「美しい収納術」を読みました。
特集テーマが好きなことが多いのでよく購入している、月刊のCasaBrutusは背のデザインがスッキリと、白地にアルファベットのみで統一されていて、洋雑誌みたいなところが好き。
棚に並べたときの景色まで計算されているところが良いなぁと思います。
コレに限らず、雑誌は(よほどの必要記事のみ)スキャナで電子化して半年程度で廃棄してしまうほうですけれど、まあこうなってしまうと実はあんまり見ない。
倉庫の奥深くに仕舞い込む感覚というか...。
CasaBrutusの収納やインテリア特集は別格に好きなので、リアル本棚からはなかなか移動できません。
それが今回、ここ3年くらいの収納記事をまとめ直したムック本が出ました。
うわーこういうの待ってた!
●Casa BRUTUS特別編集 完全保存版 美しい収納術: STRAGE BOOK (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)
月刊時の感想を今までにも何度か書いていますけれど、ここに載る収納は家主がとにかく、知恵と時間とお金を惜しみなくかけているであろう事が、他誌との違いだろうなあ。
棚や引き出しも、オーダーで作りましたという素晴らしいものが多い。
箱やファイルバインダーひとつ取っても、時間を掛けて納得のいくデザインのものを発見し、徹底的に集めて揃えた統一感の美しさと言ったら、誌面の写真を撫でたくなるほど。
(特に、見えない場所の)収納関連はせいぜい100円均一店モノや、日頃発生する空き箱コレクションでまかなっている(「Apple製品の箱が一番お洒落なので再利用するまで捨てられないわ〜」とか言ってる)レベルでは ← 私です、あまり参考にならないか?と考えてはいけないのです。
手本にするべきはそのセンスと、目指したいと思う気持ちかと。
文具やら本やら、好きなモノが身の回りに集まっている環境を愛する方々には、こういうのもあるんだなあ(いつか真似したいなあ)という実例見本帳として手にとって欲しい気がします。
表紙にもなっていますが、平林奈緒美さんの仕事資料収納アイテムの数々は、月刊掲載時から憧れです。
その他、標本のように小物を収める箱収納法や、小型食器の引き出し内での並べ方、蔵書を使いやすく壁一面に置いていく方法等々。
食品ストック系だと、野田琺瑯の、あの白い箱がぎっしり冷蔵庫内に積まれているページが圧巻。
4個程度の所有でもう使い切れていない自分はおおいに反省です。
琺瑯って、洗いやすいし冷えやすいからもっと活用しないとね…
というわけで、過去のとびとびになった特集誌のほうと入れ替えて、この本を長くとっておくことになりそうですよ。
しかしここにもいくつか掲載されているけれど、壁一面、天井までの造り付け棚というのは、見た感じのスッキリさはとてもかっこいいのですけれど、日頃の埃とりの掃除や、地震対策は大変じゃないかなぁ..
と、一応似たような(といっても小さーい)棚を持っている身としていつも気になります。
●関連過去記事:収納特集雑誌を読みながらもくもくと。
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