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2012.12.29

「ホビット 思いがけない冒険」と「レ・ミゼラブル」を観てきました。

両方とも2時間を越える長編なのでもちろんハシゴして観たわけではありませんけれど。
ひにちがどんどん遠ざかって忘れないうちに、まとめます。
いつもと同じく、サラっと浅めな鑑賞記録。

映画 ホビット 思いがけない冒険 オリジナル・サウンドトラック映画『ホビット 思いがけない冒険』公式サイト

前々からの期待通り、すばらしい作品でした!満足。
上映時間が170分もあったのだと後から知りましたけれど、面白かったので全然疲れなかったなぁ。

これも三部作になるんだそうで、まだまだ続くんですよね。
内容知らないほうが映画を楽しめるかな?と思ったのですが、何年もかかりそうだし(笑)先日から原作本を買って、世界に浸り始めました!
(といっても「ホビットの冒険」は上下2巻の、文字大きめな岩波少年文庫版。(←Amazon)
 子供の頃に手に取った記憶があるけれど内容はほとんど覚えてなくて。
 今となっては忘れたくない、古風な言葉が散りばめられた訳文は実に心地良し。)
ストーリーとしてはこのあとに続いて、かつて鑑賞したロード・オブザリング:指輪物語:という順番なのでそれも読破したいのですけれど、この世界、道は長く深そうであります。

このシリーズ毎度のことですが、特殊効果がとにかくすごい。
CG技術が昔より進歩したからなのか?(いや、まだ物語の初期だからに違いない)、ゴラムのまんまる眼球がキラキラと透明度を増していたり。
撮影地である、実際のニュージーランドの風景がベースになっているのだろうけれど、虹色っぽいファンタジーな味付けをしている空や野山の美しさといったら!
イキモノ無しで景観だけの画集も欲しいくらいですよ…。

ドワーフ王のトーリンがイケメン(死語)でとても気になりました。
ケイト・ブランシェットは相変わらず美しいなぁ。ホント年取らないよなあ(うっとり。)

「ガンダルフが呼んできたあのトリ、最初から出せば良かったのでは…」
とかすごいツッコミが隣から入りましたが聞かなかったことにしよう。
・・・それでは冒険譚にならんのだよ!

超貴重映像『ホビット 思いがけない冒険』メイキング&インタビュー - YouTube



レ・ミゼラブル~サウンドトラックそして昨日みてきました。
映画『レ・ミゼラブル』公式サイト

ほんとにここまで全編が歌ばかりだと思っていなかったので
(「シカゴ」みたいに劇中歌のような感じで話が進行するのかと思っていた)
初っぱなから結構驚いたのですけれど、豪華な俳優陣と演出でとても良かったです。

歌が事前レコーディングではなく、演技と同時録音なのだそうです。
ジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマンがこの方面も芸達者であるのはなんとなく知っていましたが、アン・ハサウェイの熱演には非常に心打たれました。
髪の毛もあのシーンのためにその場で切ったのだとか。すごいなー
あと、コゼットをいじめまくるテナルディエ夫妻のサシャ・バロン・コーエンとヘレナ・ボナム=カーターが、キャラクターといい容姿といい、これ以上ありえないほどの直球ど真ん中な配役で、ここにも感心...。


今回の鑑賞で、それまで1曲づつでしか知らなかった有名な歌の数々は、
本編ではこの場面で使われる曲だったのか!こういう歌詞だったのか!
と初めて知ることが出来まして、ようやく納得です。

ただちょっと、ミュージカル映画の鑑賞に慣れていない私が悪いんでしょうけれど、長編ゆえに集中力がところどころで切れる。
終盤が鳥肌ものに感動場面の連続なのでそのあたりで回収できたのですけれど、座り疲れしてしまいました。
(あっという間で楽しめた「ホビット」よりは10分くらい短い上映時間なはずなのに…単に趣味の問題ですな。)

約10年前、ニューヨークに行った時にブロードウェイの舞台で鑑賞してとっても感動したのです。
直前に予約キャンセルが出て、役者さんが踏み鳴らすステージから埃がパっと舞うのが見えるくらいな距離の、非常に良い席が取れたのですよ。
うっすらなストーリーの予備知識のみで、当然字幕なしだったので歌詞がほぼわからないにも関わらず、とにかく息をのむほどの大迫力だったことがつい昨日のように思い出されます。
そういう一体感に較べてしまうと、やはりスクリーンを境に遠くから眺めている感じがどうしても拭えず、ミュージカルはなるべく生で観たいなぁ。
機会があればこの作品もまた。と考えています。

それはともかく、アカデミー賞に向けた賞レースで1・2を争う勢いであると聞いて納得。
プロ魂の素晴らしさをみせてもらいました。


今年はもう、これで映画鑑賞終わりかな?
2008年から続けているチケット帳(という名のスクラップノート)によると、本年は22本。
全部がすごく良かったわけでもなく、ブログに書いておくほどじゃないわ..とすら思ったものもちょこっと。

あと一本、とりあえず滑り込めるならばブレイキング・ドーンの最終章を観ておきたいとは個人的に思っているのですけれど、年末にばたばたと行くような感じのものでもないしなぁ。
クリステン・スチュワートが「スノー・ホワイト」監督との不倫騒動を起こして以来、トワイライト・サーガに関しては若干テンション下がり気味。
って、そんなのはどうでもいいかっ(笑)

今回、来年前期くらいに上映予定の予告編をいろいろみることが出来ましたけれど、ブラッド・ピットのゾンビ(なのかよくわからないけどわりと怖そうな)世界終末系ホラーや、トム・クルーズ主演のSF映画や、レオナルド・ディカプリオ+キャリー・マリガンのグレート・ギャツビー等々。

まだまだ観たい作品盛りだくさんなので、これからもせっせと通いたいと思います。

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コメント

この記事に触発され、ホビットの冒険、指輪物語と読書中で、すっかりはまってしまいました。映画はまだみてません。(笑)先日、「中つ国」歴史地図(カレン・ウイン・フォンスタッド著)という本を購入しました。それぞれの物語での行程に沿った詳細な地図や、建物の構造図など、マニアックな内容になっています。おすすめです。(笑)

投稿: AKG57 | 2013.02.03 11:57

ハマる人はすっごいハマるらしいですよ、この物語の世界は!
私の知ってる人のなかでも、大変に博識な方がいらっしゃいまして、影響されてじわじわ詳しくなってきてます(笑)
関連本やグッズも昔からたくさんありますよね〜
しかし、映画も素晴らしいのでそのうち是非みてくださいね。
私も引き続き、読書に励むことにしましょう....

投稿: ほしの | 2013.02.03 15:43

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