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2012.11.25

「リンカーン / 秘密の書」を観てきました。(その他作品鑑賞のこまごま)

B007TBCSW6うちの最寄りのシネコンではとうとう日に1回の上映となり、間もなく終了な気がするので行ってきました。
映画「リンカーン / 秘密の書」オフィシャルサイト

昼は大統領/夜は吸血鬼ハンターという売り文句からして、全然普通の歴史映画じゃないところが面白そうじゃないですか。
制作がティム・バートンだし、監督はティムール・ベクマンベトフ(…といわれても良くわからなかったのですが、過去作品は「ウォンテッド」← かなり好きなんですこの映画。)ということで、映像方面の期待値は高めでした。

田舎シネコンゆえに2Dの上映のみだったのがちょっと残念。
おそらく3Dでの場面映えを意識して作ったところが多めだし、この監督さんの、スローモーション多用かつ(流血場面でも)容赦ない劇画調演出は、飛び出して見えたらもっと迫力があるんだろうなと思います。

斧でざっくざくとヴァンパイア退治するので比較的ホラーなシーンも多いのですが、この種族は血の色が赤じゃない設定なので、そんなに人間ぽくないので大丈夫(?)だったのでした。
アメコミのヒーローものっぽい香りもあるので、私は、当初に想像していたよりもこの映画は気に入りましたよ!

リンカーン夫人役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドは、ダイハード4.0で主人公の娘役だった可愛い人なのですが、なかなかの好演だったと思います。


幼い頃に母親を殺された事件が発端で、ヴァンパイア狩りを仲間達と繰り広げる(そして政治活動も並行して行う)生涯を描いた、まあ、文章にするとコメディにすら感じるのですが…
それが実際のリンカーンまわりの史実(奴隷解放運動や南北戦争など)や性格づけとも意外と器用に絡めてエピソードが進んでいくのです。

さすがに、これは現実でありそうだなあ…とまでは全く思わないのですが、物語としてはよく出来てると感心したのでした。
原作小説も本国でそれなり売れた実績があるようなのでちょっと読んでみたくて、翻訳の文庫本をAmazonのウィッシュリストに長いこと入れていたのです。
しかし今回の日本語書籍発売の時点で、Kindleデータの品揃え内に発見。
ヴァンパイアハンター・リンカーン

紙で買う(=今後も長く本棚の面積を占拠する)ほどのものなのか正直、迷うような位置づけの作品ではあったので、電子書籍はこういうときも重宝するなあと思った次第。
面白ければ英語の原作の方にも挑戦してみたいし。
そういうのが電子の本棚の中で気軽に出来るのが嬉しいです。

ちなみに、映画邦題の「秘密の書」は主人公がいつも記していた日記帳のことなのですが、もっと違う、巻物的な秘密文書っぽいものを想像してました。
こうするくらいならカタカナで原作の題名通りにして欲しかったかも。


エンディング曲はLinkin Parkの "POWERLESS"。いい歌だ!
『リンカーン/秘密の書』×リンキン・パーク特別映像 - YouTube

上の映像は監督自らが制作に加わって歌詞に合わせて新たに作成の箇所も加えてありまして、良い具合に映画の内容を伝えてくれる編集になってます。

この曲が流れている作中エンドロールも、血色のインクが紙の上に走るVFXでなかなかかっこいい。
リンキン・パークのファンとしても非常に満足なのであります。


さて、今日までの8日間で実は4作目の映画鑑賞。
新聞屋さんに無料券もらったりシネコンのポイントが貯まったりした分が重なったので、かつてないほどの頻度で通っていました。
古い順でざっくりと感想を述べると(リンク先は各作品の公式サイトです)、

シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語
 ショーを鑑賞する臨場感を出そうとしているせいなのか、立体視の遠近効果が今どきあまり体験したことないレベルな程にきつすぎて、ちょっと3D酔いしました。
 客席ではありえないアングルからもアクロバティックなショーが観られて興味深かったのですが、ハラハラ感はそれほどない(映画として整えてあるからには、最高にうまくいってる演技なんだろうという安心がある)ので集中力が薄れがちだったのが残念。
 やっぱり劇場でホンモノを観たいです。次の機会はいつになるのかなあ。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
 初日に行ってみたら満員で入れなかったという、いまだに大混雑作品。
 でも私はあんまりこのアニメの知識がないので、非常にレビューは書きにくい。(映画は毎回行ってるけれど...)
 今回さらに把握しにくい内容だったので、論評は詳しい人におまかせします。
 宇多田ヒカルの主題歌もすごく流行ってるそうだし、エヴァマニアの人にはやっぱり(理解できて)面白いのかなあこれ…
 直前に上映された「巨神兵東京に現わる」は、素直にうおぉスゴイわと思いました。
 最初、随分長い予告編だと思って眺めていたのですが、短編作品だったのか…と、最後のスタッフロールで気付いたのでした。

ロックアウト
 リュック・ベッソンの「フィフス・エレメント」が好きすぎるので、この作品以来15年ぶりのSFときいてちょっと期待しすぎてしまったかもしれません。
 宇宙ステーション的に厳重管理されている監獄が凶悪犯たちに乗っ取られて人質救出に主人公が向かう、という非常にわかりやすいストーリーなんですけれど、コトが素早く進みすぎてあっという間に終わってしまった感じ。
 話としては飽きなかったけれど、そんなにサクサクと刑務所乗っ取ったり殺しまくったりされてもなあ…と軽めな印象のままに終わってしまいました。うぅむ。
 役者さんは好きな人が多かったのに、主人公以外のキャラクターが影が薄くてさらっとしすぎているのでした。


・・・というわけで、気を取り直しまして。
あとは年末年始の大作(12月は007やホビットなど!)を楽しみに待ちたいと思います。

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