいっていたりして)とても面白いし、参考になる。
・大量に貼りこんで太らせるとかスケッチブックばりに多色なものよりも、地味めだが密度のある(書き込むことで頭の中を整理している)系統の実例が多い。
エッセイ用の観察ネタを、シンプルな絵付でびっしりとページ全体に書き連ねている、しまおまほさんの使い方が面白くて好き。
・付箋やステッカーなどのプラスαなアイテムづかいも、綺麗で見やすい実例が多いところに文具メーカーとしての心意気を感じる。
マンスリーインデックスはノートにも使ってみたいなぁ。
・表紙カスタマイズ例がアートでそのまま売り出せそうな完成度のものばかりで、見入ってしまった。
やわらかさを生かしてスープルの合皮に押す、凹んだ活字の質感がかっこいい。
・さりげなく手帳といっしょに写っている筆記具がどれもお洒落で使いやすそう。
(使用者の職業柄こういうセンスになるのか、編集上あえてコーディネートしているのかはわからないけれど、手帳内容と同じくらい凝視してしまう。)
真似して買ってみたいのが何本もあり、この方面も参考になった。
・自分は方眼より横罫レイアウトのほうが好きだなあ。とあらためて気付いた。
エディットは幅がこまかいけど、横罫なせいで紙面での視界が明るい。
存在感は限りなく少なめのドット罫線なので、文字+イラストの混在書きもスッキリと見える。
・・・というわけで、私自身の「こんな感じの手帳にしたい」様子に近いものが非常に多く、相性が良い内容だと感じました。
今年いろいろと買い込んだ手帳特集誌のなかでは、長く読み返しつつ活用できそうな、数少ない”当たり本”の1冊と言えます。
この手帳特有の使い方指南のような内容ではなく、あくまでも、”日々の考えや行動を練る道具”としての実例が淡々と並んでいるだけなので、全体的な雰囲気は落ち着いていて大人な感じ。
あえて、ほぼ日愛用の方が読むと、デイリー手帳づかいとしての新しい切り口が見つかるだろうし、現状の私のような「普通のノートに日付スタンプ」派にも同じくおすすめです。
手でこまかく書き入れることの楽しさに今さらのように気付くことが出来る、実に有益な手帳本なのでした。
しかしまあ当然のことながら、エディット本体を使ってみたくなる、読後の副作用は覚悟しなければならないのね....
「レギュラーサイズのB6判も買っちゃおうかなあ」という物欲がむくむくと。
モバイル的に取り回せそうなB7との、大小併用も面白そうじゃない?
(特にHow toは解説されてないけど、そんな感じの写真も掲載されていたし)
・・・とかなんとか余計なことを考え始まってます。どうしようかなあ。
大判デイリー手帳を使うことの欠点は、手元に買い置きしてあるたくさんのメモ帳やノートの消化率が激減するということであります。
全く個人的な事情ではありますが、これはこれで大変困る。
この秋冬は珍しく、手帳に試行錯誤してみたい欲があるということは、自分の中になにか前向きな変化があるのかもしれない。
と、いいほうに考え中。
もう少し検討しつつも、試す可能性は大なのです。
(・・・さて、カバーはどれにしようかね?)
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コメント
モレスキンが抜けた穴を埋める大型新人が早速登場!(笑)
当方はドット方眼に興味津々です。
投稿: cretinino | 2012.11.19 19:42
この手帳、ドットの「横罫(わりと細巾)」なんですよー
Moleskineのようなゴム紐付やハードカバー製本タイプと、けっこうクオリティの高いカバー付もありまして、売り場で迷いまくってます。
投稿: ほしの | 2012.11.19 20:04
ぬふふ、やはり購入されましたな、この本。ぬふふふ。
人が書いたノートのイラストとかたまらんので、見てるだけで楽しいですし隅々までじろじろしております!(もちろんあの手帳の物欲はもりもりなので現在カバーて迷ってますよw)ほしのさんも書いていらっしゃいますが、手帳のおとも文具たちも気になってましたw
投稿: コツブ | 2012.11.21 23:51
罫線細いから、ちいさい字をキリっと書けるペン、探したくなるよね〜
掲載してあるのは、なにげない普通のボールペンも多いんだけど、写し方が実に上手いんだなぁ。勉強になります。
いっしょに添えられている、おともフセン達も気になりまくってます。
私は、買うとしたらクロコのやつにすると思います。
どれも色が良いのでここでまた迷ってるんだけれど!
投稿: ほしの | 2012.11.22 00:40
こんにちは~。コメントご無沙汰でした!
私もEDIT買いました~。大きいほうです。
↓これです。
http://ameblo.jp/tsukiniji/entry-11399759128.html
見た目ですっかり心奪われて買っちゃったんです。
本みたいな分厚さが素敵~って。
ご紹介されている本、読んでみたいので本屋さんに
行ってみます~(#^.^#)
投稿: よる | 2012.11.22 15:49
あっ、その製本タイプのEDIT、私もかなり気になってます。
余計な厚みがなくてスッキリしてるのがいいですよね〜
欲しいカバーのもあるんですが、店頭で眺めてみると、ポケットが多すぎて、中身の割にはボリュームが出過ぎな感じもちょっとするので....。
ガイド本、けっこう役に立つと思いますので、おすすめですよ〜。
投稿: ほしの | 2012.11.22 16:49