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2013.02.26

2月も終わっていくこまごま(ご当地マグとかボールペンとかMacとか)

うちのほうはこの時期、住宅地の間に点在する畑の土が舞い上がって大変なことになっています。
風が吹く間は地平線が茶色く煙っている感じ。
近年ニュースになったあれこれを考えると、土と一緒にどんな成分が...と、ちょっと怖い。
そして花粉濃度も濃いときた!
普段の出不精がますます加速です。

で、なんでこの写真なのかというと、クスリ入れとして結構活躍しているから。
目薬や点鼻薬や飲み薬などをまとめてこのなかに立てて収納し、花粉対抗セットとしてキッチンに置いてます。

これは見たとおりそのまんま、ドイツのブレーメンで買ってきたマグカップです。
「スタバご当地マグ」はコレクションしている人も多いかもしれないですね。
ブレーメンのこれは、全世界ぶんの中でトップクラスの可愛さかもしれないです。
と勝手に考えているほど、非常に気に入っているのですが残念なことに、巨大すぎて飲用には使う気になれず。
(473mlあるらしい。日本人の胃にこのサイズはなかなか…)

花粉薬入れになる前は、手指用のアルコールジェル(手ピカジェルのボトル)を差し込んでました。
コレも存在感ぴったりで、巨大マグに生活密着型薬品収納って意外と相性良しです。
取っ手が付いてるもち運びやすさもあるのかな。
いずれ将来は大規模サイズのペン立てになる予感も。


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先日ここでレビューしたフリクションのボールペンが予想の3倍くらい便利で、毎日のように重宝しています。
●関連過去記事:フリクションのボールペンを使い始めました。

色は薄い(鉛筆グレーの黒だけでなく、青インクもペリカンの万年筆用のような儚さなんだ)けど、そのほうが目に刺さらないので普段のメモに向いてるみたい。
「うおぉ消せる」と毎度おどろきながら楽しく使ってます。
愛用者の皆様からは「すぐインクなくなるから替芯の用意を!」と必ず言われますので、黒3本セットとかそろそろ買っておかなくちゃ。

軸の中をあけてみてわかるんだけれど持ち手部分から下のほうが割としっかり厚い金属部品なので、軽量ながらもほんのり先重なバランスがいい感じ。
リフィルは細身なのでコストパフォーマンスが気になるところだけど、この軸にして良かったよ!


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130105フリクションに並行してというか、ここ数ヶ月で急激に愛用度が高まっているのがスリッチなのです。
(私にとっては、ボールペン界の細字番長。)
Slicci|ぺんてる株式会社 ←メーカーHP

濃いめの発色でクッキリとシャープな線が出るので、能率手帳によく使っています。
特にブルーブラック色がお気に入りなのです。
万年筆書き込みのページにもよく馴染む、目に気持ちの良い紺!
細軸で軽いので、外持ちには今これが一番出番多し。
海外にもバッグのポケットに差して持っていきました。

0.25、0.3、0.4、0.5と4種類も線巾が選択出来る上に、20色以上の本数が。
たとえば、オレンジっぽいものだけでもその名がつくだけで3色もあって、試し書き台の上で凝視してやっと判別できるくらいの微妙な差なんです。色鉛筆感覚ですね。
「適当に何本か買っていこう」となると選ぶのにものすごく時間がかかりますけれど、それがまた楽しいのよね…

0.4が、みずみずしい滑らかな書き心地と線の細さ(とはいえ、疲れた大人の目にもハッキリ見える)とのバランスが一番取れてると判断。
華奢な見かけに反してしっかり堅牢なペン先なところも気に入ってます。

ちょいちょい本数を増やしていくうちに、このごろは地味目な能率手帳の紙面がほんの少しにぎやかになってきました。
グリーンやブルー分野の色グループもなかなか美しいラインナップなので買い足しが進みそう。
ターコイズなんて、白い紙の上に映えて、普段の暗い色インクとのコントラストが絶妙なんですよ。

ニードルペン先な上に、キャップ付だし、軸はかなーり細い。
外見に関しては真っ先に「これは私に合わない」と長年決めつけて試すことすら避けていた条件ばかりなのに、使ってみないとわからないものですねぇ。
気をつけようと思います。
(と、文具に人生を教えられる。)


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ノートやサブマシン(ときには勤務先)でMacを使い始めたのは15年くらい前からなので決して初心者ではないと思う。のですけれど、実はわりと頑固に「自宅デスクトップだけはWindowsメイン」を貫いてきました。

しかし秋あたりから単なる気分転換をしたいという発端で、こちらも今までのWindowsとMacとの使用比率(8対2くらい?)を逆転させてみました。
ものすごい最新マシンを買ったという話じゃなくて、ネットを見るとか文章を書く等の方面の「普段の用事」もMacでやるようになったというシンプルな話なんですけれど、環境が変わってけっこう新鮮。
全てのソフトをいきなりMac版に買い替えたりクロスアップグレードするにはそれなりお金がかかるし、Winじゃないとうまく動作しない用事もあるにはあるので、必要に応じて頻繁に切り替えてますけど。


Win時代に「コレがないと」と思うほど重宝していたソフトも、探せばMac版でも似たようなのがあることもだんだんわかってきました。
6〜7年前にもMac環境に完全移行しようかと思い立ったことがあるんですけれど。
その当時は「やっぱりWindowsの○○○使ったほうが便利じゃん(視覚的にはお洒落じゃないけどさ)」と感じたことも多々発生。
あまりうまくいかなかったんですよね。

現在ネット上にはMac方面の有効なネタや工夫を発信している人は実に大勢存在するので、困っていることは大抵解決できるようになっていて。
こういう情報量の発展も関係してるのかなーと思ってます。

まあ今の時代、どっちかにこだわりすぎるのもカッコ悪いような気が。
そのときどきで便利な方を使っていかないとね。というのが理想。


そんなわけで最近すっかりアナログ道具なブログになりつつありますが、今後たまには「Macってこんなのもあるのね系」の内容の記事も増やしていこうかなと思っている次第です。
Windowsのようにまだ深いところをいじれないし謎な点も多々あるのですけれど、徐々に試行錯誤を重ねつつ立派なMacオタクをめざそうと決意。

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2013.02.19

フリクションのボールペンを使い始めました。

130217

消せる便利さで有名な筆記具である割には、今まで一本も使ったことがなかった気がします。出遅れた!
(評判をコミミにはさんでノック式タイプのブルーブラックを買ってきたことがありますが、直後、家族に貸し出したところすっかり気に入ったようでそのまま進呈。
日頃のメモ帳用に使ってるみたい。)

今や、あまりに種類と色数が多くてわけがわからないので、見た目から入ることにしました。
PILOT | フリクションボール3 ←メーカーHP

「ウッド」タイプはこの他に、木部分が焦げ茶色のと、全体的にオレンジっぽい色味の軸があり。
なかでも、黒-赤の配色がかなりかっこいいので、これは店頭でぶら下がってるのを目撃して以来ずっと気になっていたのでした。

0.5mm線幅の芯が黒・青・赤の3色入っています。
持ち手の木の部分は、さらっとしたあたたかい触感。
太軸ながらわずかにくびれているので手にしっくり馴染み、非常に持ちやすいです。

130217

似たような見かけのジェットストリーム芯入り軸を日々使っているんですが、あちらは、木がシッカリと硬く頑丈な持ち心地です。
表面にも、磨いたような光沢が。 ※上掲載写真の左側
●関連過去記事:ボルドー色の多機能ペンを買いました。


0.5mm芯では太いかもと思っていましたが、予想していたよりは明瞭な線が出ることと、芯先にトンガリ具合のある安定した書き心地があるので、小さめ判型の手帳にも問題なく使えてます。
ぎっしり書く傾向ではない私には、これで満足かな〜。

インクはさらっとしていて(ジェットストリームが比較的ねっとりめなのと対照的な)みずみずしさなので、使いだすと減りは早いだろうなあ…
そうそう、良いことを教えていただいたのですがこの軸は「フリクションボールスリム 替芯 0.38mm」と換装できるのだそうです!
さらにコマゴマと書ける細字を求める方も多いと思いますので、オススメ情報です。


さっそく書いてはこすり、の試し書きをして遊んでますがかなりキッチリと字が消えるんですね。
正確に言えば「摩擦熱で透明に変色する」ということだそうですが。
イラストの下描きに使って、用が済んだらドライヤーで一気に消すというワザをきいていましたが、ここまで消えるなら確かに便利。
(フリクションにはボールペンの他にもフェルトペンや蛍光ペンのタイプもあって使い方いろいろなんですね。)


しかし気になると言えば気になるのは、黒インクの発色がずいぶん薄いことです。
ぱっと見では、シャープペンシルのグレー濃淡系統とあまり見分けがつかなかない存在感。
ジェットストリームのくろぐろと濃い線を見なれていると「だいぶ違う色」と言わざるを得ません。
(他の2色の、赤や青はわりと普通に見なれた範囲内の濃度かな。黒は技術的に難しいのでしょうか。)

130217前向きに考えると、私の場合は、真っ黒よりは鉛筆っぽい濃グレー系であるほうが、メモを初めとする趣味の書きもの用としては愛着があるのは確かなので、"そういうもの"として使っていくことになるのでしょう。
温度によって色が出たり引っ込んだりする、そのインクの性質ゆえに「公文書には使えない」ことが明記されていますが。
言われなくともこの、わびさびな色味では業務上迫力不足(?)なので、他の黒ボールペンとの使い分けは自然と出来る予感がします…。

旅行携帯にも便利ではありますが、くれぐれも、出入国書類書き入れ用には他の黒ペンをパスポートケース内にでもご用意ください。←自分に言い聞かせている。

説明書によると、だいたい60度で色が消えて -10度で消したものが蘇るって、意外と(気象や書類を置く場所の条件によっては)"うっかりすればどうにかなってしまう" 温度だよなあという心配もあるのは初心者ならではの考えすぎでしょうか。
しかしとにかく、面白いし姿かたちは気に入りましたので、今後しばらくの定番道具として側に置きたいと思います!


先日のTV番組に影響されて買う気満々になったのですけれど、同じ人多いんじゃないかなあ(笑)
開発秘話についても「そういえば大昔、お湯を注ぐと絵が変わるカップとか持ってたわ…」等々、懐かしアイテムを思い出してました。

海外でもフランスの小学校で流行しているんだそうで。
確かに、何度も重ね書きが出来ない万年筆用青インクの字消しペンよりは、教室ではフリクションのほうがよほど使いやすいはず。
(昨年行ったドイツのデパートでも大きめな什器に詰まっていて、ここでも活躍してるんだなあと嬉しく思ったのです。
子供仕様でもいいから万年筆タイプのペン先があればいいのにね。
こんな面白いインクならボトルで買ってみたいんですけれど。)


2000円以上するので今までなかなか踏み切れなかったのですが、通販だとちょっとだけお買い得です。
パイロット フリクションボール3 ウッド ディープレッド ←Amazonでポチりました。

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2013.02.12

「よくばり個人旅行! 旅立つまでのガイドブック」を読みました。

よくばり個人旅行!  旅立つまでのガイドブックなんだか知らないうちに2月も半分が近づいてきた!
春に向けてきびきびもくもくと、手帳が埋まっていく日々であります。
頑張りましょうっ


そんな中で、発売を楽しみに予約ポチリしていた本が届きました。
よくばり個人旅行! 旅立つまでのガイドブック ← Amazon

海外旅行前に効率よく楽しい準備をするためのHow toを楽しく教えてくれるコミックエッセイなのですよ。
今までも当ブログで何度か感想を書いてきた、「スーパーマーケットマニア」シリーズ等々でお馴染みの森井ユカさんの本です。
お仕事の取材や観光で、世界中をあちこち飛び回っているからこその豊富な各地情報が面白くて。
・・・でも、どのページもさらりと読みやすい。
仕事の合間の息抜きに手に取るにはとても楽しみかつ心安らいだのでした。

手配/荷作りから始まる、旅の自力組み立てに便利なエピソードが満載です。
なんとなく聞き流していたけれど実はよくわからなかった航空券用語も、ここでようやく把握できました…


イラストは御主人のもりいくすおさんが描いてらっしゃって、この豪華さもファンとしては嬉しいところなのであります。
(森井ユカさんご自身が描かれたのかと思った程なんですが、文章にしっくりとハマった可愛い絵柄にとても和みました。
 「治安のよかった&居心地のよかった都市ベスト10」のページで、カンガルーに撫でられているところの絵が一番お気に入りなのだ!

●関連過去記事:「スーパーマーケットマニア 北欧5ヵ国編」を読みました。


私自身の旅事情はどうかというと、"回数的に"判断すれば決して「海外初心者」ではないのだと思います。
でもホントのところ、パッケージツアーではないものの1カ所にひたすら長く留まるのが毎度のパターンだし、気に入ったレストランは毎日でも平気で行っちゃったりするし、疲れていれば朝ごはんを飛ばして寝ていたりもする等々。
なんというか、旅好きと言うと笑われるかもな「新しい挑戦」に欠ける滞在を得意としているのですよ…
←左サイドバー「最近の特集」内がここ10年近くの旅記録。

しかしとりあえず、特に荷作りに関しては趣味・追究の域に入ってきてまして、家族の出張分等もパッキングしているうちに、自分なりにノウハウ溜まったなーという感じはありで。
なので、非常に本書の内容で頷ける(といいますか、「そうですよね!私もそういうふうにしてます!同じもの愛用してます!」と安堵の気持ちな)箇所もいくつか。
たとえば、無印良品の荷物仕分け袋である「ナイロンたためる仕分けケース」など。(左下写真)

これ我が家では2年くらいかけて全サイズを複数買いまして、今はフル活用中なんです。
メッシュで中身が見えるので、衣類や生活雑貨類を詰めたそのまま、ホテルの部屋の棚や引き出しに格納出来る便利さが素晴らしいのですよ。
旅好きな皆様にも超おすすめな無印アイテムのひとつと言えます。
(1週間近い滞在が多いからというのもありますが、日程中はなるべくスーツケースをバタバタ開け廻したくなくて。
どんなに疲れてても、ホテルに着いたらすぐ部屋の収納に荷物を全部格納するという、変に真面目な引っ越し癖がついてしまった〜。)

森井さんのような正真正銘に旅慣れた方の荷物リストをじっくり眺めたおかげで、次回の荷作り活動の更なる強化が予感できました。


120803しかし!
私に圧倒的に不足している旅スキルを告白しましょう。
「現地で何をするか、どこに行くか、事前に全く計画できない(面倒で)」。

手配やら荷作りをしている間にそれで気分がイッパイいっぱいになって、全然その余裕が持てないのであります。
部屋に着いてからガイドブックを眺めて、とりあえず今夜行くレストランや翌日行く観光名所への行き方を頭に入れるという….
(それ自体も同行者にやらせて私はひたすら上記の荷解き作業や、バスルームの小物整備をやってたりする。)

本書ではこの私の欠点を大いに補って背中を押してくれる、計画構築指南のページがあります。
情報カードや、ノートの上でフセンを活用する方法は、文具好きとしても盛り上がりそうです。
読み込んでいるうちに「これは次回やっておかないと人生の損になる」という楽しい気分になってきました。

早速、プランシートもダウンロードしましたよ!
(私は特に雨女なわけではないのですけれど)疲れてだらだらしたいとき用の「プランB」も織り込みたいなあ。

というわけでとにかく、いつもの事務的な貼りものだらけの私のトラベラーズノート、
こんどこそ「計画」要素で埋まることを夢見ています。

●関連過去記事:トラベラーズノート、シンガポール編できました。+おすすめな旅日記アプリ

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